2008年ドイツ鉄道旅行記9

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 2008年9月14日の乗車ルート
 バーゼル・バッド→リンダウ
 リンダウ→ミュンヘン


■バーゼル・バッド 6:37 → 8:43 フリードリヒスハーフェンStadt IRE3101(ウルム行)

ハンブルクから乗ってきた夜行ICE804列車は24分遅れでバーゼル・バッド駅に到着した。ほとんどの乗客もここで下車する。と言っても、各車両から数人出てくるだけ。この列車は次のバーゼルSBB駅まで行くが、車内はほぼ無人で回送列車のようだ。

スイスはEU圏外のため、ホームから通じる地下道の出口には税関があったが、無人。そのまま通り過ぎる。

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 バーゼル・バッド駅。ここはスイスにあるドイツ鉄道の駅。

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 バーゼルにもトラムがあって早朝から動いていた。

朝6時過ぎの駅前はまだ真っ暗。小雨も降っていて寒い。
今日は日曜日で、車も人通りも無く真夜中のようだが、市電はすでに動いていて駅前広場を電車が出たり入ったりしている。

ドーム状の天井が広い駅舎内は、今日のような日は殺風景で寒々と感じる。駅内のコンビニが開いていたので、パンとミネラルウォーターを買う。スイスはユーロが使えないが、このコンビニでは使えるらしい。ユーロで支払おうとすると、お釣りは無いと言われる。仕方なしにクレジットカードで支払う。

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 バーゼルSBB駅内部。ドーム状の屋根。

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 駅舎内にコンビニが入っている。

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 ウルム行き4両のディーゼルカー。

バーゼルからドイツとスイスの国境沿いに延びる路線があって、リンダウまで行くことができる。

まず乗るのはウルム行き4両編成のディーゼルカー。ローカル線だが、1等席や自転車積込みスペースもある。
車内なぜか夜行列車のように照明を落としている。薄暗いが各席に読書灯がある。

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 バーゼル・バッド駅で買ってきたパンなど。

ずっと単線で、たまに駅で対向列車と交換する。何キロくらい出ているかわからないが、木々や線路際の草がすっ飛んで行くほどのスピード感がある。バーゼル・リンダウ間206kmを2時間45分で結んでいるので、日本ならばローカル特急並みの速さだ。

車窓は丘陵地帯の中にトウキビ畑や牧草地が広がっていて、いかにも農村地帯という感じ。

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 シャフハウゼンでは複線電化の線路が寄り添い再びスイスに入る。

だんだん開けてきて、複線電化の立派な線路が寄り添ってくるとシャフハウゼンに到着する。チューリッヒ方面へのICE列車も発着するジャンクションらしく大きな駅だ。ここは再びスイスだが列車は普通に停車して発車する。ドイツレールパスでもそのまま乗れる。

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 シャフハウゼン駅。

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 バーゼル・ウルム間気動車の車内。

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 ゆったりした座席。ボックス席には大型テーブルもある。

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 ドイツ南部の農村地帯を走る。

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 しばらく車窓にボーデン湖を見ながら行く。


■フリードリヒスハーフェンStadt 8:47 → 9:22リンダウHbf  RB22711

この列車はウルム行なのでリンダウへは途中のフリードリヒスハーフェン駅で乗り換える。乗り換え時間は4分。駅舎に面した1番線から地下道を通って3番線へ。そういえばドイツの駅では各ホームを地下道で結んでいて、跨線橋は見なかった。

乗り継いだリンダウ中央駅行の列車は2両編成。1両目は老人の団体さんが乗っていて賑やかだが、2両目はガラ空きだった。

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 フリードリヒスハーフェンでリンダウ行に乗換え。

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 乗り継いだリンダウ行。こちらもローカル線の気動車。

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 途中駅。駅舎のなかに信号てこがたくさん見える。自動化されていない路線らしい。

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 車内から見えた変わった形の腕木式信号機。

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 湖を渡ってリンダウ島へ渡る。

リンダウはボーデン湖に浮かぶ島になっている。列車も湖を渡って島に乗り入れる。車内から見える湖は晴れていればキレイなのだろうが、厚い雲がたちこめた空の下暗い湖面が広がっている。
バーゼルから2時間45分、ほぼ定刻にリンダウ中央駅に到着した。

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 頭端式のリンダウ中央駅。


■リンダウ

ボーデン湖はドイツ、スイス、オーストリアの三国に面していて、リンダウはその湖に浮かぶ島になっている。島全体が中世の雰囲気で統一されていて、ドイツの保養地のような町になっている。

日曜の朝9時半なのでまだどこも開いてなく、人もほとんど見かけない。駅近くの観光船乗り場だけが人だかりがしていた。

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 港の灯台とライオン像。観光船が入港。

地図は持っていないので適当な方向へ歩く。まだどこも無人で静まりかえっている。暗い曇り空の下、ヨーロッパの昔ながらの町並みはどこか暗い影の印象を受ける。
歩きまわって路地で迷っていたら、どこからか教会の鐘が鳴り響いてきた。幻想的な感じがして、どこかの物語にでも迷い込んだ錯覚になった。

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 マルクト広場と教会。

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 美しいリンダウの町並み。

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 1436年建築のリンダウ旧市庁舎。

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 リンダウ中央駅。

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 リンダウ駅舎内部。歴史を感じるが少々寒い。

三角屋根のリンダウ中央駅は小さいながらも風格がある。ホームは頭端式4面8線で構内は広い。ローカル列車の発着が主体である。

2008年ドイツ鉄道旅行記10

■リンダウHbf 11:12  → 13:28ミュンヘンHbf  EC193

三角屋根のリンダウ中央駅は小さいながらも風格がある。ホームは頭端式4面8線で構内は広い。ローカル列車の発着が主体である。

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 リンダウ中央駅はローカル線のターミナル駅といったところ。

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 スイスのチューリッヒ始発のユーロシティ列車。

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 スイス国鉄の電気機関車が牽引してきた。

リンダウからミュンヘンまで乗る列車はスイスのチューリッヒ始発のEC(ユーロシティー)列車である。リンダウまではスイスの電気機関車が牽引してきたが、ここでドイツのディーゼル機関車に付け替える。リンダウから乗車する人はほとんどいない。

編成は1等2両、2等5両、それに食堂車の8両編成。乗った車両は車内に3人しかいなかった。座席はオールボックスシートだが、向かいの座席との間隔はとても広くゆったりしている。

発車してから車掌が検札に来て、「ネクストコーチ」と言う。この車両は寒いので隣の車両に移るとよいと言ったようだ。「ダンケ」と言ってお言葉に甘え隣の車両に移る。こっちは暖房が入っているのか幾分温かく、乗客もチラホラ乗っていた。

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 車内はオールボックス席。

座席の心配もいらないので、食堂車に行く。半円状のテーブルが並んだ変わった配置になっている。
席に着いて、テーブルにあったメニューを見る。「チキン・カリー・ライス」というのがあったのでこれを注文する。て言うかこれしか読めなかった・・・。ドリンクのビールはメニューにあった適当なのを指さす。

カレーはカレーシチューのような感じ。カレー粉のスパイスは効いている。なぜかフルーツも入っていた。ライスは細長くポロポロしているので食べずらい。残念だがあまりおいしくなかった。これ一皿で15.8ユーロ(約2千円)とは結構いい値段だ。ビールは缶入りだがこれはおいしい。

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 変わった座席配置の食堂車。

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 ドリンクのビール。なぜかオランダのブランドだった。

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 チキンカレーライス15.8ユーロ。

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 食堂車の車窓。

食堂車から戻る途中トイレに寄ったが、下が丸見えの垂れ流し式だったのには驚いた。

列車は80〜100km/hくらいのスピードで走る。今までICEに乗ってきたのでゆっくりに感じる。緩やかな起伏の丘陵地帯がどこまでも続く。
空いているのもあって車内はとても静か。

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 途中のブッフレ駅。対向列車の車掌さん。

途中のブッフレ駅からは電化区間になり幾分かスピードも上がった。だんだんすれ違う列車も多くなり、何本もの線路が並行するようになる。
ミュンヘン中央駅到着は定刻より10分遅れの13:38であった。

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 リンダウから牽引してきたディーゼル機関車。ミュンヘン中央駅に到着。

ドイツ鉄道乗り歩きはここでおしまい。一昨日荷物を預けたコインロッカーで2日分追加料金10ユーロを投入して荷物を出す。
初日に泊まったのと同じホテルに再びチェックインする。

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 初日と同じホテルの部屋。


■ミュンヘン再び

夕方、外に出る。街歩きとあと夕食。

時刻は3時過ぎ。暗い雲がたちこめて冴えない空模様だった。一応傘を持って出る。

目抜き通りのノイハウザー通りを歩く。相変わらず人出は多いが、通りに面した店はほとんどが閉店している。
今日は日曜日だった。ドイツでは日曜日はほとんどの店が休みになるのだった。
デパートも今日はすべて休み。そんな店先にはストリートミュージシャンがいて、格好のステージとばかりに演奏していた。


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 定休日の店先で演奏するストリートミュージシャン。

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 薄暗い曇り空で、マリエン広場の新市庁舎もいまいち冴えない。

初日に行ったビアガーデンで一杯やっていこうと、ヴィクトリアーリエン市場へ行く。しかし、日曜日のためか、雨天のためか分からないが、ここも閉店していた。ひと気のないテーブルだけが並んでいる。

夕食はちょっと勇気を出して、ビアレストランに入ってみた。
店は『ヴァイセス・ブロイハウス』。マリエン広場から近いのと、地球の歩き方に”日本語メニューあり”とあったからだ。

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 ビアレストランのヴァイセス・ブロイハウス。

席に着き、「ジャパニーズメニュープリーズ」というと店員は日本語メニューを持ってきてくれた。これはいい。
メニュー表には番号が振ってあり、店員に番号を伝えて注文した。

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 日本語メニューが置いてある。

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 ここのオリジナルビール『シュナイダーヴァイセ』。

ビールはさすがに本場で種類が多い。よくわからないし、メニュー表の一番上にあった『シュナイダーヴァイセ』というビールにした。

以下はメニュー表記載の引用です。

”深みのある琥珀色をもち、力強い味わいのヴァイスビア。クローブやナツメグを思わせる心地よいスパイシーなアロマ。バランスの取れた、爽やかで、コクのある味わいです。世界に名を馳せる元祖ヴァイスビア。 −蔵元初代が1872年に考案した秘伝の調合に基づく醸造”
”アルコール分5.4%、麦汁濃度12.5%”

ビールを飲んで、料理を待っていると相席になった。ドイツ人夫婦。どこから来たなどと英語で訊かれ、フロムジャパンなどと答える。

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 ポークソーセージ4本ザワークラウト添え。

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 相席になったドイツ人夫婦に撮ってもらったもの。

ビール1杯とソーセージ一皿だけで店を出た。外は雨が降り出していた。傘を持ってきて正解だった。

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 ヴァイセスブロイハウス。外観はこじんまりしているが中は広い。

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 また雨降りになった。マリエン広場。

歩いて中央駅まで戻る。
まだ明るいし、このままホテルに戻る気もしない。ビールを一杯飲んで気持ち良くなっているせいもあった。

駅構内をぶらぶら見物して歩く。
売店やカフェ、コンビニなど駅構内は色んな店がそろっていて賑わっている。

中でも立食テーブルがならんだコーナーは人気だ。インビス(軽食店)で買った飲食物を持ち込むスペースで、自由に利用できる。

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 売店やカフェ、コンビニなど駅構内は色んな店がそろっていて便利。

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 『インビス』と呼ばれる軽食のスタンドと立ち食いのテーブルが並んでいる。

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 ニュルンベルグソーセージを焼いて売っている屋台。

私も屋台でソーセージパンとビールを買って、立食テーブルで食べてみる。
人が行き交う駅構内や発着する列車がここから良く見える。いつまでも居たいと思うほど最高のテーブルだった。

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 ニュルンベルクソーセージを挟んだパンと缶ビール。

すっかり暗くなった。駅構内のコンビニでビールを買い、部屋でまた飲んだ。

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 ホテルの窓から、夜景。

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 駅でビールを買ってきて部屋でまた飲んだ。横のチップスは結局開けなかったが。

明日は1日ミュンヘン観光をする予定だ。天気が良くなればいいのだが。

2008年ドイツ鉄道旅行記11

■ミュンヘン1日見物

朝のニュースで天気予報をみていると、ミュンヘンは曇りのち雨。今回の旅行はあまり好天には恵まれなかった。
雨ならばずっとトラムに乗っていればいいやと思って出かける。

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 ホテルの朝食。ソーセージとニシンの酢漬け。質素ながらおいしかった。

中央駅前にある停留所の券売機で市内交通の1日券(Single-Tageskarte)を買って電車に乗る。車内の刻印機に切符を差し込んで刻印すると切符が有効になる。これは、SバーンやUバーン(地下鉄)でも同様で、改札口のかわりにホームに降りる階段の所に刻印機が設置してある。

ミュンヘン市内はトラム(路面電車)が市内各所に伸びていて、主な観光地はトラムですべて回れるほどだ。電車は3両編成でほとんどが低床電車のため乗り降りが楽。切符を乗車前に購入する方式なので、すべての扉から乗降できる。

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 市内を走るトラム。道路上でも電車優先が徹底しているので、日本の路面電車とは違う。

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 車内の刻印機。乗車したらまず切符を機械の穴に差し込んで刻印する。

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 クロスシートのトラム車内。

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 すれ違う3両編成の電車。

17番の電車に乗ってまず向かったのがニンフェンブルク城。1664年から1674年にかけて建設され、ヴィッテルスバッハ家の夏の離宮として使われた。
広大な敷地は全部見て回ると1日以上かかりそうだ。城本棟のみの見学は5ユーロである。ここはトイレが無料だったので済ませておく。

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 ニンフェンブルク城。トラムで行くことができる。

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 城のまわりは水路で囲まれている。

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 城内から見た広い庭園。

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 優雅な大広間はこの城で最も美しいとされる。

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 天井に描かれたフレスコ画。

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 白鳥とニンフェンブルク城。

トラムで再びカールス広場まで戻ってきた。そこからノイハウザー通りを歩く。
昼食はどうしたもんかと、初日に行ったヴィクトリアーリエン市場に行ってみた。ここにはビアガーデンがあるからだ。
しかし、今日はクローズ。

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 ノイハウザー通り。

じつは私は語学の教室に通っているのだが、そこの先生にミュンヘンに行ったら市庁舎の食堂はおすすめだという話を聞いていた。そんなことを思い出して、新市庁舎に行ってみる。

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 新市庁舎1階の食堂入口。

カンティーネ イム ラートハウス(kantine im rathaus)
訳せば市庁舎食堂になる。市庁舎1階中庭に面した所にあるのでちょっとわかりにくい。

市庁舎併設のセルフサービス式食堂なので安い。トレーを持って並び、前の人と同じものを指さして盛り付けしてもらう。昼時は勤め人やOL風の人たちで混んでいる。ビールもあって、買い物帰りらしいご婦人がビールを飲みながら食事しているのも普通に見られた。

一人客が多いので気が楽。私もビールを飲みながらここでランチにした。ガイドブックに載っている市庁舎地下のレストラン「ラーツケラー」とは別のようだ。

無料トイレあり。(月曜〜金曜11:00〜18:30、土曜12:00 〜 16:00)

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 チキンに付け合わせはシュペッツェレというパスタ。全部で12.4ユーロ。

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 カジュアルな感じのセルフサービス食堂。ランチにビールをつける人も多い。

午後からは予報通り雨が降り出した。ほかにも行きたい所はあったが、雨の中を歩く気はしない。市内の1日券を持っているし、トラムからしない見物をする。車内から街並みを眺めるのは楽しい。午後はずっと電車に乗っていた。
それにしても市内各所に伸びているトラムは乗り応えがある。1日では全路線制覇は無理だ。

ところで、ミュンヘンに限らず欧米の路面電車は片側にしか運転台が無いのが主流である。終点でどうするのかと言うと、終点の線路はループ状になっていてそこをぐるっと回って反対方向に出発する仕組みになっている。出入り口も右側にしかついていない。電車の最後部は運転台が無いので展望席のようになっている。

あちこちトラムに乗って、車内から街見物を楽しんだ。
再び中心部に戻ってくる。

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 歩行者と電車専用のトランジットモールになっているペルーザ通り。

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 アーチの下を通る。マッファイ通り。

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 土産物店と観光客。

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 バイエルン州立歌劇場とトラム。

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 ショーウィンドーに並んだ土産物。

街をぶら歩きしていると三越の看板があった。入ってみるとデパートではなくギフトショップといった感じの店だった。日本人の店員がいて、日本語が通じる(当たり前だ)。
ここでデディベアとくるみ割り人形を買う。餞別をくれた親と伯母への土産とした。
あとミュラー(Müller)というドラッグストアがあったので、お菓子や小物の土産を買い込んだ。

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 三越ミュンヘン店。ここで土産物を買った。

一旦ホテルへ戻り、荷物を置いてくる。

夕食は昨日と同じヴァイセスブロイハウスへ。同じところとは芸がないが、わかっているので安心ではある。
店に入ると満卓の大盛況のようだったが、奥に行くと空きテーブルがあった。

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 今日も大盛況のヴァイセスブロイハウス。

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 奥の方は一人でも落ち着ける雰囲気だった。

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 ミュンヘン名物のヴァイツェンビア(白ビール)。

相席にはならなかったのでゆっくりできた。ビールも3杯飲んですっかり満足した。
2時間ほど居て、外に出ると8時を過ぎていた。

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 すっかり暗くなった。

マリエン広場から地下鉄に乗って中央駅に戻る。

21時近く、ちょうど国際夜行列車が各方面に出発する時刻だった。このままホテルに戻る気もしないので、しばらく駅に発着する列車を見物する。

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 ミュンヘン中央駅正面の夜景。

数あるホームの一番左側12・13番線ホームはちょうど国際夜行列車が発車を待っていた。国際列車らしくあちこちで見送りや別れが繰り広げられていた。日本ではすでに過去のものとなってしまったシーン。

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 発車を待つ国際寝台列車。左がローマ行、右はパリ行。

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 国際列車らしくホームのあちこちで見送りや別れのシーンが繰り広げられる。

発着する列車を見ていると飽きない。しばらく駅にいてからホテルに戻った。
明日は最終日。午後の飛行機でミュンヘンを発つ。

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 ドラッグストアで買った土産物など。奥は駅で買ったビール。

2008年ドイツ鉄道旅行記12

今日はドイツ最終日。朝食のレストランは日本人だらけ。日本語の会話があちこちで飛び交う。

ミュンヘンでの宿泊は駅前のビジネスホテルのようなところだったが、朝食はバイキングであった。べつにこれと言った献立はなかったが、ソーセージとパンのおいしさは格別。日本に帰ってからこのソーセージとパンの味を探したが、ドイツに匹敵する水準のものは日本では手に入らないようだ。

フロントでチェックアウトの時刻を尋ねると12時までということだ。空港へは午後に行けば良いので午前中は街中を歩くことにした。

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 バイキングの朝食。野菜は少ない。こちらではピーマンを生で食べるようだ。

雨は上がったが薄曇りですっきりしない天気。巨大なフラウエン教会やヴィクトリアーリエン市場、開店したばかりのデパートを覗いたりしながら過ごした。

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 ミュンヘンのシンボル、フラウエン教会。

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 ヴィクトリアーリエン市場。

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 マジパン(砂糖とアーモンドを練り合わせた菓子)で作られた飾り物。

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 肉屋のショーケース。

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 惣菜屋のショーケース。

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 またソーセージを買ってしまった。

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 人通りが多いノイハウザー通り。

12時少し前にホテルをチェックアウト。中央駅からSバーンの電車で空港へ向かう。

まだドイツレールパスが1日分残っているので、今日の日付を入れる。市内から空港までしか乗らないのに1日分を使うとはもったいない話だが、トータルで考えれば十分使ったので良しとする。

空港のカウンターで手続きをする。ここでも関西空港までチェックインできる。荷物を預けて身軽になり、空港見物をする。

地下街に「ノルトゼー」があって、ここにも寿司が冷蔵ケースに並んでいた。前から気になっていたので、昼食に1つ買ってみる。「SUSHI-Box Bento」とパッケージされた中身は、太巻・サーモン・エビ・かっぱ巻き・鉄火巻。酢が違うのか、シャリの風味がちょっと変わっていた。

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 空港駅からターミナルまで地下街が結んでいる。

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 空港にあるノルトゼーのカフェ。

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 空港地下のノルトゼーで食べた寿司弁当。


■ミュンヘン 15:45 → 23:45ドバイ  EK050 (エミレーツ航空)

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 ミュンヘン〜ドバイの搭乗券。当然ながら日本語の文字は無い。

出国手続きをして、ゲートラウンジへ。人はまばらにしかいない。免税店を見るが特にこれといったものも無い。
カフェでビールを飲む。ホブロイハウスのビールだろうか。やっぱりおいしい。ドイツビールもこれが飲み納めである。

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 免税店が並ぶ搭乗待合室。

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 ゲートラウンジ内のカフェで一杯。ホーフブロイハウスのマークがついたジョッキ。

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 帰りもエミレーツ航空。

帰路もドバイまで6時間のフライトになる。機内は空いていて空席の方が多いくらいであった。
日本人の客は自分一人だけ。ミュンヘン市内では『地球の歩き方』片手の日本人旅行者をよく見かけたが、ドバイ経由というのはマイナーなルートなのだろうか。自分は結構気に入ったのだが。

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 機内の座席(エコノミーは後ろだが)。ドバイまではすいていた。

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 メインは「マンゴーチキン」。カレーライスのようだがちょっと違う不思議な味。

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 ドリンクはアムステルビール。今回の旅はなぜかオランダ製のビールによく当たる。

18:10、トルコ上空あたりで陽が沈む。夕焼けがきれい。だんだん暗くなってくる。機内の他の乗客は寝ている人が多い。地上の暗闇の中に人家の灯りがひとつふたつと雲の合間から見える。

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 トルコ上空で日が沈む。

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 深夜のドバイ空港に到着。ターミナルまではバス移動。暑い。

23:30にドバイ空港に到着した。バスに乗るためタラップの階段を降りるとムッとした暑苦しい空気に包まれる。

ドバイでの乗り継ぎ時間は2時間50分である。深夜0時過ぎのドバイ空港は昼間のように大勢の人でごった返してすごい活気。ホールに座ったり横になったりしているのは出稼ぎなのだろうかアフリカやアラブ系の人たち、階下の免税店を埋めつくしているのは韓国・中国それに日本人である。

私も免税店で珍しいアラブの民芸品を何点か買った。

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 トルコ上空で日が沈む。

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 アラビアの民芸品が並ぶ免税店。


■ドバイ国際空港 2:35 → 17:20 関西空港  EK316(エミレーツ航空)

ドバイからの関西空港行さすがに日本人ばかりになった。この便もわりと空いていて、隣も空席だったので関西空港までの9時間45分のフライトはゆったりと過ごすことができた。

離陸して1時間ほどした3:30頃機内食が配られる。日本時間なら8:30、ドイツ時間なら夜中1:30である。無茶苦茶な食事の時間は国際線では仕方ない。ドリンクにビールと日本酒をもらって、食事後もお酒をちびちび飲んでいたが眠気も吹っ飛んでしまった。

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 軽食ながら牛肉の照焼きを中心にボリュームがある。

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 ドリンクは日本酒にしてみた。『白鶴スカイキャップ』。

ここからは日本時間にします。

9:40明るくなってパキスタン上空。12:12ウルムチ上空。機内はブラインドをすべて下ろして真っ暗。
15:00、2回目の機内食(朝食:プレーンオムレツとマッシュルームソテー、ベイクドビーンズ添え)。
16:25、雲の合間から日本が見えた。岡山付近から瀬戸内海へ。

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 ヒマラヤの上空だろうか。

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 中国上空を飛ぶ。日本まであと4時間。

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 2回目の機内食。

16:40関西空港到着。

税関はほとんどフリーパス状態だったが、なぜか自分の番だけ鞄を開けさせられる。前回、前々回のロシア旅行のときもそうだった。自分は税関係員には相当怪しい顔に見えるのか?

ともかく、ようやく無事日本へ帰ってくることができた。一人で海外へ行ってこの帰国時の開放感は格別のものがある。


■関西空港 19:20 → 21:10 新千歳空港  EK6255便(JAL)

フライトはこれで終わりではない。今度は荷物を持って国内線ターミナルへ行って札幌までの便のチェックインをする。

時間があったので空港内のフードコートで、せんば自由軒の「名物カレー」とビールで夕食にする。ドイツビールに慣れた身でプラスチック容器に注がれたビールを飲むと「なんじゃこれは」と思うほど味気なく思えた。

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 光の洪水。大阪・梅田付近の夜景。

関西発札幌千歳行き最終の飛行機は、スーツ姿のビジネス客でほぼ満席。窓の外の下界は眩しいほどの光の洪水である。日本に帰ってきたはずなのだが実感が湧かず、まだ魂はドイツのあたりをウロウロしているようだ。

見るもの聞くものすべてが珍しく、夢中で駆け廻って長かったか短かったか分からない8日間だった。記憶を整理できるまではまだ時間がかかりそうだ。しかも明日は通常通り出勤である。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

〜おわり〜

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 ドイツで買った土産物。これ以外にもまだたくさんあるが。

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