吉野川SA〜窪川〜足摺岬〜中村〜四万十川〜道の駅ゆすはら 410km のルート
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朝5時半近く、東の空から朝日が昇る。

いつの間にか駐車場は車中泊の車が増えていた。

レンタカーのフィット。
朝5:20に明るくて目が覚めた。目覚まし代わりに、寝るときに目隠しのカーテンを1箇所開けておいたのだ。
車から出ると昨夜より駐車場の車が増えている。窓に目隠しをしてあるので車中泊の車はすぐにわかる。
デイリーヤマザキでパンとお茶を買ってきて朝食にした。
フロントガラスの内側はびっしりと結露している。出発前する前にしばらくエアコンをつけて曇りを取る。

高知自動車道を南へ向かって出発。
6:30に吉野川SAを出発した。ここから高知自動車道の終点、四万十中央ICまで一気に南下する。
まずは足摺岬を目指す。

道の駅 あぐり窪川。
四万十中央ICからは国道56号線になる。高速を下りてすぐのところにある道の駅あぐり窪川で休憩する。窪川はJR土讃線の終点だ。
中村から国道321号線に入り、土佐清水の手前で県道27号線に入る。
足摺岬に向かうこの県道は、地図で見ると足摺岬を回って一周する普通の道路のようだが、とんでもなく狭くて曲がりくねった道だった。
足摺岬への狭い県道。

足摺岬入口の看板。
茂みの中の狭い道路を抜けて視界が開けると足摺岬の駐車場があった。
駐車場は狭くてすでにたくさん駐車しているが、1台分空いていたのでそこに入れる。狭いところに無理やり入れたので車から降りるのも一苦労だった。
歩いてすぐのところに展望台があって、断崖絶壁の足摺岬と太平洋が一望できる。
灯台の立っているところが岬の突端で、そこまでは遊歩道が通じている。

展望台からの風景。灯台が建っている断崖が足摺岬。

遊歩道にいたネコ。野良猫だろうが人馴れしていた。

足摺岬灯台。
白一色のロケット形灯台は南国という感じがする。
足摺岬からの戻りは県道348号を通った。こちらはオール2車線で走りやすかった。
土佐清水まできたところで漁港のそばに足摺黒潮市場というのがあったので入ってみた。
土佐の海産物や珍味などがたくさん揃っていて見ていても楽しい。
奥は食堂になっていてテーブルは空いていた。ここで早めの昼食にする。

土佐清水にある足摺黒潮市場。

清水さばぶっかけ丼(1300円)

朝に水揚げされた新鮮な生さば。最後は出し汁をかけてお茶漬けにする。
港が一望できるレストラン。
国道321号を通って、中村まで戻ってきた。
ここは行政名は四万十市になるが、平成の大合併で今の市名になった。10年前に初めて来たときはまだ中村市で、駅名も中村駅なので四万十市と言われても何かピンとこない。

土佐くろしお鉄道 中村駅。
知り合いの中村さんへお土産にしようと中村駅で入場券を買おうと窓口へ行くと、当駅はホームへは自由に出入りできるので入場券はありませんと言われた。
そういう問題じゃないと思うんだが。とにかく入場券は買えなかった。

自由に入れる中村駅のホーム。停車中の列車は特急あしずり6号高知行。
中村から四万十川に沿って北上する。四万十川は人工の堤防やダムが無いので日本最後の清流とも呼ばれている。
川には集落ごとに沈下橋とよばれる狭い橋が架けられている。沈下橋とは増水時には水面下に没してしまうためこう呼ばれる。流されないように幅も狭く欄干も無いのが特徴になっている。
せっかくなので車でいくつか渡ってみたが、窓の下から川が丸見えなので怖かった。

日本最後の清流と呼ばれる四万十川。

四万十川に架かる沈下橋。
高瀬沈下橋。欄干がないので車で渡ると怖い。

沈下橋の上を行く車。
四万十川沿いの道は途中から国道441号線になる。基本2車線の道路なのだが、所々で1車線の狭隘区間になる。
すれ違いは待避所か、カーブのところが広くなっているのでそこで行うことになる。
地元の車の後ろを走ると、1車線区間は結構飛ばす。待避所やカーブの場所では徐行して対向車がいないか確認し、次の待避所までの狭い区間は一気に走り抜けるのが四国の走り方のようだ。

時々狭隘区間になる国道441号線。

一応国道の標識も立っている。

映画「釣りバカ日誌」のロケ地になった勝間沈下橋。

JR予土線の半家駅に寄り道。

はげ駅。北海道の増毛駅とよく対比される。

半家駅のホーム。無人駅。

道の駅 森の三角ぼうし。ここから道を間違える。
国道381号線の突き当りに道の駅森の三角ぼうしがあった。ここは愛媛県鬼北町になる。
スーパーに寄って買い物をした。生鮮品や総菜は愛媛県寄りのものが目立つ。

鬼北町の中心地にあるJR近永駅。
ここから国道320号線で梼原へ向かうはずだったのだが、どう間違えたのか441号線のほうへ来てしまった。
1車線の狭い道がずっと山のほうへつづいているのでおかしいと思って地図を見たら、この先はつづら折りのカーブが連続する峠道になっているではないか。
カーナビを見ると結構進んでしまっていた。ここで引き返そうかと思ったが、まっすぐ行っても遠回りして梼原へ行けるようだ。
この先の道がどうなっているかわからないが、とりあえずこのまま進むことにした。

狭いトンネルに入る。
トンネルを抜けたところでちょっと休憩。
峠を越えると梼原まではずっと2車線の道路が続いていた。やれやれだ。
予定より少し遅くなったが、無事に今日の車中泊地の道の駅ゆすはらに着いた。
道の駅ゆすはらの駐車場は広いが全体的に傾斜している。

道の駅ゆすはら隣の「雲の上の温泉」。

「せまい日本そんなに急いでどこへ行く」の石碑。

今日の夕食。鬼北町のスーパーで買った惣菜。

道の駅ゆすはらの夜景。
車中泊の車内。
ここの道の駅の隣には温泉があるので早速入ってきた。
車の中でまた惣菜を広げて夕食。缶ビールを2本飲んで横になったらそのまま眠ってしまった。