札幌〜江差〜上ノ国=湯ノ岱=上ノ国
北海道新幹線の開通を待たず一足先に廃止が決まった江差線に乗ってきました。
札幌を朝出て中山峠〜雲石峠経由で車を走らせること約5時間。午後には江差町に着きました。
江差町の街並み。
江差の町中に着いたのは午後2時半ごろで、この日は江差発16:16発の列車に乗って、湯ノ岱まで往復してくる予定でいた。
まだ時間があるので駐車場に車を置いて、港近くの町を歩いてみた。
今まで江差線に乗って江差へ来たことは何度かあったけど、駅から町の中心まで離れていることと列車の本数が少ないので、駅前をぶらぶらしただけで折り返しの列車で引き返してしまっていた。
ニシン漁繁栄の時代を残して、また綺麗に整備された町はまた改めてゆっくり観光したいと思った。
街歩きもそこそこに、江差駅へと向かう。
駅は町はずれの丘の上にあるのだが、だんだんと人の姿を多く見かけるようになった。
江差駅までやってきたら、駅前広場は紅白の幕が張られ、焼そばや焼き鳥の屋台が並んでお祭りをやっていた。
駅近くの空き地がお祭りの仮設駐車場になっていたのでとりあえずそこに車をとめた。
江差駅の駅前広場は「陣屋町ふれあい祭り」の会場になっていた。
臨時の特別列車「えさし号」が運転されたので、その歓迎も兼ねてのイベントらしい。肝心の列車は14:33に既に発車していったようだが、お祭りのほうは引き続き行われて、地元の人が次々にやって来ていた。
屋台が並んで、カラオケ大会などが行われ、お祭り騒ぎの駅前広場。
列車で来ていればここで一杯やっていくところだが、今回は車なので見るだけ。
列車に乗るのが目的なのでとりあえず駅の中に入ると、次の列車を待つ観光客らしい人が数人いるほかは話し声も無く、駅前広場の喧噪が別世界のような空間だった。
きっぷ売り場が開いていたので入場券と隣の上ノ国駅までの乗車券を記念に買った。380円。
喧噪の駅前広場とは対照的にホームはひっそり。
使われていない改札口。
使われていない改札口は子供の遊び場になっていた。
ホームの先の線路は少し行った先で終わっている。
ストーブが置かれた待合室。ここも列車待ちの人が数人いるだけでひっそりしてる。
きっぷ売り場。
地図式の運賃表。
まだ列車の発車時刻まで1時間ちかくあり、静かな待合室にいても退屈だし、賑やかなお祭り広場も何となく居心地が良くないので、隣駅の上ノ国駅まで車を走らせた。
上ノ国の駅前は江差駅よりも栄えていて、駅前にはスーパーもあった。
今夜は道の駅で車中泊するので、食料やお酒の買物はここですることにしてスーパーの駐車場に車を置かせてもらう。
上ノ国駅。立派な建物は駅舎ではなく「上ノ国町商工会館」の建物。
駅の入口は正面右側に目立たなくある。
上ノ国駅の正面には2階建ての立派な駅舎が建っている。駅というよりは民家のような造りだが、それほど古い建物ではないようだ。正面は「上ノ国町商工会館」と「上ノ国町観光案内所」の看板があって、建物をメインで使用している。
駅はというと、右側の小さい入口に目立たなく「上ノ国駅」の看板があって、入ると小さい待合室があった。
あまり広くない待合室。きっぷ売り場は今は閉鎖されていた。
駅名標。
名所案内。
待合室には誰もいない。正面から入った反対側の戸を出るとホームへと通路が続いている。
普通駅舎というとホーム側もそれらしい駅のつくりになっているものだが、ここ上ノ国の駅舎はホームのほうにはそっぽを向いて、民家の裏側以外の何物でもない造りになっている。
列車内から見た限りでは立派な駅舎があるとは思えない殺風景なホームだ。
木古内行の普通列車が入線。
ホームに立ってしばらくすると、16:24発の木古内行普通列車がやってきた。
地元の乗客もやってきて到着した列車に一緒に乗り込んだ。
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