2010年サハリン旅行記2

2010年9月6日
●稚内 10:00 → コルサコフ(大泊) 17:30 [アインス宗谷]

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北海道とサハリン(地理院地図・電子国土WEBより)

朝8:30、チェックアウトのためフロントに行くと昨日のおかみさんが出てきた。タクシーを呼んでもらった。
タクシーを待つ間、仕事ですか?と聞かれ、これから船でサハリンへ行くと答えると、ちょっと驚いたようだ。
おかみさんは、このホテルも前はロシア人客が結構多かったが、あまり良いお客さんではなかったというようなことを言った。おかみさんだけではないが、過去の様々な経緯から、稚内の人はロシア人に対してあまり良い感情は持っていないようだ。

国際フェリーターミナルは新しい建物になっていて、向かいには利尻礼文行きのフェリーターミナルも移転してきて、向い合せになっている。
タクシーはなぜか、利尻礼文行きの乗り場に着けた。「国際線はあっちじゃないの?」というと、手続きはこっちでやっていると言う。初耳だがそれに従ってタクシーを降り、中に入るとガランとして無人。
さっきの運転手が急いで入ってきて「すいません、国際線はやっぱりあっちでした」だって。オイオイ・・・まあそれだけ航路利用客も減っているということなのだろう。

新しいターミナルのホールは明るくて広い。以前のプレハブ小屋のような建物だったので見違えるようだ。新築したとたん唯一の路線が無くなるのはあまりにも勿体ない。

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 稚内港国際旅客ターミナル。

1か所の発券窓口には2人の係員が対応していて、行列ができている。乗船客はほとんどがロシア人のようだ。日本人は数えるほど。
初めてサハリンに渡った2000年の同時期は日本人の団体客でごった返していたものだが、すっかり淋しくなった。

ロシア人客はビジネスらしい人や文化交流らしい団体一行など。どの人もこれでもかというほどの手荷物を抱えてる。
一方日本人は、ツアーとわかる10人くらいの一行。視察旅行みたいな感じだ。個人の旅行者数名。これだけ。

まずは乗船券を買わなければならないので、窓口の行列に並ぶ。ここで券を買う人が意外と多い。考えてみれば、旅行会社任せの旅行でなければ、乗船券を買えるのはここ1か所しか無いのだ。
ようやく番が来て、パスポートを見せてコルサコフまで往復乗船券3万9600円をクレジットカードで支払い、券を受け取る。次いで脇にある券売機でターミナル使用券400円を買う。

出国審査開始までまだ時間があるので、新しいターミナルをウロウロと見て回る。2階に送迎デッキがあるほかは、何も無かった。

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 コルサコフと稚内の時差は2時間。

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 ターミナル内はロシア人ばかり。

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 アインス宗谷。ターミナル2階展望デッキから。

9:00になって出国審査開始。カウンターでスタンプを押してもらい乗船することになる。
ボーディング・ブリッジなんてあるはずもなく、直接岸壁から小さなタラップを渡って、船腹の入口から中に入る。入って階段を上ったところで係員に乗船券を見せ、同時にロシアの出入国カード、それと弁当とお茶を渡される。船室に入るとまだ空いている。
ロシア人客は出国審査に時間がかかるので後からやってくるのだろう。

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 船内2等席。そこそこ快適。

2等船室はすべてじゅうたん敷きの桟敷席になっている。空いている区画の隅に腰かけて、とりあえず出入国カードに記入する。書き方の見本は日本からプリントしたものを持ってきた。

前回は『税関申告書』というものも書いたはずなのだが、渡されなかった。後で売店の人に聞いてみたら、多額の現金や貴金属を持っているとかでなければ特に不要になったということだった。

出港前だが、自販機で100円ビールを買ってきて喉を潤す。

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 サハリン航路名物100円ビール。

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 乗船時に渡されるお弁当。普通の幕の内弁当。

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 ベンチが並ぶデッキ。日本が遠ざかって行く。

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 稚内半島の後ろにうっすらと利尻富士が見える。

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 宗谷海峡のモニュメント。

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 船内のロビー。喫煙場所でもある。

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 ロビーにはここでしか読めないサハリンのガイドが置いてある。

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 アインス宗谷船内の売店。お菓子やおつまみがメイン。

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 あまり種類は無いが免税の酒が並ぶ。

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 たばこも免税。

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 ロシア人は横になって毛布に包まりぐったりモード。