◆ サザンクロス駅【スカイバス】メルボルン・タラマリン空港
メルボルンの最後は、滞在中世話になったコールスで買い物をして締めくくる。
これといって買うものは無いのだが、カゴを持って店内を物色。
バーベキューソース、マヨネーズ、インスタントのスープあたりをカゴに入れる。あとチョコレートなど小物。
国内、海外問わず、本当に土産物の類は買わなくなった。
行きはキャリーバック1個で、帰りはもう1つ旅行鞄を増やして預け荷物を2個にして帰国ということもあったが、そんなのも2009年にドイツに行ったあたりが最後と思う。
土産物に金を遣うくらいなら、1円でも多く次回の旅行資金に回したい。
でも私みたいなドケチトラベラーばかりだと日本人は世界で嫌われてしまうので、
皆さんはお土産をいっぱい買ってね (^^;
↑ 勝手だな〜
スーパーで買った物をバックパックに詰め込んでも、まだ余裕だった。
35Lのサイズは、とても海外帰りには見えないだろうな。
サザンクロス駅バスターミナル北側にあるスーパー、コールス。
メルボルンの国際空港は、中心部から約20kmほど北にあるタラマリン空港になる。
この空港へは鉄道がないので、アクセスはバスになる。
サザンクロス駅とタラマリン空港とはスカイバスというノンストップのリムジンバスが結んでいる。
24時間運行で10分間隔で発車、所要時間は20分ほど。
料金は18.5ドル。
チケットは乗り場にある券売機で買えるが、事前にインターネットで購入すると1ドル引きの17.5ドルになる。
チケットはPDFファイルでメール添付されるので、それを印刷して持って来ればOK。
乗り場に立っている係員に見せれば、あとはバスが来るのを待つだけである。
サザンクロス駅とメルボルン。タラマリン空港を結ぶスカイバス。
乗客は5人くらい。2階建てのバスはがら空きのままサザンクロス駅を発車した。
2階建ての1番前の席に陣取る。
この席は足がつかえるくらい狭いが、眺めは抜群。
タラマリン・ハイウェイを走る。
所要25分くらいで空港に着く。第1ターミナルで降りる。
国際線の第2ターミナルへはここから少しあるくのだが、案内表示の通りに歩いているとエスカレーターを登ったり下りたりして、変なところへ行ってしまった。
うろうろしているうちにそれらしい場所に着いた。
メルボルン空港国際線ターミナルの入口。
◆ メルボルン・タラマリン空港
中国系のカウンターは、これでもかというほど長蛇の列。
背負っている荷物を預けてしまいたいので、チェックインしてしまおうとJALのカウンターを探すが見つからない。
JALのカウンターがあるはずの場所は、エミレーツのマークがあって、ここもまた長蛇の列ができていた。
22:30発ドバイ行と表示がある。これが出発してから、JALと入れ替わるのだろう。
JALのホームページに、メルボルン空港の搭乗手続きは、出発の3時間前からと書いてあった。
あまり早く着きすぎてもダメなようだ。
ゆっくりと座っていられる場所も無いし、空港で休もうというのは甘かったようだ。
とにかく、このバックパックを降ろしたい。
出国ゲートの脇にAir Barと書いた店があって、店内は空席がたくさんある。
ホテルにあったバーのようなカウンターがあったので、ビールを1杯頼んだ。
パイントサイズで12.5ドルは高いが、持っている現金も使い切ってしまわないとな。
今日は暑い中歩き回っていたので、冷たいビールが美味い。
しばらくここで過ごすことにした。
出発ロビーにあったAir Bar & Lounge。
残りのオーストラリアドル。
残金は10ドル札が1枚とコインが4枚の15ドル。あとは1ドル以下のセント。
中の免税店で小物か土産菓子でも買おうか。
10時ごろ、そろそろいいかなと店を出ると、エミレーツだった場所がJALのカウンターになっていた。
並んでいる人はいない。まだ早いからなのか。
チェックインして、バックパックを預けてしまう。これで身軽になった。
搭乗券は成田空港までのもの。羽田から先のは、羽田空港でチェックインしてくれとのこと。
JALのカウンター。
飛行機の出発案内。
セキュリティゲートを過ぎると、私のほか何人かが呼び止められて、スキャンみたいな機械を当てられる。
なんだかわからないけど、全員何もなく通過。
それから自動ゲートでの出国、免税店エリアへ。
免税店エリア。
免税店をいくつか覗いたが、土産物は空港価格というか、街で買うより高い。
酒は免税と言っても、どれも40ドル以上する高級酒ばかり。
何だか馬鹿らしいなあ。それに、特に欲しいものも見つからなかった。
レストラン街があって、その中にバーがあった。
ここでまたビールを飲んだ。
1杯13ドル。出発ロビーのより高い。
しかし、これで現金はほとんど使い切ったことになる。
現金は初日に成田空港で両替した55ドルとATMで引き出した50ドルの計105ドルだけ持っていた。
それ以外はすべてクレジットカードによる支払いになる。
結局またビールを飲んだ。
何だかシドニーに着いたのが、ひと月も前のように思われる。
先週の土曜に着いて、今また同じ土曜日なわけだが。
今回の旅のハイライトは、アウトバック平原だな。
ブロークンヒルで2泊しただけだが、一番印象に残っている。
あと、シドニーから乗ったアウトバック・エクスプローラー、アデレードから乗ったジ・オーバーランド号、1日中乗っていて乗りでがあった。
シドニーの印象が薄くなってしまったので、より過去に感じるのかも。
10日目 2018/12/2(日)
◆ メルボルン 0:45【JAL774】8:40 成田空港
成田行きJALが出発する12番ゲートは、出国ゲートを出てすぐの階段を下りた個室みたいな場所にあった。
ビールを飲んできて23:30過ぎ。まだベンチは空席も多い。あとはここで待つことにする。
JL774便成田行き。
搭乗待合室。まだ乗客が集まっていない頃。
0時を過ぎたあたりから人が多くなってきた。
日本人が2/3、オージーが1/3といったところ。
隣が空席をいうのを期待していたが、帰りの便も満席のようだ。
0:30、搭乗開始。
機内に入ればここはもう日本みたいなものだ。
今回の旅は緊張感がそれほどなかったせいか、前回のインドほどの戻ってきた感は無い。
エコノミーシートの機内。
0:50、動き出して滑走路へ。
離陸すると、窓からメルボルンの夜景がしばらく見えていた。
メルボルンの夜景を見ながら上昇。
水平飛行になると、アナウンス。
「機長です、この先強いジェット気流のため15分〜20分ほど大きな揺れが発生します」
CAも全員着席するように指示が出る。
しばらく酒はおあずけのようだ。
機長が言った通り、しばらくすると真っ暗な中、アトラクションのような大揺れがやって来た。
揺れが収まって、機内食が配られたのは2時になってから。
機内食と言っても、袋入りの軽食セット。マフィンなんかが入っている。
もう何か口に入れる気もしない。
ドリンクのブランデーをもらってチビチビやっていると眠っていた。
ドリンクは行きと同じくブランデーをもらった。
エコノミーの座席では熟睡というわけにもいかず、何度も目覚めたりウトウトしたりの繰り返し。
やたらと夢を見る。
時どき窓の外を見ると、星空がきれいだった。
夜景は無いが星空が見えていた。
飛行機の機内の時間は、向こうに到着するまでは離陸した地の時間となると聞いたことがあるが、ここからは日本時間とします。
もっとも、機内では時計も無いし時間に関する話も一切無いので、どっちの時間でもどうでもいいような感覚になる。
5時半を過ぎたあたりから、外が明るくなってきた。
ずっと海の上なので、窓からこれといったものも見えない。
日本に近づくにつれて、暑い雲が下界を覆うようになった。
太平洋上空の夜明け。
6時、朝食の機内食が配られる。
洋食はパンケーキとスクランブルエッグ、和食は鶏、玉子、鮭そぼろの三色丼。
和食をチョイス。
ドリンクは朝だがビールをもらった。
日曜だし、別にいいんじゃないか (^^;
ちなみに朝食でも頼めば酒類は出ます。あんまり飲んでいる人は見ないけど。
味噌汁が美味い。1週間ぶりの日本の味。
機内食(朝食)の鶏、玉子、鮭そぼろの三色丼とビール。
外は雲が覆うばかりでつまらない。また映画を見る。
8時を過ぎたあたりで外を見ると、暑く覆った雲の地平線に、ちょこんと頭だけ出している富士山が見えた。
日本が近づいて富士山が見えると、たいてい「ただいま富士山が見えています」とアナウンスがあるものだが、今日は無い。
だれも気付いていないのかもしれない。
一昨年の北欧、去年のインドに続いて3回連続の富士山を拝めた。
雲海の向こうに富士山が頭を出していた。
富士山に見入っているとCAに話しかけられる。
アンケートに答えて欲しいとのこと。アンケート用紙とボールペンを渡される。
ボールペンは持っているのでというと、これは差し上げますとのこと。
JALマーク入りのボールペンをもらった。
まもなく成田空港に着陸。
成田空港着は8:40だった。定刻より5分早いだけ。
成田空港からは電車で羽田空港へ移動がある。
この電車が40分間隔なので、乗り遅れたら40分も待たなければならない。
この先、入国ゲートと荷物受け取り、税関が控えているので気をもむ。
飛行機を降りてから、延々と歩いて入国ゲートへ。ここはまた自動ゲート。
脇にあるカウンターでスタンプを求める。
次が荷物受け取りだが、その前にトイレ。
ターンテーブルの場所に行くと、すでに動いていた。
自分のはなかなか出てこない。
9:22発の羽田空港行アクセス特急に乗れればありがたいのだが。
時間は十分にあるので、これの次の電車でも十分なのだが、さっさと羽田に着いて重い荷物を預けて休んでいたいのがある。
荷物を受け取ったら税関へ。
ここは入国カードを渡してパスポートを見せたらそのまま通してくれた。
外に出たのは9:04、電車には間に合った。
1F到着ロビーへ。日本に帰ってきた。
◆ 空港第2ビル 9:22【アクセス特急】10:57 羽田空港国内線ターミナル
日本に帰って来ました。
という思いにふける暇もなく、こんどは羽田空港に移動である。
ここから札幌までがまた大移動になる。
成田空港から札幌への直行便もあるが、それだと夕方まで成田空港に滞在することになるし、帰りも夜遅くなる。
前回のインド行きでは、ジェットスターの便に乗せてくれたのだが、どういうわけか今回はその選択肢がなかった。
空港第2ビル駅から羽田空港に向かう。
羽田空港行きアクセス特急。
アクセス特急は普通の通勤電車でロングシート。所要時間1時間35分で、40分間隔の運転。
リムジンバスならば所要時間1時間15分で20分間隔。
値段は電車の方が安い。バスは片道3100円だが、電車は1787円(ICカード運賃)。
羽田空港国内線ターミナル駅に到着。
キリの良い30分間隔にして欲しいところだが、その辺は京成側の事情と思われる。
◆ 羽田空港 12:05【JAL515】14:05 新千歳空港
羽田空港に着いたらすぐにチェックイン。バックパックを預けてしまう。
国内線はLCCの利用ばかりだと、羽田空港って意外と縁のないところで、せっかくだから空港内の見物でもしたいところだが、もうそんな気力はなかった。
あとは中の搭乗待合室で座っていた。
札幌行のJL515便は満席らしい。
12時を過ぎたあたりから、搭乗ゲートは大行列となる。
定員375人全員を2つあるゲートで捌くのだから大変なものだ。
しかしね、混んでいるときは席番ごとに分けて、後方の席からの改札になるので、この行列に並んでもあまり意味はないんだよね。
これ全員、並んでる順に機内に入れたら、狭い機内で大混乱になるからね。
私は一番後ろの席を押さえていたので、普通席の改札が始まったら一番先に入ることができる。
もっとも、降りるのは一番最後になるが。
札幌行きJL515便のゲートは長蛇の列。
JALの鶴丸マークがいっぱい。
羽田から札幌への飛行機は、途中天気も良くて、下界の景色がよく見えた。
北へ向かうにつれて、景色も白くなっていった。
岩手山がきれいに見えた。
北海道はもう雪景色だった。
出発した日の札幌は雪景色だったが、戻ってきてもやっぱり雪景色。
これから本格的な冬に向かうのだった。
北海道はもう雪景色。長沼上空あたり。
新千歳空港の到着ロビー。
はあ、寒い。
オーストラリアはこれから夏なんだなあ。
こっちはこれから冬へ向かう。
何だか、がっくりときた。
日本とオーストラリアの時差は少ないので時差ボケこそ無かったが、
しばらくは季節ボケに悩まされそうだ。
◆ 最後に...
オーストラリアは大いなる田舎なり。
と言ったらオージーは怒るだろうか。
都会も田舎も、どこも気取ったところが無いという印象だった。
街を歩く人はスニーカーで、腕や足からタトゥーの絵柄がのぞかせて、着飾っている人は見なかったような気がする。
個人的にはタトゥーは気持ち悪かったが・・・
とにかく、気取ったところが無いところだった。
洒落た所があまりないと言えばオージーには失礼かもしれないが、そういうところが洒落っ気とは無縁な私には居心地が良かった気がする。
またオーストラリアに行きたいかと訊かれたら、ぜひ行きたいと答える。
こんどはレンタカーで、あの広大なアウトバックを走ってみたい。
シドニーやメルボルンもまた訪れたい都市だ。
最後に旅の費用をUPします。
飛行機代・・・・ | 109,420円 |
ホテル代7泊・・ | 60,223円 |
食費・・・・・・ | 21,563円 |
列車代・・・・・ | 19,217円 |
その他滞在費・・ | 31,377円 |
合計・・・・・・ | 241,800円 |
今回は結構かかってしまったね。
物価は高かった。物にもよるが、日本の倍くらいはするだろう。
食品は、スーパーのパンや乳製品は安い。あとお酒は、スーパーの酒屋で特売のワインならば比較的安いものがあった。
デタラメな英会話で、ボロいスニーカー履きでバックパック背負って、基本スーパーで食料と酒を調達して、こんなケチくさい日本人旅行者を安全に旅行させ、親切な対応をしてくださったオーストラリアの皆さんには、この場を借りてお礼申し上げます。
最後に自分自身へ一言。
なぜステーキ食べなかったんだああ〜 (# ゚Д゚)!
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
〜おわり〜