2006年寝台特急北斗星旅行記2

■■上野16:50発「北斗星1号」札幌まで

16時28分上野駅13番線。北斗星1号がゆっくりとバック運転で入ってくる。ホームには北斗星で札幌に向かう人たちが入ってくる列車にカメラを向けている。
これから北海道旅行に出発というような人たちが多く、また、わりかし若い人が多いので発車前のホームは明るい雰囲気である。

北斗星1・2号はB個室主体のJR北海道持ちの編成で、開放型B寝台は2両しか付いていない。

今回していされた寝台は1号車。ホームの一番先頭の車両である。13番線には売店が無いみたいなので、途中の階段を登ってコンコースの売店でビールやら駅弁やらを買い込む。

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 大勢の乗客が見守る中、北斗星1号はゆっくり入線してきた。

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 『カシオペア』に一番の座は譲ったが、今でも上野駅13番線の花形に変わりない。

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 バック運転なので慎重に停止位置に合わせる。

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 みんなカメラを向ける北斗星。楽しい北海道への出発の一コマ。

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 北斗星1号札幌行の表示。

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 車両の行先表示幕。『札幌』の表示も誇らしく。

1号車B寝台はホームの一番端に停まっている。車内に入ると、ヨーロッパの昔の列車のようなコンパートメントが並んでいる。

このB寝台は「Bコンパート」とも呼ばれ、各ボックスには扉と暗証番号式のロックが付いている。普段は扉は全開のままロックされているが、ボックスを4人グループで使用するときは、車掌に頼めば4人用個室として使わせてくれる。家族連れなんかに良いかもしれない。扉を閉めて個室にしているボックスもあった。

もちろん通常の解放B寝台としても使用される。その場合当然相部屋となる。

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 1・2号のB寝台は簡易コンパートになっている。

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 各寝台には引戸のドアが付いている。

車内に入ると同じボックスにはすでに先客がいた。「どうもお世話になります」と一声かける。やっぱりこういう一声が大事だな。最近は車内で知らない人と話するようなこともまず無くなったもんな。

向かいの下段のおじさんは札幌の人で、大学の同窓会だかで東京に出てきたそうだ。自分と同じく、「札幌・東京フリーきっぷ」を持っている。行きは「スーパー北斗」、「スーパー白鳥」、東北新幹線「はやて」を乗り継いできたと言うからかなりの好きモノと思われる。

1号車B寝台は、上野発車時点はがら空きで、まだ人のいないボックスもいくつかある。まだ夕方5時前、途中駅から乗ってくるのだろう。

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 Bコンパートと言っても普通のB寝台と変わらない。

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 上野駅で買った横浜のシウマイ弁当。

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 暗証番号キーも備わっている。使うのは個室貸切のグループ客の場合だろう。

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 個室の号車番号はデジタル表示。

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 最前部の1号車デッキから機関車が見える。

1時間くらいして、6号車のロビーカーへ行ってみる。この車両は半室のみのロビー室なので非常にコンパクト。10人入れば満員になってしまう。それでも、乗客の多くは個室に引きこもっているのか、このロビー室は常に4〜5人が利用しているだけだった。

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 コンパクトなロビー室。

20時30分になり、食堂車からパブタイムの放送がある。早速食堂車へ。木目調でステンドグラスがはめ込まれた扉は重そうに見える。
木目調の壁やステンドグラスが重厚である。それらを各テーブルの赤いスタンドが妖しく照らす。レストランというよりもキャバレーと言う感じがしないでもない。
今はパブタイムなのでこの方が良いのかもしれない。

レジ前のテーブル1卓は菓子や北斗星グッズなどが並ぶ。売店も兼ねているようだが、ワゴン販売もあるのでわざわざ食堂車まで買いに来る人はいなかった。
混んできたら品物を片づけてテーブルにするのだろうが、空きテーブルばかりの今日ではその必要はなさそうだ。

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 北斗星1号の食堂車は重厚なデザインのJR北海道車。

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 食堂車では売店もやっている。

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 赤い照明と夜景がさらに重厚さを引き立てる。

メニューは行きの4号と全く同じであった。今度は「牛タンスモーク」と「ハウスワイン」の白にした。

牛タンスモークには生野菜と白髪ネギがトッピングされている。しかしこの牛タンは真空パックから出したばかりですと言わんばかりに全部ひっついて固まりになっている。せめて真空パックだと分からないように全部バラして盛り付けてほしかった・・・

食堂車のお客は少なく、また、ドリンク1杯で引きあげる客ばかりなので淋しい。食堂車のクルーたちも手持ち無沙汰に見える。ワゴンの車内販売が戻ってくるが、個室ばかりなのであまり売れないだろう。

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 牛タンスモークと白ワイン。

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 何となくキャバレーのようにも思えたり・・・。

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 ステンドグラスの配された食堂車入口。

空いているのですっかり長居した。ワインも1本開いたので、仙台を出てしばらくしたあたりで1号車の寝台に戻る。いつの間にか上段寝台のカーテンも閉まっていた。

通路の腰かけで上野駅で買った生ぬるいビールをまた飲んでいると、北斗星グッズの車内販売が来る。せっかくだから「星のチョコサンド」というのをお土産に1つ買った。北斗星マークが描かれた紙袋に入っていて1袋620円。

列車は東北本線を北海道へ向かってひたすら北上。
ビールを全部飲んで寝台に横になると、背中が揺さぶられるようによく揺れる。旅の疲れと酒のせいですぐに眠りにつく。

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 最後部の窓から見る景色。

いつの間にか青函トンネルも函館も過ぎていて、朝起きたら長万部の手前あたりを走っている。1号車の最後部デッキからは函館で向きが変わったので展望車のような景色が眺められる。人の手というものをほとんど感じさせない荒涼とした風景が続く。

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 運よく食べられた和定食。

6時50分頃食堂車に行く。覗いてみると空きテーブルがあったので中に入って席に着く。和定食がまだあったので和定食にした。行きの4号のは開店即完売だったようだが、こっちは余裕がある。連休明けの月曜日だからかもしれない。

やがて運ばれてきた和定食は、重箱におかずとご飯が詰められた幕の内弁当風。味噌汁とお茶が付く。おかずは、切干大根の煮付け、里芋・レンコン・ガンモなど煮物、ホタテ、フルーツ、マカロニサラダ、卵焼き、蒲鉾、それに塩鮭の焼いたのがドンと入る。朝からたいしたボリュームで、感心してしまった。

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 内浦湾の海を見ながらの朝食。

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 食後のコーヒー。

洞爺の手前あたりから列車は内浦湾の海岸沿いを走る。車窓から海を眺めながらの食事は気持ちがいい。晴れていれば、対岸に駒ケ岳も見えるのだろうが、今朝はあいにく曇っていて、何となく暗い海面が広がっている。
食後はコーヒーが出る。今日はすいているので、のんびりと食堂車の雰囲気を楽しんだ。

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 ロビー車の半分はB個室になっている。

札幌が近くなると、雨が降り出した。今冬は雪は多いのかねえ、などという話を向かいのおじさんとする。

北広島、新札幌と通過。列車は札幌市内に入る。雨はますます強くなって来た。毎度のことだが、豊平川を渡ると札幌に帰ってきたと思う。

9時18分、定刻に列車は札幌駅に到着した。

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 上野から16時間28分かけて札幌に到着。お疲れ様でした。

上野から16時間28分の北斗星1号の旅もこれで終わり。
私は家へ帰るが、乗客の多くはこれから道内各地へ向かうようで楽しそうだ。

列車を降りても昼くらいまで地面が揺れているような感覚が抜けなかった。

(旅行日2006/11/5)
→おまけ これが解放B寝台だ
posted by pupupukaya at 16/11/26 | Comment(0) | 2006年北斗星旅行記(リメイク版)
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