おはようございます。
2月12日土曜日の朝。
朝たって、まだ5時過ぎ。
いつも5時に起きているので、ホテル泊まりでもいつも通り目が覚めてしまった。
目覚めて朝焼けに照らされた街をみれば今日はいいことありそうなんて気分にもなるが、この時期じゃまだ真っ暗。
早起きは三文の徳と言うが、それは日の長い時期の話で、今時期は早起きして損したなあという気分。
朝5時半の札幌駅南口夜景。
また夜景を眺められるだけ良しとする。
昨夜と違うのは地上に動くものと言えばたまに通り過ぎる車くらい。
◆ 明けの明星から朝日まで
25階の部屋の窓から夜景を見渡していると、東の方向に明るい照明がいくつも集まって、昴(すばる)のような光の集団となっている場所が見える。
何だろうかと気になって地図を見たら、どうやら札幌貨物ターミナル駅構内の照明らしい。
旅客列車と違って貨物列車は24時間運行している。
ああして一晩中煌々と輝いているのだった。
スバルのように見える札幌貨物ターミナル駅の照明。
札幌貨物ターミナル駅が地上のスバルならば、夜空に一際明るく輝く星は金星。
明けの明星(あけのみょうじょう)というやつ。
都会の輝きに負けずに、夜明け前の空に一際強く輝く星。
あとで調べたら今年2022年はこの明けの明星がもっとも輝く年なんだとか。
同じく南東方向5時50分、空に輝く明けの明星。
6時を過ぎると、東の地平線近くの空が赤く染まって来るのを肉眼でも見えるようになってきた。
空は雲が覆っているが、地平線近くだけは雲が切れている。これはもしかして朝日が拝めるかも。
今日の日の出時刻は6時37分。
このまま晴れていてくれえ〜・・・
南東の地平線が赤く染まる。
6時30分、35分、36分・・・
出たぁ〜〜〜!
いま朝日が顔をのぞかせました。
だんだん大きくなり、札幌の街を赤く染めてゆきます。
JRタワーの25階からお送りしています。
何だかアナウンサーの実況みたいになっちゃったけど、部屋で1人舞い上がっていた。
6時40分、JRタワーホテルの部屋から見る朝日。
6時50分、朝日が丸く姿を現すとそのまま雲の中に隠れてしまった。
朝日を見届けてから35階の朝食会場に行く。
◆ SKY J、35階の朝食ブッフェ
35階でエレベーターを降りると入口に係員が立っていて、朝食券を見せると席まで案内してくれた。
案内されたのは西向きの窓側のテーブル。
土曜日でまだ7時前とあっては、まだテーブルもビュッフェコーナーもすいていた。
和洋ブッフェの朝食会場SKY J。
SKY Jは7時前ならば余裕があった。
座るときに椅子を引いてくれたのはさすがに一流レストラン。
実は朝食会場にスーツ姿で行ったので(ネクタイはしていないが)上客に見られたかな?
今回に限らず、前2回のホテル宿泊記もスーツを着て行っていた。
ちょっとスーツ交通氏を真似てみようかと思ったのもあるが、ほかにロクな服を持っていなかったのもある。
「コーヒーと紅茶とどちらをお持ちしますか?」
と聞かれ、食後に紅茶をお願いした。
別に紅茶党というわけではないが、私はコーヒーをあまり好んで飲まないので。
今日は連休中日の土曜日とあってか、他のテーブルにはさすがにビジネスらしい人は見なかった。
35階のSKY Jからの眺め。
ブッフェコーナー、奥は実演オムレツ。
トレーをもってブッフェコーナーへ。
意外と品数は多くない気がする。でもさすがいい食材を使っているなとわかる。
ソーセージなど、そこらのビジネスホテルの物とは大違いだ。
SKY Jの朝食会場案内。
一角はオムレツの実演コーナー。
コックにチーズ入りを1つ頼むと、8分ほど時間がかかるという。頼むだけ頼んで次へ行く。
ここの朝食の名物は海鮮丼。
甘エビとサーモンそれにイクラをこれでもかというほど盛った。
後ろに人が並んでいたらさすがにやりかねるけど、誰も見てなかったので・・・
薬味はワサビと山わさびの醤油漬け。
ちょっと控えめに(?)盛ってきた朝食。
あさから一杯やりたくなるような豪勢な朝食。
この海鮮丼だけで、朝食代のモトを取ったかも。
甘エビ、サーモン、いくらてんこ盛りにした海鮮丼。
窓側の席から見る西側の景色と手稲山。
掘っても掘ってもイクラが出てくる海鮮丼に感動して食べていると、さっきのコックがオムレツを盛ってきた。
このオムレツも焼き立てでチーズがトロ〜リ。
う〜ん、旨いなあ。朝食付きにして良かった。
新たに仲間に加わったオムレツ。
あ〜食った食った。
海鮮丼もう1杯はいけそうだが、あまりガツガツしてもあとで苦しくなるだけだし、これでやめておきます。
頼んであった紅茶を持ってきてもらって、デザートコーナーでミニケーキとメロンアイスを持ってきた。
いいねえ、甘いスイーツと紅茶の幸せなひととき。
海外旅行が解禁になったらイギリスに行ってアフタヌーンティーでもしてみようかな。
紅茶とデザートで至福のひととき。
7時30分、気づくとレストランもだいぶ賑やかになってきた。
それでも半分くらいのテーブルが埋まっているくらいだが。
たっぷり食べてデザートも食べたし、そろそろ部屋に戻ろうか。
来たときはまだ営業前だったが、もう1つの朝食会場『丹頂』は和定食となる。
SKY Jと比べてこちらの人気はいま一つのようだ。
ガツガツしてしまいがちなブッフェスタイルより、定食の方が落ち着いて過ごせるということもあるし、来たときに開いていたらこっちにしていたかもしれない。
◆ チェックアウトまで
部屋に戻るとドアノブに新聞が掛けられてあった。
シティホテルらしいサービス。
どの新聞にするかは、チェックインの際に用紙に記入することになっている。
もちろん新聞無しも選択できる。
部屋のドアノブに袋入りの朝刊が届く。
せっかくなのでお茶を飲みながら久しぶりに新聞を読んでみる。
1面の見出しは“平野歩「金」”。
そういや今は北京オリンピックをやっていたんだな。
うちは新聞なんか取っていないし、テレビすらないので忘れていた。
お茶を飲みながら朝刊を読む。
なんかこうして25階のホテルから街を見下ろしていると、俗世間から隔離されたような気分になる。
世の中の出来事はすべて下界のことだからね。
チェックアウトは11時まで。
それまでこの部屋でゆっくりさせてもらう。
とはいえ、この部屋からの眺めも飽きてきた感はある。
早く言えば退屈になってきた。
車窓と違って変わることがないからね。
東側か西側のトレインビューの部屋だったら、窓にへばりついていたかな。
俗世間と隔離されたような感覚になる。
かといってチェックアウトしても帰るしかないし。
久しぶりにテレビを見ながら部屋をあれこれいじったり撮影してみたり。
ホテルの時間はゆっくりと過ぎて行く。
窓の下にあった謎のつまみ。
開いたら吸気口が現われた。
朝方は雲が覆っていた空は、いつのまにか青空が広がっている。
南側の部屋は日光がガンガン差し込むようになった。
天気予報は雪マークになっているのに、当てにならないなあ。
東の方を見ると、茶色がかった低い霧がスモッグのように広がっている。
部屋の窓から見ていると、その低い霧はだんだん西の方へ流れてきて、山鼻や藻岩山麓まで広がってきた。
南東の地表を覆うもや。
南の山鼻方向まで流れてきた。
ちょっと幻想的に見えなくもないけど、あの中にいたら体には悪そう。
部屋の窓から外を眺めていて変わることと言えばそんなことくらいだった。
贅沢も過ぎれば退屈になる。
10時30分、そろそろチェックアウトすることにした。
そうすると名残惜しくなるものだが、キリがないしもう退散します。
フロントでカードキーを返してチェックアウト。
「ゆっくりお過ごしできましたか?」
「ええ、とても、おかげさまで・・・」
思いもかけずグレードアップしていただいた部屋はとても快適だった。
予約通りのモデレードシングルならばもっと早くチェックアウトしていただろう。
感謝。
ホテルから南口広場まで来れば、さっきまで25階の窓から見下ろしていた場所。
札幌駅南口に立つと、長い旅行から帰って来たような気分だった。
札幌駅南口から見た駅前通り。下界の風景。
地上からホテルの部屋を見る。
3回続きました札幌市内のホテル宿泊記。
3回とも『We Love 札幌宿泊キャンペーン』の『お得を先取り!宿泊前売』を買って宿泊したもので、以前から一度泊まってみたいと思っていたホテルに安く宿泊することができました。
割引キャンペーンでもなければ、おそらく一生泊まることはなかっただろうホテル。
海外旅行はまだ先のことになりそうですが、こんなときだから普段泊まることはないホテルに泊まって旅気分に浸るのも悪くないんじゃないでしょうか。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。