チェコ鉄道旅行記 旅の決算

2012年5月31日から6月8日までの9日間、ドイツ、チェコ、オーストリアと旅行してきました。
燃油サーチャージが結構な額になりましたが、メインがチェコ旅行ということだったので物価の安いチェコの滞在費が低く収まったため、また空前の円高も手伝って思いのほか安上がりになった旅行でした。

チェコやドイツ旅行を計画している人のために今回かかった費用の一覧をエクセルで作成しました。
参考にしていただけたらと思います。

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費用総合計は、しめて21万6107円。
こうして見ると、ATMやクレジットカードのレートが非常に良い。
成田空港で両替したのがもったいなく思える。

2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ
posted by pupupukaya at 13/02/03 | Comment(0) | 2012年 チェコ鉄道旅行記

2012年チェコ鉄道旅行記23 帰国、札幌まで

ミュンヘン中央駅 −S1― ミュンヘン空港駅
ミュンヘン空港 21:00−ANA NH208便−15:25 成田空港
成田空港 ―バス― 羽田空港
羽田空港 19:00−ANA NH077便−新千歳空港 


コインロッカーに預けた荷物を取りに一旦中央駅へ戻る。
コンコースで列車を見ると、あの列車に乗ってまたどこかへ行きたくなった。しかし、乗らなきゃならないのは地下ホームから出る空港行電車である。

時刻は5時半で、飛行機は夜9時出発だからもう少しゆっくりでも良いのだが、ほかに行く所もないし、早めに空港へ向かう。

駅構内のパン屋で大きいプレッツェルを2つ買った。外側はカリッと中はもちっとしたプレッツェルは日本では中々手に入らない。2つで7.2ユーロだった。

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ミュンヘン中央駅の地下ホーム


今朝、空港まで有効の1日乗車券を買っておいたのでそのまま空港行の電車に乗れる。

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ミュンヘン空港駅に到着


ANAは駅から遠く離れた第2ターミナルから出発する。
途中にあったドラッグストアのミュラーで細々した土産物などを買い物する。

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空港内にもビアガーデンがある


搭乗手続きをして、出国審査後は免税店を見たりして時間をつぶした。
残りのユーロが35ユーロあったので、カウベルとテーブルマットをお土産に買って全部使い切った。

出発まで時間はまだあり、この先も長い搭乗時間になるので、靴を脱いで長椅子に横になった。

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免税店


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飛行機


帰りの飛行機もANAで、搭乗客は日本人ばかり。
機内には日本語が飛び交い、もう日本に帰国したかのようだ。

嬉しいことに席は窓側で、となりの席は空席だった。隣人がいるのといないのでは機内での疲労感が全く違う。

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食前酒はまたビール
プレミアムモルツ


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機内食
日本の洋食


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どこかの街の夜景


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遠くに見える北極圏の白夜


夕食のドリンクはワインにした。寝酒にワインをもう1瓶もらった。

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飛行ルート


いつの間にか眠っていて、目覚めると機内は真っ暗だった。
表は明るいが、窓のシェードがすべて下ろされている。

ドイツ時間では午前3時ごろ。日本時間では午前10時だ。もう眠れない。

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機内食の朝食
これも洋食をチョイス


ここからは日本時間にします。
14時ごろ機長の放送があった。208便は15時15分ごろ到着の予定、成田空港は晴れで気温は27度とのこと。

「携帯品・別送品申告書」というのが配られた。
そういえばそんなのがあったなと思い出したが、そんなに難しい書類ではない。

予定より早めの15:04に成田空港56番ゲートに着いた。

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さあ帰ってきましたよ


イミグレーションも税関もすんなり通過して、預け荷物も珍しく早く出てきて15:35には到着ロビーに出てこれた。

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到着ロビーで出迎えの人々


ここからはバスで羽田空港へ移動する。

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バスで羽田空港へ移動


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首都高を走る


羽田空港までは1時間15分、17時過ぎには羽田空港第2ターミナルに着いた。成田空港での手続きがすんなりだったので、想定していたよりも早かった。

帰国したらまず食べようと思っていたのがラーメンで、コンコースにラーメン屋があったので入った。
生ビール650円
東京天ラーメン880円
と値段にびっくり!東京の物価は世界一高いんじゃないのか。

でもまあ久々に食べるラーメンはおいしかった。

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羽田空港で食べたラーメン


札幌までの便は全部の便が満席で、ひと便前の搭乗口には19:00発の便に変更いただけるお客様は係員までお知らせくださいと張り紙があった。1万円の協力金がもらえるらしい。
自分がこの便に搭乗予定だったら喜んで協力していただろう。

札幌までの飛行機も満席で羽田空港を飛び立った。
ドイツ、チェコ、オーストリアと3国回ってきた8泊9日の旅行もこれで終わり。

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混雑する搭乗口


最後の一言。

これだけ飲んで
まだ飲みたりないのには
参った!


2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ
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2012年チェコ鉄道旅行記22 ミュンヘンはやっぱりビアガーデン

中国の塔のビアガーデンは昼から大盛況。塔の上では楽隊が陽気な生演奏を奏でている。



真っ昼間からよくやるな〜と思いつつ、さっそくトレーを持ってドイツ人に交じって並ぶ。
順番が来たので、あれこれと指さして皿に盛ってもらう。焼いたチューリンガー・ヴュルストというソーセージとジャーマンポテト。量が半端なくて、皿からこぼれ出すほどに山盛りにして出された。

白ソーセージがあったのでこれも1つ取った。
ビールは思い切ってグイッといきたく1リットルサイズ!

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中国の塔のビアガーデン


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昼間から盛況のビアガーデン


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ガラスケースに並ぶ料理


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ソーセージは自分で取る


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サラダなど


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ビールコーナー


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ここでビールを受け取る


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会計はレジで


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ソーセージとジャーマンポテト
ビールはヘレスビア


昼間から飲みすぎと思われるだろうが、青空の下で飲むビールは本当にうまいのだからしょうがない。

昼になって一層日差しが強くなった。暑いので上着を脱いだ。周りを見るとみんな半そで姿ではないか。
生演奏のある塔の周りのテーブルは、そのうちみんな踊りだすんじゃないかと思うほど陽気そのものだ。

1リットルサイズのビールはまたたく間に飲んでしまった。食事の済んだトレーは下げてきて、もう1杯ビールを持ってテーブルについた。飲むと甘い。これはビールをレモネードで割ったラドラーではないか。間違って持ってきてしまった。

それにしても、こちらで飲むビールはあまり酔わない気がする。昼間からこれだけ飲んでいるのに酔いが回らない。散々ビールを飲んでいるので麻痺して、体がビールは酒という認識をしなくなったかのようだ。

ここにいるのも飽きてきたので、再びトラムに乗って中心部まで戻ってきた。

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トラムで中心部へ


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ヴィクトリアーリエン市場


何となくヴィクトリアーリエン市場に行くと、市場の店はすべてクローズしていた。平日だと思っていたがどうやら祝日らしい。
(帰国後調べたら2012年6月7日は聖体節という祝日だった)

なーんだつまんねーなと思っていると、ビアガーデンが開いていたのでここでまた1杯飲むことにした。

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市場のビール売場


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市場のテーブルで


チェコから戻ってくるとミュンヘンは大都会に見える。
今ここが現実で、チェコは夢の中だったようなそんな感覚になった。物価も高いし。

プラハのビールは1杯160円だったのがこっちは370円だ。

チェコはどこへ行っても独特の暗さを感じた。ロシアに行ったときも同じような暗さを感じたが、旧共産国の名残なのかスラブ系独特の雰囲気なのかはわからないが、質素というかそういう雰囲気があった。
それに比べてミュンヘンのなんと開放的で明るいこと。

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ミュンヘンの空


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ノイハウザー通りとカールス門


通りの店はどこもクローズしているが、人通りは多い。あちこちでストリートパフォーマーがいて、演奏していたり、仮装して銅像のようにじっとしてる人など歩いているだけで楽しい。

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ストリートパフォーマー


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このあとチップをあげると彼は握手を求めてきた


初日に来たパークカフェでまたビールを飲む。
ここは家族連れが多くて落ち着いた雰囲気。中国の塔とは対照的だ。

想定はしていたが、午後はビアガーデンのはしごになってしまった。
飲みすぎだな。

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ヴァイスビア
フルーティーな香りが特徴


まるで自国に戻ってきたような気分だったが、そろそろ本当に帰国する時が来た。




2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ


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2012年チェコ鉄道旅行記21 ミュンヘンはドイツ博物館へ


6日前にバスでミュンヘンを出発し、チェコを1周してまたミュンヘンに戻ってきたわけだが、今日が今回の旅行の最終日になる。

帰る飛行機の出発時刻は21時なので、丸1日ミュンヘン観光ができる。
いろいろ行きたいところもあるがとりあえずドイツ博物館へ行きたい。

9時にホテルをチェックアウトする。
昨日の雨のせいか今朝は快晴で澄んだ空気だ。

荷物はフロントに頼めば預かってくれるのだが、言いそびれてしまった。
キャリーケースをひいて外に出たが、しょうがないので駅のコインロッカーに預けた。

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ミュンヘン中央駅地下コンコース
中央の青いのはATM


まずは1日乗車券を買わねばならない。
ミュンヘン中央駅の券売機の操作画面は、ドイツ語のほか英語など欧州の主要言語が選択できるようになっているのだが、日本語の選択もあって驚いた。

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券売機の日本語表示


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チケットとお釣りが出てくる


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1日乗車券


中央駅から地下鉄に乗って3つ目イーザルトルという駅で降りた。外に出てしばらく歩くと暑い。昨日の寒さがうそのようだ。

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ドイツ博物館


ミュンヘンに来たのは今回で3回目だが、ドイツ博物館は初めてである。
敷地面積5万km2、展示品目は約1万7千点という科学博物館としては世界一の規模で、『各展示フロアの通路をすべて歩くとなんと17kmに及ぶ』(地球の歩き方より)だそうな。

ドイツ博物館らしい建物はあるが、何かさえないビルでしかも閉まっている。建物の脇の道をずっと歩いて行くと入口を見つけた。博物館の中庭が入口になっていて、チケット売り場もあった。

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ドイツ博物館の入場券


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ドイツ博物館の入口


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エントランスを過ぎると巨大な帆船が出迎える



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ジオラマ


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鉄道模型
新幹線の模型もあった


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第2次大戦の戦闘機


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航空のコーナーでは日本の凧も展示していた


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クラシックカメラ


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メルセデス・ベンツ170Va
1950年製


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ベンツのエンブレム


アニメの元祖?残像を利用して動きを表現するストロボスコープ


丹念に見ていたらきりがないので、ちょっと見るだけで早足で館内を回ってきた。
科学、製造、通信、機械など分野ごとに分かれていて、それぞれが手の入った展示内容だった。

分野が多すぎて、だんだん何を見ても頭に入らなくなってきた。

科学の粋を集めた「ドイツの科学は世界一ィィィ!」の圧倒にすっかりお腹いっぱいにされてドイツ博物館を後にした。

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イーザル門


ドイツ博物館を出るとちょうど12時。お昼ご飯はビアガーデンに行こう、ということで博物館近くの電停からトラムに乗った。

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18番トラムに乗る


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トラム車内


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車内から


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ティヴォリシュトラーゼ(Tivolistraße)で下車


英国公園という大きな公園があって、その中にはビアガーデンがいくつもある。その中の一つ「中国の塔」というビアガーデンにやってきた。
ここは前回も来たことがある。

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英国庭園内にある中国の塔ビアガーデン入口(Chinesischer Turm Biergarten)




2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ
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2012年チェコ鉄道旅行記20 レールジェットでミュンヘンまで

リンツHbf 15:51 −RJ64− 18:33 ミュンヘンHbf

トラムでリンツ中央駅へ戻ってきた。
たまたま寄ってみただけのリンツは意外と楽しかった。
しかし、街中でも駅でも観光客らしい人はいなかった。

観光地やミーハー嫌いな人には好まれる街かもしれない。

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リンツ中央駅正面


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コンコースは地下1階にあって中央部分は吹き抜けになっている


リンツからは「レールジェット」で一気にミュンヘンへと戻る。

レールジェットとは、ウイーンと各地を結ぶ2008年から運転を開始した新型特急列車で、最高速度は230km/hの高速列車だ。
といってもICEのように専用高速区間を持たず在来線のみ運行の為、劇的な時間短縮にはならなかったようだ。

リンツからミュンヘンまでの直通列車はこのレールジェットだけで、278kmを最速2時間39分で結ぶ。
それ以外はザルツブルクで乗り換えが必要になる。

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電光掲示板


ミュンヘンまでの列車チケットは日本で買っておいた。ミュンヘンからプラハまでのバスチケットと同じくDBのHPでオンラインで予約していた。
予約と同時にクレジット決済になるので便利な時代になったものだ。

値段は『ヨーロッパスペシャル』で42ユーロ。普通に買ったらたしか59ユーロだから結構な割引だ。


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ホーム
リンツ駅構内はどこも綺麗だ


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レールジェットが到着


15:48入線のはずだが2分くらい早着だった。ホームの掲示板を見ていたらいつの間にか入ってきたので残念ながら入線時の写真は撮れなかった。

車内に入るとすごく混んでいてびっくり。ほぼ満席ではないか。
指定された席は空いていてよかった。誰か座っていたらどいてもらわねばならない。

座席は4人向い合せになっている部分の後ろ向き窓側。
通路側でなくて良かったが、今までがら空きの列車ばかり乗っていたので窮屈だ。

さすがにオーストリアご自慢の国際特急列車だけあって大人気ですな。

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時おり天井のモニターに現在の時速が表示される
160km/h


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ザルツブルクに停車


ザルツブルクでかなりの乗客が下車したが同じくらい乗ってきた。
このボックスの人もここでいなくなってやれやれと思ったらまたふさがった。

観光や旅行者風の乗客は減って、ビジネス客がさらに増えた。
ザルツブルクからミュンヘンまでは快速列車が約2時間で結び本数も多い。こちらは1時間30分だが、時は金なりのビジネスマンは高くてもこちらを選択するようだ。

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車内はほぼ満席


ザルツブルクを出るとミュンヘンまでノンストップのはずだが、なぜかローゼンハイムに停車してここからも乗客が乗ってきた。

ここで乗ってきたおっさんが自分の隣に座ったのだが、車掌が検札に来たらおっさんと車掌との激しい言い争いが始まった。女性の車掌もすごい勢いでまくしたてる。おっさんの向かいのビジネス客が口をはさむとおっさんも少し大人しくなるが、そんなのがしばらく続いた。

ミュンヘン近郊まで来ると線路は複々線になりSバーンの電車が並走する。


終点ミュンヘンが近づくと車掌が接続列車の放送案内を始めた。ドイツに戻ってきたと思った。

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終点ミュンヘン中央駅に到着


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レールジェット正面から


ミュンヘンのホテルは旅行初日と同じところを予約しておいた。
さっきまで雨だったのか地面が濡れていた。
チェックインすると前回とは別の部屋だった。

荷物を置くとさっそく歩いて近くのパークカフェへ行く。
ビアガーデン(好きだねえ)で長旅のしめくくりにしようかと思っていたのだが、雨天のせいか無残にもクローズしていた。

前に行ったことのあるレストランを覗くと満席。

夕食はどうしようかと考えたが、レストランに探すのは面倒だし、かといってホテルの部屋に持ち込んでというのも嫌だし。

歩きながら悩んでいると駅に行けばいいと思い出した。

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構内にテナントがたくさんあるミュンヘン中央駅


ミュンヘン中央駅の構内はテナントが多数あって、飲食店もたくさんある。以前ドイツ旅行した時も何度か利用したことがある。
といってもインビス(軽食を提供する屋台)でソーセージなんかを買って食べただけなのだが。


いままで行ったことがなかったが奥に行くとレストランやバーがあった。

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バーもある


とりあえずバーのカウンターに恐る恐る座ると、マスターがハローとやってきた。
ビアプリーズというと0.5Lのジョッキがトンと置かれた。

マスターも外国人は心得ているようだった。

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ヘレスビール
店の雰囲気は駅構内そのもの


1杯目はすぐに飲んでしまったので2杯目を頼んだ。
店の客は帰宅途中に立ち寄りとか列車待ちでという風な人ばかり。

ビターなチェコビールも良かったが個人的にはこっちのドイツビールの方が好みだ。

前払いでビールを1杯頼んで、飲んですぐに去る客が多い。
30分くらいいたがお客は自分以外入れ替わっていた。

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ヴァイスビール


ビール3杯飲んでお会計は13ユーロだった。

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フードコートもあって


ビールばっかり飲んでいたらお腹も空いてくる。
インビスでソーセージにケチャップとカレー粉をかけたカリーヴュルストと付け合せのフライドポテトを皿に盛ってもらい、立食テーブルで食べた。

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カリーヴュルストと瓶ビール
8.5ユーロ


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列車を見ながら


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9時過ぎだが外はまだ明るい





2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ
posted by pupupukaya at 13/01/27 | Comment(0) | 2012年 チェコ鉄道旅行記

2012年チェコ鉄道旅行記19 リンツの街・トラムなど

チェコの旅行記はこれでおしまい。ここからはオーストリアになります。

チェスケー・ブディェヨヴィツェから列車で2時間22分、リンツに着いた。
リンツは人口約18万人でオーストリア第3の都市である。

まずはコインロッカーに荷物を預けて、地下のトラム乗り場へ行く。

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トラム乗り場は地下にある


リンツのトラムは中央駅の前後が地下化されているので地下鉄のように地下ホームから発着する。
ホームに券売機があったので、24h-ticketというのを買う。1枚4ユーロ。
買ってから有効なのか、チケットには時刻も印字されている。車内にはほかの都市にあるような刻印機は無かった。

地下の中央駅を発車してしばらくすると地上に出る。ここからは路面電車だ。
賑やかな通りのいくつかの停留所を過ぎ、電車はハウプト広場で降りる。

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ハウプト広場


ハウプト広場からはペストリンクベルク鉄道という登山電車が出ている。
登山鉄道は24h券では乗れないので、券売機で山頂までの往復切符を買った。5.6ユーロ。

券売機の画面をよく見るとトラムと登山鉄道共通の24h券というのもあって、最初からそっちを買えばよかった。

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ハウプト広場はペストリンクベルク登山鉄道(右)の始発駅


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低床電車の車内


結構混んでいて、車両の一番後ろに立っていた。トラムとは違って前後両側に運転台がある。

発車するとしばらくはトラムと同じ線路を走る。
途中から登山鉄道区間になると、急勾配の線路を電車は登って行く。
この鉄道の最急勾配は116パーミル(1000m進んで116m登る)で、アプト式でない粘着式の鉄道ではヨーロッパで一番の急坂を登る鉄道だ。

乗客の顔ぶれを見ると観光鉄道よりは街と丘の上の住宅地を結ぶ電車という感じ。
実際途中にはいくつも停留所があって、地元の住人らしい人が降りてゆく。

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駅ですれ違う


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100パーミル以上の急勾配をぐんぐん登る


坂の途中の停留所で小学生の遠足らしい一行が降りると車内はだいぶ空いた。

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終点のペストリンクベルク駅
標高512mの表示がある


終点の停留所近くには展望台や教会があるが、ほかには何もなさそう。
展望台からの眺めは大変良い。

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展望台からの眺め
ハウプト広場方向


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ドナウ川を見下ろす


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丘の上のペストリンクベルク教会
中心部からも見える


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教会の内部


さっき折り返した次の電車で、再びハウプト広場まで戻ってきた。

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ドナウ川
ニーベルンゲン橋から


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賑やかなラント通り


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モーツァルト交差点停留所


リンツの中心部はラント通りがメインの通りで、トラムと歩行者専用のトランジットモールになっている。
中央駅とハウプト広場を結ぶ通りで通行人も多く、大変な賑わいだ。
ハウプト広場から先はドナウ川に架かるニーベルンゲン橋になっている。
リンツ市内のトラムは3路線あるが、すべてラント通りを経由する。

賑わうハウプト広場とラント通りを走るトラム


これといった観光地も無いようで、旅行者のような人はほとんど見かけなかった。もちろん日本人観光客など自分以外は全く見なかった。

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SL型の観光バス
リンツ・シティ・エクスプレス


せっかく24h券を買ったので郊外まで往復することにした。
やってきた電車も混んでいて立つことになった。あまり大きな都市とはいえないが、エネルギッシュな街だ。

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郊外の電停


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郊外の専用軌道


  
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トラム車内


昼食はノルトゼーがあったのでそこにした。
トレーを持ってガラスケースの料理を皿に盛ってもらいレジで会計する。

シーフード専門店だが、一人旅のときはこういう店の方がありがたい。

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ラント通りにあるノルトゼー


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白身魚のフライと付け合せのポテト
ビールをつけて10.9ユーロ


なんか昼からビール飲む習慣がついてしまったなあ・・・と思ったが、周りのお客もビールやワインをドリンクにしていた。

→20,スーパーシティでミュンヘンまで


2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ
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2012年チェコ鉄道旅行記18 チェコからリンツへの国際ローカル列車

チェスケー・ブディェヨヴィツェ 8:02 −Sp1931 −11:19 リンツ中央駅


この時期は朝5時くらいには明るくなっていて、カーテンをしていなかったので明るさで目覚めた。朝から快晴だ。

部屋を出てちょっと散歩に出る。昨日来たプジェミスル・オタカル2世広場は、ルネッサンス様式の建物が朝日をあびて美しい。

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市庁舎とサムソンの噴水


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広場と噴水
奥は黒塔と大聖堂


ホテルの部屋に戻る前に駅に寄って、リンツまでの乗車券を買う。
窓口で「リンツ」というと中の人はインターナショナルはあっちと隣の窓口を指さした。

財布には使いきれなかった1000コルナ札があって、チェコ国内で使い切ってしまいたかったので奮発して1等にした。
「リンツ、ファーストクラス」と言ってチケットを買った。リンツまで126kmで790コルナ(約3,200円)で2等の約倍近くの値段。
チェコ旅行での鉄道利用は2等が安すぎるので1等でも割高感はあまり感じない。

部屋に戻って支度をして再び駅へ。部屋のキーは昨日言われた通り郵便受けに投函しておいた。


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コンコースの掲示板にはすでにリンツ行列車も表示されている


駅構内の売店は2か所あって1つはパン屋、もう一つはコンビニのような何でもある売店。
コンビニ売店で朝食のビールとサンドイッチを買った。

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チェスケー・ブディェヨヴィツェ駅で買ったリンツまでの乗車券


コンコースに表示されている4番ホームに出ると客車が停まっていた。
ホームにいる作業服の係員がホームに上がってくる乗客に「プラハ」と言って停まっている客車と反対方向を指さす。

リンツ行の客車の方へ行こうとすると、その係員が「プラハ?」と言うので「リンツ」と言いかえした。

プラハ行はリンツ行と同じ4番ホームの前の方に停まっているので誤乗が多いのだろう。

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客車4両のリンツ行列車


リンツ行のSp1931列車は一応国際列車ということになっているが、編成は先頭から2等車、2等荷物合造車、1等車の客車4両編成と短い。客車は全てコンパートメントタイプになっている。

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客車入口


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客車の通路


2等の方はそこそこ乗っているようだが、こちら1等の乗客は私一人だった。

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1等コンパートメント


2等のコンパートは8人室だったが、1等は6人室。値段の割にそれほど高級感があるわけではない。
走り出すとやはり1等で、静かだし乗り心地も良い。

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座席はリクライニングもする


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トイレ


チェスケー・ブディェヨヴィツェとリンツの間に運転される列車はSp(普通)とR(快速)だけ。しかも普通と快速の所要時間は10分しか違わない。

小さい無人駅がいっぱいあって、それらの駅にもすべて停まるので、昨日ブルノから乗ってきた路線よりもローカル線だ。
当然ながら車内販売も何もない。

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駅の売店で買った朝食のビールとサンドイッチ


DSCN3305.JPG小さな停留所のような駅にも停車して行く


途中の駅で2等車から大勢の乗客が降りてきた。2等の方も大分空いたのだろう。

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チェコ側最後のホルニー・ドヴォジシュチェ駅


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オーストリアの国境駅 ズンメラウ駅
チェコのレールバスと交換する


チェコ側最後の駅を発車した。国境に何かあるかと車窓をみていたが、特に何もないままオーストリア側の駅に着いた。

オーストリア国内に入るとさっきとは違う車掌が検札に来た。ここからはオーストリア国鉄の管轄になる。
駅の看板等も洒落たデザインのオーストリア仕様になった。

今までずっと単調だった風景も、少し変化に富むようになり、明るくなったように思える。
各駅停車でスピードもゆっくりなのは変わらない。

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オーストリアの車窓


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相変わらず小さな駅に停車する


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すれ違ったオーストリア最新の普通電車


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ドナウ川を渡る


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リンツ中央駅に到着






2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ
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2012年チェコ鉄道旅行記17 チェスケー・ブディェヨヴィツェ



チェスキークルムロフからバスに乗ること約50分でC・ブディェヨヴィツェまで戻ってきた。所要時間は鉄道もバスも変わらない。

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チェスケー・ブディェヨヴィツェに着いた


終点はあまり変な所だといやだなと思っていたが、駅前の「マーキュリー(Mercury)」というショッピングセンターの屋上がバスターミナルになっていてそこが終点だった。

ブルノでの朝食以来何も食べていないのでお腹が減っている。エスカレーターで下に降りるとフードコートがあった。これはいい、昼食はここにした。

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マーキュリーの2階フードコート


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クネドリーキ添えのグラーシュ
これだけはどこで食べてもおいしい


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ビールもある


チェコの都市は駅前にショッピングセンターあって、大抵フードコートがあるので一人旅の食事には便利だ。

時刻は4時近いが、天気も回復してまだまだ明るいので、旧市街を見物することにした。

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駅前と旧市街を結ぶ歩行者専用のラノヴァ・トジーダ通り


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8人のオブジェ〜何だろ


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トロリーバス


C・ブディェヨヴィツェは、路面電車は無いがトロリーバスが市内交通の主役になっている。主な通りには架線が張り巡らされ、二本のポールを立てたトロリーバスが走り回っている。

ちょっと乗ってみたかったが、旧市街も見物したかったので今回はあきらめた。

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トロリーバス
こちらは新車


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プシェミスル・オタカル2世広場


広場には黒塔(Černá věž)と呼ばれる塔があって、さっそく登る。毎度ながら塔があると登らなきゃと思うのはなんでだろう。

黒塔の高さは71.29mあって、45.67mの展望台まで225段の階段で結んでいる。
ここの階段が今まで登った中で一番急な階段で、登りも大変だが下りは恐怖だった。

階段を登り切ったところに受付があって、ここで料金を払う。1人30コルナ。
それにしてもここの係りの人はトイレとか行きたくなったら大変だ。

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黒塔から見た広場
正方形なのが特徴


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高さ45mの展望台からは町を360度一望できる


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急な黒塔の階段


階段の登り口に黒塔の案内看板があって、禁止事項が喫煙、ペット、老人??
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黒塔の注意事項



広場の市庁舎には案内所があって、無料のインターネット端末が置いてあった。
ちょうど日本への国際郵便を出したかったのだが、これで調べる。
日本語入力など当然無理なので、語句をローマ字で打って検索すると日本語のHPがヒットするのでそれのコピペを繰り返して検索欄に入力すると調べられた。
受付ボタンの「EMS」と書かれたボタンを押せばいいようだ。

早速郵便局に行って受付ボタンを押して番号札を取って、番号で呼ばれた窓口に持って行った。日本まで絵葉書1枚22コルナ。

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チェスケー・ブディェヨヴィツェ駅


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青空も出てきた



19時ごろ駅で荷物を出して今日のホテルへ向かう。駅の向かいのホテルなのですっかり安心しきっていたのだが、そうはいかなかった。

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今日の宿まで来たのだが・・・


ホテルの入口は施錠されていて開かない。中も明かりは無く真っ暗だ。
予約はしてあったのだが、まさか潰れていたなんてことはないよな、冗談じゃないぞ。
入口がほかにあるのかと周りを探したがそれらしい入口は無い。

飛び込みでほかのホテルを探すしかないのかと思いかけたら、ドアに電話番号が書いてある。
ダメもとで携帯電話でその番号に掛けてみた。
携帯電話は国際ローミング設定してあったので普通に通じた。

電話がつながったので片言英語で「Hotel booking today」というと向こうは「オー、ソーリー」と言った。どうも鍵を開けに来るようだ。

しばらくして、ホテルの人が車でやってきた。鍵を開けて扉を開けると中はカフェというかバーになっていて、ここがホテルのレセプションも兼ねている。

とりあえずカウンターに座って宿泊の手続きをしてもらう。素泊まりで、クレジットカードで支払った。
朝食付きのばあいはこのバーで朝食が出るみたいだ。

客室へは、別にある外付けの玄関から入る。マンションみたいだ。
キーをもらって、客室へ出入りするためのセキュリティ解除の方法を教えてもらう。

翌朝出るときはキーを郵便受けの中に入れておけば良いとのことだった。

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部屋は古いが快適


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窓からは列車も見える


一時はどうなることかと思ったが、部屋に入ったらもう安心だ。
荷物を置いたら隣のメルキュールへ夕食の買い物に出る。

ビールや食料、ちょっとした土産物なども買い込んでホテルに戻る。
玄関はガレージみたいなところの中にあるので、まず大きい木の扉を開けねばならない。ロックを解除してボタンを押すと大きな扉はギギギギと内側に開いた。
昔のドラクエの城の扉を思い出した。

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マーキュリーで買ってきた夕食


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部屋からの夜景


宿泊客は自分だけなのかすごく静かだ。
これでチェコは最後の夜になる。





2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ
posted by pupupukaya at 13/01/26 | Comment(0) | 2012年 チェコ鉄道旅行記
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