自然一流、施設二流、料理三流の北海道

自然一流、施設二流、料理三流、サービス四流、関係者意識五流

北海道の観光産業を言い当てた言葉である。

かつてはそういう時代もあったのだろうが、たまに道内を旅行して思うのは、飲食店や宿、スイーツやお酒のレベルもかなり向上してきたなということである。

手前味噌ですが、北海道の観光地も、本州の観光地に比べると遅ればせながらだが進歩は見せているようだ。

しかし、そんなこともいっぺんに覆されるような観光地を見てしまった。

そこは函館朝市
道内でも有数の観光都市函館。その中でもトップクラスの観光スポットである。

たまたま仕事で近くへ行く用事があったので、10年以上ぶりくらいだが市場でも覗いて行こうと足を踏み入れたわけだ。

店先の商品を見ながら歩いているとやたらと店員から声がかかる。

「お兄さん、カニあるよ見ていかない?」
「お兄さん、朝食食べたのかい?」
「お兄さん、これちょっと食べてみない?」
「お兄さん、お兄さん、お兄さん・・・」

1丁歩いただけでうんざりした
まだこんな呼び込み商法をやっていたのか。

ススキノだって市の迷惑条例ができて呼び込みはなくなったぞ。

こういうのをうざいと思うか、庶民的とか人懐こいとか思うのかは、人によって評価が分かれるのだろうが、売っている品物は安くはない。

はっきり言ってスーパーで買った方が安い
こういう店で買い物をしたことがないので、物の良し悪しはわからないが、どの店も同じようなものばかり並べて売っている。

カニ、イクラ、メロン、水槽入りのイカ・・・

旬などお構いなしで、年から年中同じものを売っているんだろうな。
まあ、観光客がそういうものを求めるからなのだろうけど。

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 観光客ばかりの函館朝市。

私は生活者なので、どの品の相場はいくらなのかはわかっている。
観光地相場なのは仕方ないとしても、はっきり言ってスーパーの方が季節の旬のものが並んでいるし、普通の相場の値段で買える。

こんな市場など見る価値は全く無いと思った。

もう30年来も変わらないビジネスモデルが、ここではまかり通っているのだった。

変わったのは、客が本州からの観光客ではなく、外国人団体客(どこの国かはご想像の通り)になっていたということ。

函館の文化遺産として残そうとか、お客様に再度訪れて頂こうなどという気概は皆無に等しく、今来ている客に売れればいい、取れるところから取ってやろうという気構なのだな、というのが私の感想である。

まあ、気に入らなければ行かなければいいだけの話なので、この話は終わり。

     

朝市の先には、かつての青函連絡船の岸壁があって、函館市青函連絡船記念館摩周丸という施設があって、かつて青函連絡船だった摩周丸が係留され、記念館として公開されている。

本州と北海道を結ぶ重要航路だった青函連絡船。産業遺産としていつまでも青函連絡船時代を語り伝える施設としても貴重なものだ。

で、この摩周丸の前の広場で、だいぶ前から工事が行われていた。
ちょっとした広場になっていて、かつての連絡船で使われていた錨がモニュメントになっていた場所だ。

連絡船前広場でも整備しているのかなと思っていたが、この日見たら工事はほぼ終わっていて、何やら係船岸壁のようなものが出来あがっていた。

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 摩周丸近くにできた新しい岸壁。

一体何ができたのだろうとググってみたら、『函館港若松地区クルーズ船岸壁』というのができたらしい。
ここに4万トン級のクルーズ船が寄港することになるようだ。

(平成30年度 報道発表資料 函館開発建設部)

ここに『にっぽん丸』などクルーズ船が来るようになれば、寄港地として乗船客でにぎわうことになるのだろう。

結構なことだと思っていたら、別の資料を見て愕然。

(平成29年度 報道発表資料 函館開発建設部)

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 クルーズ船寄港時の函館港若松地区クルーズ船岸壁のイメージ。

何なんだこの摩周丸を覆い隠すような大型船の配置は。

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 摩周丸から港は見えなくなるね (´・ω・`)

摩周丸から港を見えなくするように壁を築かせる、その費用は国に請求する。

・・・どこかの国の某大統領の政策みたいですね。

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クルーズ船の岸壁を作るのはいいが、もうちょっとマシな場所はなかったのか。

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 無造作に置かれた青函連絡船の錨。

自然一流、施設二流、料理三流、サービス四流、関係者意識五流

冒頭の言葉だが、頭をよぎった。

観光客の増大もあって、ホテルや商業施設の建設ラッシュの函館駅周辺。
行政、デベロッパー、様々な事業が目白押しだ。

来年1月には、函館駅前である大門地区の、唯一の大型商業施設である棒二森屋が閉店する。

こんな中で函館駅の横に新たに商業施設がオープンするようで、骨組みも出来上がって工事中だ。
既存の商業施設が採算割れで撤退し、新たな商業施設が入れ替わりに進出する。


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 閉店する大門地区唯一のデパート、棒二森屋。

函館市民からは見放されて久しい大門地区。
周辺はガラガラの有料駐車場ばかり。
少しは無料駐車場として開放すれば、地元函館市民もやって来るのだろうが、関係者にそういう気は無いようだ。

もし、行政と民間が一体になって函館レトロ地区として整備すれば、世界的にもすばらしい観光地として認知されるだろう。
函館という街はそれほどすばらしいものを持っていると私は思う。

しかし行政も民間も、それぞれの思惑で、てんでバラバラに開発を行っているのが現状だ。

関係者意識五流

これからどう変貌するのだろうか。この函館大門地区は。

〜最後までお読みくださいましてありがとうございました。

タグ:北海道旅行
posted by pupupukaya at 18/11/08 | Comment(0) | その他

2018年の旅行の行先を考える

一昨年は北欧、去年はインドに行ったが、さすがに3年連続はどうかと思い、今年は海外旅行はしないか、しても台湾とか香港とかわりかし近いところにしようと考えていた。

その年の行先は、大体は飛行機代が安い行先ということで決めているが、ヨーロッパ方面は、ことしは飛行機代は安くないというのもある。

台湾いいんじゃないか。
鉄道もあるし、列車でぐるりと1周してくるのもいいかも。台湾版新幹線にも乗ってみたい。

札幌から台北までは直行便もあって、9月か10月の後半で検索するとチャイナエアラインなら約4万円、さらにピーチならば3万円台で往復できるようだ。

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9月下旬出発でチャイナエアラインで検索してみたら、札幌ー台北往復38,480円と出た。
何だ、ピーチと4千円くらいしか変わらないんだな。ならば断然こっちだな。

物価も安いんだろうし、下手な国内旅行より安上がりになるかも。
でもまだ先の話だと思っていたが、9月出発とするならばそろそろ決めないとね。

というわけで、今年の行先は台湾にきまりつつあった。

JALだといくらなんだろうと検索すると、こちらは羽田乗り換えで台北まで59,000円だった。
こちらは台北着が完全に夜だし、あまり利用価値はない。フライトマイルが貯まるといっても、台湾までの距離じゃ数も知れてる。

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ついでに、他の路線はいくらするのか調べてみたら、

 札幌 ー ロンドン 168,200円
 札幌 ー フランクフルト 171,190円
 札幌 ー サンフランシスコ 144,890

う〜ん、欧米方面はやっぱり安くならないなあ。

海外への航空便も色々あるが、ここ数年来は往復の飛行機代が10万円台というのを予算としている。
つまり、11万円が上限ということだ。

 札幌 ー デリー 100,500円

インドならば予算内ってところ。
でも去年行ったばかりだし、また行くかぁ?
去年の飛行機代は69,840円だったことを考えると、この値段で行く気はしない。

 札幌 ー シドニー 101,360円

おっと、今年はオーストラリアが安いんだね。
Saver Q というスペシャル運賃か。

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オーストラリア行も過去に何回か候補に上がったものだが、飛行機代の予算オーバーで却下となっていたものだった。
もしかしてチャンス到来か?

Saver Qの発売期間は7/31まで。
しかもサーチャージは7/31発券分までは片道10,500円だが、8月からは片道当たり14,000円に上がるようだ。

でも今年は秋に車検があるしな〜
3年連続の海外旅行になっちゃうしな〜
またお金なくなっちゃうよ。

え〜でもJALで10万でオーストラリアに行けるのは今年だけかも。
関西空港からはケアンズまでLCCがあるけど、あんな飛行機で行くのは嫌だし。

でもお金が〜・・・
でも台湾はいつでも行けるし〜

台湾かオーストラリアか・・・

ああ〜もう

 どうすんだよ!

 どうすんだよ!

 どうすんだよ!

posted by pupupukaya at 18/07/16 | Comment(0) | その他

最近の楽しみ、金曜のビールんぐんぐ大会

金曜の夜は仕事が終わるとよくスーパー銭湯に出かけていた。
ここ最近は主に経済的な面から行っていなかったが、最近また行き始めた。

冬になってから旅行もしていないし、金曜の夜が目下の楽しみかな。

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 金曜日の朝、鶏のモモ肉を醤油、酒、しょうが、にんにくに漬け込む。

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 朝に漬け込んだ鶏肉に小麦粉、塩、こしょうをまぶす。

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 ビニール袋にいれてやれば簡単。

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 よくフリフリする。

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 油で揚げる。

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 油断すると焦げる。

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 魚焼きグリルで油切り。このアイデアはニコ動の某動画から。

さて、酒の肴はできた。

バスタオル、タオル、石鹸などを持って銭湯にGO。
うちは札幌市内でも古くからの住宅街。歩いて行けるところに銭湯がいくつもある。

うちから近いのが電車通りの大正湯、仲通りにある屯田湯。
どちらも昭和時代から時が止まったような古臭い銭湯だ。

今日は屯田湯にした。『山鼻温泉』の看板を掲げる通り自家源泉を持つ銭湯である。

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 『山鼻温泉』の看板も誇らしげ。

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 のれんが内側に架かるので今日は休み?と思いかけるがちゃんとやっています。

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 木札の下足箱が並ぶ。ガラス戸の向こうは番台がある。

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 スーパー銭湯や公共系の温泉とは違って、昔ながらの銭湯は下足箱がお決まりのようだ。

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 入浴料金表。ずいぶんと高くなった。風呂のない所の人は結構な負担だろうな。

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ここのお湯は他の銭湯よりもぬるめなので長く浸かっていられる。
銭湯のお湯ってなんでバカみたいに熱いんだろう。
あと、浴槽が深いのも銭湯の特徴。浸かるときは基本空気椅子スタイル。

すっかりあったまった。汗もたっぷりかいた。

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 脱衣所にある小さな小上がり。

番台脇の冷蔵ケースには牛乳やフルーツ牛乳が冷えている。

が、今日は家でビールとから揚げが待っているのでパス。そのうち小上がりで牛乳でも飲んでみたいものだが。

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 凍てついた帰り道。

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 凍ったタオル。

さあ帰ってきた。ノドがカラカラ。ビールだビール。
さっき揚げた唐揚げは冷めてしまっているので、魚焼きグリルで温める。これでパリッと温まる。

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 さっき揚げた唐揚げとビール。ビールはサッポロクラシック。

さあて、やりますか。
よく冷えたビールをグラスに注いで。

喉はカラカラ、ビールはグラスでシュワシュワ。
グラスを口元に近づけてングング、心地よい炭酸が喉を通って行く。ホップの香り。

ここで天から高倉健さんが降りてくる。
映画『幸せの黄色いハンカチ』の有名なワンシーン。
風呂上りのビールを飲むたびになぜか思い出す。

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 『幸せの黄色いハンカチ』(1977年 松竹)健さんがビールを飲むシーン。

空腹&風呂上りのビール。健康には相当悪いそうだ。
しらねーよ、ほかに健康に悪いことなんていくらでもあるだろう。
こちとら、このビールのために一週間辛抱してきたんだ。なんてくだを巻いてみたり。

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 唐揚げも味が染みていてうまい。自分で作っただけにひとしお思う。

1本目のビールはあっという間に飲んでしまう。2本目を開ける。

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 金曜の夜は更けて行く。 

posted by pupupukaya at 17/03/03 | Comment(4) | その他

一匹狼について

このあいだ勤務先のパートの人に「一匹狼」と呼ばれた。
別に面と向かって言われたわけではなく、話の流れで「○○(私)さんは一匹狼ですからね〜」みたいなことだったが、今までそんなこと言われたことは無かったし自分がそうであると思ったこともなかったのでちょっと驚いた。
別に言った人も悪い意味で言ったわけでもなく、自分の方も悪くではなくむしろ好意的に受け取った。

今まで一匹狼のイメージはというと、仕事はできるがいつも単独で気難しい人、手塚治虫の「ブラックジャック」とか映画なら高倉健さん演じる男とかそんなふうに思っていたし、仕事はピカイチでもそれ以外は破天荒な人みたいで、憧れはするが自分がそうなりたいとは思わなかった。
もっとも、それは映画や漫画の世界の話だし、実際には芸能界やスポーツ界にもそういう人がいたが、われわれ堅気の人には無縁の世界だし、「一匹狼」という言葉は知っていても忘れかけていた言葉だった。

いまの自分のことを考えてみれば、確かに会社の人との付き合いはほとんど無いし(下手すれば誰とも会話しない日もある)、ここ数年は飲み会もほとんど欠席している。仕事もチームワーク的な業務ではないので大体1人でこなしているし、昼休みも毎日1人で過ごしている。そんな姿を見て彼は私のことを「一匹狼」と思ったのかもしれない。

考えてみれば「一匹狼」と呼ばれるのかはわからないが、過去のどこの職場にもいつも1人で行動している人を見た。仕事はきちんとできて、物腰は柔らかく親切で、それでもなぜか一人で過ごしている人。
学校の先生ならば隠れた人気があったような気がする。
でも、自分の持ち場以外のことには顔を突っ込まないし、自分から話しかけたりするわけではないので影は薄い人だった。

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私は人付き合いが苦手だし1人でいる方が好きなので、チームワークでする仕事などまったくもって不適格だと自分で良くわかっているし、仕事以外の話や付き合いも苦手なので、こんな人でもここまでやってこれたのは会社のおかげだと思っています。
もっとも、最初から「一匹狼」を望んでなったわけではないし、今までの環境がこんな自分を作り出したのかもしれません。


Q,なぜ一匹狼になったのですか?
過去に職場の人間関係が辛い時期があって、人間関係って崩れると修復が困難じゃないですか、それならば一旦関係から抜け出して仕事1本でいこうと開き直ったのが始まりです。
そうすると不思議なもので、自分1人が疎外されていたと思っていたものが、むしろこちらからお断りしてるんだと思えるようになり気持ちが楽になりました。

Q,職場でどう思われていますか?
どう思われているんでしょうねえ。陰口くらいは叩かれているでしょうが、幸い本人の耳には入らないので。
自分の仕事しかしないので、人から見ると口も出さない代わりに手も貸さない冷たい人と思われているかもしれませんね。でもヘルプを頼まれれば喜んで引き受けますが。
他人との線引きがはっきりとしているので、ビジネス相手として付き合えば仕事をやりやすいし、相手がだれであろうとも接し方をあまり変えないので上からは疎まれるが下からの受けは良いようです。

Q,いつも1人でイジメられませんか?
俺をイジメようなんて奴がいたらそいつは大したものだ(爆)。
自分も職場では古株に属するほうなんで、いわゆるイジメは受けませんでした。
普段は会話もしないが、仕事上で発言すべきところはきっちり発言していたので、そういうところが気に入らない人からは嫌がらせされましたね。
組織というか社会で1人でやっていく以上避けられない問題でしょうけど。普通の人が1人でやっていこうとしても大抵ここで挫折するでしょうね。

Q,いつも1人で恥ずかしくないんですか?
うるせーよ(笑)
たしかに日本人は1人でいるところを見られることに抵抗を感じる人が多いし、自分もそうだったしね。
べつに毎日会社に遊びに来ているわけじゃないしね。群れに参加しても気疲れするのは分かっているし、仕事も人によっていろいろやり方があるだろうし、変に気を遣うよりは1人の方が効率が良いです(と理論武装しています)。

Q,昼休みはどう過ごしていますか?
弁当男子なんで大抵一人で持参した弁当を食べて、PCでネットサーフィンをしています。天気の良い日はぷらっと散歩に出たりもします。
手弁当は昼食の誘いを断るアイテムとして活用できますね。
毎日同じ仲良し同士で外食に出る人もいますが参加したいとは思いません。話も合わないし、お金もかかるし、逆にこちらが気を遣って疲れてしまうというのもあります。

Q,会社の飲み会は出席していますか?
昔は誘われるごとに出ていたこともありましたが、ここ数年は欠席つづきです。それでも年1回くらいは義理で出席するようにしてますし、同じ部署の送別会くらいは出るようにしています。
お酒は大好きですが別に酒の席が好きなわけではないので。
あと、あまりしゃべらない代わりにビールばかりガバガバ飲むので必ずあとで気持ち悪くなるというのもあります。

Q,会社で群れている人たちをどう思いますか?
自分には関係がないと思っています。群れてないと不安なんでしょうねえ。
あいつらよく観察しているとね、仲良しグループのように見えて上下関係もあるしね、プライベートで遊びに行っても上下関係を保っているし、ようやるなと正直見てて思いますね。

Q,一匹狼のメリットって何ですか?
何といっても気を遣わずに済むのでストレスが少ない。
私語などで中断されずに仕事に没頭できるので仕事が早い。
義理や付き合い事の時間やお金を自分の好きなことに使える。
他言しないと信用されるので、レアな情報をゲットできることも。

Q,会社で合う人、合わない人はいますか?
全員と合わないから1人でいるわけで・・・。それをいっちゃあおしまいだね。
会社だからそれなりに人数はいるので仲がいい人は1人か2人はいます。
また合わない人とは徹底的に関わりたくないです。それがためにあえて全員と関わらないという態度をとっているのかもしれませんが。
もし、身近に合う人とか理解者がいたらその人を大切にしましょう。困ったときに本当に頼りになります

Q,仕事や人間関係で支障はありませんか?
仕事しやすいかしずらいかを訊かれたらそりゃしずらいですね。
一応会社勤めですから、連絡や報告もしなければならないし引き継ぎもある。時には教えを乞うこともあるし。
いくらビジネスライクに徹していてもやはり相手は日本式の会社村ですからね。
一番辛いのは相手によって態度を変えることができない性格なので、時に「合う人」にも私の方からつれない態度をとってしまうことでしょうかね。そんな時は自分も辛いし相手にも申し訳なく思います。

Q,僕も一匹狼になりたいですがどうすればいいですか?
たとえば新入社員で、仕事はマイペースだわ、昼休みは誰とも付き合わないわ、飲み会は出ないわでやっているとイジメられて潰されるか、あるいは「変人」のレッテルを貼られ、まともな仕事はやらせてもらえなくなります。
仕事はきっちりと覚えましょう。会社はビジネスの場、それ以外の付き合いは求めるなというのが一匹狼のスタンスです。
それには仕事はコイツに丸投げしておけばとりあえず安心と周りに思われること、あるいはコイツでなければ出来ない仕事を作ることです。
何度もいいますが、一歩間違えればただの変人です。そのレッテルは退職するまで続きます。
石の上にも三年という諺がありますが、少なくとも3年間は先輩や上司の言うことを聞いて、飲み会も断らずに出席して、辛抱しましょう。
それから仕事以外の付き合いごとをフェードアウトしていきましょう。
ま、色々あったからこそあえて1人という行動を選択しているわけで、なろうと思ってなったわけではないし、またなれるわけでもないとだけは申し上げておきます。

Q,一匹狼で生きるにあたって心がけていることはありますか?
仕事はきっちりやる。
仲間は作らないが敵も作らない。
仲良くしないがトラブルも起こさない。
他人のすることに口出ししない。
同僚や後輩部下の悪口を言わない。
コミュニケーションをとらないかわりに、空気を読め!
挨拶は必ずしましょう。
どんな相手にも丁寧に接しましょう、しかし時には毅然とした態度で。

Q,そんなに1人がいいのなら会社勤めではなく自営業になったら?
うーん、難しい問題ですね。ひと言で自営業といっても色んな形態があるし、正直何をやったらいいかわからないし。
それに独立して一匹狼でやっていくとなると今度は社会や世間様を相手に独立独歩でやっていかなければならないわけで、余程のカリスマでない限りそれは無理ですよ。
会社に属して、会社から仕事を与えられてという自分の立場もよく理解しているつもりです。ですから、こんな自分をクビにせずいままで置いてくれた会社には大変感謝しています。
もし仮に、単独という理由で自分ひとりだけリストラで肩たたきにあったとしたら、それは素直に受け入れる覚悟はできています。私が抵抗してもほかの誰かが犠牲になるだけですしね。そうまでしてしがみつきたいとも思ってはいません。


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一匹狼について色々と書いてみましたが、職場に限らずいるでしょう、どこにでも1人が好きな人が。
中には気に入らないことにはすぐ怒るとか、仕事はマイペースで周りが振り回されるなんて人もいるでしょうが、こういう人は周りが敬遠している「困った人」であって、自我のためにトラブルを起こす人を「一匹狼」とは言わないでほしいものです。

こうしてみると一匹狼もまた楽しい生き方のように見えてきますね。あなたの会社にもいる、いつもデスクで1人昼食を取っている人もじつは1人ライフを楽しんでいるように見えてくるでしょ。

しかし、ホンネはやっぱり寂しいんです。昼休みにぽつんと1人でいる人を見たら、たまには話しかけてあげてください。

タグ:人間関係
posted by pupupukaya at 15/06/20 | Comment(0) | その他

人付き合いはいやだ

昨日は年1回の健康診断の日だった。朝9時からの予約だったので、前日午後9時からは一切の飲食ができない。
毎日晩酌を欠かさない酒飲みにとってはつらい夜で、寝酒も飲めずほとんど眠れなかった。まあ、毎年のことなのだが。

バリウム検査や心電図検査など面倒な検査も終わり遅めの出社となった私だが、いま来週締め切りの仕事を多数抱えていて検査中もずっと気が気ではなかったのだが、同じ作業を並行して進めてくれていたおかげもあって大方の作業は終わりあとは細々した残務的な作業を残すのみとなっていた。



ところで話は変わるが、世の中には本当に困った人間がいるもので、これを仮にKとしておく。
そいつが入社してきたのは今から7〜8年位前だろうか。入ってきたときからちょっとおかしな言動のある奴だったが、それ以外仕事上特に致命的な欠陥があるわけではなく、そのまま採用され、今に至っている。

私はKとは合わないと初めから感じていた。というより、当初からKとは深くかかわらない方が良いと本能的に感じていた。表面上はそんな態度は出さなかったが、同じ会社同じ部署にいるとどうしても組まなければならないこともあるし、そういう時はとにかく腫物に触る様に気を遣った。Kははっきり言って頭は鈍い方で、会話をしているとよくわかる。仕事のあらもよく目につくし、気に入らないことがあるとすぐにへそを曲げた。
私は彼の目につかないところでそれを取り繕っていた。
要はナルシシズムの塊のような性格で、それだけならばどこにでもいるような男だったし、機嫌さえ損ねなければ特に害はなかった。

そんな中何年か経つと、Kは次第に狂気というか異常な性格をあらわにするようになってきた。社内の気に入らない人間、自分の仕事に意見をしてくる人間に対しては異常なまでに敵対心を出すようになった。
まわりはそんなKの言動をよくある人間関係のトラブルくらいにしか見ていなかった。私もそうだった。何より自分が関わり合いになるのがいやだったし、そもそも私の出る幕ではないことだった。

3年ほど前、上司の思い付きかどうかは知らないが、私の属している部署内を班分けしてリーダーを据えるという体制を行ったことがあった。班分けしてもかえって非効率になるばかりで意味のあることとは思えなかったので私は反対したのだが、意見が通ずることも無く班分けが行われた。あろうことにリーダー役が私に回ってきた。私の班の中にはKもいた。

余程私がリーダーなのが気にくわないのだろうか、そのころからKは私に対して嫌悪感を見せるようになってきた。私も班中にKがいるとやりずらいことこの上なかった。
Kのサイコパス的な異常性格はこのころ私を標的にするようになった。班は私を入れて5人いたのだが、うち3人はKを含め同じ高校出身(しかも男子校)ということも助長してか、班の人間関係は私を外したKを頭とする4人の仲良しグループのようになっていった。


 ↑ ※リンクと画像はイメージです。勝手にお借りしました。


リーダー不在のときに業務内容を決定して、帰(出)社したら私は全く蚊帳の外のまま業務が行われるなどしょっちゅう、ひどいときはリーダーの私がいるのにわざわざ4人全員席を外して別の場所でヒソヒソ会議をするなんてこともあった。
班の飲み会もよく行われていたようだが、私に声のかかることはなかった。誘われても行かなかったろうけど。

「おまえら中学生か!」と叫びたくなることもあった。おかげで不眠症になり、酒の量も増えて行った。

半年ほどして耐えられなくなり、惨状を上司に訴えた。ありがたいことに上司はKの性格も私の立場も理解してくれていた。しかし、いまさら班分けを変えることはできないし、とにかく1年間は辛抱してくれということだった。
とにかく、リーダーの座は降ろさしてもらった。それが今できる精一杯のことだということだった。

私の後はKがリーダーになった。実情は何一つ変わるところは無かったが、リーダーの座を降りたことで少しは楽になった。
1年経って弊害ばかり目だって、ほとんど意味をもたらさなかった班分けは崩壊した。上司も異動になり、新しい上司がやってきた。

新年度になり、部署内の体制もまた変わった。席も離れたし、Kともかかわることもまず無くなった。
あの1年を思うと平和な日々がなんとありがたいことかと身に染みた。

このころKはというと、自分より下の立場の後輩や下請けの人となにかトラブっている場面を遠目で見かけた。私はというと、そんな光景を冷ややかに見ていた。というか、それしかできなかった。
しばらくして部署内の後輩が1人、2人と辞めだした。それが100%理由ではないがKとのトラブルが原因と人から聞いた。辞めた1人の後輩からもKの異常さについてあれこれ相談されたが、私ではチカラになることはできなかった。
仲の良かった後輩や、助けてもらったこともある後輩が次々と辞めていくのは悲しかった。何度も言うが、私ではどうすることもできなかった。

気に入らない人間が一掃できたのだろう、Kの捌け口は再び私に向かってきた。
私の仕事内容のアラさがしをして、何か見つけると執拗に嫌がらせをしてきた。いつの間にか私に対する口調はタメ口になり、あからさまに見下した態度になっていた。何度も言うがこれはKの異常性格からきていることなので、下手に出るとますます助長させることになる。
言って聞かしてわかる相手でもないので、私もよせばいいのに、その度に適当にあしらって追っ払っていた。
そのことがKの異常性格の闘争心に火が付いたらしい。

Kの私に対する攻撃は、私の不徳に帰するものではなく、Kの異常性格と被害妄想によるものだと私はその頃には理解し始めていた。
Kがどういう環境で育ったのか私は知らないが、子供のころから今までの環境、親の影響、それに元来の性格の悪さ及び頭の鈍さが加わってこうなってしまったと想像する。


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 ↑ ※リンクと画像はイメージです。勝手にお借りしました。



私は性格にしても仕事にしてもそんなに完璧な人間ではないし、歳のせいで注意力も集中力も鈍ってきたのはわかっている。
今年の冬頃、Kの業務を手伝うという形で仕事をした。もちろんKと関わることも話すことも無かったが。
Kの持っている業務なので私が分担した部分を目にしたのだろう、私がやったところで間違ったところや抜けていたところを見つけて細かいところまでいちいちクレームをつけてくるようになった。
ひどいときは客と電話中にわざと聞こえるように言ってきたり、外から帰社すると机の上にカラフルな附箋だらけの書類が山積みされて『やり直し!』と大きく書かれた張り紙がしてあった。

さすがにこれは頭にきて、再び上司に訴えた。ミスはたしかにこちらが悪いが、だからといってやって良いことと悪いことがある。同じ社会人として最低限の礼儀も守れないのか、というようなことを訴えた。

K本人に直接言っても彼は訊く耳は持たないし、何より火に油を注ぐ結果になるのは明白である。
上司もKは手に余る存在のようで、私には同情してくれた。しかし、クビにするわけにもいかないし、根本的に解決できるわけではないこともわかっている。私も言いたいことを言っただけで、別に解決など期待していなかった。
こういうことになるので、私とKとは関わらせないのが一番良策であると上司にも理解して貰えたのが一番の収穫だった。
いわば、上司公認の険悪な関係となったのだ。

上司からは「それ(互いに関わらないこと)で業務に支障をきたすようであれば会社としても双方許さない」とのお言葉を頂いた。

翌日Kは突然私に面と向かってこう言った。
「いい気になってるんじゃないぞ」
Kはゾッとするような目つきで私を睨んだ。殺意みたいなものを感じた。私は返事もせずシカトした。

Kへは上司から何か言われたのかどうかは知らないが、それからはおとなしくなった。



そこで話は冒頭の健康診断へと戻る。
昨夜の寝不足と、来週の締め切りに無事間に合いそうという安堵感からつい油断した。
お昼休み明けの午後、私は抜けている作業がないかざっくりと見直しを行っていた。単調な作業、つい意識が朦朧としてしまった。

突然作業机を蹴飛ばされた。Kがいた。

K「今居眠りしてただろう」
私「してねーよ」
K「居眠りしてただろう!認めろ」
私「してねーったら。証拠があんのかい」
K「居眠りしてたっ」  ←この時点でバカみたい(-。-)
私「してないったら」「言いがかりつけてくるなよ、いい加減にしろ。今仕事中だぞ!」

Kは言い返すことができなくなって去って行った。Kは公私仲良しにしている某を誘ってプイと部屋を出て行ってしまった。おそらく休憩室あたりで私の悪口を言っているのだろう。
ことあるごとに仕事中に某を誘って部屋を出ていくのはよくあることで、そのたびに仕事を中断させられ、Kの口から呪いや罵りの言葉の相手をさせられるのだろう。某も気の毒なことだ。

それにしても休憩室での彼らの業務は何になるのだろう?『庶務』か『打ち合わせ』という立派な業務になるのかな?

こんかいの出来事で一つだけKに感謝したいことがあった。
最近どうもKとの険悪ムードが薄れてきている感があって、私としてはKとは絶対関わりたくないというのは、この会社にいる限り一貫して変わることは無いので、周りにこの二人を一緒にしても大丈夫と思われると非常に困るのである。
かといって、こちらから因縁をつけるということはいい大人のすることではない。

そんな中、険悪関係を継続させるにあたって、Kみずから汚名をかぶってくれることになったのだ。
上記のやり取りは部署内全員に聞こえていただろう。

Kに因縁つけられることは私にとっては日常茶飯事になってしまっていて、別に痛くもかゆくもない。
この2人、一緒にすると必ず事件に発展するぞと周りが認識してくれればそれで良いのである。

感謝、感謝。


タグ:人間関係
posted by pupupukaya at 14/08/02 | Comment(0) | その他

金龍ラーメン

2013年の正月休みは関西方面へ旅行しましたが、その最終日に大阪のミナミをぶらぶら歩いていたら結構目についたラーメン屋があったので昼時に入ってみました。
大阪ではかなり有名なラーメン屋さんです。

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大きな竜が目印。店内は仕切りがなくオープンなので屋台のような感じ。人通りの多い角地にあるのでランドマークのようにもなっている。

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入ったのは道頓堀沿いにあるこちらの店。どの店も似たような造りになっている。

店のメニューはラーメンとチャーシューメンのみで券売機で食券を買うセルフサービス方式。一人でふらっと入るには良い店だ。

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どのテーブルに椅子が無く、小上がりのような畳敷きになっている。

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ラーメン 600円。具はチャーシューとボイルしたもやしだけ至ってシンプル。白濁とんこつスープだが、見た目と違って薄味であっさりしている。

セルフなので呼ばれたらラーメンを自分で取りに行くが、別コーナーにはライスの炊飯器とキムチと取り皿があって、こちらもセルフで取り放題だ。

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キムチは白菜とニラの2種類でどちらも結構辛い。

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キムチはライスのおかずでも良いし、ラーメンに入れても良い。
スープは薄味だがキムチをたくさん入れるとかなりこってりしてくる。

ここは大阪ミナミ。小上がりに腰かけてキムチとニンニクを投入したラーメンをすすっているとコテコテの夜は更けて行くのだった(今は昼間だけど)。



タグ:ラーメン
posted by pupupukaya at 14/05/17 | Comment(0) | その他

2014年 農試公園の八重桜が満開

会社から仕事先に自転車で向かう途中、農試公園を通ったらちょうど八重桜が満開だった。

ことしの札幌市内桜の満開日が5月1日で、見頃はとっくに終わっているがこちらは満開だ。
しかし、毎年2週間ほど遅れて咲く八重桜はあまり話題にはならないようだ。

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農試公園の八重桜。

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花びらが折り重なった豪華な八重咲きは見事。

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豪華な咲きっぷりとは反対にお花見シーズンの終わった公園はいつも通り静か。

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たれ下がった枝の先に咲く花が手に取れるのが楽しい。

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SL(D51)と八重桜。

2014/5/15

タグ:札幌
posted by pupupukaya at 14/05/15 | Comment(0) | その他

札幌市役所地下食堂 正油ラーメン

最近頻度は少なくなったが、それでもたまに仕事で札幌市役所に行くことがある。
さらにたまに昼時にまたがることもあり、そんなときはさらにたま〜に地下食堂で昼食を取ることがある。

この日食べたのは正油ラーメン。食堂入口の券売機で食券を買い、カウンターでお盆を取って食券を渡すセルフサービス方式。
ここのカウンターは誰も並ばないので、自分のお盆を見失わないようにする必要がある。昔からそうだ。

ラーメンコーナーのカウンターには「玉ねぎ麺カード」と書いた札が置いてあって、食券と一緒に渡すと麺を玉ねぎ麺にしてもらえる。
玉ねぎ麺とは「札幌黄」という品種の玉ねぎを麺に練りこんであって、「ほのかに甘いもちもち麺」と説明が書いてあった。

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正油ラーメン 420円。昔風ラーメン調の具が載る。チャーシューが2枚と値段にしては豪華。

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スープは業務用だろうが化調が効いた普通の正油味。ウエイパーで作ったスープに似ていると思ったが。

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玉ねぎ麺はたしかにツルツルしている。甘みが増しているかは私の舌ではわからなかった。


posted by pupupukaya at 14/04/24 | Comment(0) | その他
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