2013年道北・宗谷岬へ4

クッチャロ湖 〜 ベニヤ原生花園 〜 浜頓別

国道275号の終点、浜頓別まで来た。
朝方は多かった雲も無くなって快晴になったが気温も上がってきた。

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町の西側に広がるクッチャロ湖。

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なぜか湖面を見つめる白鳥が1羽。

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周囲に山がないのでだだっ広い印象。

今からちょうど20年前に浜頓別に来たことがあって、当時天北線は既に廃止されていたがクッチャロ湖に架かる鉄橋はそのまま残っていた。いまはどうなったのだろうか。

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旧天北線のサイクリングロードに向かう途中あった「出没 熊注意」の看板。

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サイクリングロードになった旧天北線廃線跡。

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サイクリングロードからのクッチャロ湖。旧天北線を走る列車からも同じ風景が眺められた。

クッチャロ湖の鉄橋は立派なサイクリングロードの橋になっていた。しかし橋の下を見ると、天北線当時の鉄橋がそのまま残っていた。

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線路跡に作られた道路なので、土台は旧天北線のまま残っている。

このあと町の北にある「メグマ原生花園」へ行ったが、こちらの花は時期が遅かったようだ。

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メグマ原生花園の細長い海跡湖。

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オホーツク海。遠くに神威岬を望む。

再び浜頓別まで戻ってきた。朝はパン1個しか食べていなかったので、浜頓別で早めの昼食にしたいが何を食べれば良いのだろうか。

スマホで検索してみると「はまとん定食」というのがあったのでそれだとレストランへ向かった。

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クッチャロ湖畔にある「浜頓別温泉ウイング」

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「浜頓別温泉ウイング」のレストラン。

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ここの名物「はまとん定食」(1,050円)。ホタテ、毛ガニ、鮭、イクラなどの旬の地元食材を使用した定食。

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ホタテのバター特製ソースかけ。しょうが風味が効いていた。

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サケ、毛がに、イクラのちらしずし。

「はまとん定食」は千円とは思えないほど豪勢な内容だ。ランチというより酒の肴(特に日本酒)にピッタリなものばかりだった。車があるとお酒が飲めないのだけに残念だ。

ほかのメニューは毛ガニのあんかけ炒飯やホタテ中華丼など地元産物を意識したのが多い。

それにしても最近はどこの町でもこうした地産地消のご当地メニューを考えるようになったのは良いことだ。


5へつづく
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2013年道北・宗谷岬へ5

浜頓別〜飛行場前〜モケウニ沼〜浜猿払〜鬼志別〜稚内


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「浜頓別バスターミナル」があるところはかつて浜頓別駅があった場所。
北見枝幸までの興浜北線が分岐していて、旧天北線内では最大の駅だった。

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バスターミナル内には天北線時代の資料が展示されている。

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浜頓別からは238号を北上する。交通量も多くなった。と言っても地平線の向こうから対向車が1台2台現れてはすれ違っていくだけだが。

旧天北線もほぼ238号に沿って北上していたが国道からは見ることはできない。
なんだかだんだん廃線跡めぐりみたいになってきた。

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天北線跡は浜頓別から猿払まで「北オホーツクサイクリングロード」と名付けられ整備された。
しかし手入れもままならず年々自然に還りつつあるようで、お世辞にも快適とは言えない。熊も出るようだし。

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道脇に金属の弦のようなものがあるのは旧「飛行場前」駅の駅名標のあと。
笹の中に埋もれているが、木造のホームもそのまま残っている。

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大分腐食が進んでいるがホームに立つことができた。
外された肝心の駅名標は処分されたのだと思っていたら、別の場所で保管してあったのを見つけた。

空港もないのに「飛行場前」とはおかしな駅名だが、ここは戦時中に建設された軍用飛行場あったことで名付けられた。
天北線廃止後もバス停留所名になっている。

飛行場前からはオホーツク海側に新しく道路ができていたのでそっちのほうを経由してみる。
途中にモケウニ沼というのがあって、沼近くの高台まで道路が通じている。さらに散策路がずっとあったので車を止めて行ってみた。

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モケウニ沼はクッチャロ湖と同じく頓別平野にある海跡湖のひとつ。

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丘の上にある駐車場から沼のほとりまでは約350mの木道が伸びている。

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木道の先には青い湖面が広がる。
湖面そばに立っているといつの間にか足元に水がにじんていた。
水の上に泥炭がせり出して浮島のようになっているのだろう、地面に体重をかけて揺すってみると沼の水面も波立った。

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周辺は牧場地帯になっているが、モケウニ沼周辺は低地の湿原のためいまだに開拓の手が伸びず、原始のままとなっている。

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果てしなく並ぶ牧草ロール。このあたりまで来るとあらゆるもののスケールが違う。

牧草ロールは正式には「ロールベールラップサイロ」と呼ばれ、機械で刈り取った牧草を発酵・貯蔵させるために円筒状のラップ巻にしているものである。
今では酪農の象徴であったタワー型のサイロは過去の遺物になった。

モケウニ沼からは沼の東側を通る道路を上猿払へ向けて走る。大規模牧草地が続き、両側は電柱などは一切無く地平線の果てまで見通せる。
20年前は無かった道路なので、帰ってから調べたら「エサヌカ線」という道路らしい。
ライダーに人気の道路なようで、そういえばバイクと何台かすれ違った。

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エサヌカ線の一直線の道路。

エサヌカ線は一直線で気持ち良い道路だが、あちこちのブログなどを見ると、道路の真ん中に人が寝そべっていたり、後ろ向きでセルフタイマーで記念写真をとっていたりする人がいるので、意外と油断ならない道路のようだ。

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逃げ水の地平線に消える道路。

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誰もいないオホーツク海岸。

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「樺太との電気通信ゆかりの地」。
ほとんど知られていないが、戦前樺太(サハリン)が日本領だったころ通信用の海底ケーブルは浜猿払から樺太まで伸びていた。

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新しいモニュメント。

浜猿払からは238号を通り越して猿払へ向かう。旧天北線猿払駅があったところで、ここから鬼志別までは道道として整備された。

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バス転回場と待合所があるだけの猿払駅跡。

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天北線跡の「北オホーツクサイクリングロード」もここが終点。
ここまで来るとすっかり荒れて廃道みたいに見える。

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猿払から鬼志別までの天北線跡は道道「猿払鬼志別線」として整備された。

走るとさすがに線路跡で、線形は良いし国道より立派な道路だ。猿払村役場のある鬼志別への近道にはなるがそれ以外には何もないので通る車はほとんどない、ほぼ貸切状態の道路だった。
道路は鬼志別駅跡にできた鬼志別バスターミナルの前に出た。


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鬼志別バスターミナルは旧天北線鬼志別駅の跡地にある。
1Fに「天北線資料室」があって、旧沿線の中では一番充実していた。

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さっきの「飛行場前」の駅名標。

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駅で使用していたスタンプ類。

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鬼志別駅の発車時刻表。

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改札案内。
廃止直前まで札幌行の急行があった。

鬼志別から道道豊富猿払線を通って、曲淵経由で稚内へと向かう。旧天北線もこのルートを辿っていた。
天北線代替の宗谷バスも当初はこちらを通っていたが、今は国道238号宗谷岬経由に変更になっていて、いまはこの区間(約24km)を走る路線バスは無い。

あたりは宗谷丘陵を横断する無人地帯で、旧天北線があった当時も、小石〜曲淵間は在来線における駅間最長区間として有名であった。

音威子府からほぼ旧天北線のルートで走ってきたが、よくまあ鉄道があったものだと思うようなところばかりであった。


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2013年道北・宗谷岬へ6

稚内 〜 宗谷岬(車中泊)


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音威子府からオホーツク海沿いを経由して稚内に着いたのは15時過ぎだった。
市内のダイソーで買い物をして稚内駅のある道の駅わっかないへ行くと駐車場は満車状態。
新しくなった稚内駅自体は去年の秋に来ているので、また来なくてもよいのだけれど、旧天北線めぐりをしてきたのでやはり終点は稚内駅にしたい。

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稚内駅と最北端の線路。

稚内駅というか道の駅わっかないでしばし休憩する。コンビニやおみやげのショップがあって新しくて明るく機能的で大変居心地が良くなった。反面、最北端の駅らしい旅情が全くなくなってしまった。

近くに先にできていた「副港市場」にあるような遊び心もあれば観光名所にもなっていたのにと思う。

このあとはノシャップ岬まで行って、稚内の西海岸を通ってまた稚内まで戻ってきた。
今日は宗谷岬で車中泊する。稚内で夕食をと考えたが、せっかくなので宗谷岬の夕日も見たい。
稚内のスーパーで惣菜とビールを買ってそのまま宗谷岬へと向かうことにした。

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野寒布岬と稚内灯台。稚内灯台の塔高 43 m は全国2位の高さ。

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ノシャップ岬の碑と利尻富士。

「西條デパート」で見切り品の惣菜とビールを買って西日に照らされて黄色く染まり始めた宗谷岬へと向かう。
もっとも「向かう」といっても稚内の町からから宗谷岬まで20q以上あるが。だんだん距離感も大雑把になってきた。

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国道238号を宗谷岬へ!

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快晴の宗谷岬。サハリン南端のクリリオン岬まではわずか43km。今日は残念ながらサハリンの島影は見えなかった。

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宗谷岬灯台と西日。

宗谷岬に着いたのは18時30分過ぎ。日没まではまだまだ時間がある。
この日の宗谷岬の日の入りは19:20である。

しばらく丘の上の牧場まで車を走らせた。

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宗谷岬南側は宗谷丘陵とよばれるなだらかな起伏がどこまでも続いている。
昔は一面熊笹と土地だったが、いまは開発されて「宗谷岬牧場」の牧草地となっている。

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オホーツク海へ下る道。

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57基の風力発電機が並ぶ「宗谷岬ウィンドファーム」。
日が傾き、だんだんあたりも黄味を帯びてきた。

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肉牛の群れ。近づくと皆一斉にこちらを見る。



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夕日を背にした間宮林蔵。

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宗谷岬に夕日が沈めば楽しかった1日がもう終わり。

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シャッターも下り1日も終わった最北端の町。

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黄昏の宗谷海峡。

日没後もしばらくぼんやり明るかった西の空も、8時半を過ぎると真っ暗になった。
さすがにこの時間になると人の姿が無くなるが、それでもたまに観光客らしい人がやってきて記念写真などを写して行く。

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ライトアップされた「日本最北端の地」碑。

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夜の駐車場。

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夜の宗谷岬灯台。

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灯火は32q先まで届く。

日中は晴天で暑かったがやはりここは北緯45度の地で、暗くなると急激に気温が下がってきた。
いつまでも外にいると風邪をひきそうだ。車の中で稚内で買ったビールを飲んで早々にシュラフに潜り込んだ。


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2013年道北・宗谷岬へ7

宗谷岬 〜 稚内 〜 豊富

明るくなって車の中で目が覚めた。水平線の向こうには雲の間から日の出が見える。
宗谷岬の日の出を拝めるとは車中泊したかいがあったというものだ。最北端の地で見と一層おごそかに見える。

こんな朝早くから岬は昼間のように人がいる。皆日の出が目当てで宗谷岬へ来ているようだった。

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宗谷岬の日の出を見つめる間宮林蔵。この日の宗谷岬の日の出は3時57分。

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日本最北端の地に朝日が昇る。

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朝4時過ぎだが、最北端の地碑まわりは日の出を見に来た人がたくさん。

今日もサハリンの島影は見えない。宗谷海峡の沖は、海流が川のように速く流れている。
日が昇るにつれ、南のほうから厚い雲がだんだん流れてきた。

5時過ぎ宗谷岬を出発。国道ではなく、岬と反対の丘のほうへ車を走らせる。昨日の夕方に途中まで行って引き返した道路だが、今度はずっと行ってみる。

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宗谷丘陵の周氷河地形とよばれるなだらかな丘がどこまでも続く。

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「宗谷岬ウィンドファーム」の風車。下から見上げると相当迫力がある。

丘の一番上の交差点で道道上猿払清浜線に出る。走っている車は1台もない。地平線の向こうまで丸っこい笹山ばかりで、人家もない無人の原野に道路だけがどこまでも続いている。
空気も澄んでいて走っていて気持ちが良い。早起きした甲斐があったというものだ。しかしこの道、昼間でも通る車はあるのだろうか。

途中から238号線に合流して、また稚内市内へと戻ってきた。
24時間営業のセルフスタンドがあったので、ここでガソリンを満タンにしておく。
宗谷岬を出発したころは快晴だった空も、だんだん雲が多くなってきた。

このあとは豊富温泉に行く予定だが、温泉が8:30から営業なので、豊富まで宗谷本線の各駅に寄り道しながら行くことにした。

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南稚内駅は日本で2番目に北にある駅。

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名寄行普通列車が到着。上りの始発列車だが車内には乗客の姿が結構見えた。

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南稚内駅の昔ながらの改札口。

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稚内駅は新しくなったが南稚内駅は古いまま。観光客の多い稚内駅とは対照的にこちらは地元の利用客がほとんど。

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古い木造駅舎が今でも使われてる抜海駅。

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抜海駅は長い間風雪に耐えてきた風格のある木造駅舎だ。ホーム側入口。

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待合室へ入るところの引き戸。

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駅舎の中。窓口が塞がれている以外は昔のまま。

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表側はリフォームされているが、ホーム側は年季が入っている。

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稚内行の普通列車。このあたりの普通列車はすべてキハ54単行。抜海駅南側の踏切で。

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プレハブ小屋になってしまった徳満駅。ここも20年前に来たときは木造駅舎があった。

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徳満駅の駅名標。隣駅の「かぶとぬま」が新しくなっているが、かつてはこの間に芦川駅があったのだが、利用者がいないために廃止になった。よく見ると新しく書き換えたところはうっすらと「あしかわ」の文字が浮き彫りになっていた。


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徳満駅から東へ約1qの丘の上にある宮の台展望台。


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無人ながらも立派な施設。

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宮の台展望台から俯瞰するサロベツ原野。曇りのため残念ながら利尻富士は見えなかった。

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展望イラスト。






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2013年道北・宗谷岬へ8

豊富 〜 豊富温泉 〜 天塩 〜 羽幌 〜 札幌


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稚内では青空も見えていた空も、豊富に着くころにはすっかり曇り空になってしまった。
晴れていればサロベツ原野の向こうに利尻富士が大きく見えるはずなのに今日は雲の中である。

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立派な駅舎の豊富駅。サロベツ原生花園や豊富温泉など観光地の玄関口。隣には観光案内センターがあって、早朝から営業していた。

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無人駅だが人の温もりが感じられる待合室。

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幌延駅から駅員が派遣されていたこともあったが、現在は無人のようだ。
前は待合室にキヨスクがあって、そこで乗車券を売っていた。

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今は使われていないが立派な改札口。

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堂々とした上屋が張り出した1番ホーム。
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稚内行普通列車が到着。おとしよりの乗車が多い。

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駅横にある古い客車。保存車両なのだろうが、錆びてボロボロで車内も荒れて、廃車みたいな感じだった。

豊富温泉は豊富駅から車で5分ほどのところにある「日本最北の温泉郷」である。
温泉郷といっても数軒の旅館とホテルそれに商店が1軒あるだけだが、温泉としては結構古い。
大正14年に石油を試掘した際に天然ガスと油を含んだ温泉水が噴出したのが始まりという。

石油臭い温泉と話には聞いていたが、どんなものかと一度体験したいと思っていたのだがようやく念願が叶った。

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豊富温泉の町営の日帰入浴施設「ふれあいセンター」。宿泊はやっていないが源泉をそのまま引いた浴場がある。入浴料は500円。

ふれあいセンターの浴場は湯治用と一般用に分かれていて、湯治用は源泉そのままのお湯が引かれている。
せっかくなので湯治用のほうへ行った。

浴槽のお湯の出口の周りは話に聞いた通りオイルフェンスで囲まれていた。お湯と一緒に石油も噴出しているので油が広がらないためだ。
オイルフェンスはあるが浴槽一面を油が覆っている。油は泥と混じり合ってヌルヌルしていて体にまとわりつき、慣れないと気味が悪い。
入口のおばちゃんによると朝は特に油濃いめなのだそうだ。

先客はオイルフェンスの中の油を手ですくって取り出し、どうするのかと見たら体に擦り込んでいる。油のお湯は近年はアトピーなど皮膚疾患に効果があると評判のようだ。

お湯から上がると体中茶色い油まみれになるので、石鹸でよく洗い流す必要がある。
それでも石油は強烈で、1日中体から石油の臭いを発散していた。体には良さそうだ。

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豊富温泉の源泉井戸。天然ガスの採掘もしているらしい。

いつの間にか雨になっていて強く降っている。天気予報は晴れだったのに。雨が弱まるまで2階の休憩所でちょっと休んで行く。漫画が置いてあって自由に読めるので退屈はしない。

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雨の豊富温泉。温泉郷というよりは山間の湯治場という感じ。

1時間くらい2階で休んでいたが、雨はさっぱり止む気配はない。いつまでもここにいても仕方がないし出発する。どうもこのまま札幌へまっすぐ戻ることになりそうだ。

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雨のサロベツ原野。


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駐車場から見たオトンルイ風力発電所。

豊富から日本海側の道道天塩稚内線に出るが、相変わらず空は暗い。

途中の天塩町で、少し早い昼食にした。

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てしお温泉内にある夕映レストラン。

天塩町の名物はシジミで、道の駅でもシジミのお土産がたくさん並んでいる。
道の駅の食堂に「しじみラーメン」というのがあったので食べてみたいと思ったが、昼前なのに混んでいて落ち着かない。

ほかにないのかとスマホで調べたら温泉のレストランにもあるとわかった。
スマホは使いづらいけどこういうときに便利だ。

温泉のレストランへ行き、さっそくシジミラーメンを注文する。

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夕映レストランの「しじみ潮ラーメン」1000円。
塩味スープにシジミのだしがよく出ている。味噌汁のシジミとは違い、身が大きい立派なシジミがたくさん入っていた。

入ったときは店内の客は自分ともう一組だけだったが、人気の店なのか次々と客がやってきて混んできた。

天塩を出発して国道232号線をずっと南下する。途中は降ったりやんだりのさえない天気が続く。

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国道232号を南下。この日はなぜか北へ向かうバイクがすごく多かった。

遠別、初山別、羽幌、苫前と各道の駅に立ち寄るが、道の駅だけはどこも盛況だった。

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道の駅「ほっとはぼろ」にある約300種のバラが咲き誇るはぼろバラ園。

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道の駅「風Wとままえ」風Wは「ふわっと」と読む。

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苫前港を見下ろす場所にある足湯。さすがに雨の中浸かっている人はいなかった。

留萌あたりから雲が消えてすっかり良い天気になった。増毛のコンビニで小休止すると札幌までロングランとなった。


〜おわり〜




posted by pupupukaya at 13/08/03 | Comment(0) | 2013年その他旅行記

2013年道東旅行記1

1日目 札幌 〜 旭川 〜 層雲峡

2013年9月に道東方面の各地を1週間かけて回ってきました。
5泊6日で、宿泊はホテルを2泊予約しておいて、それを予定のベースにしてあとの3泊は車中泊にしました。

いつもならば旅行に持っていくものは最小限にしているのだが、今回は車とあって荷物を持ち歩く心配がいらないからノートPCやら着替えやら何でもかんでも車に積み込んだら結構な荷物の量になった。
大きい車ではないので、荷物ばかりでは車内に寝る場所も無くなってしまう。不要と思われるものは車から降ろした。

今回の旅行の持ち物
 ・着替え(主に下着)
 ・ジャージ上下
 ・ドライヤー
 ・洗面道具とタオル
 ・デジカメ2台(1台は予備)と三脚
 ・ノートPC(旧型なのでデカい)
 ・シュラフ
 ・割箸、紙皿、缶切りなど
 ・登山用のガスコンロ
 ・小さいやかん
 ・ランタン
 ・車中泊用のカーテンと目隠し

自宅を出発したのは10時半。札幌はずっと天気が悪かったが、久しぶりに天気になった。本来ならば先週出発していたはずなのだが、仕事の事情で一週間延期になっていたのだが返って良かったようだ。

途中、東雁来のホーマックに寄って、車中泊グッズで何か良いのはないかと見たがこれといったものは無かった。店内はアウトドアコーナーになっていた所にはストーブが並べられ、いつの間にか冬支度モードになっていた。

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国道12号線を旭川に向け北上。

札幌から旭川までは275号〜12号のルートで3時間くらい。途中で昼食をと思っていたが、これといって寄りたいところもなく、旭川に着いてしまった。

旭川市内のスタンドで給油をする。長距離ドライブのときは、ガソリン量がタンクの半分以下になったら不経済でも給油することにしている。ガソリンの値段を気にして途中でガス欠になってはシャレにならない。

昼食は前に行ったことがあるあさひかわラーメン村にした。
もう2時を過ぎているので空いているかと思ったら駐車場はびっしりで混んでいた。人気店は行列もできている。
この場所は旭山動物園への通り道に近く、日曜日の動物園帰りの人たちが寄って行くようだった。
いくつか店を覗いて、旭川ラーメン老舗の天金に入った。

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あさひかわラーメン村で遅めの昼食。大盛況なのはけっこうなことだ。

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天金の正油ラーメン。スープに張ったラードの膜と濃い醤油味が特徴。

旭川から上川までは約1時間ほど。上川駅に寄って切符を買う。
上川町はあちこちに「上川ラーメン」の看板がある。札幌をもう1時間早く出発して上川でラーメンを食べればよかったかもしれない。

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上川へ。だんだん雲が多くなる。

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明日の切符を買うために立ち寄った上川駅。

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快速「きたみ」が到着。

上川駅は層雲峡温泉の最寄駅で駅前にも看板があるが、駅から層雲峡温泉までは国道で20km以上離れている。途中に町も無いので車ならノンストップで20分くらい。

層雲峡温泉を過ぎて少し行ったところ層雲峡の渓谷がある。
広い駐車場と売店があって観光バスが何台か停まっていた。
観光バスのお客は中国人観光客のご一行で、パワフルというか賑やかだ。

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層雲峡の絶壁と銀河の滝。

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39号線旧道と銀河の滝。

もともとこの場所は国道39号線だったところで、国道が新トンネルに切り替えられた後は渓谷を眺められるスポットとして整備された。旧道はそのまま残し遊歩道としていたが、今は落石のため途中で通行止めになっていた。

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売店もある層雲峡の駐車場。

旭川までは青空が広がっていたのに、すっかり曇り空になった。
層雲峡温泉に着いたのは5時近く。まだ日没の時間ではないが、山間部の町は薄暗くなっていた。

層雲峡温泉のメイン道路は「層雲峡キャニオンモール」と名前が付き、歩行者専用道路になっている。道に面してお土産屋やカフェが並び、建物もヨーロッパ風のデザインに統一されていて絵になる風景だ。
町の中を歩いていると、ドイツあたりのどこか山間部の町を旅行しているような気がしてきた。

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ヨーロッパの保養地のような層雲峡温泉。

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雲に煙る層雲峡。ラーメン屋も風景に溶け込んでいる。

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層雲峡ビジターセンターのヒグマのはく製。

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層雲峡あたりの地形ジオラマ。

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車中泊した無料の層雲峡駐車場。

入場無料のビジターセンターを見学したり、お土産屋などを覗いたりしているうちにだんだん暗くなってきた。

黒岳の湯で温泉に入ったあと車に戻り、ただ1軒あるコンビニのセイコーマートで夕食とビールを買って今夜の宿泊地である「層雲峡駐車場」へ。ここは2階建ての立体駐車場になっていて、階下だと屋根付きなのだが、照明が煌々と灯って、また排気ガスがこもりそうなので階上に駐車した。

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公共温泉黒岳の湯。入浴料は大人600円。露天もある。

風呂上がりのビールうまい。セイコーマートでは大したものは買えなかったが、そんなに腹も減っていないしこれでよい。

そのうちに雨が降り出した。スマホで天気予報を見ると今日も明日も晴れになっているのに。ここらは山の天気なので予報は当てにならないのか。

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セイコーマートで買ってきた本日の夕食。

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夜に降り出した雨。



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2013年道東旅行記2

2日目その1 層雲峡〜上川〜湧別〜サロマ湖

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湯煙立つ夜明けの層雲峡温泉。

夜中に雨粒が車体に叩きつけるほど激しく降っていた雨だが、夜明けには上がっていた。
朝5時、ほぼ日の出と同時の目覚めだ。起きたらすぐに行動できるのが車中泊のメリットである。

外に出ると空は雲が低くたちこめ、寒い。
朝霧をまとった山々のふもとからあちこちから湯煙が立ち上り、山間の温泉街の情緒があふれている。
これはこれで悪くはないが、でも朝は晴れているほうがいい。


5時半に層雲峡駐車場を出発して39号線を昨日とは逆方向に走り上川駅へと向かう。この時間の交通量は少ない。すれ違う車はトラックが多い。
途中、道路の真ん中に撥ねられたエゾシカの死体が横たわっていた。

上川駅には6時前に着いた。ここから今回の旅行の目的の1つでもあった列車で遠軽まで往復してきた。
その記事はこちらにUPしています。興味があれば見てね。

9時半近く、再び上川駅に戻ってきたときは朝の雲は消えて青空になっていた。
ここからはサロマ湖を目指して一路遠軽へ。

石北本線の廃止になった駅を見ようと国道273号を北見峠に向かって走るが、対向車は1台もいない。それもそのはずで、無料の旭川紋別自動車道が開通してからは紋別に行くにも北見峠を越えるにも、そっちを通ればいいわけで、こんな遠回りの国道をわざわざ行くのは物好きな車しかいない。ましてや峠を越えるまで人家も1軒もないのだ。

途中工事で片側交互通行をやっていて、一応決まりごとのように警備員がいて旗振りをしていたが、1日に何台車が通るんだろう。


国道に残る「中越駅」の看板。

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2001年に廃止された中越駅の廃駅。今でも保線作業員の休憩所として使用されているようだ。

最初は北見峠を越えて行くつもりだったが、行けども行けども無人地帯で1台の車とも会わないので気味が悪くなってきた。333号と273号との分かれ目まで来て、浮島ICがあったのでここから上の道路を通ることにした。

旭川紋別道は今までの道に比べて格段と走りやすく、車の通行量もそこそこあって安心する。
無人の山の中に無料の高速道路なんか作って税金の無駄遣いだという声も聞かれるが、道路ができる前は羊腸のような北見峠しかなかったので格段に便利になった。

高速道路は丸瀬布で終わり、ここから国道333号を行く。

遠軽は割と大きな町で、交通量がぐんと多くなる。
コープさっぽろの大きいスーパーがあったので買い物をする。買ったのは忘れてきた歯ブラシと歯磨き。


湧別町の道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯に寄る。ここは旧名寄本線中湧別駅だったところで、駐車場の片隅に当時の駅ホームが保存されている。
国道から引っ込んだ目立たないところにあるためか閑散としている。たまに地元の年寄りが一風呂浴びに来るくらい。

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ホームと車両の一部が保存されている中湧別駅跡。

中学を卒業した春休みに私は道内鉄道旅行でここを訪れている。ええ、もう二十ウン年前の話で、それ以来の再来になる。
あの日、湧別支線の1日2往復しかない列車に乗り換えのために中湧別駅に1時間20分滞在していた筈だ。
滞在中何をしていたのか思い出せないが、木の柱を組んだホームの屋根が印象的だった。

ここから湧別まで行ってそのあとどこまで行ったんだろうなあ。当時の時刻表を引っ張り出して記憶を辿れば思い出すかも知れないが、その必要もあるまい。
あのころは道内一周でも一生に一度のような大旅行の気がしていた。あれから20年以上、今は海外にも行くようになったし、人の姿も世の中も変わったよ。

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名寄本線当時そのままの中湧別駅のホーム。二十数年前このホームから湧別行の列車に乗った。

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乗り換え案内。名寄本線湧別支線と湧網線が分かれる分岐駅だった。

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貨車の中にはタブレットの赤い機械が置いてあった。

次はサロマ湖に行くのだが、サロマ湖と一口に言っても道内最大の湖なのでサロマ湖のどこに行くかということを一応考えなければならない。

地図を見ればわかるがサロマ湖の特徴と言えばあの一直線に伸びた砂嘴だろう。
湧別からは道道湧別停車場サロマ湖線が北側の砂嘴に通じている。

道の駅から湧別までの線路跡は道路になっている。当時の列車に乗った気分で線路跡の道路を湧別まで走ったが、線路跡を思わせるものは何もなかった。

湧別のセイコーマートで弁当を買って車内で食べる。旅行中なのにコンビニ飯は寂しいが、このあたりに1人で入れるような店は無く、ここから先はさらに何もないところなので仕方がない。


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サロマ砂嘴と知床連山。

湧別からサロマ砂嘴の町、登栄床(とえとこ)までは約12kmで車で10分ほど。車が行けるのは町を過ぎたキャンプ場の入口まで。10年前ならばここから歩いて砂嘴の突端まで行くのだろうが、さすがにそこまでの元気は出なかった。

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サロマ砂嘴突端の町、登栄床からのサロマ湖。

登栄床からは湧別には戻らずに238号線へと向かう。標識に国道238号とあるほうへと来たのだが、途中で道を間違えたのか変なところに来てしまった。
「サンゴ岬」の看板があったので、まあいいや行ってみようとさらに進むと途中で道はダートの狭い道に変わった。対向車が来たらどうしようと思いつつ、引き返すこともできないのでさらに進むと車が3台くらい停めれそうな広場に出た。

吊り橋があって、脇には「北海道指定天然記念物 佐呂間湖畔鶴沼のアッケシソウ群落」の看板が立っている。これは面白そうなところへ来たようだ。

車を停めて吊り橋を渡ると一歩ごとに落ちるんじゃないかと思うほど大きく揺れて怖かった。

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サロマ湖の鶴沼原生花園に架かる吊り橋。

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歩くとユッサユッサ揺れる。

吊り橋を渡った先は少し赤づいたサンゴ草がびっしりと生えていた。厚岸や能取湖のは知っていたがサロマ湖にも生えているのは知らなかった。

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橋の向こうは赤いサンゴ草(アッケシソウ)が広がる。

誰もいなくて静かだし、このまま夕暮れまでサロマ湖の風景を独占できたらいいなと思うが、どうしてかなこう飽きっぽいというかせっかちというか、景色など3分も見れば十分で早く次へ行きたいという性分が出てきて、早々に車に戻りダートの道を引き返した。

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鶴沼までのサロマ湖沿いの狭い道。






posted by pupupukaya at 13/09/23 | Comment(0) | 2013年その他旅行記

2013年道東旅行記3

2日目その2 サロマ湖〜美幌〜津別峠〜弟子屈〜美幌峠

鶴沼の吊橋から国道238号を網走に向かって走る。ツーリングのバイクが多い。
道の駅愛ランド湧別があったので休憩する。遊園地に併設された道の駅だが、休園日のようでひっそりとしていた。

このままサロマ湖に沿って網走まで行き、最後は美幌峠で車中泊するつもりだったが気が変わった。
雲一つない快晴なので、峠からの眺めは良いに違いない。明日の天気なんてどうなるかわからないし、そんなわけで今日の明るいうちに峠に着きたくなった。

サロマ湖に別れを告げ、道道計呂地若佐線〜国道333号端野峠経由で美幌へ向かった。

美幌の町に着いたのは3時ごろ。美幌のスタンドで給油して、とりあえず美幌駅までやってきた。
買い物してこのまま美幌峠に向かってもいいのだが、ここからだと30分もかからないだろう。ちょっと早く着きすぎる気もする。

明日時間があれば行こうかと思っていた津別峠を通って行こうと思った。津別峠は美幌峠の南側にあり、津別町と屈斜路湖を結ぶ道道屈斜路津別線にある峠である。

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美幌観光物産協会・ぽっぽ屋が同居する美幌駅。

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広い草むらの構内に2両編成の列車が入ってきた。

美幌から津別までは国道240号を、津別の町からは山間部の農村といった感じの道道を延々と走る。
だいぶ奥まで来たところで「弟子屈」「津別峠」の表示がある青標識が見えてきたので左折する。ここから登りの峠道になる。
1車線の道なので所どころに待避所があるが、コンパクトカー同士ならすれ違えそうだ。
それでも対向車がきたらいやだなと思っていたが、峠まで1台ともすれ違わなかった。

津別峠からさらに山道を行ったところに津別峠の展望台があった。美幌からここまで延々1時間かかった。

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美幌峠の展望台。

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津別峠の展望台から。

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屈斜路湖を一望。少し雲がかかっているが、斜里岳や知床連山も望む。

時刻は4時を回っていた。展望台は昔のファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」に出てくるような形をしていて、すっかり傾いた西日に照らされている。

絵を並べて商売しているおじさんがいたが、もう店じまいなのか車に商品を積み込んで片づけていた。

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屈斜路湖の中島と山々の向こうにはうっすらとオホーツク海も見える。

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石台のパノラマ図。

展望台はほかに誰もいなくて、先のおじさんが去ったあとは自分一人になった。

天気は最高で、屈斜路湖全体のほか、360度遠くまでずーっと見渡せる。
この山も湖も空もぜーんぶ独り占めだった。


ここで車中泊したくなったが、美幌で買い物をしていなかったので食料も水も無いのであきらめる。

車を降りるときウインドブレーカーを羽織ってきたが、展望台にいるうちに冷えてきた。柱にあった温度計を見ると16度を指していた。

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訪れる人も少なく貸切状態だった。

津別峠の展望台から屈斜路湖へ向かって峠道を下る。
日没も近く、だんだん薄暗くなる曲がりくねった峠道は熊でも飛び出てきそうで怖く、国道243号まで下ってきたらほっとした。

さて、このまま美幌峠へ行きたいところだが、今夜の夕食を買いたい。屈斜路湖畔にセイコーマートくらいあるだろうと峠とは反対方向に走るが、全然見当たらない。
結局弟子屈まできてしまった。

弟子屈ではフクハラというスーパーがあったので、ここで買い物する。
惣菜とビール、朝食のカップめん。ビールはエビスと並んで最高級クラスのプレモルがなぜかほかのビールより安かったので普段はあまり飲まない銘柄だがカゴに入れた。

弟子屈まで来たしまったので、美幌峠までは来た道をまた戻ることになる。
弟子屈から美幌峠までは約30kmも距離があって、弟子屈にも道の駅があるので今から向かうのもどうかと思ったが、結局予定通り美幌峠を宿泊地にすることに。

さっき通った国道を戻る。峠道に差し掛かったころにはすっかり日も暮れて暗くなっていた。


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すっかり暗くなった美幌峠から見た屈斜路湖。

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すっかり日が沈み夕闇がつつむ。遠くに美幌町の夜景が見えてきた。

美幌峠には道の駅があって広い駐車場もある。道の駅は既に閉店しているが、トイレは24時間開いている。
広い駐車場には同じ車中泊と思われる車がポツンポツンと停まっていた。
あまり広くて空いていると逆にどこに停めるか迷ってしまう。
駐車場を2周くらいして、ずっと端のほうに夜景が見える場所があったので、ここに駐車を決めた。

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美幌峠で車中泊する。広い駐車場に車はまばら。


カーテンを吸盤で窓に取り付けて目隠しをして、プレモルの栓を開けて晩酌を始める。
ずっと運転してきて、1日が終わって飲むビールはおいしい。
肴はスーパーで買ったイカのから揚げと海鮮サラダ。
2缶目を開ける。狭くて暗い車の中だが、このあたりからだんだん楽しくなってくる。

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弟子屈のスーパーで買ってきた惣菜で車中晩酌。

テレビ無くも話し相手もいない車中の夜はさぞ退屈だと思われるだろうが、昼間撮影したデジカメの画像を見たり、地図を見て明日の予定を考えたり、夜景を見ながら物思いにふけっていると時間はあっという間に過ぎる。
ここは旅の空という日常から隔離された非日常な空間なのだ。

外は一面の星空だった。今までどこで見た星空よりも見事だった。目が慣れてくるとぼんやりと光る天の川が見えた。

この見事な星空を画像に残せないかと、車から三脚を取ってきて撮影を試みた。
コンパクトデジカメでは夜空の撮影は難しい。それでも以下の画像はよく撮れたんじゃないかと思った。

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満天の星空(画像加工しています)。天の川もくっきり見えた。

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北斗七星と北極星。画像下の光は美幌の町明かり。



posted by pupupukaya at 13/09/28 | Comment(0) | 2013年その他旅行記
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