2017年 山陰本線とサンライズ出雲旅行記9

 ◆ 出雲市 18:51【サンライズ出雲】翌7:08 東京

いよいよ、今回の旅行一番の目玉であるサンライズ出雲である。

1か月前に苗穂駅のみどりの窓口でシングルデラックスの寝台券をゲットしてから、ようやくそれと対面する日が来たのだった。

サンライズ出雲は東京〜出雲市間953.6kmを夜行で結ぶ寝台特急列車で、東京〜高松間のサンライズ瀬戸とともに、定期列車としては日本国内で唯一の寝台列車であり、夜行列車である。

上り列車はそれぞれ出雲市と高松を出発し、岡山で併結して東京へと向かう。下りは逆で、岡山で切り離してそれぞれ出雲市と高松へ向かうことになる。

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 サンライズ出雲のルート。(地理院地図より作成)

毎度のことながら、夜行列車に乗る前はワクワクする時だ。
乗車前に車内で飲み食いするものを買い物したり、車内で読む本を探したり、結構忙しかったりする。

サンライズ出雲は食堂車も車内販売も無く、飲み物の自販機くらいはあるのだろうが、乗ってしまったら何も手に入れることができないのである。

そんなわけで、今のうちにお酒とか夕食とかを仕入れておく必要があるのだが、出雲市駅前って本当に何もないのね (^^;
 (出雲の人すんません)

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 居場所も無くウロウロと。

アトネス出雲という土産物街があるくらい。歩いて片道15分くらいのところにスーパーはあるようだが、往復だけで30分は取られる。駅中で調達するしかない。

駅構内で買い物できそうなのはセブンイレブンくらいなもの。酒類はここでいいとして問題は食料のほう。
いくら何でも、車内の個室寝台でコンビニの弁当では侘しいのにも程があるだろう。

出雲そばの店には駅弁の売店があった。あとで駅弁を買おうか。

待合室があるがここは満席。
しばらく駅舎の写真を撮ったり、ぶらぶらして過ごす。

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 正面の三角屋根に神話に夕焼け空。

駅弁は早めに買っておくかと、構内の出雲そばの店に行くと、店内は客が誰もおらず、もうすぐ店じまいのような雰囲気。
ショーケースを見ると1080円の『出雲そば弁当』と、940円の『かに寿し』だけのようだ。

店のおばさんが出てきて、出雲そば弁当をくださいと言うと、おばさんは出しかけたが、
「あれ、これ6時までだ」
「お客さんこれ賞味期限が6時なので、それまでに食べるのなら売ってあげられますが」

と言われたので、すぐに食べるという約束で売ってもらった。
そのかわり値引きして700円でいいとのこと。
とは言っても列車に乗ってから食べるつもりだが。
店を後にすると『弁当完売いたしました』の札が出た。

最後の1個だったのか (^^;)

とりあえず夕食の確保はできた。

夕食時なのだが、サンライズ出雲のために駅弁の作り置きはしていないようだ。寝台特急の始発駅としては寂しい。
まあ、駅弁業者が残っているだけまだマシか。
ずっと山陰本線を乗り継いできたが、ここ出雲市駅が小倉駅以来の駅弁のある駅なのだ。

あとはセブンイレブンでお酒とつまみ、あとはちょっとした土産物などを買う。
もうすることはない。

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 駅構内の出雲そば黒崎と駅弁の売店。

18:18発米子行普通列車が発車すると、改札口の発車案内に『特急サンライズ出雲』の表示が出た。
駅前やコンコースはさんざんウロウロしたので、もうホームへ行くことにした。

改札口で入線時刻を聞くと、18:46とのこと。
発車5分前の入線とはずいぶんと慌ただしい。

ホームへ行くと、サンライズ出雲の客たちがすでにいた。
自分もそうだが、皆さん列車の入線まで居場所がないのだ。

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 ホームのサンライズ出雲の表示。

2番ホームはずっと空いてるんだからもっと早く入線してもらいたいのだが、何ゆえに発車5分前なのか。
たまに「サンライズ出雲は18:46に入線します」とのアナウンスがある。

ようやくサンライズ出雲の入線を伝える放送があった。

待ちくたびれたぞぉ〜 (# ゚Д゚)

先頭車両の停止位置のところでカメラを構える。
夜に動いている列車を撮っても写らないからね。

先頭車両は、ホームの屋根の部分からはみ出して真っ暗なところ。カメラ泣かせ。
しかし、ホームで三脚なんて無粋なものは使いませんよ。つーか持ってきてないし。

先頭車両はフラッシュも厳禁。何とか手持ちで撮影する。
夜景の撮影は相当に気合がいるのだ。

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 入線したサンライズ出雲。

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 特急サンライズ出雲の行先表示。

始発駅なのだから、外から編成を一通り見てきて車内探検もして、自室でくつろいだあたりでゆっくりと発車といきたいところだ。
しかし、停車時間が5分では乗り込んで荷物を降ろして腰掛けたらもう発車である。

機関車を先頭にブルーの車体が連なっていた寝台特急のイメージとは程遠い。

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 シングルツインのある4号車の通路。

さて、乗り込んだ4号車はA個室シングルデラックス(1人用)とB個室サンライズツイン(2人用)との合造車になっている。
窓側が通路になっていて、壁は木目調で統一されている。

明るくて清潔だけど何だかドライな感じ。ホテル調と言えばそんな気もするけど、どちらかというとオフィスのような印象を持った。のっぺりしているので写真的にはイマイチ。

A個室は通路から登る階段になる。
B個室は逆に下りる階段で、通路から見ると地下室のように見える。

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 隣の部屋と向かい合わせのシングルデラックスの個室ドア。

お邪魔しまーす。

室内はビジネスホテルを小さくしたような感じ。
窓側はベッド、これは固定されていて、折りたたんで座席にはできないようだ。

通路側は机(デスク)になっていて椅子も置かれている。
奥は洗面台で大きな鏡が張られていた。

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 シングルデラックスの部屋。

実際ビジネスホテルの部屋と比べれば格段に狭いのだろうが、狭さはまったく感じない。
感覚的にはA個室のロイヤルと同じくらいの広さ。

窓も大きく、2階部屋なので目線は高いのは気持ちが良い。
明日の東京到着7:08までの12時間以上、この空間を独り占めできるのだ。

さすが1等寝台 (^o^)/

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 洗面台と机。

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 乗車券とサンライズ出雲の寝台券。

荷物を降ろすのも忘れて部屋の撮影に熱中していたらいつの間にか発車していた。
本当に慌ただしい。

もう少し早く入線させてよ JR西日本さん。

ところで、この部屋は喫煙部屋なのだが、灰皿が無かった。
私にはどうでもいいことだが、部屋で一服というときにどうするんだろう。
洗面台に?そんなばかな。

部屋は清掃が行き届いているせいか換気が良いのかはわからないが、それの臭いはまったく感じなかった。

すぐに車掌が車内改札にやってきた。サンライズエクスプレスのロゴが入ったアメニティーグッズとシャワーカードが手渡される。シャワーは後で行ってみよう。

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 ベッドは窓側にある。

もう誰も来ることはないので、車内探検に出かける。

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 車内のご案内。1〜7号車はサンライズ出雲、8〜14号車はサンライズ瀬戸になる。

3号車にはラウンジがあって、フリースペースとなっている。両側の窓に向かって固い椅子が4席ずつ左右に並んでいるだけなので、あまり長居するようなつくりにはなっていない。
ノビノビ座席の人が弁当を食べたりするのにはここがいいだろう。

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 3号車にあるラウンジ。

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 ラウンジに設置された自販機。酒類や食べ物は無い。

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 3号車の1人用B個室ソロ。とにかく寝るだけといった印象。

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 2号車の1人用B寝台シングル。ソロよりは若干余裕がある。

個室を見てきたが、空き部屋が多かった。主のいない部屋はドアが開けっぱなしになっているので、カメラを突っ込んで写真を撮らせてもらう。

5号車はノビノビ座席といって、フェリーの桟敷席のようにゴロ寝で行くスタイルになっている。上下2段になっていて、かつて急行はまなすにあったカーペットカーと同じような造りだ。

横になって頭の部分だけ仕切り板があるほかは開放的になっているので、プライバシーの面ではイマイチ。
そのかわり寝台券不要の指定席特急券で利用できる。

リーズナブルなのでここが一番人気かと思っていたが、見事に空席だらけ。
撮影させてもらう分にはありがたいんだけど。

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 5号車のノビノビ座席。上下2段になっている。カーテンは通路との仕切り。

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 ノビノビ座席の上段。

途中駅から乗ってくるんだろうか。
シーズンオフの平日だからこんなもんなのだろうか。

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 4号車の洗面所。

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 4号車のトイレ。

車内を一通り見てきたので、次はシャワー室に行く。
A個室客は、4号車のシャワーが無料で使えるのである。

シャワー室は3号車にもあり、そっちはシャワーカードを買えば一般客の利用ができる。

通路からシャワー室に入ると脱衣所になっている。
どうやら一番乗りのようだ。

脱衣所のカードリーダーにカードを入れると、シャワーのお湯が6分間出る仕組みである。

ボディーソープとシャンプーはシャワー室にも置いてあった。
アメニティグッズの中にフェイスタオルは入っているが、バスタオルだけは無いので持参する必要がある。

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 4号車のシングルツイン専用のシャワー室。こちらは脱衣所。

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 シャワー室の内部。

風呂は毎晩入っていたし、暑い季節でもないので無ければ無いで良かったのだが、気分は良い。

最後に洗浄ボタンを押してから出る。
次の人用にシャワールームを自動で洗浄する仕組みである。

さっぱりしたところで、部屋に戻って、宴会を始めよう。

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 出雲市駅で買った出雲そば弁当。

弁当とお酒を机に並べるが、机と椅子は壁側を向いているので、壁に向かって飲み食いする格好になる。
夜景を見ながら一杯という風に考えていたが妙なことになった。
ベッドに腰掛けてだと、こんどはテーブルがない。

机の上にはスタンドがあって、机の上を照らす。
うーん、まるでビジネスホテルだね。
この机も、飲み食いするよりも、仕事か勉強用だね。

何のことはない。椅子を洗面台の方へ向ければ良い。これなら机の弁当にも箸を付けられるし車窓も見ることができる。

洗面台の鏡に映った自分自身と差し向いでやることになるが (^^;)

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 メインは出雲そば。あとはかに寿しと宍道湖名産のうなぎ、わかさぎなど。

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 駅のコンビニで買った地酒。天穏と十旭日。

出雲市駅で買ってきた駅弁は出雲そば弁当。賞味期限間近の値引き品であるが、列車内で食べるのはやっぱり駅弁がいい。
デパートの惣菜なんか買ってきてテーブル一杯広げたって逆にむなしくなる。
コンパクトな箱の中にきっちり詰める日本文化は素晴らしいね。

まずはカップ入りの天穏を開けて乾杯。
何に乾杯かって。
今回の旅行も無事終わりに近づいたことと、思いのほか楽しい出来事が多かったことに。


1人宴会を始めたころに突然車掌の車内放送があって、
「ボールペンを貸出ししてるお客様、車掌までお返し下さい」

思わず噴き出した。
そのあとも何回も繰り返し放送があった。
セコい客もいるもんだと思ったが、車掌さんも1本しかボールペン持ってなかったのかよ (-_-;)

果たしてボールペンは車掌の手に戻ったのだろうか。

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 個室寝台内で宴会。

寝台車と日本酒って何だか似合っていたものだった。
外からピーッと汽笛が聞こえてきたりして。

ところが、このサンライズには昔ながらの夜汽車を思わせるものは全然ない。
日本酒は似合わないような気がしてきた。
私が日本酒好きだから買ってきたのだが、出張先のビジネスホテルで侘しく晩酌をしているような気分だ。

 しんみりと夜長に夜汽車に一人酒

この列車にはワイングラスなんか傾けている方が似合う気がする。
肴はローストビーフなんかがいいな。
この次はそうしようか。

次はあるのかないのかわからないけど (^^;

おかずを肴にセブンイレブンで買ってきた地酒は全部飲んでしまった。
最後は出雲そばで締める。

そばの薬味は青ネギと一味唐辛子。
昼に食べた出雲そばのもみじおろしが随分と辛かったが、この唐辛子が出雲そばのポイントなんだな。

食べ終わって、机の上を片づける。もういつでも横になれるようにベッドメイキングをしてから、窓側に境港で買ったお酒を置いてベッドに胡坐をかいた。
こんどは部屋の明かりを消して、夜景を眺めながら行く。

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 ベッドメイキングは自分で。

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 だんだん散らかってくる。

もう米子を過ぎて伯備線を走っている。
伯備線は山間部の路線なので町灯かりは少ない。
それでも暗くした部屋からは、山の稜線や遠くを走る車のヘッドライト、時折通り過ぎる踏切や小さな駅などが見える。

そんな夜行個室寝台ならではのひと時をずっと楽しんだ。

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 ベッドに腰掛けて窓辺でまた飲む。

この列車が登場したのは1998年
このころはまだ東京・関西〜九州間を中心に、各地にブルートレインが健在だった。

『北斗星』や『トワイライトエクスプレス』といった豪華ブルートレインもあったが、ほとんどは古びた2段寝台の客車を連ねただけの、時代遅れの列車になっていた。

そんなブルートレインだった『瀬戸』と『出雲』をこの新車両に置き換えて颯爽とデビューしたのがこのサンライズだった。
機関車牽引から電車になったこと、座席車を除いてオール個室寝台になったのも斬新だったし、それまで夜行列車の車体はブルーが主体で夜のイメージだったのだが、それに対してサンライズの車体は赤系となり、朝のイメージとなったのも新しかった。

この列車も車両も、登場からすでに19年
鉄道車両は、製造されてから30年くらい使用されることを考えると、サンライズの将来も何となく想像がつく。
寝台列車だけではなく夜行列車そのものが既に過去のものになっているのが現実だ。

『トワイライトエクスプレス瑞風』とか『トランスイート四季島』といったクルーズトレインは何かと話題になっているが、普通の人が乗れないしね。

どうかなるにしても、まだ10年以上先のことだろうけど、
せいぜい今を楽しんでおくしかない。

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 部屋を暗くすると夜景が見える。すれ違う貨物列車。

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 どこかの小駅でまた運転停車。

最後のお酒も飲んでしまったのでベッドに横になった。

仰向けになると、空に向かってカーブした窓が目の前になる。

なんと 窓の外は一面の星空。

星空なんてまじまじと見つめるなんていつ以来かね。最高のベッドだよこれは。
見覚えのある星座はオリオン座。しばらく車窓の友になる。

星を眺めながら眠りに着く。なんという贅沢。

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 流れる町灯かり。

ベッドで星空を眺めていると、これをカメラに収めたくなった。
横になりながら何度もシャッターを押すがうまくいかない。走っている車内から星空を写そうなんて無茶だとわかっているが。

下の画像は、37枚目にして決まった根性の1枚。この後は朝まで記憶がない。

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 窓からの星空(f1.8、1秒)、画像処理もしています。部屋を暗くしてどうぞ (^^)

〜10へつづく

2017年 山陰本線とサンライズ出雲旅行記10

◆ 5日目 サンライズ出雲〜東京〜成田空港〜新千歳空港〜札幌

◆ 出雲市 前日18:51【サンライズ出雲】7:08 東京

夜行列車の旅はやっぱり良い。
特に寝台車の旅は楽だし、横になってゴトゴト揺られながら眠るのがとても良い。

窓の外が明るくなって目覚めると6時前。熱海を発車して相模湾沿いを走っている。
空が白んで水平線のあたりが赤くなっていた。
日の出前の風景。今日も天気は良さそうだ。

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 夜明けの相模湾。

小田原を6:04に通過。あと1時間ほどで終点の東京に着く。
もしかして富士山が見えるかもと思い、部屋を出て通路の窓から外を見ていると、富士山がはっきりと姿を現した。
朝日に照らされて、富士山も町も赤く染まっている。

通路の両側に個室が並ぶサンライズシングルやソロの車両と違い、この4号車は海側が個室、山側が通路となっている。
こうして通路に出れば両側の車窓が堪能できるのだ。

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 赤い富士山。小田原のあたり。

部屋に戻ると、今度は家並みの向こうから朝日が差し込んできた。
まさにサンライズエクスプレス。今日も新しい1日が始まる。
昨夜は島根県だったが、一転して大都会東京である。

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 朝日に出迎えられて。

日が昇るにつれて、部屋も明るくなってきた。
壁や机は、明るい木目調で揃えられているので、明るく清潔に見える。

夜の照明がビジネスホテルと同じように暗めだったので寝るためだけの空間のような印象だったが、朝を迎えるとすっきりとしていて、妙に重厚だったブルートレインの個室よりもこちらの方が好印象だ。

車体の外装だけでなく、内装もサンライズの名の通り朝をイメージしているのだろう。

それにしても7時過ぎに終着とはもったいない。
逆に下り列車ならば東京発は22時だが、翌朝は10時近くまで乗っていられる。

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 朝を迎えたシングルデラックス。

遅れてくれ〜、と念じてみても効果はなく、横浜に着く。6:44定刻。

ここは既に朝のラッシュが始まっていて、ホームはすごい人。
もうここは通勤電車の方が主役で、寝台特急はその中に割り込んできたような格好である。

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 横浜駅のホームは人、人、人。

横浜を発車すると次は23分で終点東京である。
降り支度はもう終えているので、あとは着くのを待つだけ。

もう少しゆっくり走ってくれよ〜、と思うが、列車は容赦なく東海道本線を突っ走る。

♪〜ご乗車ありがとうございました、間もなく終点東京です。

これも容赦なく音楽のあとに自動放送が入る。

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 新幹線と並走。

7:08、東京着。定刻。
出雲市から953.6km、所要時間12時間17分で1分の遅れも無し。

さすが日本の鉄道は優秀。

しかし、豪華寝台に乗っているときは逆に遅れてほしいと願ってしまう。
着いてからそのまま出勤なんて人もいるだろうから、あまり大きな声では言えないが。

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 終点東京に到着。

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 サンライズエクスプレスの正面。

東京駅も上野東京ラインの開通によって途中駅になってしまった。
前のように、特急専用ホームも無くなってしまった。

東京駅のラッシュはまだ始まっていないようで、サンライズの客がいなくなると、ホームは閑散となった。
何枚か写真を撮るくらいの余裕はあった。

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 戦前の姿に復元された東京駅丸の内駅舎。


◆ 皇居、柴又、新橋、銀座、東京見物

さて、東京である。
今日は成田空港まで行き、夕刻の飛行機で札幌へ帰ることになっている。

成田空港までは、東京駅発13:15発の快速エアポート成田を予定しているので、半日ほど時間がある。

前回東京に来たのは、寝台特急あけぼのに乗った時だから2013年、ほぼ4年前である。
その時は上野に着いてから、江ノ電に乗りに行った。

今回はどこに行こうかと考えたが、東京もこれと言って行きたいところもなく、結局まとまらなかったので、候補をいくつか挙げておいて、その日の気分で決めようということにしていた。

第一の候補は東京スカイツリー。ここは朝8時からやっている。
天気は今日も快晴。気持ちがいいほど秋の青空だ。遠くまで見通せて気持ちが良いだろう。

ところが、この時間じゃ電車でどこへ行くにもラッシュに当たるだろうし、何となく丸の内口から出て皇居へ向かって歩き出す。

新しくなった東京駅丸の内駅舎を写真に撮るが、見事な逆光。
晴天は歩く分には気持ちが良いが、逆に全くのカメラ泣かせでもある。

朝7時半の皇居は人が少なくて良い。
散歩する人やジョギングの人が目立つくらい。

まずは東京観光の定番スポット、皇居二重橋

今朝は風もなく、お堀の水面は波ひとつなく、まるで鏡のように空や周りの景色を映している。
二重橋も水面に鏡のように映っていた。

なんという幸運。
こんどは皇居に呼ばれていたのかもしれない。
当初はスカイツリーが8時からやっているので、そちらに行こうとしていたのである。

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 皇居二重橋。鏡面のような水面にも美しく映っている。

この風景に気付く人は少ない。
早く見ないと水が波立ってしまうよ (^^;

ところで二重橋といえばこの眼鏡橋ということになっているが、実はこの奥に架かる橋が本当の二重橋で、今見えている橋は『正門石橋』という橋だそうだ。

二重橋をあとに桜田門へ。ここから国会議事堂に向かう。
皇居から国会議事堂は意外と近い。

このあたりは霞が関や永田町といった政府関係の機関が多いせいか警官やパトカーがやたらと多い。

おお〜あれが国会議事堂か。見覚えののある建物だが、実物を見るのは初めてだ。
何だか東京見物の定番めぐりになってきた。

今日はもうお上りさんに徹することにする。

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 国会議事堂の実物

国会議事堂は見学ができると知っていた。
私も国民の一人として見学させてもらおうと、裏側にある見学者入口のところにいる警備の人に聞いてみた。
すると、見学ツアーは9時からで、しかもツアーに空きがなければその次のツアーまで待つことになりますよ、とのつれない答え。

こんなところでただ待つだけなのは馬鹿らしい。

はい次、ということで近くの永田町駅から地下鉄に乗る。
ここで8時半、ラッシュだと覚悟していたが、この辺りでは降りる人の方が多くて、それほど混んではいなかった。

次に向かうは葛飾柴又の寅さん記念館である。ここは9時から開いている。
出発前に朝早くから開いているところばかりピックアップしてきた。

地下鉄半蔵門線と銀座線、上野からは京成電車を乗り継いで柴又駅に着く。

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 柴又に到着。

柴又に来たのは2回目になる。今から16年前。当時は青春18きっぷでの旅の途中で、JR金町駅から江戸川の土手を歩いて行った。京成電車の柴又駅とは全く逆の方向になる。

寅さんも柴又に帰るときは江戸川の土手を歩くことが多かった。
それは東京までの長距離乗車券を買うと必ず行先が『東京都区内』となるのである。
上野からの電車賃をケチって、寅さんは常磐線で金町まで行き、そこから江戸川の土手を歩いて帰ったのだろう。

駅前はどこもかしこもマンションだらけになる中で、柴又の帝釈天参道だけは昔から変わらない街並みになっている。
参道を通って、帝釈天前を過ぎて、寅さん記念館へ行く。

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 帝釈天参道。寅さん映画の時代からあまり変わっていない。

寅さん記念館はその名の通り『男はつらいよ』で使われたセットや実物の資料が展示されている。
私は寅さんシリーズは全部見たわけではないが、寅さんファンの一人である。
今でもたまに寅さんのDVDを借りて来ることもある。

そんなわけで『くるま菓子舗』のセットは懐かしいというより、お馴染みのように見えた。
セットだが、映画では映らない場所も精巧にできている。

寅さんファンには面白いところだ。

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 『くるま菓子舗』店内のセット。

この博物館は鉄道ファンでも見逃せないところがあって、帝釈人車鉄道の展示もある。
これは、今の京成金町線の前身で、人が客車を押して動かすというめずらしいもの。

人が押して動くのを再現した模型や、実物のサイズで復元した客車などがあった。

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 帝釈人車鉄道の模型。ボタンを押すと動き出す。

あとは旧型客車を再現したコーナーなど。何だかそっちの方ばかりに関心が行ってしまった。
まあ、寅さんと言えば旅中に汽車は欠かせないから当然ともいえるが。

40分くらい居て、また帝釈天前に戻る。

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 柴又帝釈天と二天門。

帝釈天でお参りをして、また参道を歩く。
10時半、こんどは参道の店も開いていて、人通りも多く賑わっている。
場所柄か道を行く人の年齢層は高い。

もう寅さんを知らない世代も出てきたんだとか。
最近はテレビでもあまりやらなくなったしね。

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 高木屋老舗と帝釈天参道。

高木屋の店先で草団子を1本買う。ここで食べるというと、お茶をサービスしてくれた。
店先のベンチで食べる。

草団子と餡は素朴な味わい。
東京駅に着いてからずっと歩きっぱなしだったので、甘いものが美味しい。

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 草団子(160円)とサービスのお茶。店先で頂いた。

ひっきりなしに人が来るので、あまり落ち着ける場所ではない。
食べ終わると早々に駅へ戻る。

この帝釈天参道は日本人ばかりで、落ち着いた雰囲気だった。
そういえば、今までの旅行でも、あのやかましい爆買いの御一行には1度も遭遇しなかった。
今まで純日本風のところばかり回っていたせいかな。

今回の旅行のサブタイトルを付けるなら、純和風の旅と言ったところ。

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 フーテンの寅像と柴又駅。

柴又から京成電車に乗る。
こんどは新橋にある旧新橋停車場鉄道歴史展示室へ行ってみる。
ここは明治5年に日本で最初に開通した鉄道の、旧新橋停車場を復元した建物になっている。

新橋に着いたらまず昼食にしよう。
なぜかラーメンが食べたくなった。
スマホで『ラーメン』『新橋』でググったら、タンメンの店が出てきた。ここにしようか。

上野に着いて、ここから地下鉄銀座線で新橋へ。着いたらすぐに店に向かった。

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 新橋のタンメンしゃきしゃき。

タンメンは札幌ではあまりメジャーではない。
札幌ラーメンと言えば炒めたモヤシが乗っているからだろう。
旅行中は野菜をほとんど食べていなかったのでちょうど良い。

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 タンメン(700円)は、たっぷりの野菜に太縮れ麺と塩味スープ。

たっぷりの野菜と太い麺は突撃〜という感じで攻めたくなる。
朝から団子1本しか食べてないしね。
そういえば温かい食事は初日の博多のもつ鍋以来じゃなかっただろうか。1人旅の食事なんて、得てしてこんなものだ。

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 旧新橋停車場の建物。

旧新橋停車場へ行ってみる。
1階が旧新橋駅の遺構や出土品などの展示。2階が企画展示室になっている。
企画展示は『鉄道博物館 収蔵資料展』ということで、オレンジカードや食堂車で使われていた食器などが展示されている。
残念ながらこれといった見ごたえは無かった。まあ、入場無料なので文句を言うわけにはいかないが。

館内は撮影禁止なので、館内の画像はありません。

いまは12時を過ぎたばかり。
あと1時間ちょいほど時間がある。

ここから東京駅の八重洲口まで歩いて2キロくらい。
途中、銀座の街を通って歩いて東京駅に戻ることにした。

歩くのは中央通り、地下を地下鉄銀座線が通り、銀座のメインストリートである。

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 銀座4丁目の交差点と銀座のシンボル和光の時計塔。

銀座4丁目が銀座の中心。時計塔のある和光や三越銀座店がある。
国税庁が発表する路線価の全国1位に毎回登場するのもこの辺りである。

おお〜、あれが銀座の和光か〜、三越のライオンか〜、と写真を撮る。
今日は完全にお上りさんを決め込んでいる。

次は木村屋でアンパンを買う。木村屋と言えばアンパンの元祖。
アンパンとはそもそも木村屋の創業者である木村安兵衛が明治7年に考案されたもので、これによってパンになじみがなかった日本人にパンが広まったとされる。

パン1つにしてもこれだけ由緒ある店なのである。さすが銀座
店内は対面式。ショーケースのアンパンを2個取ってもらう。

1個162円。随分小さいんだね (´・ω・`)
(天の声)
高級品はみんな小さいの(#^ω^)

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 アンパンの元祖、銀座木村屋。

再び銀座をテクテクと歩く。
ちょっとした銀ブラといったところ。

まだ時間があるので、東京駅に行く前にKITTEに寄る。
ここは旧東京中央郵便局を高層ビルのJPタワーと商業施設のKITTEとして建て替えた所。

ここの一番の見どころは、屋上庭園にある。
ここから東京駅に出入りする電車を見下ろすことができるのだ。
日本一のトレインビュースポットと言ってもいい。

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 KITTEの屋上から行きかう電車を眺める。

一番手前が京浜東北線の北行、一番奥が東海道新幹線。
ひっきりなしに走る電車を見ているといつまでも面白い。
鉄道好きでなくとも、なかなか面白いスポットですよ。

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 精巧な鉄道模型を見てるようでもある。

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 東京駅丸の内駅舎も一望できる。


◆ 東京 13:15【快速エアポート成田】14:39 空港第2ビル

20分くらい電車を眺めていて、今度は東京駅へ。
総武線なので地下ホームになる。

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 東京駅地下の総武線ホームから出発。

帰りの飛行機はLCCのジェットスターなので成田空港まで行くことになる。

東京駅から成田空港まで遠いこと。
快速エアポート成田は1時間に1〜2本で、1時間27分もかかる。
特急成田エクスプレスなら1時間に2本で、56分で着くが、特急料金が1700円かかる。
急ぐわけでもないし、節約のために快速電車とした。

グリーン車ならば980円
ホームにグリーン券の券売機があるので買おうとしたらSuica専用だった。
もういい、普通車で行く。

やってきた電車はやっぱり混んでいて立つことになった。
ずっと混んだままで、東京を出てから1時間の佐倉でようやく座れた。

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 空港第2ビルに到着。

ジェットスターは成田空港の第3ターミナルが乗り場になる。第3ターミナルは第2ターミナルからさらにバスで移動することになる。

空港第2ビル駅で電車を降り、改札口で乗車券を見せるとそのまま通してくれた。
無効印を押してもらおうと思っていたのだが、券面の行先は成田空港となっていたので、途中下車ということにしてくれたのか。
いずれにしても博多からの乗車券は手元に残った。


◆ 成田空港 16:35【ジェットスター GK121】18:20 新千歳空港

第3ターミナルで飛行機のチェックインをする。預け荷物は無し。ていうか預けると1個3000円の追加料金がかかるのだ。
このため荷物も増やさないようにしていた。
ま、もともと土産物などほとんど買わないので、これで良かった。

早めに来たので出発時刻までまだ1時間半もある。
フードコートがあるので、1杯やろうか。
まだ金曜日の3時前だが、あとは飛行機に乗るだけだし、勘弁してもらおう。

昼のタンメンがまだ腹にあるので、軽いものをということで、ぼてぢゅうのたこ焼きとビールにした。

ビールのサイズは思わずダブル生にしてしまった。
あちゃー、やっちまった。ダブル生とは1Lジョッキなのである。

過去にドイツやチェコに行ったときは、このサイズのジョッキを昼から開けていたものだ。

しかし、飛行機に乗る前にこんなに飲んでもいいのか? ぼてぢゅうさん (^^;

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 たこ焼ソースマヨとダブル生ビール(1490円)。

でもおいしく全部頂きました。

旅も残すところ新千歳空港までの飛行機だけとなり、フィニッシュを前にして打ち上げといったところ。

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 新千歳空港行ジェットスター。

ここから新千歳空港までの1時間45分の苦行が始まる。
それでも座席は通路側が取れたのでいくらかマシだ。

出発前に旅行中に読もうと文庫本を1冊買っていたが、結局読んではいなかった。
ちょうど良いからここで読んでしまおう。

18:20、飛行機は新千歳空港に着いた。定刻通りだが長かった。
搭乗前にあれだけビールを飲んだのだから、ずっと寝ていられるかと期待したが一睡もできず、本は1冊全部読んでしまった。

荷物受け取りも無いので、飛行機を降りたら一目散にJR新千歳空港駅へ。
もう早く帰りたい。

18:30発の快速エアポートにはぎりぎり間に合った。
そのかわり満席。札幌までずっと立ちっぱなしだった。

19:07札幌着。ホームに降りると空気は冷たく、もうすぐ冬だと実感する。
西改札口を出ると、もう家に帰ってきたような気分だ。

晩御飯は何にしようかな。帰ってから作る気力もない。たこ焼きと1Lビールが効いて、あまり腹も減っていない。

家に着いてバックパックから荷物を出すと、私を忘れちゃいやよとばかりに、銀座で買った木村屋のあんぱんが出てきた。

今夜の晩御飯が決まった。

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 銀座 木村屋總本店のあんぱん2種。

 【4泊5日の旅行費用】
費目金額(円)割合
交通費(飛行機)7,3708.5%
交通費(博多→成田空港)32,78037.7%
交通費(その他)7,9709.2%
宿泊費(3泊)10,40012.0%
食費20,08923.1%
その他(土産、雑費など)8,2149.5%
合計86,823 

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 福岡市内→成田空港の使用済み乗車券。下車印が旅の記録。

 また長い旅行記になりましたが、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

〜おわり〜

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