2012年チェコ鉄道旅行記8 プラハ観光2日目 プラハ本駅など


ビールフェスティバル会場のヴィスタヴィシュチェ(Výstaviště)から14番のトラムに乗って、プラハ本駅最寄りのインドジシュスカー(Jindřišská)で降りる。

明日の列車の切符を買うのと、昨日バスで着いたプラハ本駅を改めて見るためだ。

P6020169.JPG
プラハ・フラヴニーナードラジー駅(プラハ本駅)


プラハ本駅は正式にはプラハ・フラヴニーナードラジーと言う。「フラヴニーナードラジー」とは都市の代表駅のことで、英語ではセントラルステーション、ドイツ語ならハウプトバーンホフになる。

この駅の構造はだいぶ変わっていて、1、2階コンコースの屋上に乗っかるような形で旧駅舎があり、その正面に高速道路とそれにつながる駐車場がある。つまり、コンコースは旧駅正面の高速道路の高架下にある。
また、駅正面は公園になっているので車の乗り入れは出来ず、屋上の高速道路から出入りする駐車場が駅前広場の代わりになっている。


P6020193.JPG
屋上にあるプラハ本駅旧駅舎
二本の塔と真ん中のアーチが特徴
1900年代初頭の建築らしい


旧駅舎へは2階コンコースからエスカレーターで行くことができる。すでに駅としての機能は終わっているようだが、高速道路側の出入り口の前は長距離バスの乗り場になっているほか、反対側の出入り口からは1番ホームに直接出入りできるようになっている。

普通に鉄道を利用するときは行く事はない旧駅舎ですが、時間があれば是非一見をおすすめします。

P6020182.JPG
旧駅舎の内部
丸天井のアール・ヌーヴォー風の装飾が美しい


P6020187.JPG
時が止まってしまったかのようだ
(時計も止まっている)


P6020186.JPG
内部のホールはカフェになっている


DSCN2124.jpg
天井のドームを見上げる


P6020181.JPG
旧駅舎は1番ホームに面している


P6020172.jpg
アーチ状のドームが覆うホーム


DSCN2122.JPG
1階コンコース




さて、駅に来た用事のもう一つ、切符を買わなければならない。
プラハ本駅の切符売り場はオープンカウンターになっている。切符はすべて窓口での販売のようで、券売機は地下鉄のを除いて1つも見かけなかった。


明日の予定は9:12発の列車でオロモウツまで行く予定だ。
切符売り場には主な都市間ごとの列車の時刻表が置いてあるので、プラハ・オロモウツ間の時刻表を1枚取った。
この時刻表に乗る列車を丸で囲んで明日の日付も書いて窓口に出して発券してもらった。オロモウツまでは乗車券220コルナ、特急券70コルナ、計290コルナ(約1160円)。254km離れた都市までこの値段で行けるのだからチェコの鉄道は安い。

DSCN2116.JPG
1階の切符売り場


2階コンコースは列車を待つ人たちでごった返している。青色の電光掲示板をジッと見上げている人が多い。これは列車の発車するホームが時刻の20分くらい前にならないと表示されないためで、皆自分の乗る列車のホームが表示されるのを今か今かと待っているのだ。

昔、札幌駅が列車別改札を行っていた頃、改札口前でこれと同じような光景が見られたものだ。見てたらちょっと懐かしくなった。

構内には常に列車の発着案内の放送が流れている。さすがに首都の駅らしくチェコ語と英語の二本立てになっている。
放送の前に流れるチャイムも駅構内を独特の雰囲気にしている。

DSCN2069.jpg
2階コンコース
列車発車案内板を見上げる人々


下の動画はプラハ本駅構内放送です。スメタナ「わが祖国」第1曲「ヴィシ-ェフラド(高い城)」の冒頭部分がチャイムになっています。



→9,プラハ観光2日目 旧市街など


2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ
posted by pupupukaya at 12/08/19 | Comment(0) | 2012年 チェコ鉄道旅行記

2012年チェコ鉄道旅行記7 プラハ観光2日目 チェコビールフェスティバルなど


DSCN2000.JPG
91番レトロトラム終点
ヴィスタヴィシュチェ(Výstaviště)停留所


91番レトロ終点はストロモフカ公園の入口にあり、ここでは今日(6月2日)までチェコビールフェスティバルが開かれている。

電車を降りると大きな看板があったのですぐにわかった。
立派な建物(産業宮殿)があったのでそこが会場かと思ったら、看板の矢印の通り歩いて行くと建物の裏に大きなテント小屋が2棟あってそこが会場だった。

建物の前に大行列が出来ていてそこがチケット売り場かと思ってよく見たら「人体の不思議展」のチケット売り場だった。


DSCN2003.JPG
奥の立派な建物は1891年のボヘミア王国領邦記念博覧会の時に建てられた産業宮殿


DSCN2034.JPG
チェコビールフェスティバルの看板


DSCN2031.jpg
チェコビールフェスティバルの会場


テント小屋の一つに入ってみると広大なテント内にはたくさんのテーブルと椅子が並べられている。入ってすぐのところにチケット売り場があった。正確にはトーラルとよばれるコインである。

とりあえずトーラルを5枚買った。225コルナ(約900円)。

DSCN2027.JPG
トーラル売り場


会場内は手前側のテーブルはそこそこ盛況だが、空きテーブルが多い。
ビールの都プラハで、しかもビールフェスティバルというからには「オクトーバーフェスト」みたいだと想定から、ちょっと拍子抜けした。

テーブルに座るとチェコの民族衣装をまとったスタッフが注文を取りに来た。
メニューの一番上にあったフェスティバルビールと、食事はなんとなくどんなものかは分かったのを1つ指差した。

やってきたビールはなんと1リットルサイズ。
料理の方はスライスしたパンの上に豚肉のペーストや玉ねぎを載せてトーストしたもので、美味しかった。

DSCN2005.JPG
フェスティバルビールとつまみ


DSCN2006.JPG
会場内の通貨トーラル


会場内のお客はみんな和気あいあいとビールを楽しんでるという様子で、特に盛り上がっているテーブルもなく、陽気なドイツとはだいぶ違った。

会場奥の方は空きテーブルばかりが目立っている。フェスティバル最終日で土曜日なのにさびしい。

まだトーラルが2枚あって、余したらもったいないし、かと言って昼間から1リットルビール2杯は飲み過ぎだなと思ったが、ここはプラハだしビールフェスティバルなのだからいいや、とスタッフを呼んだ。

DSCN2007m.jpg
2杯目はダークラガービール


DSCN2029.jpg
入口近くは盛況だが


DSCN2009m.jpg
奥の方はこのとおり


1時間半ほど居たが、トーラルもなくなったし、そろそろ引き上げる。

プラハ本駅へ行って明日乗る列車の切符を買ってから戻ることにする。

DSCN2048.JPG
トラム停留所前にあったキオスク
オープンカフェでビールを飲むのは近所の人たちだろうか


DSCN2050.JPG
14番のトラムを待つ


DSCN2054.JPG
トラムの車内




2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ

posted by pupupukaya at 12/08/19 | Comment(0) | 2012年 チェコ鉄道旅行記

2012年チェコ鉄道旅行記6 プラハ観光2日目 レトロトラムなど


今日は朝から天気が良い。
ホテルの朝食は少々遅い7時半からなので、早朝のプラハの街を散歩してきた。ほとんど人のいないカレル橋や市庁舎前もなかなか良かった。

2回の食堂は客室廊下の突き当りの階段を下りたところにあって、随分と分かりづらい場所にあった。
食堂は広くなくテーブルも少ないので、アメリカ人の家族と同席になった。

DSCN2106.JPG
ホテルの朝食
一応ホットビュッフェ方式


9時にホテルを出た。
まずは地下鉄に乗ってみようとナーロドニ・トシーダ駅へ行った。地下鉄なのに地上にも立派な駅舎がある。中には肉屋らしい売店が1店ある以外は何もない。
券売機があったので1日乗車券を買った。昨日せっせと小銭を貯めておいたので硬貨は110コルナ分あった。よく考えたらホテルに売ってたんじゃないかと思った。

話には聞いていたが、地下へ降りるエスカレーターは超高速で動いていた。これに乗るのが大変だ。エイッと飛び乗り、ドーム状の長いエスカレーター通路を地下深くへと運ばれていった。

プラハの地下鉄が深いのは、社会主義時代に核シェルターも兼ねて作られたからだという説があるが、まあ都市伝説だろう。
一番もっともらしい説を考えてみた。
 ・ヴルタヴァ川を何度も渡る必要がある
 ・都心を貫通する幹線道路が無いので既存の建物の下を通す必要があった

DSCN1836.JPG
プラハの地下鉄の名物 長い高速のエスカレーター


DSCN1838.JPG
地下鉄のホーム
ナーロドニー・トシーダ駅


地下鉄は次のムーステク駅で降りた。ここは地下鉄A線の乗換駅だ。
降りる人の流れに付いて行ったら、超高速のエスカレーターで地上に運ばれて、昨日来たところに出てしまった。

マックの前にキバをむいたマトリョーシカの看板があって、薄暗い通路を奥へ入って階段を上ると共産主義博物館があった。

展示物はレーニン像から始まって、チェコスロバキア社会主義共和国時代の商店・学校教室を再現したレプリカ、写真、プロパガンダのポスターなど。ソ連による軍事介入があった「プラハの春」のコーナーもあった。

とあるチェコ語の旅行会話本にこんな言葉が載っていたのを思い出した。
「チェコ人が一番話せる外国語はロシア語だが、一番話したくない外国語もロシア語である」

DSCN1869.JPG
共産主義博物館
キバをむいたマトリョーシカが目印


DSCN1845.JPG
共産主義時代の生活を展示したもの


しばらくトラムに乗って、次に向かったのが市内交通博物館。
昔のトラムの車庫を使用して、昔走っていたトラムやバスを展示している。

展示車両はどれも入口のところに金網が貼ってあって、車内に入ることはできなかった。

地下鉄のコーナーもあって、地下鉄の建設史もあった。

DSCN1949.jpg
トラムに乗る


DSCN1951.JPG
市内交通博物館


DSCN1957.JPG
過去に走っていたトラムの車両が保存されている



市内交通博物館へ来たのはもう一つ目的があって、レトロトラム91番に乗るためだ。
レトロトラム91番とは、昔使われていた古い電車を復活運転させているもので、土・日・祝のみ運行している。
ここ市内交通博物館から旧市街の観光地を経由してヴィスタヴィシュチェ(Výstaviště)までぐるりと約1時間かけて走る。

1日乗車券は使えないので、車掌から切符を買う。切符もまたレトロで、昔ながらのパンチで穴を開けて発券した。値段は35コルナ。

切符を買って車内に入る。車内は天井から床、座席まですべて木造だ。運転台はマスコン(車で言うアクセル)と手回しのハンドブレーキのみ。

DSCN1971.jpg
古風な電車がやってきた


DSCN1972.JPG
レトロトラム91番はここが始発


DSCN5281.jpg
レトロトラムの乗車券


DSCN1976.JPG
レトロトラムの運転台


DSCN1978.JPG
レトロトラムの車内


発車時刻の12時になり、電車は動き出して道路上へと出る。
乗り心地はすこぶる悪いが、この電車が通ると観光客が次々と振り向くのは気分がいい。
途中の停留所で何人か乗ってきたが、車内は空いている。

電車が止まると運転手はハンドブレーキをガラガラと回す。ハンドブレーキはパーキングブレーキで常用ブレーキは電制のようだ。

停留所で乗客が乗ってくると車掌が回って車内で切符を売る。停留所を発車するときは車掌がチンチンと発車合図を送る。私は昔の路面電車は本でしか知らないが、日本の路面電車の昔とそっくりだと思った。







途中、停留所でもないところで電車が停止した。突然前からオートバイの集団が走ってきて通り抜けて行く。次から次へと途切れることなく何百台も通過して行く。ヨーロッパ中のライダーが集結したのかと思うほどだ。
電車も車もライダーの集団が走り去るまで数分間ずっと止まっていた。

何かの祭りだったのだろうか?

DSCN1990.JPG
突然現れたオートバイの大群



約1時間で終点に着いた。車掌は「フィニッシュ」と行ったら車内の客は全員立ち上がった。



2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ

posted by pupupukaya at 12/08/18 | Comment(0) | 2012年 チェコ鉄道旅行記

2012年チェコ鉄道旅行記5 プラハ観光1日目 ビアレストランなど


プラハでの泊まりはビアレストランの上にあるホテルにしたので、これで安心してビールをたらふく飲めるぞと思っていたのだが、いざ店に入ろうとすると席は空いてるかな、言葉は通じるかなと少し緊張した。

いざ入口の扉をギギギと開けて入ってみた。入口の近くに空いているテーブルを見つけたので座る。
すぐにウエイターがメニューを持ってやってきた。
「ドリンク?」と言われたので「ビア」というと程なく0.5L入りのジョッキが目の前に置かれた。

まずビールをグビグビと・・・うまい!
ホップの香りと苦味が特徴的なだ。

DSCN1753.JPG
レストラン『ウ・メドヴィードクー』の店内


DSCN1754.JPG
ここの名物ビール『ブドヴァル』


ウ・メドヴィードクーのビールはチェコ南部のチェスケー・ブディェヨヴィツェのビール「ブドヴァル」という。ジョッキには「Budweiser」(バドワイザー)と書いてあるが、そう、米国の某ビールブランドと同じ名前だが、両者は全く別物。

メニューは当然チェコ語だが、英語も併記してある。
この店のHPには日本語のメニューも載っていて、実は旅行前に印刷して持ってきていた。

ウエイターを呼んで、メニューを指差して注文した。しばらくして、ナイフとフォークそれにパンの入った籠を置いていった。
1杯目のビールが空になったので追加を注文した。

P6020128.JPG
メニューに”シェフのおすすめ”とあった『鴨の胸肉グリル、オレンジソース、ジャガイモのスライス』
ソースはかなり甘かった



食べ終わると食器は下げられた。またビールを追加、今度はダークビアにした。

飲みながら店内を見渡す。入口は素っ気ないが、店内は結構奥行があって広い。
周りのお客を見ていると、食事してビールは1〜2杯程度で帰る客が多い。
自分がいるあいだに、周りのお客はすべて入れ替わっていた。意外と回転が良い。

P6020131.JPG
ダークビール


P6020132.JPG
扉の向こうはホテル
あそこの扉からホテルへ戻れる


P6020135.JPG
テーブルのコースター


P6020140.JPG
メモ紙にボールペンの線でビール代を勘定する
ビール1杯ごとに線を1本書いていく


ビールは4杯目でそろそろ引き上げることにした。ウエイターに「チェックプリーズ」と言って会計をお願いした。572コルナだった。

P6020153.JPG
午後9時半頃ようやく暗くなったプラハの街


P6020156.jpg
ホテルのエントランス


DSCN1755.JPG
100種類以上の薬草が入って体に良いらしいお酒『ベヘロフカ』寝る前に飲んでみた




2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ
posted by pupupukaya at 12/08/17 | Comment(0) | 2012年 チェコ鉄道旅行記

2012年チェコ鉄道旅行記4 プラハ観光1日目


駅構内にATMがあったのでチェココルナを引き出しておこうと思った。
最初どうやって操作するのかわからなかったが、カードを入れて暗証番号と金種(金額は1000とか2000とかを選択する)を画面上で選択したらすぐに現金が出てきた。日本のATMより操作は簡単だった。

雨は30分ほどで上がったので、ホテルへ行くことにする。
トラムには一応本駅:フラヴニーナードラジー(Hlavní nádraží)停留所もあるが、地図を見ると駅正面から少し歩いたところにあるインドジシュスカー(Jindřišská)停留所の方が近い。

石畳の道をキャリーケースを引いて歩く。道の突き当りがすぐ停留所だった。ホテルへは9番の電車に乗れば良い。

停留所で地図を見ていると、外国人旅行者(自分も外国人だが)に英語でトラムのチケットはどこで買うのか英語で訊かれた。
「トラム・ノー」「レールウェイステーション」と答えた。解ってもらえたようだ。自信はないが、自分も実際駅で買ったのだし嘘ではない。

DSCN1567.jpg
本駅に近いインドジシュスカー停留所


程なくやってきた9番の電車に乗る。降りる停留所はわかっているが間違えるといけないので、とにかく4つ目で降りるために停留所に着くたびにいくつ目の停留所かを数えた。

ホテル近くのナードロニー・トジーダ停留所に着くとさっきの雨雲はどこかに去って、青空も見えるようになった。

DSCN1569.JPG
ナードロニー トジーダ(Národní třída)停留所


プラハでの2泊は『ウ・メドヴィートクー』(U Medvídků)というホテルで、1階はビアレストラン『ウ・メドヴィートクー』だ。プラハでも人気のあるレストランだということでここのホテルに決めた。半分ビールが目的でプラハに来た自分には最高のホテルだ。ホテルまで戻る心配がいらないので存分にビールが楽しめる。

ホテルは停留所からすぐだった。『U Medvídků』の看板があったので入るとレストランだった。外に出てもう一度よく見ると隣に「HOTEL」と書かれた入口があった。

レセプションのおばちゃんはニコニコして親切そうな人だったので一安心。自分の拙い英語も解ってくれた。

部屋は4階で、エレベーターは無いので階段を上らねばならない。古い建物なので階段は結構急で、重いスーツケースなんか持っていたら上がるのが大変そうだ。

ここは15世紀に建てられたビール醸造所を客室にしたというホテルだけあって、どことなく中世の様式が漂っている。廊下にビール醸造に使われていたと思われる道具が置いてあったりする。

4階のシングルルームは屋根裏部屋で、黒く塗られた垂木が剥き出しなので山小屋のような雰囲気でもある。奥側の壁は外側は屋根になっているので、斜めになっていて天窓がある。
ユニークな内装だ。


P6030240.jpg
ホテル『ウ・メドヴィートクー』


P6030241.jpg
隣はレストラン『ウ・メドヴィートクー』


P6020157.jpg
部屋は4階屋根裏部屋
廊下を歩くとギシギシ音がする


DSCN1571.JPG
1人部屋 シャワー、トイレ、TV付き
屋根裏部屋なので天窓になっている


DSCN1573.JPG
黒い垂木が剥き出しなのが中世を感じさせる


DSCN1576.JPG
シャワー・トイレルームは斜めのデッドスペースのため無駄に広い


すっかり天気も良くなったので、荷物を置いたらすぐにプラハ見物に出る。

ホテルの場所は大変良くて、近くにスーパー『テスコ』があり、旧市街やカレル橋へも歩いて行ける。

DSCN1590.JPG
街角のキオスク 地下鉄ムーステク駅近く


DSCN1593.JPG
ナ・プシーコピェ通り


しばらく通りを歩いて『ハヴェルスカー・コルナ』という店に入った。ここで少し遅い昼食に。
セルフサービス方式のレストランで、社会主義時代は1コルナで食事できたそうだ。

ドアを開けるとJRの改札口のようなレジがあって、伝票を渡された。前の人を見ると伝票とトレーを持ってカフェテリアで料理を受け取っていた。

前の人に続いて「グリャーシュ」と注文した。て言うか、それしか分からなかった。厨房の人が何か言ったがただ頷くと、皿にポテトを盛ってソースをかけて出てきた。伝票にもそれを書いて渡された。ビールのコーナーもあって、適当な銘柄を指差してジョッキに注いでもらう。

空いているテーブルがあったのでそこに座った。ナイフとフォークを忘れていたのでまた取りに行く。

DSCN1738.JPG
ハヴェルスカー・コルナ


まずはビールを1口。これが初チェコビール。かなり濃厚な味。泡がきめ細かい。昨日のミュンヘンのビールより濃い気がする。
グラーシュとは元はハンガリー料理らしいが、チェコでも定番みたいだ。ビーフシチューとカレーの中間のような味で、日本人でも美味しく食べられると思った。

P6020068.JPG
グラーシュポテト添え
ビール


店内を見ると普通のレストランと違って1人で食事の人が多かった。一人旅に優しい店だ。


店を出るときに入口のレジに伝票を渡して会計をする。グラーシュとビールで118コルナだった。

DSCN1737.JPG
ハヴェルスカー・コルナの店内


食事のあとはまた街を歩いて旧市街広場に行った。ここはプラハ観光の中心になるところで、広場を囲むようにして旧市庁舎や教会の歴史的な建物が立ち並んでいる。

DSCN1598.JPG
火薬塔


DSCN1609.JPG
旧市街広場 ヤン・フス像


DSCN1617.jpg
旧市街広場の観光馬車


DSCN1667.jpg
旧市庁舎と天文時計


天文時計のある旧市庁舎塔は上まで上がれるのだが、この手の塔は大抵階段で上がるのだが、ここはエレベーターがあるので楽だ。

上からの眺めは、ハァー、美しすぎてもう書けません・・・

DSCN1624.JPG
旧市庁舎塔から見下ろす眺め
おとぎ話の中にいるようだ


DSCN1625.JPG
天文時計の真下はいつも人だかりがしてる


DSCN1630.JPG
旧市街広場とティーン教会


DSCN1647.JPG
塔の展望台


DSCN1653.JPG
階段途中の窓から


DSCN1715.JPG
カレル橋全景


DSCN1727.JPG
カレル橋の上
ストリートパフォーマンス、お土産売り、似顔絵描き、物乞いなどが並ぶ賑やかな場所だ


DSCN1723.JPG
ヴルタヴァ(モルダウ)川
遊覧船がゆっくりと橋の下をくぐっていった


DSCN1731.JPG
橋の欄干の石像とプラハ城


残念なことにカレル橋の上でカメラの電池が切れてしまった。また空が曇ってきて雨が降りだしそうだ。充電のために一旦ホテルに戻ることにした。



2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ





posted by pupupukaya at 12/08/17 | Comment(0) | 2012年 チェコ鉄道旅行記

2012年チェコ鉄道旅行記3 ミュンヘンからバスでプラハへ

ミュンヘン中央駅 7:50−Bus1151−12:29 プラハ本駅 

明るくなって目覚めると外は雨模様だった。

昨夜あれだけビールを飲んで寝たのに、あまり良く眠れなかった。

テレビをつけると、ニュースのような情報番組をやっている。天気予報では、3日までチェコ方面は雨となっていた。
天気ばかりは誰にもどうにもならない。
またもこうつぶやいた。
「大丈夫だ・・・俺は晴れ男だ、必ず晴れる」

DSCN1327.JPG
朝の天気予報
雨マークが目立つ


6時半に1階のレストランへ行く。正確には1階ではなくて、ドイツでの1階は2階のことで、一番下の階は地上階というのだが、とにかくその地上階のレストランへ行く。

まずはコーヒーを飲もうと、コーヒーカップを持ってコーヒーメーカーらしい機械のボタンを押すと出てきたのはオレンジジュースだった。

コーヒーは後にして、皿にハムとチーズ、野菜などを盛って席についた。パンもいくつか取ってきた。

DSCN1329.JPG
ホテルの朝食
コールドビュッフェかと思ってた


パンはガチガチに固くて、中身も締まっている。手でちぎるにも噛むのにも力がいるが、しばらくこっちに滞在していると日本のフワフワのパンじゃ物足りないと思ってくる。

しばらくするとレストランの係りの人がやってきて、コーヒーポットをテーブルに置いた。
オレンジジュースの入ったコーヒーカップは下げてもらった。
「サンキュー」いうと「ユーウェルカム」と言われた。

簡素なコールドビュッフェかと思っていたら、あとから来た人がビュッフェスタンドの蓋を開けて、ソーセージとスクランブルエッグを取っていた。全然気がつかなかった。

コーヒーポットはたくさん入っていて、何杯も飲めて良かった。

DSCN1330.JPG
明るい朝食のレストラン


ホテルは7:30にチェックアウトして、プラハ行きバス乗り場へ行く。場所はホテルのすぐ斜め向かい。
中央駅の北口横は長距離バスや空港バスの発着場所になっている。
バス停の標識に「Expressbus Prag」と表示してあるのですぐにわかった。

バス停の周りにはプラハ行きバスの乗客が集まっている。
4時間以上の乗車に備えてか、タバコを吸っている人が多い。このあたりだけ煙たい。

DSCN1338.JPG
ミュンヘン中央駅のプラハ行きバス停
この付近は場末の雰囲気漂う


DSCN1340.jpg
プラハ行きDBバス
セトラ製2階建て高級バス


ミュンヘン・プラハ間の直通バスはDB(ドイツ鉄道)による運営になっていて、同区間は4往復の便がある。日本のJRバス、国鉄バスみたいな鉄道の自動車線のような位置づけで、トーマスクックの時刻表にも列車と同じ頁に載っている。
バス停の時刻表にはユーレイルパスでも事前予約すれば乗車できるようなことが書いてあった。

プラハ行きバスはもう1社あって、DBバスより値段は安いのだが、郊外のターミナルに発着しているので不便だ。ただ、そっちは夜行便もある。


プラハ行きのバスがやってきた。2階建てバスで、デカイ。1階が1等席、2階が2等席になっている。
運転手は2人乗っていて、そのうちの1人が後部のトランクを開けた。乗客たちは皆チケットを見せて自分の荷物を預けている。
ドイツでバスに乗るのは初めてなので、ほかの人のを真似するしかない。チケットを見せて荷物を預けるとケースに飛行機の時のようなタグを付け、チケットには預り証のシールを貼った。

DSCN1342.JPG
荷物は後部の荷物室に預ける



DSCN1343.JPG
2階建てなので天井が低い
座ってしまえば快適


DSCN1345.JPG
2階席の目線


DSCN1352.JPG
しばらくは市内を走る オリンピック塔の近くも通る


ミュンヘンとプラハの間には鉄道もあるのに何でバスにしたかというと、『ヨーロッパスペシャル』という割引チケットがあったからだ。
普通にチケットを買うと、ミュンヘン・プラハ間の片道運賃は61ユーロだが、これだと29ユーロで半額以下になる。

ドイツ鉄道のHPでプラハまでの時刻を調べていたら見つけて、そのままオンラインで予約してしまった。クレジット決済で、チケットは自宅のプリンターで印刷するだけでOK。

ちなみに鉄道だと直通列車が2往復あって、65.9ユーロ。所要時間はバスが4:39、鉄道だと5:50になる。

DSCN5279.JPG
DB(ドイツ鉄道)のオンラインチケット


ミュンヘン市内を抜け、高速道路に入ると2人いる運転手の1人が車内を回ってチケットのチェックを始めた。オンラインチケットの人が多くて、照合に時間がかかるのでなかなか進まない。

自分の番が来たので、プリンターで印刷したチケットと決済に使ったクレジットカードを渡す。機械にカードを入れて、チケットのQRコードを読み取るとスタンプを押して返してくれた。

DSCN1355.JPG
運転手は2人乗務で途中交代する そのうちの1人がチケットのチェックを行う


車内前方の席はほぼふさがっているが、後方は空席がある。

2階席は眺めも良いし、静かだ。
ドイツの高速道路といえばアウトバーンといって、速度無制限で飛ばし放題と思っていたがそうでも無かった。120km/h制限の標識があって、ぶっちぎりで追い越して行く車も見なかった。

高速道路は大型トラックがやたらと多い。トラックは80km/h制限なので、前をトラックが走っていると車線変更をしてトラックを追い越して行く。その度にゆらゆら振れるので、弱い人は車酔いするかもしれない。

DSCN1358.JPG
赤い屋根と教会の塔がドイツの田舎らしい


DSCN1422.JPG
車窓は麦畑か牧草地ばかりで単調


DSCN1407.jpg
方面標識にPrag(プラハ)の文字も現れた


DSCN1487.JPG
大型トラックを次々と追い越す


景色はずっと単調で、国境付近に丘陵地帯があったくらいで、バスは高速道路をひたすら走る。

突然バスはサービスエリアに入っていって停車した。運転手の交代のための停車らしい。しばし休憩タイムで運転手はタバコを吸いに降りる。乗客は降りることはできない。
5分くらいでまた出発した。

DSCN1505.JPG
プラハ市内に入った




DSCN1509.JPG
ヴルタヴァ川


DSCN1517.JPG
踊っているように見える『ダンシング・ビル』
プラハの街中は観光名所だらけ


プラハ市内に入ってから若干渋滞に巻き込まれたが12:25ほぼ定刻にプラハ本駅の正面に着いた。
バスを降りて、乗るときに預けた荷物を受け取る。

バスの着いた本駅の駅舎はすごく古い建物だった。中に入ると階下へ降りるエスカレーターがあって、駅のコンコースに繋がっていた。

本屋があったので、プラハの地図をあれこれ物色し、使いやすいのを選んで買う。

プラハのホテルは本駅からは直通のトラム(市電)があるので、まずは切符を買わなければならない。

地下鉄の乗り場に券売機があるのだが硬貨専用になっている。買いたいのは1日乗車券で、110コルナなのだが、プラハについたばかりで小銭はとてもそんなに持っていない。

どこかに売っていないかと探したら、2つある地下鉄乗り場の1つの窓口が空いていて、切符を売っていた。
「ワンディチケット−ワン」と言ったら通じた。

さて、ホテルに向かおうと外に出ようとしたら、いつの間にかすごい雨になっていた。傘をさしてもずぶぬれになるような降り方で、さすがにこれでは止むまで待つしかない。

仕方ないので駅の中を見物することにした。明後日の朝はこの駅から列車に乗る予定なので下調べも兼ねて。

DSCN1539.JPG
駅の正面は公園になっている
土砂降りの雨で外に出られない


DSCN1546.JPG
プラハ本駅の構内
赤い天井が印象的


DSCN1548.JPG
発車案内を見上げている人たちは、自分の乗る列車の番線を表示されるのを待っている


DSCN1541.JPG
プラハ本駅の地下鉄乗り場
自動改札機が並んでいるように見えるが、ただの柵


DSCN1540.JPG
駅構内にただ1箇所あった地下鉄のきっぷ売り場窓口




2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ



posted by pupupukaya at 12/08/16 | Comment(5) | 2012年 チェコ鉄道旅行記

2012年チェコ鉄道旅行記2 ミュンヘン到着〜夕方のビアガーデンへ

ミュンヘン空港 ―S8― ミュンヘン中央駅

ANA・NH207便は16:40にミュンヘン空港に着いた。定刻は17:15なので35分の早着になる。早く着く分には一向に構わないし、ちょっと得した気分になる。

やっと満席の飛行機から解放されたのだが、下界の景色を見ていたり、座席背面のゲームをしていたら12時間近い搭乗時間はそれほど長くは感じなかった。

飛行機から降りた人の多くはトランジットの方へ向かうので、それに惑わされないように標識の『EXIT』の文字を確認しながら長い通路を進むとイミグレーションがあった。

『Non EU』の列に並ぶが、一人当たりの審査時間は短い。すぐに自分の番になった。パスポートを差し出す。ちょっと緊張する一瞬だが、すぐにスタンプを押して「OK」と言われた。

次は新千歳空港で預けた荷物の受け取りだ。待つあいだにトイレに行って戻ってくるともうターンテーブルが回り始めていた。
荷物はたくさんグルグル回っているが、周りで待つ人は少なすぎる。あんなに満席だった飛行機の乗客はみんなどこへ行ったのだろう。間違ってトランジットの方へ行ってしまったのだろうか?

謎のまま、自分のキャリーケースが出てきたので、受け取って出口へ。これでドイツというかEUに入国となった。時刻は17:08だった。

DSCN1240.JPG
ミュンヘン空港に到着
駅へはSマークの方へ歩いていけば良い



無事入国できた(当然だが)次はホテルへと向かう。電車に乗るためには案内板のSバーンの『S』マークの方へ進めば良い。ミュンヘンもこれが3回目なので勝手が分かっている。

ところが案内通りに進んだら外へ出てしまった・・・
外といっても中庭のようなところだが、とにかく矢印に従って歩いて行くと、見覚えのある場所に着いた。ここまで相当歩いた。

DSCN1242.JPG
空港駅のきっぷ売り場 買い方がわからないのか戸惑っている人が多い


DBの券売機が並んだコーナーがあって、ここはいつも外国人旅行者らしい人が機械の前で首をひねっている。
中央駅までの切符を買うために機械の前に立ったが、機械が新しくなっていて前回のときと操作方法が違うようになっている。
いじっているうちに「Tageskarte」(1日乗車券)の文字が出てきたので、「Gesamtnetz」(全域)を選択すると画面に金額が表示された。
3年前に来た時より券売機は改良されたようだが、却って操作回数が増えたようで、外国人旅行者にとっては逆に不便になった。

DSCN1245.JPG
ホームに降りるとちょうどやってきた赤い電車
中央駅へはどの電車に乗っても良い


全域の1日乗車券は11ユーロ。切符には英語で『AIRPORT-CITY-DAY-TICKET』と書いてあった。
都心まで着いて、今日中に1回でもトラムか地下鉄に乗るのであれば1回券より1日券を買ったほうが得だ。

ホームへ下りる階段の前に刻印機があって、そこに切符を差し込んで日付を刻印してから切符は有効になる。これを忘れると、運悪く検札があった場合に無札乗車として高額の罰金を払わねばならない。
さっそく買った切符を刻印機に差し込もうとしたら、切符は普通のサイズより一回り大きくて穴に入らないではないか。

切符にはじめから日時と時刻が印字されているので刻印はいらないのかな?
海外の一人旅はこんな些細なことでも不安材料になる。

「だって機械に入らねーモノはしょうがねーだろ」とただ心の中で呟く・・・

DSCN1246.JPG
途中の駅
郊外は無人駅ばかり


階段を降りるとちょうど8番の電車が到着したところだった。近くの扉から電車に乗ると、車内は混んでいる。後ろの方の車両に移動すると空席があった。

電車は空港駅を発車するとしばらくして地上に出る。外は曇り空で薄暗い。
毎回ミュンヘンに来て思うけれど、ここの電車の乗り心地はすこぶる良い。加速も素晴らしい。

ずっと田園風景が続いていて、線路がいくつも寄り添ってきてそろそろ都会らしくなってきたところで、電車は駅はないところで停車した。
停止信号くらいに思っていたが、電車は一向に動く気配はない。

車内放送があったが、ドイツ語なのでわかるはずもなく、また少し心配になる。
やっと動き出したと思ったらノロノロと動いただけでまた停った。

結局、停っていたのは10分くらいで、やっとオスト駅に着いた。
オスト駅は意訳すると『東駅』で、ミュンヘン東側のターミナル駅だ。ここで降りる人も多い。
ここから地下鉄に乗り換えたほうが良いのだろうかとも思ったが、乗ってくる人が多かったので留まる事にした。

電車はすぐにオスト駅を発車すると今まで何事もなかったかのように普通に走り出した。

DSCN1248.JPG
駅構内の手前で止まってしまった
別系統の電車が走り去って行く


DSCN1253.JPG
帰宅ラッシュのオスト(東)駅


オスト駅を過ぎると車内は立ち客もたくさん出るようになった。
マリエン広場駅で大勢降りて、隣の客も席を立ったので一緒に席を立った。ここからは中央駅で降りられるように立つことにした。

車内放送で「ハウプトバーンホフ」というのが聞こえた。このくらいならば聞き取れる。
18:20頃中央駅に大勢の降客とともに降り立った。

DSCN1254.JPG
ミュンヘン中央駅に到着


DSCN1257.JPG
前回も泊まったことがあるホテル
経営者が替わり名前もウィンターホテルになった



まずはミュンヘンで1泊するが、ホテルは前回来た時と同じ所にした。名前は前回とは違っていた。
場所は中央駅北口向かいなので非常に便利だ。


フロントで「ハロー」と言うと係員がやってきた。インターネットの宿泊予約サイトで既に代金は支払い済みなのでバウチャーを差し出す。
と「パスポート」と言われた。本人確認のため必要らしい。

宿帳も書かなきゃならない。カタコトの英単語で教えてもらってなんとか記入する。
書くのは、ローマ字で住所(番地→字→市の順)それと一番下にサイン。サインは漢字でも良いようだ。

ようやくキーを渡されて部屋に入る。

DSCN1258.JPG
ウィンターホテルの部屋
クラスは日本の安ビジネスホテルといったところ


長旅で休みたいところだが、それ以上にミュンヘンに来たからにはビールが飲みたい。
部屋に荷物を置くと、すぐにまた外に飛び出した。

どこで飲もうかと考えたが、やっぱりビアガーデンがいい。中央駅正面の電停からトラムに乗ったが、次のカールス広場で降りた。あまり遠くまで行くと戻るのが大変だし、明日はプラハ行きで朝早いので、ホテルから近いところにした。

さすがにビアガーデンに直行というのも何なので、ノイハウザー通りを歩いて市庁舎まで往復してきた。通り沿いは市庁舎も含めて工事中の建物が多かった。

DSCN1260.JPG
中央駅正面のトラム停留所


DSCN1263.JPG
カールス門とノイハウザー通り
ここへ来ると帰ってきましたミュンヘンへ!という気持ちになる



ビアガーデンは、カールス門からも中央駅からも歩いて5分くらいのところにある『パークカフェ』。
旧植物園(Alter Botanischer Garten)という公園のほぼ真ん中にある。
この時間の公園は人通りも少なくて、曇り空で薄暗いのもあって、少々不気味な感じがする。

DSCN1300.JPG
旧植物園のビアガーデン「パークカフェ」
公園の中にあって落ち着いた雰囲気



ビアガーデン『パークカフェ』は平日にしてはそこそこ賑わっている。

売店の兄さんにソーセージを指差して「プリーズ」と言ったら皿に乗っけてくれた。兄さんは「ポテト?」というので「イエス」と言ったらすごい量を盛り付けた。ソースはケチャップらしいのを指差すと、これもソーセージの上にたっぷりとかけ、カレー粉をパラパラと振った。

ビールは「ヘレスビア」と言ってほしいジョッキを指さしたら一応通じた。
プレッツェルも取ってレジで会計する。

DSCN1281.JPG
ソーセージとポテトそれに塩をまぶしたプレッツェル
ビールは1リットルだが料理の量が半端でないのでジョッキが普通に見える



空いてるテーブルに座って、まずはビールをグビグビといく。1リットルジョッキは重たい。
皿からはみ出しているソーセージは長さ30センチくらいあって、これもデカい。
ナイフとフォークで食べると、美味しい。しかし、ちょっと大味かなとも思った。

ポテトは普通の塩味のフライドポテト。しかし1個の大きさがこれもデカい。

1リットルのビールはあっという間になくなったのでもう1杯買ってくる。今度はヴァイスビールにした。いわゆるホワイトビールというものだ。

DSCN1283.JPG
2杯目のビールは白濁のヴァイスビール
小麦のビールでフルーティーな香りがする



大量のポテトはとても全部食べきれなかった。そろそろ引き上げようと食器を下げる。

周りを見ると、ビールを飲みながらおしゃべりしている人、読書にふけっている人がたくさんいる。まだホテルに帰るのはもったいないと思い、もう1杯飲むことにした。

DSCN1289.JPG
食器は下げてきてもう1杯ビールを買ってきた


すでに結構な量を飲んでいるが、あまり酔いは回ってこない。ビール自体のアルコール度数が低いのか、あまり酔が回らない風土なのか、毎日ビールをたくさん消費する国では何か秘密がありそうだ。

DSCN1298.JPG
午後9時近くだがまだ明るい
平日のためか空きテーブルが目立ってきた


DSCN1323.JPG
ミュンヘン中央駅の夜景


パークカフェからホテルに戻る途中、駅のコンビニでミネラルウォーターとビールを買った。

明日は朝早いので早く寝たいのだが、初日で興奮しているせいかなかなか眠くならない。すっかり暗くなって10時半頃、急に雨音が聞こえてきた。

さっき駅で買ったビールをもう1本飲んでようやく眠りについた。



2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ
posted by pupupukaya at 12/08/16 | Comment(0) | 2012年 チェコ鉄道旅行記

2012年チェコ鉄道旅行記1 成田空港−ミュンヘン空港 ANAの直行便で

新千歳空港 7:50−ANA NH2152便−9:25 成田空港
成田空港 12:05−ANA NH207便−ミュンヘン空港 


旅行中の天気予報を見ると、ドイツ南部・チェコ地方の天気は雨マークばかり。旅立ち前から気持ちが凹むが、天気ばかりは心配したところでどうにもならないし、「俺は晴れ男だ、必ず晴れる」と思い込むことにしました。

今回のドイツ・チェコ行は格安飛行機ではめずらしく、成田からミュンヘンまで直行です。乗継便で、乗り継ぎ空港の雰囲気にふれるのも楽しいですが、時間が大幅に短縮になる直行便はやはり便利です。

まずは札幌駅6:13発の普通列車で新千歳空港まで。ミュンヘン空港到着予定時刻は日本時間で午前0:15
ほぼ丸1日がかりで行けるとは意外と早ような気もします。

飛行機はすでにチェックイン済なので、空港では機内預けの荷物と引き換えに搭乗券を受け取れば手続きは終了です。

早朝の空港は土産物屋もまだ開店準備中で見るところも少なく、ちょっと早いですがセキュリティゲートへ。


DSCN0892.JPG
成田行の機内
乗客はほぼ100%海外行きだろう


DSCN0874_copy.jpg
ミュンヘンまでの搭乗券


DSCN0883.JPG
搭乗開始


DSCN0918.jpg
晴天なので下界がよく見える
仙台付近


ひとまず成田空港第1ターミナルに到着。
成田空港へ来るのはこれが初めてで、乗り継ぎ時間が3時間近くあるので空港内の見物でもしようかと少し歩き回ってみたが、これというのは無かった。
ショッピングモールでもあるのかと思っていたがそのようなものは無いようだ。
どこかにあったのかも知れないが、日本の玄関口としては少し寂しいように思えた。

成田空港でもう一つやっておかなければならないのが両替で、現金はATMで現地通貨で引き出すつもりだったのだが、やはり到着して当座のお金は持っておかないと心細いのでユーロ2万円分とチェココルナ5千円分両替することにした。

両替所はレートの良い店を事前に調べてきていたので、その店に行くと長蛇の列。ほかにも両替所はいくつもあって、そっちは閑古鳥状態だ。

20分くらい並んでやっと自分の番になった。1ユーロは102.7円なのはさすがに大行列の店だけはある。(後日クレジットカードの換算レートでは1ユーロ102.2円だった)しかし1チェココルナ4.64円はチト高い。(後日のクレカ換算では3.85円)
マイナーな通貨は高め設定なのだろうか。

DSCN0931.JPG
成田空港第1ターミナル



DSCN0935.JPG
両替所はたくさんあるのだがこの店だけ大繁盛だった


DSCN0941.JPG



DSCN0951.JPG
世界各地の地名が表示された出発便案内
いいね、こいうのいつまでも眺めていたい

DSCN0954.jpg
ここから少し先はもう外国で「いってらっしゃいませ」の一言が重く感じるのは私だけ?



DSCN0963.JPG




DSCN0976.JPG
ミュンヘン行きの便の周辺だけは人だかりができていた


DSCN0979.JPG
ブリッジから飛行機を見る


DSCN0988.JPG
12時間過ごすことになるエコノミーのシート
せまいなあ




DSCN1007.JPG
成田を離陸すると日本海を北上する


DSCN1011.JPG
水平飛行になるとドリンクとおつまみが配られる
ここは赤ワインを選択



DSCN0988.JPG
機内食は和食と洋食から選べる
これは和食機内食は和食と洋食から選べる
これは和食



DSCN1021.JPG


DSCN1029.JPG
ロシア上空
おそらくアムール川


DSCN1122.JPG
北極圏の上空を延々と飛び続ける北極圏の上空を延々と飛び続ける



DSCN1155.JPG



DSCN1200.JPG
2回目の機内食


DSCN1218.JPG
海が近づいてくる
(フィンランド湾)


DSCN1222.JPG



DSCN1228.JPG
どこかの街(チェコか?)


DSCN1231.JPG
ミュンヘン空港に到着




2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ

posted by pupupukaya at 12/08/13 | Comment(0) | 2012年 チェコ鉄道旅行記
Powered by さくらのブログ
最近のコメント(ありがとう)