2008年ドイツ鉄道旅行記4

■ニュルンベルクHbf 13:28 → 14:38ヴュルツブルクHbf ICE28(フランクフルト行)

ニュルンベルクからはまたICEでヴュルツブルクへ行く。今度乗るのはウィーン始発のフランクフルト行きである。
発車10分くらい前にホームに行く。この駅からの乗客は1車両あたり10人くらいだろうか。
反対側のホームは人がいっぱい。さすが主要駅である。ニュルンベルク中央駅は新幹線でいえば盛岡駅あたりのような感じがする。

P9120440-001.JPG
 ニュルンベルク中央駅は主要駅らしくホームには多くの乗客が。

ほぼ定刻通り入ってきた26列車は結構乗客が乗っているが、ここで降りる人が大勢いて進行方向向き窓側の席に座れた。
車内は大変静かで落ち着いている。揺れもほとんどない。新幹線というより、日本のエル特急の雰囲気に似ている。

たまに、遠くに村が見える。赤い三角屋根の家々が集まってその村の真ん中に教会の尖塔が立っているというこの地方の昔ながらの家並みが印象に残った。

P9120447.JPG
 ICE車窓風景。市街地を過ぎるとどこまでも畑や牧草地が広がる。

この列車はヴュルツブルクまでノンストップだが、途中駅で運転停車した。なぜか同じICEに抜かれる。発車するがなかなかスピードが出ない。
また信号場のような所で停まる。今度は左側の線路を走り始める。右側の線路は保線工事をしていた。

P9120462.JPG
 ヴュルツブルク駅に到着。ICEは停車駅ごとに乗客がかなり入れ替わる。

定刻ならば14:25着だが、10分ほど遅れてヴュルツブルク中央駅に到着した。ホームの案内板には14:38発と表示してある。途中の保線作業のため時刻変更していたようだ。
この駅でもまた多くの乗客が入れ替わりになって発車していった。


■古都ヴュルツブルク

ヴュルツブルクは『ロマンティック街道』の起点となる都市で人口は約13万人。
中央駅の駅前は市電のロータリーになっていて、3〜5両編成の電車がぐるっと回って発着している。

P9120464.JPG
 ヴュルツブルク中央駅正面。駅前広場はトラムのループ線になっている。

P9120476.JPG
 ヴリュツブルクもトラムがある。

まず向かうのがマリエンベルク要塞。券売機で切符を買う。各系統は15分間隔で運転している。
しばらくして5番の電車が来た。駅前からの電車通りはずっと歩行者天国になっていて、賑やかな通りを電車はソロソロ走る。3つ目のラートハウス停留所で降りる。

P9120487.JPG
 賑やかなラートハウス停留所。後ろは聖キリアン大聖堂。

P9120492.JPG
 クラシックな街並みに派手な広告電車が妙にマッチする。

要塞の方向はすぐに分かった。聖者の像がいくつも立つアルテ・マイン橋は観光客らしい人が多い。
この橋から要塞を見上げるとあそこまで歩いていけるかなと思ったが、看板の通り坂を登って行くと、頂上の城に着いた。

P9120498.JPG
 フランケンの守護女神、フランコニア像。背景はマリエンベルク要塞。アルテ・マイン橋より。

DSC03076.JPG
 マイン川と旧市街の眺め。中央はアルテ・マイン橋。

石造りの城内には塔や教会があるが、人も少なくひっそりとしている。
なにやらドラクエの街を歩いているような気分になってくる。教会でセーブしていこうと思ったが、神父さんはいなかった。

旧市街を見下ろす眺めはとても美しい。しかし空はどんよりと雲が覆って暗い。晴れていればもっと綺麗な眺めだろう。もうすぐ雨が降りそうなので急いで山を降りる。

DSC03091.JPG
 マリエンベルク要塞、シェレンベルク門。街から坂道を登ってきてここが頂点。

DSC03098.JPG
 要塞にあるマリエン教会。

橋を渡ってさっきのラートハウス停留所まで戻ってきた。雨が降り出したので折り畳み傘をさす。通りを歩く人は傘をさしている人は少なく、少しくらいの雨ならば気にしないで歩いているようだ。

DSC03133.JPG
 アルテ・マイン橋。すっかり雨になった。

P9120499.JPG
 ラートハウス(市庁舎)と噴水。

P9120500.JPG
オープンカフェとトラム。

ここから中央駅までは1kmちょっとの距離なので線路沿いに歩く。
シェーンボルン通りは道の両側に店やカフェが並んだ繁華街になっていて、『トランジットモール』と呼ばれる歩行者と路面電車専用になっている。平日なのだが、とても人通りが多い。

P9120514.JPG
 電車も走る賑やかなシェーンボルン通り。

市街中心部への自動車の乗り入れを制限して、歩行者と公共交通機関のみ乗り入れるという交通政策はすでにヨーロッパでは主流になっている。
ドイツでもこの政策は地方都市にも浸透しているようで、ヴュルツブルクのような人口13万人程度の都市でも公共交通の利便性は高く、また中心部も大変活気がある。

P9120532.JPG
 歩行者と市電専用トランジットモールになっている。曲線を描く軌道が美しい。

P9120536.JPG
 次から次とやってくる電車。 

P9120562.JPG
 秋雨に街の灯照らす電車道

路上の軌道敷と歩行路との仕切りは特に無く、歩いているすぐ脇を電車が通過する。危なくないのかと思うのは日本人だからか。
歩行者は結構電車に気を付けながら歩いているようだった。

P9120542.JPG
 多くの系統が集中するユリウスプロムナーデ停留所。

P9130572.JPG
 中央駅に到着した電車。土砂降り。

雨はだんだん強くなって、中央駅に着くころには土砂降りになっていた。
本来ならば18:39発ICEで発つ予定だったが、この雨の中ではどこにも行く気がしないので次の列車でフランクフルトへ行くことにした。