2004年道東鉄道旅行記1

■ 夜行特急オホーツク 札幌→網走

2004年7月の金曜日、夜に札幌を発ち、週末に、釧網本線・花咲線・ふるさと銀河線と、道東を鉄道でぐるりと一周してきました。
ようやく訪れた初夏のさわやかな風を切って走るローカル線の旅は、都会生活をしばし忘れさせてくれました。 

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 使用した まるごと道東フリーきっぷ

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 夜遅くまで帰宅客で混雑する札幌駅。

金曜日の夜、夜行オホーツク9号で出発する。さすがに週末で、自由席は満席。この指定席も半分くらいの席がふさがっている。

夜行列車とはいえ、札幌からの最終列車も兼ねているので、岩見沢、滝川と停まるたびにたくさん下車してゆく。
指定席の客もほとんど旭川で降りてしまい、車内に残ったのはたった5人のみ。前の座席を向かい合わせにしてボックス席にして横になる。旭川発車後、車内は減光となった。

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 深夜の旭川駅に到着。

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 道内第二の都市、旭川で降りる人は多い。実質旭川までの帰宅列車だ。

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 旭川では25分停車。10年くらい前は駅弁の立売があったのだが。

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 オホーツクの次は稚内行『利尻』が入ってくる。未明の旭川駅は休むことがない。

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 減光された車内。小電球だけが灯る。

翌朝、北見の手前で目が覚めた。さわやかな快晴だが、寒い。北見では3人降りて、車内は2人のみとなってしまった。

左窓に網走湖を見て、6:15終点網走駅2番線についた。
ホームには、各車両から数人がパラパラと降りるだけで、なんとなく寂しい終点だ。
隣の1番線には、立ち食いそばが開店し、札幌行きの始発オホーツクが待機しているが、ほとんど誰も乗っていなかった。

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 網走手前では網走湖が見える。

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 網走駅の3番ホームに到着。右の1番ホームは札幌行オホーツク2号。

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 特急「オホーツク」終点網走駅。「モヨロ人漁猟の像」が出迎える。

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 網走駅改札口。


■■釧網本線 網走→釧路

網走からは6:41発釧路行に乗る。気動車キハ54の1両のみ。車内の座席は特急の中古リクライニングシートになっている。
夜行オホーツクから乗り継いだ15人ほどを乗せ、網走駅を発車する。市内を通り抜け、トンネルを抜けると、オホーツク海が広がる。

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 左が釧路行の列車。網走駅の跨線橋から。

そういえば、オホーツクの車内に時刻表を置き忘れてきたことに気づいた。
時刻表といっても、いつも持ち歩くのは駅の窓口でタダでくれる小冊子の物なのだが、先の行程は大体覚えているので、なくても支障はないのだが。

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 オホーツク海に一番近い北浜駅。

北浜から浜小清水までは原生花園の中を走る。黄色いエゾカンゾウの花が所々に咲いていたが、時期が少しずれていたようで満開とはいかなかった。
浜小清水からは、土曜だが斜里へ通う高校生が乗ってくる。

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 原生花園駅付近では花を眺めながら行く。

知床斜里で半分くらい降り、代わりに高校生が数人乗ってくる。ここからはオホーツク海と別れ、内陸部を行く。清里町で高校生が降り、車内には釧路へ行く7人連れとほか3人。釧路に用事で行くらしい7人連れはにぎやかだ。

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 知床斜里駅は乗降が多い。

緑では下り列車交換待ちで5分停車。停車中にちょっと降りてみたが、無人駅でたいしたものは無かった。
緑からは峠越えにかかる。さすがにキハ54の性能はたいしたもので、峠付近の急勾配も時速60キロ前後でぐんぐん登る。

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 5分停車の緑駅。

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 峠道は並行する道路も無く、行けども行けども緑一色。

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 キハ54の前後は展望にもってこい。

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 のどかな釧網本線の車内。

川湯温泉では、温泉帰りらしい10人ほどが乗ってきた。川湯温泉を発車すると右手に荒々しい硫黄山が見えた。
摩周、標茶とさらに乗ってきて、標茶からは立ち客も出るほどで、かなり賑やかになってくる。

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 木彫りの熊が出迎える川湯温泉駅。

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 車窓から見た硫黄山。川湯温泉駅付近。

五十石のあたりから右窓に有名な釧路湿原が見えてくる。

塘路では列車交換で9分停車。ずいぶんとのんびりしている。車内は禁煙なので、こういう停車時間は格好の喫煙タイムとなる。私はタバコは吸わないが、ちょっと降りてみる。駅舎はここも喫茶店になっていた。駅前は近くを国道が通っているせいか、ちょっとした観光拠点のような感じに見える。

駅の横にソフトクリーム屋があり、列車を降りた人が買って車内に戻ってゆく。結構売れていて、私もつられてソフトクリームを買ってしまった。一口含むと濃厚な味が広がる、かなり脂肪分が濃いようだ。
発車時刻になったので、ソフトクリームを持って車内に戻る。

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 『ノロッコ号』が発着する塘路駅。

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 駅前で買ったソフトクリーム。

列車は右手に釧路湿原を見ながら走る。
東釧路を過ぎ、釧路川の鉄橋を渡るとビル街が見えてきて、10:07終点釧路に到着した。網走から各駅停車で3時間26分、釧路がなんとなく大都会に思える。

釧路から根室行きに乗り換えるわけだが、1時間近く乗り換え時間があるので、一旦改札を出る。

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 釧路駅に到着。人里に来た感じがする。


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 国鉄時代からの古い駅名標。

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 釧路駅は自動改札。

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 釧路駅正面。

最近は景気が上向きと聞くが、地方は相変わらず不況なようで、この釧路もあまり活気は感じられず、すっかり沈んでしまったかのようだ。駅前の通りにも人影は少なく、駅地下のステーションデパートはいつの間にか廃業していた。

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 釧路駅構内のはずれに古びた電信柱が立つ。