2008年ドイツ鉄道旅行記3

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 2008年9月12日の乗車ルート
 ミュンヘン→ニュルンベルク
 ニュルンベルク→ヴュルツブルク
 ヴュルツブルク→フランクフルト
 フランクフルト→(夜行)ブレーメン

いよいよ今日からドイツ国内鉄道旅行になる。外は曇り。テレビで天気予報をやっていたがあまり天気は良くないようだ。

朝食は2階の食堂でバイキング。パンはさすがにおいしい。ソーセージも。
軽い朝食のあと、チェックアウトをして駅に向かう。

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 ホテルのバイキング朝食。ソーセージはとても美味しい。

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 バリデート前のジャーマンレイルパス。

まずはジャーマンレイルパスのバリデーションをしなければならない。
切符売り場らしい窓口があったので「ヴァリデーションプリーズ」と言ってパスとパスポートを差し出しすと、窓口の人は慣れた手つきで書き込んでスタンプを押して返してくれた。これでパスの使用開始になる。乗る日付は自分で記入しなければならない。

荷物はどうしようか。車中2泊だし持って歩く必要はあるまい。持っていると町に着くたびにロッカーに預けなくてはならないので邪魔になる。思い切ってミュンヘン駅で預けることにした。

手荷物預かり所はあるが開いていない。日本と同じコインロッカーが並んだスペースになっている。1日5ユーロで2日目以降は追加料金を投入して荷物を出すシステムも日本と同じ。盗難の心配もあるが、荷物(バッグと主に着替え)が無くなれば現地で買えばよいと割り切ることにした。


■ミュンヘンHbf 8:55→9:57 ニュルンベルクHbf ICE724(ケルン行)

駅に置いてある時刻表を見ると、ミュンヘン・ニュルンベルク間のICEは1時間に2本程度の間隔で運行されている。
最初に乗るのはICE724列車ケルン行。案内所上の発車案内板を見ると22番線と表示してある。 

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 いよいよドイツ新幹線ICEに乗車。ミュンヘン中央駅始発。

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 22番線の発車案内版。青地に白文字が標準。

ミュンヘン始発なので22番線ホームに既に入線している。ドアが閉まっている車両が多いが、ドア脇のボタンを押すと「プシュ」と音がしてドアが開く。

ドイツの駅ホームは列車の乗車位置は表示していない。
途中駅から乗車する場合はなど大きく書かれた標識が屋根からつり下げてあって、これが乗車位置の大まかな目印になる。
ホームの発車案内板には大まかな停車位置が2等車はA付近というように示されている。

早くにホームに行っても遅くいっても、要は自分の立っている場所に列車の扉が停まるかどうかが重要であって、席が取れるかは運次第なようだ。

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 落ち着いた感じのICE車内。座席の向きは固定式。

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 コンパートメントもある。ここも予約がなければ自由席らしい。

車内は2人掛けの座席が双方向に並んで、所々が4人向かい合わせ席になっている。4人席には大きなテーブルがある。車端部客室ドアの上には行先と次駅が表示される。さすがに座席幅も前後もゆったりしている。 

ドイツの鉄道はICもICEも基本的にすべて自由席なので、自分で時刻表で調べて乗りたい列車に気軽に乗ることができる。
事前に座席の指定もできる。予約の入っている席は、座席番号の所に予約客の乗車区間が表示されていて、その区間以外は自由に座れる。この客車内の座席には予約はほとんど入っていなかった。 

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 座席番号の横に座席の予約の入っている区間が表示されている。

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 ジャーマンレイルパスは自分で使用する日付を記入する。

この列車は次のニュルンベルクまでノンストップ。車内の乗客は数人だけ。がら空きのまま定刻にミュンヘン中央駅を発車する。車掌が検札に回ってきたのでさっき自分で今日の日付を書いたレイルパスを見せる。日付の所にスタンプを押して返してくれた。

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 車窓は単調。

1時間ほどでニュルンベルクに着く。到着時は車掌による到着駅案内と乗り換え列車の案内放送がある。ドイツ語と英語で、両方車掌の肉声による放送である。
ホームには大勢の人が待っていてこの列車に乗り込んでいった。

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 ニュルンベルク中央駅に到着。

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 ニュルンベルクHbfの駅名表示。


■ニュルンベルク

ニュルンベルク中央駅は通過型の駅になっていて、各ホームと駅舎とは地下道でむすんでいる。駅舎のあまりの重厚さに感心する。駅舎と向かい合わせにして旧市街の城壁がある。

中世のヨーロッパの都市では城だけでなく街全体が城砦になっていた。取り囲んでいる城壁の内側が旧市街ということになる。ちなみにドイツに「〜ブルク(ベルク)」と付く地名が多いが、ブルクとはこの城砦の意味である。

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 重厚な造りのニュルンベルク中央駅。各地からのICEが発着する鉄道の要所。

ニュルンベルクは第2次世界大戦で壊滅状態になった。今ではすべて昔のままに復元された。戦後ナチスによって行われた戦争犯罪を裁く国際軍事裁判「ニュルンベルク裁判」も開かれたところでもある。

駅の中に本屋があったのでニュルンベルク市内の地図を買う。日本からガイドブックも持ってきたが、どの都市の地図も中心部だけしか載っておらず、またトラムの路線も載っていないのがほとんど。
買った地図は持ち歩くのに良いサイズで、しかもトラムやバス路線の停留所・運行経路までわかるようになっている。街歩きに大変便利だった。

ニュルンベルク中央駅の駅前広場はトラムのターミナルになっている。石畳の中にトラムの線路が敷かれていて、軌道と歩行者の区分はされていない。
この日は中央駅から北方向の路線は工事で運休と表示してあった。

さっそく憧れていたトラムで街を見物することにした。自動販売機でトラムの1日券(TagesTicket)を買って9番の電車に乗る。

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 駅前はトラムのターミナルになっている。

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 低床電車の車内。すべてクロスシート。

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 運転台は前方1か所しかないので、後部は展望席になっている。ポールの機械は日付刻印機。

ナチス党大会会場跡が見えるドク・ツェントゥルム停留所が9番の終点。車内全員下車して自分も降りる。終点だがループ線は無い。電車はしばらく停車して6番の電車として発車していった。10分後に同じ様に来た6番の電車に乗る。

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 郊外は芝生敷の専用軌道になる。後ろの建物はナチス党大会会場跡ドク・ツェントゥルム。

途中シュワイガー通り停留所で下車する。ここでトラムの路線が十字に交差するしていて、市内に4番から9番まであるトラムの系統のうち6・7・8・9番の4系統がここに集中する。

右左折する系統もあるので、路面上の線路は十字に交わるだけでなく色んな方向へ分岐して曲がって行く線路もあるので、交差点は線路だらけ。路面電車マニアの私には曲線を描いて分岐して交わる多くの線路がとても美しく見えた。

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 線路が十字に交差して4つの系統が集中するシュワイガー通り停留所。路面に線路が交錯する。

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 メインストリートのケーニヒ通り。デパートと駐車場を結ぶ連絡橋から。

シュワイガー通りやアウフゼス広場で途中下車して、ハレ門で降りる。ここからは歩いてカイザーブルク(城)や旧市街を観光した。

ハレ門停留所でトラムを降りる。トラムの通りに沿ってレンガ積みの城壁が続いている。ここから、神聖ローマ皇帝の城だったカイザーブルクをはじめ、旧市街を歩いて回る。

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 古い家が連なってロマンチックなヴァイスゲルバー小路。

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 『デューラーの家』など木組みの美しい家々が連なる。



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 神聖ローマ帝国皇帝が住む城として1050年に建てられたカイザーブルク。

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 丘の上のカイザーブルクから望む風景。

カイザーブルクから坂道を一直線で下ると広場に出る。ここが中央市場でカラフルなテントを張った露店がたくさん出ていた。古風な聖母教会は巨大な建物。カメラに収まりきらない。

中心部のこのあたりは車は進入禁止になっていて、歩行者天国は平日とは思えないほど多くの人でにぎわっていた。

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 広い中央市場。金色の塔はシェーナーブルンネン。後ろは聖母教会。

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 中央市場。色とりどりの果物が目立つ。

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 ムゼウム橋から見る美しい水路。ペグニッツ川。

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 メインストリートのケーニヒ通り。
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 ゴシック様式の聖ローレンツ教会。

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 ソーセージを焼いて売っているインビス(屋台)。

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 インビスで買った名物のニュルンベルクソーセージ。パンに挟んで売っている。

旧市街を歩きまわって中世から変わらない美しい街並みに感激した。中心部から歩いて中央駅に戻る。
→4へつづく

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