北海道内の外国人観光客はどこから?グラフで実像を追う

新年あけましておめでとうございます。
2026年・令和8年、本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

私は年末と年始に、何か記事ネタでもないものかと街のほうへ出かけてぶらぶらと歩いてきました。
あまりに多い人出に驚きますが、それにしても外国人が多い。
市電の車内、地下街、狸小路・・・どこもインバウンド(訪日外国人客)の方々で賑わっています。

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 狸小路にて。2026年1月2日撮影。

札幌はオーバーツーリズムというほどにはなっていませんが、街を歩いていると右を向いても左を向いてもインバウンドの方々が目に入ります。

コロナ前のインバウンドといえば、馬鹿でかいスーツケースを2個も3個も引きずって、常に自撮り棒を持って撮影しているといったイメージがあったものですが、今はそういう人は見なくなりました。
あのスタイルは一種の流行だったのか、それともああいう人たちは日本に来なくなった(来れなくなった)のかは分かりませんが、とにかく見なくなりましたねえ。

コロナ前とコロナ後では明らかに客層が変化しているように感じます。

ところで1つ気になるのは、この外国人の皆さんは一体どこからやって来ているのか。
韓国、台湾、中国、このあたりが多いのは街を歩いていて実感していますが、最近はインドネシアを始めとする東南アジア系の方々も増えた気がします。

皆さんどこの国からやって来るのか。
北海道の場合はどの国の方々が多いのか。
いろいろ興味が尽きません。

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 旭川駅、旭山動物園行きバス乗り場の大行列。2025年2月撮影。

マスコミなんかでよく取り上げる外国人観光客の話題といえば、「オーバーツーリズムが〜」とか、「訪日自粛で観光業に打撃が〜」とかばっかりやってますが、こういった素朴な疑問に答えるようなことはしませんな。

そこで個人ブログの管理人である私の出番です。
こうしたニッチな話題、あるいは疑問を解くのが個人ブログの役割というわけです。

調べるといっても、街を歩く人にインタビューして回るわけにもいきません。
仮にやってみたって、札幌市内中心部でおこなっただけでは、サンプルが偏り過ぎて実態は見えてはこないでしょう。

そこで統計の出番です。

ネット上で見つけたのが、北海道庁が毎年出している『北海道観光入込客数調査報告書』というもの。
北海道内の観光入込客数が月別、地域別にまとめられた統計です。
最新版は2024年度。
年は明けましたが、まだ2025年度中なので2025年度版はありません。
今現在の最新の情報ではありませんが、年間の傾向を読み取るのには十分な統計ではないでしょうか。

で、その中にある『月別・国別訪日外国人宿泊者数』の数字を拾って、北海道内の外国人客がどこから来ているのかを調べようと思います。
宿泊者数=来道観光客とは限りませんが、外国から来る以上はどこかに宿泊するわけで、これを実態数としてもさほど違いは無いものと思われます。

元データはエクセルですが、私はエクセルデータなどチョイチョイチョイと朝飯前で加工できますからね。
それで作成したグラフがこちら。
さて、どこの国からの来道客が一番多いのか。

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 令和6年度 北海道観光入込客数調査報告書から筆者作成。

パンパカパ〜ン。

2024年度、北海道を訪れる外国人が一番多いのは、台湾です。
次いで2位韓国、3位中国となりました。
この三国で2/3近くを占めるのだから相当なものです。

北海道内への直行便のあるなしも、大きな理由になるでしょう。
毎日新千歳空港から台湾や韓国への直行便がバンバン飛んでいますから。

元データはこちら。

2024年度国別外国人宿泊者数
国名宿泊人数順位
台湾1,441,6541
韓国1,104,2262
中国1,067,0333
香港431,1274
シンガポール277,5035
タイ251,3516
アメリカ233,7067
オーストラリア161,6718
マレーシア145,7919
インドネシア60,42010
その他611,809 
合計5,786,294 
 令和6年度 北海道観光入込客数調査報告書から筆者作成。
 上位10位のみ表示、あとの国はその他に含めた。

台湾、韓国、中国は、それぞれ年間で100万人以上も北海道にやってくるわけです。
中国が3位とは意外と少ないような気がしますが、中国+香港だと第1位になります。

それにしても台湾が1位というのがちょっと意外でした。どんだけ北海道が好きなんだろう。
台湾の人口は約2300万人。台湾の人は、計算上は16人に1人は毎年北海道に行っていることになりますね。

意外なところでは7位アメリカ。空前の円安ドル高ですからね、日本が人気の渡航先に選ばれてもおかしくはありません。
円高ドル安の時代は、日本が逆やっていたわけですからね。

こうして順位と割合を見てみましたが、街での肌感覚とそう変わらないような気がしました。

    ★    ★    ★

これを今度は月別で見てみます。
2024(令和6)年度中に北海道内に宿泊した外国人数を月別に表したグラフです。

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 令和6年度 北海道観光入込客数調査報告書から筆者作成。

全体的な傾向としては夏場の7・8月が多くなって、もう1つは冬場の12月〜2月が増えています。
中国が12月以降の爆上げがすごいですが、これは中国の大型連休となる春節だからでしょう。
もう1つはコロナで厳しくなっていた中国人向けのビザが、この年の12月から緩和されたことが大きいのでは。

シンガポールが12月に突出しているのも目立ちます。
上のグラフには表示していませんが、同じく12月が突出する国がインドネシアとフィリピン。
東南アジアが12月が多くなるのは、何か共通することがあるのでしょうか。
最近街や電車内で東南アジア系の方々を多く見るような気がしていましたが、気のせいだけでなかったとわかりました。

これもグラフにはありませんが、1月と2月に突出するのがオーストラリア。
こちらはオーストラリア人に人気の、ニセコのスキーリゾート行きでしょう。
特に1月の人数は、香港と並ぶまでになります。

それとは対照的なのが台湾。
特に突出したり落ち込んだりせず、年間を通じて安定して来道する客となっています。

    ★    ★    ★

もう1つ比較のためにグラフを作成してみました。
同じく国別・月別のグラフで、コロナ前の2019(令和元)年度のものです。

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  令和元年度 北海道観光入込客数調査報告書から筆者作成。

中国はやはり春節となる1月が爆上げ。
とにかく短い時期に集中してやって来る方々だということが分かります。
もう少し時期を分散して来てくれれば、オーバーツーリズム問題も少しは解消するのでしょうがねえ。

・・まあこうした傾向は、とかく盆正月に移動したがる我々日本人にも当てはまることではありますが。

台湾がやはり年間を通じて満遍なく来ている感じ。
季節波動が少なく閑散期の需要を埋めてくれる、これは観光業にとっては一番ありがたい存在ではないでしょうか。

2019年度データでは、韓国が7月を頂点に急激に下がって、9月以降は低迷しているのが目立ちます。
これは何かというと、2019年7月に日本政府によるホワイト国除外をきっかけとして韓国内で起こった『NO JAPAN』運動によるもの。
これにより、日本製品の不買、日本旅行の自粛などの反日運動が大規模に展開されました。

その結果は、グラフを見ると一目瞭然。
「韓国人もやるときはやるんだぞ!」
そんなことが伝わってきます。

あと余計なことですが、そんなエネルギーがあるなら、もうちょっと建設的なことに使った方が・・・などと個人的には思ってしまいますが・・。

で、このグラフを見て改めて感じることは、特定の国は政治状況ひとつで訪日客が激減するリスクが常にあるということです。
特に観光業は、あまり特定の国相手に偏ると、大変なリスクを背負ってしまうということです。

前年の2018年度データと比較すると、韓国からの観光客数は各月に渡り、最大で10万人以上もの減少となってしまいました。
しかし面白いのは、韓国からの減少は、他の国からの観光客増加でカバーされていたということ。

こちらは2018年度と2019年度の外国人宿泊者数を比較したもの。
韓国の反日運動による減少と、全体合計の比較でもあります。

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 平成30年度、令和元年度 北海道観光入込客数調査報告書から筆者作成。

韓国からの人数は、多い月だと10万人ベースで減少していますが、合計だと韓国からの減少が始まった8月の減少が大きいですね。
ですが、他の月は影響を受けるばかりか、むしろ上回っている月もあるくらい。

韓国からの減少は、すぐに他の国からの増加によってカバーされた格好になっています。
だから、特定国からの観光客に依存するのはリスクが高く、より多くの国からの観光客を対象とした方が、ビジネス上はリスク回避ができているといえます。

なお、2019年度3月にどの国も激減しているのは、言わずと知れた新型コロナウイルスによるもの。
中国の武漢に端を発する感染症は、この頃には感染者が世界中に広まったため、日本政府も入国制限を発動することになります。
ここから世界中がコロナ下の生活を余儀なくされるわけです。

厳しい入国制限が緩和されたのは2022年10月から。
そういえば外国人観光客を再び街で見かけるようになったのはこの頃だったなあ。
韓国の反日運動も自然消滅したようで、再び訪日客数トップラスの国に戻りました。

コロナもいつかは終わるものだと分かっていたし、そうなればまた外国人客も戻ってくる。
それにしても戻ってき過ぎ・・・とお思いの方も多いことでしょう。
そんなことを不満としてもしょうがないですね。

でも統計を当たって、グラフにして可視化すると今まで見えなかったものが見えてきます。
道内で、あまり外国人で混んだ観光地は嫌だという人は、3・4・9・10・11月あたりが比較的落ち着いているので、この時期の旅行がおすすめだとわかります。

  ★    ★    ★

そういえば今、自国民に日本旅行の自粛要請を発しているアノ国の数字は、今年の春節時期にはどうなるのかな。
その結果は2025年度の統計が発表されれば明らかになります。

もし減少していなかったら、アノ国のメンツはどうなるのか。
結果が出たらグラフを作って、またここで発表しちゃおうか。

〜最後までお読みいただきましてありがとうございました。

posted by pupupukaya at 26/01/03 | Comment(0) | その他

今年のお礼と2025年アクセスランキング

2025(令和7)年も大晦日となりました。
皆様にとって今年はいかがでしたでしょうか。

早いものでこのブログは今年で14年目となりました。
前身の個人HPから数えると22年目。
これほど長く続くとは、本人である私自身が一番驚くばかりです。

聞いたところによると、20年以上続いている個人ブログ・HPは『レジェンド』クラスなのだそうで。
たしかに、私が個人HPを立ち上げた2004年当時お手本にさせてもらったサイトの多くは、2025年の今でも続いているところはほんの一握りです。
やはり個人が発信を続けるのは、相当に難易度が高いことなのでしょう。

私も幾多の困難を乗り越えて・・・
・・ってほどではありませんが、なんとかここまで続けて来られましたし、これからも続けて行こうと思っています。

これだけ長く書き続けるモチベーションを保っていられるのは、いつも読んでくださる皆様のおかげです。 心より感謝申し上げます。

では年末恒例の当ブログ1年間の記事別アクセス数トップ10を見てみましょう。


トップページを除いた記事別のアクセスランキングです。
表中の矢印は前年との比較です。

第1位は『不思議の駅だった張碓駅研究』。
もうこのブログ不動の第1位ですね。もはや看板記事ともいえます。

第2位は『人は遅い車になぜイラつくのか』。
2022年の記事。
そのタイトル通り、長い国道などを走っていると追いついてしまう遅い車にイラついて書いた記事。
憤りを抑えてコミカルな文章としたのですが、なぜかこの記事が2位になっていました。
同じような思いの方が多いのでしょう。

3位の『地平時代の旧旭川駅1 駅舎・ステーションデパート』これも毎年上位定番の記事です。

こうして見ると、人気記事は過去に撮影した写真をテーマに取り上げたものが多くなっています。
撮影した当時は何気ない日常の一コマに過ぎなかった風景も、10年、20年という時が流れることで、貴重な記録になってゆきます。
私がカメラを持って歩いていた風景が、今となっては貴重な記憶、あるいは歴史の一部となっているとすれば、細々とですが22年間続けてきた甲斐があったというものです。

これからも、その時々の記録をブログ記事として積み重ねてゆければと思っています。

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これで今年最後になります。
1年間ご覧くださいましてありがとうございました。

2026年・令和8年が皆様と、そして日本にとって良い1年であることをお祈りいたします。

posted by pupupukaya at 25/12/31 | Comment(0) | その他

今年のお礼と2024年アクセスランキング

1年は早いもので、大晦日となりました。
皆様にとって今年はいかがでしたでしょうか。
私の1年を振り返れば、あまり旅行が出来なかった年でした。
このあたりは色々個人的な事情から仕方がないところではあります。

来年こそ海外旅行がしたいところですが、特にヨーロッパ方面は行くのが難しい状況が続いています。
なかなか終結しないウクライナ戦争による飛行機代の高止まり。
あとは、2年ほど前から続いている空前の円安ドル高ユーロ高。
2010年代にヨーロッパ方面へ行ってた頃は、1ユーロ=100円ちょっとといった感覚でしたが、今では160円以上の水準が続いています。
あの頃は国際線の飛行機代も安く、一番いい時に海外旅行をしていた気がしなくもありません。

国内に目を向ければ、有名観光地はインバウンドが押し寄せて混雑するようになりました。
オーバーツーリズムなんて言葉を再び聞くようになるとは、コロナの頃は思いもしませんでしたね。

一方で鉄道関連での話題はと言えば、こちらも景気の良い話はありませんね。
北海道新幹線の工事は遅れに遅れ、札幌開業は2038年度なんて話も出てきました。
そうなると、札幌に新幹線が来る頃には、私は何歳になっているのだろう・・・

なんだか愚痴ばかりになってしまうので、これくらいで・・・

  ★     ★     ★

2004年から始めた個人サイト時代から数えますと、このブログも20年目となりました。
ここまで書いた記事数は730記事あまり。
サブブログを含めると、もう少しで1000記事というところまで来ました。
個人運営のサイトとしては老舗クラスとも言えます。

最近は個人運営のテキストサイトというのがすっかり減った感があります。
個人運営の配信は、1つはX(エックス:旧ツイッター)を始めとしたSNS、もう1つはYouTubeを始めとした動画配信サイトがメインになったようです。
私はSNSはやりませんが、毎日気づけば動画配信サイトを巡回しているほど動画全盛になりました。
そのせいかはわかりませんが、当ブログのアクセス数も減少傾向となっているのは少々寂しいところ。
それでも毎日多くの皆様に読んでいただいているので、それを励みに今後も続けて行こうと思います。

では今年1年間の記事別アクセス数トップ10を見てみましょう。
トップページを除いた、各記事別のアクセス数(PV数)を多い順から並べたものです。

2024年記事別ページビュー・TOP10
(2024/1/1〜12/31、Googleアナリティクスで集計)
順位変動タイトル
1位不思議の駅だった張碓駅研究
2位地平時代の旧旭川駅1 駅舎・ステーションデパート
3位2023年夏フィンランド旅行記3 トラムに乗って
4位2019年冬フィンランド旅行記4 サンタクロースエクスプレス
5位平成時代、懐かしの旧函館駅
6位1999年 駅ビルが無かった頃の札幌駅
7位ちょっと昔の札幌を振り返る
8位人は遅い車になぜイラつくのか
9位急行利尻で稚内へ
10位平成時代の改札口を見る

順位の矢印は、前年と比較した順位の上下を表し、『初』はトップ10初登場です。
今年は記事別のアクセス数に変化が見られました。

1位はやはり“張碓駅”。
2016年の記事ですが、もう数年来アクセス数トップクラスの記事。
ほかに取り上げているところが無いせいでしょうが、この張碓駅人気はどこまで続くのでしょうか。

いきなり3位に初登場したのが2023年フィンランド。
続いて4位は2019年フィンランド。これは去年は9位だったものがランクアップしたものです。
お金のかかっている海外旅行記事が上位に来るのは嬉しいことですが、理由はわかりません。
最近はフィンランドがブームなのでしょうか。

意外なところでは9位の“遅い車”。
2022年の記事で、意味なくトロトロと走っている車が増えてきたことに頭にきて書いた記事だったと思います。
googleで『遅い車』で検索するとこの記事が上位に来るので、世の中には筆者と同じことを思っている人が多いのでしょう。

それ以外のアクセス傾向としてはこうなりました。
※アナリティクスで把握できた分なので必ずしも正確ではありません。

【年齢層】
25-34歳:29%
18-24歳:21%
35-44歳:20%
45-54歳:19%
55-64歳:8%
65歳〜  :3%

【性別】
男性:72%
女性:28%

【デバイス別】
モバイル:62%
PC:36%
タブレット:2%

当ブログ読者の中心層は、20代〜30代の男性といったところでしょうか。
スマホで閲覧している人が多いことになります。
若い人が多いのがちょっと意外でした。

もうちょっとスマホ向けのカスタマイズしたいところですが、そこまで時間が取れないことと、そちらの知識が疎いこともあって放置となっています。
そのうち見やすくしますので、どうかしばらくは現状をお許しください。

これで今年最後になります。
1年間ご覧くださいましてありがとうございました。
またコメントを寄せられた方々にもこの場を借りてお礼申し上げます。

2025年・令和7年が皆様と、そして日本にとって良い年でありますことをお祈りいたします。

posted by pupupukaya at 24/12/31 | Comment(0) | その他

ブログ20周年を迎えて

新年あけましておめでとうございます

2024年、令和6年、平成36年、昭和99年、皇紀2684年。
今年も当ブログ、PUPUPUKAYA WORLDをよろしくお願い申し上げます。

今年は元日から、能登半島や北陸地方で大地震が発生し、大変な年明けとなってしまいました。
能登半島地震の被災者の方々には心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲者の方々には哀悼の意を表します。

私にできることといえば、上記の通りお見舞いの言葉を差し上げることと、金銭面でほんの僅かな寄付をすることしかできません。
一刻も早い復旧・復興をお祈りいたします。

さて、今年は当ブログが、個人サイト時代から含めて20周年となる節目の年になります。
20周年といっても何か特別なことがあるわけではありませんが、今までの20年間を振り返り反省し、また新たなブログ記事を送り出したいと考えております。

皆様今後ともお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。


 ◆ 20年前の初心に帰って

いまから20年前、2004年はどんな年だったんだろう。
自分は一体何を考えて、感じて生きていたんだろう。

そんなことをちょっと振り返ってみようと思い、過去記事が記録に残っていないかと探してみました。

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 ↑ 現存している個人サイト時代のトップページ(スクショ)

で見つけたのが、2004年当時『雑記』として、メインコンテンツの旅行記や鉄道ネタとは別に書いていたコラムのような文章。
それをここにご紹介したいと思います。

文章など書き始めたのはこれが最初だったこともあり、文章力が稚拙なのはご容赦願います。

◆ はじめに:2004年2月29日
旅行の写真やらが何やらがだいぶたまってきて、どうせなら他人に見せてやろうという気持ちでホームページを作った。
最初は、ただアルバムのように画像を並べて、ちょこっと紹介文などを添えてやろうくらいに思っていたが、
段々に凝ってきて紀行文めいたものまでになってしまった。
素人の作品で、文章も構成もまるでなってないと思う。まあ、趣味でやっているんだし、気楽にやろう。

◆ 札幌立ち食いそば考:2004年4月11日
札幌にはあまり立ち食いそば屋が無い。いやあるにはあるのだが、数も少ないし店舗も減る一方だ。最近ファーストフード風のうどん屋が増えているがこれは違う。

立ち食いそばファンの私には寂しい限りである。立ち食いそばといっても実際は座って食べるところがほとんどであり、本当に立って食べるそば屋は何軒もないのではないか・・・。あれは立って食べるから良いのであって、座って食べるならもう少し良い店で(ラーメンとか)食べるからいいやという気になってしまう。

一方、札幌には無いが、立ち食いカレーというものもある。なかなか便利なのだが、立ち食いには皿は似合わない。やはり丼でなければだめだ。はた目にもどうもしっくりこないのである。

札幌で1番はやはり、地下鉄のホームまで匂いがプンプンしている大通駅のコンコースにある店だろうか。旨いし、いつも混んでいる有望な店なのだが、ひとつ難点がある。人通りの多い通路にあるため常に落ち着かないという点である。いくら立ち食いとは言っても食事中に背中で往来するのはやはり落ち着かない。せめてノレンでもかけて世間様と遮断してはくれないものか。立ち食いそばは、お嬢様方など立入れぬオヤジたちの聖域なのである。

この点が解決されれば、五ツ星の店となるであろう。

◆ マズい食べ物:2004年6月6日
先日、仕事先近くで昼に入った店には参った。鍋物とうどん専門と看板にあるが、何でもやっていそうな要するに田舎のドライブインなのだが、店に入ると今日は手打ちそばとラーメンしかやってないと言う。店のおばさんが言うには「もりそばは一切味のごまかしがきかないですから」と言うのでもりそばを注文した。

しばらくして出来上がってきた。手打ちと言うのは本当らしい。太さのまちまちな切れっ端ばかりの麺である。そばツユもかつお風味の薄いだしである。小鉢が付いていて、ウドの酢の物なのだが、甘い。酢の物と言うよりウドのジャムといった感じだ。トーストに合いそうだ(笑。

別にまずいもの食わされて怒っているわけではない。むしろ逆である。うまいものなど、たまに食べるからいいのだ。毎日うまいものを食べていれば飽きる。体にも良く無い。たまにはこういうまずい物をたべて戒めとするべきである。だから、もりそば代600円也は食事代ではなく授業料として納めてきた。

◆ 私の禁煙日記:2004年6月27日
私がタバコをやめたのは今から6年前の正月である。それまでは8年間毎日1〜2箱くらいの本数を吸っていた。なぜやめたかというと、最大の理由はお金である。年間のタバコ代を計算して愕然とした。

やめた当時のタバコ代はたしかセブンスターが1箱230円だった。それを1日平均1.5箱として365日毎日吸っていると年間で12万5000円にもなる。フリーターだった当時、年間12万という出費は大金である。それが文字通りケムリとなって消えているのだ。まったく馬鹿馬鹿しい。部屋中がヤニで真っ黄色。じゅうたんは焼け焦げだらけ。もう最悪だった。

しかし「今日からキッパリとやめます」とはならず、やめたいやめたいと思いつつ1年くらい過ぎた。元日からタバコを吸わないことにして、大晦日に好きだったセブンスターを数箱買ってきて、イヤってほど吸った。それこそケツからヤニが出るほど吸いまくり、年が明けると同時にタバコとライターをすべて処分した。禁煙初日はわりと楽に過ごせた。これならなんとかタバコなしでも生きていけそうだと思ったものだ。

だが、2日目・3日目がいけない。ニコチン切れの禁断症状なのか、もう正気ではいられない。七転八倒の苦しみである。10分おきくらいにタバコの衝動に駆られる。そのたびに「フンガー」とか「オリャー」とか叫び声をあげてしまう。龍拡散をストローで吸い、プハーと粉を吐くのは結構効果があった。これが体に悪いのかは知らないが、もうとにかく煙をはいてみなければどうにもならなかった。もう禁煙はやめよう、しかし今日のところはとにかく我慢しよう。毎日その繰り返しであった。

そんな毎日をなんとか乗り越え、1週間ほどして何とかタバコの無い生活にも慣れてきた。カレンダーを眺めて「今日で禁煙○日目か」などという余裕もでてきた。

体にも変化が現われ、まずヤニ臭いのが無くなった。前はちょっと走っただけでゼイゼイ息切れしていたのだが、息切れしなくなったのは驚いた。そのほかには、外出するときタバコの火の始末を心配することがなくなった、など良いことずくめである。

それでも時おりタバコの衝動に駆られる。1週間目や1ヶ月・1年目といった節目は「これだけ我慢したのだからここで1本くらい」という落とし穴があるので注意が必要だ。

しかし肝心なのは、1本くらい吸ったくらいで禁煙をあきらめないことだ。じつは私も6年前にやめたと書いたが、それ以降通算20本くらいはタバコを吸っている。要は常習性がなくなったことを以って良しとしたのだ。タバコは買わないと決めていたので、すべてもらいタバコである。たまに酒の席なんかでタバコを吸うと、口中いっぱいにヤニ臭さが広がるのでうんざりした。たまにタバコを吸うことで改めてタバコのマズさを思い知るのであった。

もう3年ほどタバコは1本たりとも口にしていない。むしろ今ではすっかり嫌煙家となってしまった。タバコの臭いが苦痛以外の何ものでもないように思うようになった。しかし過去に散々タバコを吸ってきて、禁煙に成功したとたん嫌煙家に転向するのはとてもイヤらしい気がする。表向きはタバコは迷惑ではないという顔をしてるが、本当はあの臭い自体もう我慢できないくらいイヤなのである。

◆ またオリンピックかよ:2004年8月11日
毎日北海道とは思えないような蒸し暑い日々が毎日続いている。さて、いよいよアテネオリンピックである。

実を言うと、私はスポーツ全般は、ほとんど興味がない人間で、スポーツとはするものであり、見るスポーツは単なるショー鑑賞だと思っている。サッカーも高校野球もワールドカップもオリンピックも全くと言っていいほど興味がない。疎い。ついて行けない。プロ野球も巨人が負ければ面白いと思うくらいであって、試合などはどうでもいい。

オリンピックに関するテレビ番組や新聞などはほとんど見ることはない。見たとしても、そもそも興味がないので、見た内容を覚えているはずもない。こんな具合なので、毎回オリンピックの時期になると憂鬱である。一人でテレビを見るときは好きな番組を見るが、そうでないときはオリンピック観戦に付き合わされる羽目になる。会社とかでオリンピックの話題になっても、話題に入って行けない。

そんなわけで、私のようなズレている人間は、毎回オリンピックが始まると1日も早く終わってほしいと祈る毎日がつづく。

・・・こうして改めて読むと文章がえらい文語体ですね。
これは紙の本である小説やエッセーからの流れでこうなったもの。

それと、立ち上げ当初は数行書くのがやっとだったのが、回数を重ねるにつれて長い文章を書けるようになったことがわかります。


 ◆ 20年選手から初心者へのアドバイス

よくブログを始めたいが文章が書けないという声を聞きますが、誰だって最初から上手な文章なんて書けないものです。
下手でもいいから、数行でもいいから、繰り返し文章を書くというのが上達の王道なのではないでしょうか。

あとこれもよく聞くことですが、ブログやサイトを立ち上げても、アクセスがほとんど無いために失望してやめてしまうというもの。
残念なことですが、星の数ほど生まれて星の数ほど消えてゆく(あるいは放置したままになる)のが現実です。

ここで20年続いた私から、個人ブログ・サイトを長く続けるコツというか秘訣を言わせてもらえば、それは見返りを求めないということでしょうか。

ブログなんか始めると、アクセス数広告料収入読者からのコメント、いろいろ気になることばかりです。
こういったものは、せっせと文章を書いて投稿した見返りというものです。

始めた当初は、これら見返りが思ったほどなくて、もうやめてしまいたくなるでしょう。
手っ取り早く反応が来るSNSなどとは違うところです。

だけど、書いたことへの見返り期待をちょっとやめて、自分は書きたいから書いているんだという風に気持ちを置き換えれば、それ自体がモチベーションになります。

読もうと読まれまいと関係ない、自分はこれが書きたい、これを訴えたい、そうしたことを続けているうちに賛同者や、あるいはあなたの発信する情報を必要とする人たちがやって来るのだと思います。

  ★   ★   ★

・・以上つらつらと、20周年にして思うことを偉そうに書き連ねてしまいました。
かく言うこのブログも、アクセス数や広告料収入も人様に言えるほどではないわけで・・

まあでも、商売としてやっているわけではないので、また収入は本業(会社勤め)のほうで賄えているので、このブログは趣味としてのんびりと、また末永くやっていこうと思っています。

それでは最後までお読みくださいましてありがとうございました。

2024年が皆様にとって良い年であることを、心からお祈り申し上げます。

posted by pupupukaya at 24/01/04 | Comment(0) | その他

来年20周年を迎えます&年末のご挨拶

このブログ『PUPUPUKAYA WORLD』は、当初の個人サイト時代から数えますと、来年(2024年)で20周年を迎えます。

前身である個人サイトは、2004年2月に今はなきYahoo!ジオシティーズで開始しました。
その後サーバーを2度移転し、2012年からはブログに移行し現在に至っております。

思えば立ち上げた当時は個人サイトが全盛でしたね。
数あるサイトを巡回しながら、自分も何か発信したいと思い立ってワードに画像を張り文章を付けて公開したのが始まりです。

あの頃は壁新聞のような感覚で、飽きたらやめるくらいのつもりでいました。
それが20年続いたのだから、まったく何が続くのかわからないものです。

個人サイト時代から現在のブログまで、当初から旅行記と鉄道に関するニッチネタを取り上げてきましたが、これは今でも変わっていませんし、これからも変わらず続けるつもりです。
いつまで続くかはわかりませんが、今後ともひとつお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

  ★   ★   ★

次に年末にあたり、当ブログ今年1年間の記事別アクセス数トップ10を見てみましょう。
これはトップページを除いた、各記事別のアクセス数(PV数)を多い順から並べたものです。


オリコン風に、前年比較の順位の変動を入れてみました。
去年と比較してみますと、1位と2位が不動、3位から8位までも順番が変わるも連続ランクインというのがちょっと驚きです。

9位に初ランクインしたのは、当ブログでは意外とアクセス数が稼げないと思われていた海外旅行記事。
しかも2019年のフィンランドとは・・
今年のフィンランド旅行記はどこへ行ったんやら。

しかし見事に過去記事ばかりですね。

今年1年間に公開した記事は本記事を含めて38ありますが、その中で最高順位はどの記事になるのかちょっと探してみます。
ずう〜っと下の方へ行って・・・ありました。


今年書いた記事が過去記事に埋もれてしまうのは少々寂しい気がしますが、仕方がありませんね。
これが当ブログ1年間の成績表です。

最後に、今年1年ご覧くださいましてありがとうございました。
またコメントを寄せられた方々にもこの場を借りてお礼申し上げます。

2024年・令和6年が皆様と、そして日本にとって良い年でありますことをお祈りいたします。

posted by pupupukaya at 23/12/31 | Comment(0) | その他

今年のお礼と2022年アクセスランキング

早いもので2022(令和4)年も今日で終わります。
私個人的な話では、今年は出張が多かったのでホテル・旅館暮らしが多く、あっという間に過ぎ去ったという1年でした。
何だか春や初夏に、知床や稚内を旅行していたのがついこの間のことのような感覚です。

コロナウイルス禍も今年で3年目。
マスクや手の消毒も習慣になってしまいましたね。
私自身は幸いなことにまだですが、コロナにかかる人も周りに普通に出てきました。
もう収束することはないのでしょうか。

一方では今年春頃まで続いていた移動制限もなくなり、海外からの渡航制限も緩和されたようです。
最近は街中で、久しく見なかった外国人旅行者をよく見かけるようにもなりました。なんだかんだ言って日本が一番人気なのでしょう。
私も2019年のフィンランド行き以来、海外旅行はずっとおあずけでしたが、来年こそはと思っています。

このブログも今年でちょうど開設から10年になりました。
当初は鉄道旅行や海外旅行がメインのつもりでやっていましたが、いろいろ書いているうちに国内旅行記や鉄道ネタなど色んなカテゴリが増えてきて何がメインだかわからなくなってきた感もあります。
でも、今後も旅行記だけでなく、いろいろ思いついたネタを記事にしていこうと思っています。

ここで年末のご挨拶を兼ねて、当ブログの1年間アクセスランキングを発表しましょう。

 ◆ 2022年記事別ページビュー・ベストテン
(2022/1/1〜12/30、Googleアナリティクスで集計)

1位 ...1999年 駅ビルが無かった頃の札幌(2014/5/25)
2位 ...不思議の駅だった張碓駅研究(2016/2/28)
3位 ...ちょっと昔の札幌を振り返る(2020/5/4)
4位 ...平成時代、懐かしの旧函館駅(2019/3/30)
6位 ...国道230号 定山渓〜中山峠の旧道(2020/9/6)
7位 ...最盛期の札幌市電ダイヤ(2013/6/5)
8位 ...平成時代の改札口を見る(2019/4/27)

こうして見ると、見事にお金のかかっていない記事ばかりですね。
このブログは特に時事ネタを扱っているわけではないせいか、過去記事へのアクセスが多いのが特徴です。

どの記事も記事にかかわるキーワードをGoogle検索すれば上位にヒットするので、検索サイトからのアクセスが多いことがわかります。

一番お金がかかって、かつ精魂込めていた海外旅行記はどこにあるのでしょうか。
ずっと下の方へたどってゆくと、見つけました。

39位 ...2004年ロシアサハリン旅行記(2019/7/1)

上は2019年の記事ですが、中身は閉鎖した旧HP時代にアップした2004年の旅行記のリメイク版です。
他の海外旅行記事はというと、41位 2017年インド旅行記66位 2019年冬フィンランド旅行記とランクではずっと下の方になっています。

これは海外旅行記が不人気というよりは、他にも競合があってその中に埋もれてしまうというのが大きいのではないでしょうか。
誰でも海外旅行クラスとなれば、何かしら旅行記を書いてみようと思うでしょうし、旅行記の投稿サイトもありますから。

逆に言えば、ググっても検索結果が少ない、他に取り上げているところが少ないネタが、ページビューの稼ぎ頭となるようです。
実際当ブログも、過去に書いた記事が長くドル箱記事となっていますから。

もしこの記事をご覧の方で、ブログを始めたい、あるいはブログやっているがPVが増えないなどという方がいましたら、ググってもなかなか出てこないネタを記事にしてみることをおすすめします。

あと端末別のアクセス数はこちら。

PC ....40%
モバイル ..60%

圧倒的にスマホ等からのアクセスが多いようです。
このブログはPCで作成していますのでPCでのデザインや見栄えばかり気にしていますが、今後はスマホからのアクセスも意識して作成しなければなりませんね。


最後になりますが、今年1年ご覧くださいましてありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
2023年・令和5年が皆様と、そして日本にとって良い年でありますことをお祈りいたします。

posted by pupupukaya at 22/12/31 | Comment(0) | その他

人は遅い車になぜイラつくのか

最近の傾向なのか昔からあるのかは知りませんが、長距離運転をしているとよく遅い車に出くわします。
出くわすというか、追いついてしまうのですが、こんな車はさっさと追い越してしまいたいところです。

ところが、カーブの多い場所や追い越し禁止区間だったりするとそうもいかず、遅い車の後ろについて走り続けることになります。
得てしてこういう遅い車の後ろは後続車が次々と追いつて、いわゆる大名行列と呼ばれる車列が出来上がるものです。

DSCN4669.JPG
 大名行列となった国道。

遅い車のすぐ後ろについたのならば、機会を見つけて追い越せば良いのですが、大名行列に並んでしまった場合はどうにもならなりません。
先頭を走る車も脇によけて後続車を先に行かせればと思います。
しかし、後方は我関せずなのかミラーなど一生見ることがないのか、堂々とマイペース運転を貫くのがこの手の車でもありまして。

一応道路交通法によれば、速度標識のない一般道の法定速度は60km/hとされていますが、国道クラスの道路になると、70〜80km/hで走行するのがストレスもないし流れもスムーズと言えます。
そこを法定速度の60km/hで走っている車は、どうしても遅い車ということになりましょう。

DSCN1100.JPG
 一応これが一般道の法定速度(画像は自動車のではありませんが)。

法定速度を守って走っているのだから、遅いと文句を言われる筋合いはないでしょうし、こちらも文句をつけることはできません。

別に60km/hでも、それはそれでいいんですよ。
ずっと一定速で走ってくれればね。

例えばトラックも遅い車のひとつですけど、あれは会社の決まりで法定速度遵守なのと、どこで何キロ出したかも全部記録に取られているので仕方がないことです。
それに、トラックは一定速で走っているので、後ろについたら車間を広めに取ってまったりと走行し、どこか追い越せる場所に来たら追い越せば良いわけです。
譲って先に行かせてくれるドライバーも多いですしね。

で、ここで取り上げるイラつく車とはどういう車でしょうか。
それは、一定速で走れない車。

遅いのでどこかで追い越そうかと思っていたら、だんだん人並みにスピードを上げたり、かと思うと意味のない減速をしたり。
カーブや上り坂で速度が落ちるのかというとそうでもない。
よくいますよね、何でもない場所で、本当に意味のない減速を繰り返す。

だからって車間を詰めて煽ったりするのはもってのほかです。
危ないし、パトカーに見つかったら煽り運転で捕まります。
危険運転です。

それに、ミラーを一生見ることがない相手に後ろから煽ったって意味ないと思いますよ。
せいぜい追い越すときに中指立てるとか?
(それもやっちゃいけません)

aori_unten_mark.jpg
 煽り運転のイメージ。

私は仕事でもプライベートでも長距離を運転することが多いので、長く運転をしているうちに遅くてイラつく車の法則というか傾向というものがある程度わかって来ました。

イラつく車の法則。
それは、加速と減速を繰り返す車。
アクセルを踏んで加速し、一定の速度になったら緩めて減速するという運転。

例えば、70km/hくらいまで加速したらアクセルを緩めて60km/h以下まで減速し、またアクセルを踏んで加速する繰り返しというものです。

この運転速度をグラフにすると以下のようになります。

73923.jpg
 遅い車にありがちな走行パターンをグラフにしたもの(筆者作成)。

グラフの通り、時間の経過とともに速度が上がったり下がったり。

余談ですが、これを鉄道用語では『ノコギリ運転』と呼びます。
電車はモーターのスイッチを入れて加速し、一定の速度になったらスイッチを切っての繰り返しなので、速度をグラフにするとノコギリの歯のような形となるわけですね。

しかし、電車のようにON・OFFするわけではなく、常にエンジン直結の車でこれをやられるとたまりません。
お分かりのように、イラつく車というのは意味なく減速するわけではなく、一定速に達したらアクセルを緩め、また一定速まで減速したらアクセルを踏んで加速の繰り返しと言うことがわかります。

別に見通しが悪いからとかいう理由で減速しているわけではありません。
これが後続車からすれば、意味のない減速と見えるわけです。

実際走行中にスピードメーターを見ていると、70km/h近くまで加速したと思えば60km/h以下まで戻してみたりの繰り返し。
酷いのになると40km/h〜60km/hの間を行ったり来たり。
こういう車の正体は大抵がジジイの運転なんですけどね・・・

運転している本人は安全運転のつもりなのかも知れませんが、こんな車が前を走っていたら迷惑以外の何物でもありません。
ボーっと運転していたら追突しそうになったり、逆に離されたりして。
また中途半端にスピードを上げるものだから、追い越すに追い越せないことにもなります。

この間、遅い車の2台目に付いた時のこと、前の車は先頭の遅い車が減速する度にブレーキランプを点灯させて、相当イラついている様子でした。
こちらはそんな遅い車のパターンはわかっているので、70km/hくらいまでになったら「そろそろ来るぞ」とばかりにアクセルから足を上げると、案の定前の車のブレーキランプが点いて。
動きがドンピシャだったので、思わず笑ってしまいました。

DSCN3396.JPG
 ブレーキランプのイメージ(遅い車というわけではありません)

これで遅いイラつく車の後続となった場合の対処法がわかりましたね。
頭打ちの速度を見極めたら、その速度でアクセルを緩め、ちょっと車間が空いたらまた加速して。

面倒ですけど、アクセルワーク。これしかありませんね。
ブレーキランプをパカパカ点灯させたらこっちが恥ずかしいですからね。

ちょっと脇に寄って譲ってくれればこちらもサンキューハザードでも点灯して先に行くところですが、この手の車にそれを期待してはいけません。
コンビニや道の駅があれば、こちらが逆にそちらに寄って休憩するか、ゆずり車線や登坂車線があればそこで追い抜くかしかありませんね。

こういった『ノコギリ運転』も後続車からすれば迷惑運転のひとつだと思うんですけど、メディアなどで取り上げられることはありませんね。
別に違反でも違法でもないですしね。

自動運転が普及するまでの辛抱なんでしょうかね。

 〜最後までお読みくださいましてありがとうございました。

タグ: 道路
posted by pupupukaya at 22/05/28 | Comment(0) | その他

2022年2月 記録的大雪となった札幌

2月6日に札幌は短時間で大量の雪が降って記録的な大雪となった札幌。
しかも今年から市の除雪体制が変わったとかで、幹線道路でも雪山が積まれたままとなっています。

今週は札幌の街中は雪山に埋もれてしまったかのうような光景が。
ちょっと近年見ないような雪国となってしまいました。

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 あっという間に雪に埋もれ、かわいいシマエナガそっくり?。

6日日曜日夕方の駐車場。
買い物に行こうと駐車場に行ったらびっくりした。
こんもりと積もった雪。掘り起こそうにも、どこから手を付けたらいいのかという状態だった。
この日昼間に積もった雪の量は、24時間降雪量としては観測史上最大の60cmということだった。

6日は午後から札幌圏のJRは全線運休。
翌日7日月曜も全線運休、8日の夜から一部が運転再開となった。
それでも、学園都市線と特急列車は10日まで全面運休。
全方面が再開したのは金曜日の朝からということになったが、これも間引き運転となり、平常運行に戻るのは月曜からということだ。

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 2022年2月6日のJR運行状況(JR北海道 列車運行情報より引用)

一方でダイヤは乱れたものの、運休することなく動き続けたのが札幌市電。
3台のササラ電車がフル稼働して軌道の除雪に当たったからだ。

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 雪山で狭くなった通りを走る市電。

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 雪山も高くなり、車の方が大変そう。

同じ鉄軌道でも平常運行を守った市電と全面運休になったJRは何が違うのか?

市電が運休にならなかったのは、営業運転中に除雪車の運転ができることに尽きる。
雪の日に電車通りを歩いていれば、昼間でも営業電車に混じって除雪するササラ電車を見ることができる。

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 雪煙を上げて軌道上を除雪するササラ電車(2016年撮影)。

ではJRはどうか?

このブログの読者ならばとっくにご存じだろうが、JRは1閉塞1列車しか入れないことがあって、営業運転中に除雪車を運行するのが難しい。
例えば、昼間の千歳線で、快速エアポートや各方面の特急の中に混じって除雪車が走れるかというと無理だろう。
そのためにはあらかじめ計画運休を行って、除雪車のダイヤを決めてからでなければ走れない。

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 厚別駅で立ち往生した列車(JR北海道-【社長会見】2022年2月6日より画像引用)

今回の運休は、駅で列車が止まってしまい、その間に短時間の大雪が積もり列車自体が埋まって自走困難となってしまったことが原因だ。
線路上でいくつもの列車が立ち往生すれば、それが障害となって除雪車が走れないからだ。

こうなると、まず埋もれた列車を人手で掘り出さなければならない。そのあとは線路上の雪をかき分けながら自走するしかない。
線路上で立ち往生している列車全てを人力で掘り起こして、一旦車両基地まで引き上げなければならない。
本格的な除雪作業は、立ち往生した列車が全て引き上げてからの作業となる。

運休から運転再開まで多大な時間がかかったのはこうした事情からだ。
だからもう仕方がないの一言なのである。
ここまで復旧作業にに当たった方々には、ただただ感謝しなければならない。

とはいえ、私は関係なかったから勝手なことを言っているのであって、JRで通勤している人は大変だったようだ。
大麻から1時間以上かけて新札幌まで歩いて地下鉄で来てる人もいて、大変だとこぼしていた。
普段はJRの人たちも地下鉄に集中するから、地下鉄もいつもより混んで大変だったそうだ。

市電沿線の私は特段交通機関で困ることはなかったが、1つだけ困ったことといえば歩道が歩きづらいこと。

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 雪山で家が半分隠れてしまった。

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 どこを歩いているのかわからなくなるほど高くなった雪山。

それでも、幹線道路の歩道は一応除雪車が通って普通に歩けるようにされている。
雪山はすごいけど。

今シーズンから札幌市の除雪方針が変更となったとかで、毎年ならばこまめに排雪が行われる幹線道路でも雪山が高く積まさったままとなっている。
大体2月の雪まつり前にはきれいにされる道路も、雪まつりが今年も中止になったからかは知らないけど、もうずっと放ったらかし状態。

車線が減って、郊外の方は渋滞が酷いらしい。
らしいというのは、私は今週は中央区から出ることがなかったので実際に見たわけでないので。
郊外で詰まっているからなのかはわからないが、月曜なんて都心周辺はいつもより車の量が少ないと思ったものだ。

石山通は国道で除雪の管理は国ということになるんだけど、市の方針に倣ってなのか、この通りも雪山の排雪が行われない。

でも、歩道は除雪されているので歩きやすい。
通勤は石山通経由だと少し遠回りになるので普段は歩かないが、今だけはこっちを経由している。

DSCN3695.JPG
 除雪された国道230号石山通の歩道。

JRも大変だったけど、バスの人も大変だった。
積み上げられた雪山で車線が減って大渋滞の道路。

7日月曜日は渋滞や道路狭隘のためバスも多くの路線が運休となった。
多くの路線は8日に再開したが、これも渋滞でダイヤが乱れて大変なようだった。

DSCN3706.JPG
 石山通にあるバス停。

それでも除雪車の入る道路はまだマシで、中央区に多い除雪車の入らない狭い道路は大変。
雪を置いていかないからそっちの方がいいなと思いがちだが、基本踏み固まるだけの雪道は、建物との出入口との段差がひどい。
またこれが昼間表面が溶けて夜は固まるものだから、デコボコのスケートリンクのようになる。
昼間はザクザクになって、車輪が埋まって立ち往生してる車をよく見かける。

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 除雪されない裏通りは雪山は大きくならないがザクザクに。

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 踏み固まった雪が土手のようになった道。

じゃあ除雪が入らない道路の歩道はどうかというと、これがひどい状態。
雪山との間に自然とできた獣道。

道路や車の出入り口は削られて低くなり、それ以外は高くなって山あり谷あり状態。
それが日が経つにつれて表面がツルツルになるものだから、歩き辛いことこの上ない。
一筋の道だから向かいから人が来るとすれ違うのも一苦労となる。

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 除雪されない歩道は山あり谷ありの獣道状態。

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 除雪された通りから除雪されない通りへの段差。

DSCN3730.JPG
 昼間溶けた雪が夜は凍ってツルツルに。だんだん真ん中が盛り上がってくる。

ツルツルの歩道はだんだん真ん中が盛り上がって来る。
斜めになった部分は滑って歩けないので、脇の低い部分を選ぶか、馬の背を綱渡りのように歩くしかない。

あまり段差の酷いところには階段ができていたりする。
自然とできるわけはないので、親切な人がスコップでこしらえてくれたのだろう。

DSCN3723.JPG
 ロードヒーティングされた歩道との段差には階段が作られた。

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 手作りの階段。だれかが作ってくれたのだろう。

しかし街が雪山に埋もれても、山あり谷ありツルツルデコボコ道を人々は颯爽と歩いているのだった。

歩幅を小さくすり足で・・・違います。
靴底にスパイク・・・違います。

氷の上を、まるでアスファルトの道を行くかのように歩けるのが札幌人なのです。

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posted by pupupukaya at 22/02/11 | Comment(0) | その他
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