道の駅宍喰温泉〜道の駅公方の郷なかがわ〜渦の道〜淡路島南PA〜神戸 235km のルート
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朝5時の暗い宍喰海岸。
今日からは天気は下り坂になる。徳島県の天気予報は曇りで午後から雨マークもあった。
6:40に道の駅宍喰温泉を出発する。
今日の目的は、鳴門でうず潮を見ることくらい。途中は道の駅やコンビニに寄りながら車を走らせる。
道の駅日和佐。
道の駅の裏はJR牟岐線の日和佐駅があった。ちょうど通学列車の時間。
上下列車が交換。
日和佐駅の駅舎。
道の駅日和佐を出発すると雨が降ってきた。
阿南市のローソンで休んでいると土砂降りになった。
道の駅公方の郷なかがわ。
阿南市から鳴門市までずっと4〜6車線のバイパスが続く。
ちょっと回り道してみた徳島駅前。
阿南市あたりでは雨が強くなったがすぐに止んだ。
4車線の国道55号線は交通量が多い。街が近くなると大看板のロードサイド店が現れる全国どこにでもある風景。つまらん。
徳島市内では徳島ラーメンが食べたかったが、時刻は10時を過ぎたばかりでまだ店は開いておらずまたあきらめる。
鳴門市までは国道55号⇒11号とを真っ直ぐ行けばよいのだが、そこから鳴門公園までの道が面倒なのでカーナビの設定をしていた。
ところがカーナビの案内通り走っていると途中から高速に乗せようとするではないか。案内を無視して高速に入らないでいると別なルートに切り替わった。
おかげで遠回りすることになった。
鳴門公園の駐車場に着いたのは11時過ぎだった。上の駐車場は満車なので下の第2駐車場に誘導される。
なんとここの駐車場は有料で、420円支払った。
渦の道までは坂道を上り下りして結構歩く。途中でまた雨が降り出した。入口の券売機で510円の入場券を買う。駐車場代とは別建てなので車で行くと結構な金額になる。
渦の道の入口。
渦の道とは高速道路の大鳴門橋の真下に設けられた遊歩道で、そこから鳴門海峡を見下ろすことができる。
強風で橋が壊れないように通路の壁は金網になっているので、風に乗った雨粒が容赦なく吹き付ける。
ちょうど干潮の時刻なので、海岸近くの浅瀬の海水が川のように勢いよく流れるのが見えた。
両側は金網なので風が吹き抜ける通路。
入口から450m先にある展望室。
展望室の窓から海面を見ると、海水が激しく波立っているのが見える。
肝心のうず潮は一瞬あらわれてすぐに消えるものばかりだ。あれがうず潮だとわかるのにしばらくかかった。
カメラを構えてじっとチャンスを伺うが、カメラを構えているときに限ってうず潮が現れない。
それでも小さなうず潮の画像はいくつか撮れた。
展望室から見えたうず潮。
展望室のガラス張りの床から海面を見る。高さは45mあって結構怖い。
うず潮に突っ込んで行く観光船。
現れてはすぐに消えるうず潮。想像していたのと違って結構はかない。
四国新幹線計画があったので、この空間は新幹線が通るはずだった。
展望台から見た大鳴門橋。
駐車場の車に戻ってきたら12時を過ぎていた。徳島ラーメンを食べたいと思っていたが、さすがに今から徳島まで戻るわけにはいかない。
鳴門にも店はあるようだが、だんだん面倒になってきた。大鳴門峡を渡ってすぐのところに高速道路のパーキングエリアがあるのでそこで昼食にすることにした。
淡路島南PAにあるレストハウス大鳴門橋。
鳴門北ICから高速に乗って、橋を渡ってすぐの淡路島PAに入る。
レストランに行って食券のメニューを見るが、ここはもう兵庫県で四国らしいものは無かった。
せっかくなので淡路島らしいものをと淡路たまねぎラーメンセットの券を買った。
ラーメンの上に焼いた玉ねぎがゴロンと丸ごと載っている。玉ねぎ自体は甘くて柔らかいが丸ごと1個は多いなあ。何よりツルツルして食べにくい。体にはよさそうだが。
淡路島特産の玉ねぎが丸ごと入った淡路たまねぎラーメン。ちりめんごはんとセットで890円。
淡路島南PAの展望台から。
このまま真っ直ぐ神戸まで行くと1時間くらいで着くだろう。15時にはレンタカーを返却できそうだが、もったいないので神戸観光でもしてからでも悪くない。車は17時までに返せばよい。
車で行けそうなところをと考えたら、六甲山へ行こうと思いついた。
神戸の地図は持っていないので、カーナビに六甲山展覧台で登録した。
出発すると神戸淡路鳴門自動車道を走り、明石海峡大橋を渡る。渋滞も無くここまでは順調に走ってきた。
垂水ジャンクションからは初日と同じく阪神高速3号線へ入るものとばかり思っていた。
ところが、カーナビの案内する通りに走っていると山陽道とある方へ入ってしまった。
ここで冷や汗が出てくる。道路はだんだん山の中へと入って行くではないか。
山陽道って、わし岡山に向かってんのとちゃうか?
しかし停まるわけにもいかないし、地図も持っていないのでどうにもならない。もうどうにでもなれとナビのままに走っていると「からと西」というICで一般道に下りた。
標識に六甲山頂の文字が見えたので間違ってはいなかったようだ。
あとで地図を見ると、明石海峡大橋を渡ってから六甲山の北側を回るルートを走ってきたとわかった。
六甲山の曲がりくねった山道を走るが、四国の悪路を走ってきた身には何のことは無い。一気に山頂まで登った。
六甲山からの眺め。小雨で霞んでいるが夜ならばきれいなんだろう。
今度は山道を南側のほうへ下ってきた。このまま真っ直ぐ三宮まで行く。
車を返す前に今日宿泊する旅館に寄って荷物だけ置いてきた。
返しに行く前にガソリンスタンドに寄ってガソリンを満タンにする。
ニッポンレンタカーの営業所に車を返却したのは16:00だった。
神戸で1泊した二宮旅館。三宮駅からも近い。
車を返すと歩いてさっき荷物を置いた旅館へ向かった。
今日の宿は純日本旅館を予約していた。
車の旅では畳の部屋の宿が良い。いつでも寝っ転がれるし何よりくつろげる。
ビジネスホテルはプライバシーの面では快適だが、やっぱり和室がいいと思うようになってきた。
旅館の和室。
ここは二宮旅館と言って、都会ではすっかり数少なくなった和風旅館だ。建物は相当古いが、手入れや掃除もよく行き届いて快適。
風呂に入ってきて、部屋の畳の上に寝っ転がって四国の山道を思い出したら、よく生きて帰ってきたと思った。
廊下。
応接間のようになっているテラス。
夕食を食べに外に出ると雨が降っていた。
どこか入る店を探して三宮の駅前をウロウロしていたが、だんだん面倒になってきた。
セブンイレブンでビールと惣菜を買って旅館に戻った。車中泊の余り物の食料とで旅行最後の宴会としよう。
三宮駅のガード下。
歩いているうちに暗くなってきた。
四国旅行の残りの食料を広げて部屋で飲んだ。
明日は神戸空港発8時の飛行機なので、7時前には旅館を出発しなければならない。目覚まし時計をセットして横になった。
久しぶりの布団で寝るのが心地よかった。
5日目へつづく