久々の晴れた週末になった。もし雨だったら中止にしているところで、これが勝手気ままにできる一人の利点だ。
自宅を出発してイオン藻岩店で買い物をする。味付けの焼肉、ジャガイモ、タマネギそれにビール酒類など。余ったら次回や自宅分に回せばよいだけなのだが、生鮮品は冷蔵庫があるわけではないので食べきってしまいたい。なかなか難しいところだ。
あれこれ一人悩みながらのショッピングも楽しく、いろいろ籠に入れてたらレジでは4000円にもなってしまった。ずいぶん出たなあ。
せっかくの週末キャンプでケチケチするつもりはないが、次回からもう少し節約しよう。
支笏湖方面は、札幌市内を過ぎるとスーパーもコンビニも無いので注意したい。もっともこちらはイオンで使いすぎたのでもう何も買わない。
札幌から支笏湖に向かう国道453号線は混んでるかと思ったが、意外とすいている。むしろ自転車を多く見かけた。
今回のモラップキャンプ場は13時からチェックインで、まっすぐ行くと早く着くので、途中の道道支笏湖線に入りオコタンのほうへ寄ることにした。
オコタンペ湖の看板。
木々の間から姿を表したスカイブルーのオコタンペ湖。
北海道3大秘湖のひとつとされるオコタンペ湖は道路がないので近づくことはできない。道路から1箇所だけ見えるところがある。ガスがかかって見えないことも多いが今日はスカイブルーの湖面がはっきり見えた。
道道をさらに奥まで車を走らせるとやがて行き止まりになる。以前はここにキャンプ場があったようだが、数年前に廃業したらしい。
昔は道道もさらに奥まで続いていて美笛まで通り抜けできたのだが、通行止めのゲートがあって、そこから先は廃道と化していた。
木漏れ日が道路を照らす。
道道の行き止まり箇所は10台くらいの車が止まっていて、ここから湖までは歩きになる。
釣りやカヌー遊びの人たちの穴場的場所のようだった。
静かなオコタン湖畔。
支笏湖に注ぐオコタンペ川。
透明な水。
ここは残念ながらキャンプ禁止の札が。
オコタンから美笛までは1997年から落石の為通行止めになっている。
通行止め側からの案内標識。
恵庭岳が山頂までくっきり見える。
人も少なく静かなオコタン湖畔にテントを張って1日中ボーっとしていたら最高なのだが、残念ながらテント禁止の札があった。
仮に禁を犯してここでキャンプしても夜になったら熊の恐怖で、おちおち寝ても居られないだろうが。
道道を引き返して再び453号線に戻る。湖畔の町を通り過ぎてキャンプ場へと向かう。
モラップキャンプ場の入口にある看板。
最初に駐車場入り口にある管理棟で受付する。
宿帳に名前と電話番号を記入して、1泊分720円を支払うと番号札をくれる。これを車のダッシュボードに見えやすく置いておくように言われた。
支笏湖のキャンプ場は札幌からも近く、シーズン時はテントで埋め尽くされるらしいが、まだオフシーズンなのか時間が早いせいか場所は選び放題だ。
この時間から焼肉をやっている人たちは夕方には帰るデイキャンプの人たちだろう。
駐車場は余裕の状態で、好きなところに止められる。
広い砂浜がフリーサイトになっている。
シーズンで混雑するとこの砂浜にびっしりテントが並ぶというが、今日はこの通り。
駐車場の一番奥の方に車を停めて、良さそうな場所を探しに歩いて視察する。
基本砂地で傾斜もほとんどなく、どこに張っても同じ感じだ。大きな木がないので日影になる場所が無いので暑い季節ならばタープが必須だろうか。
今日の気温ならば日差しを浴びるのがむしろ気持ち良いくらいなので、日避けは必要ない。持ってないけど。
川のそばに白樺の木が生えていて、小さい日陰にもなっていた。一番良い場所が空いていた。ここに決めた。
車からテントのほか道具一式を降ろして、リヤカーに積んで運んできた。
ところがこの場所、地面をよく見るとアリの巣があって無数のアリが地面を這い回っている。
アリさんとお友達になりたい人は良いのかもしれないけど、これは気持ち悪くてだめだ。
白樺の木陰で良さげな場所があったのだが・・・
場所が決まったので車から荷物を降ろす。リヤカーを持ってきた。
まずはテントを組み立てようと思ったのだが、この場所は・・・
組み立てかけたテントを引きずって、小川の向こうまで移動する。
砂地の上だが、ここまでくればアリはいない。テントの組み立てを続けた。
砂地なのでペグがすぐに抜けるが、風も無いのでテントが飛ばされる心配はなさそうだ。
ようやく場所が定まったテント。
テーブルと椅子を出す。椅子がチンケなのは残念。もっと大きいのを買えば良かったが、今シーズンはこれで我慢するか。
テント前に座って見る支笏湖。
さて、設営も終わったし一杯やるか。青空の下で飲むビールがまたうまいのだ。
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