2013年道東旅行記5

3日目その2 裏摩周〜開陽台〜中標津〜川湯温泉

摩周湖には展望台が3か所あって、うち2つがさっき回ってきた第1と第3、あとの一つが裏摩周展望台である。

裏摩周展望台は第一展望台からちょうどカムイシュ島を挟んだ真向かいにあって、直線距離で7kmほどの場所にある。ただこの間を車で移動すると距離にして50km以上あってかなり迂回することになる。

駐車場とトイレ、それにログハウスの売店だけの簡素な設備だ。売店を覗くとこちらはホーツク海側の清里町。弟子屈町の第一展望台とは一味違った品ぞろえだった。

駐車場から少し登ったところに小さな展望台があって、そこから摩周湖が見えるのだが湖面は雲が覆って雲海のようになっていた。よく見るとさっきより増えた雲が湖面に映って、雲が下にあるように見えていた。

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木が茂る裏摩周展望台。

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裏摩周展望台からの摩周湖。湖面に雲がぼんやり映って雲海のように見える。

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裏摩周展望台にあるログハウス風の売店。

裏摩周からは道道摩周湖中標津線になって清里峠を越える。ここから中標津町になる。
ここからどこへ行こうかと思いながら車を走らせていた。今日の泊まりは川湯温泉のホテルを予約していたので、あまり遠くへは行けない。

弟子屈へ戻る道道の交差点まで来たところで「開陽台 18km」の標識があった。
このあたりまで来ると距離感覚もおかしくなって、18kmだったら18分じゃん行ってみようという感じで弟子屈や川湯と反対方向へと交差点を曲がった。

牧場ばかりの道道は行けども行けども同じような風景ばかりなので、移動している感覚が鈍ってくる。


これはとあるツアー添乗員から聞いた話。北海道の人が本州のツアーバスに乗るとあまりに乗車時間が長いので参ってしまうのだそうだ。
単調な風景に慣れた北海道人が本州の狭い道を走るバスに乗っていると実際の距離以上に長く走っていると錯覚をおこすのではないかということだった。

裏摩周から30分ちょっとで開陽台展望台に着く。

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開陽台展望台。「地球が丸く見える」

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開陽台は映画「家族」のロケ地にもなった。

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眼下は北海道遺産になった根釧台地の格子状防風林。その向こうは地球の丸さが実感できる地平線。

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北極星に向けて突き出したモニュメント。ここも星空が綺麗そうだ。

開陽台の展望台は階段を登った屋上が円形の回廊のようになっていて、根釧原野を360度見下ろせる。
残念ながら雲が多くなってきて、遠くはかすんでいた。それでも1周の地平線を見ていると地球の丸さを実感できた。

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乳牛の像。

美幌峠から摩周湖を回ってきて、12時を過ぎ腹が減ってきた。
ずっとろくなものを食べてないので、しっかりしたものが食べたい。
開陽台展望台には軽食コーナーがあったが、アイスクリームくらいしかなかった。とりあえず一番近くの町、中標津へと向かう。

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中標津まで延びる一直線の道路。

開陽台から中標津市街までは12km。ずっと下り坂の一直線の道路なのでまあスピードが出ること。

以前中標津に来たのは高校生の春休み、JR標津線が廃止になる直前だったから二十ウン年ぶりの再訪になる。当時中標津駅の記憶はあるが、町のことは全然記憶にない。

改めて車で来たら意外と大きな町で、国道沿いはロードサイド店が立ち並び、中標津に来れば何でもそろう印象だった。

中標津ではショッピングセンターの東武サウスヒルズにあるレストラン「ラ・キンコ」に入った。
メニューは何でもあるファミリーレストランのような店だ。中標津では有名なレストランらしい。

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中標津最大のショッピングセンター 東武サウスヒルズ。

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中標津のレストランはスパゲティが人気メニューのラ・キンコ。

ここで食べたのはミートソーススパゲティとハンバーグのコンビ「ミートハンバーグ」。よくあるファミレスと違って手作りなのが感じられて美味しい。
ほかにも上にカツを乗せたミートカツレツなどが人気らしい。
中標津に来ることがあればまた寄りたいと思った。

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ミートハンバーグ(1050円)。キンコの人気メニューの1つ。

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鉄皿でジュージュー音を立てているので熱々だ。


中標津にも「モダ石油」があったのでガソリンを給油する。ここのが一番安い。ほかのスタンドで入れたガソリンと比べて燃費が違うわけでもないようだが。

さてここからまた弟子屈へ戻る。距離にして約45km。ずいぶん遠くまで来たような気がしていたが、中標津から弟子屈まではほぼ直線距離で移動できる。考えたら隣町同士だった。

午前中は晴れていた空もだんだん雲が多くたちこめて、雨粒が落ちてきた。

また弟子屈に戻ってきた。ホテルの食事は朝食のみで夕食はつけていなかったので昨日のフクハラで買い物をする。
スーパーの惣菜はどこも変わり映えしないので飽きてきた。また、中標津の昼食がボリュームがあったので食指がわかず、ビールとつまみだけ買った。

弟子屈まで来れば川湯温泉はもうすぐだと思っていたら、ここからまだ20kmもあった。本当に距離感覚がおかしい。

まっすぐホテルへは行かずに、途中で川湯温泉駅に寄った。
無人駅だが、丸太や白樺の木を組み合わせた風格のある駅舎で、鉄道記念物か北海道遺産あたりに指定されてもおかしくない立派な建物だ。


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山小屋風の川湯温泉駅舎。1936年(昭和11年)に建てられた風格のある建物。

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天井が高い駅舎。古めかしい扉の奥はレストランのオーチャードグラス。

国鉄時代に無人駅になって以来オーチャードグラスというレストランが入居しているが、駅舎自体は建てられた当時から変わらず原型を保っている。

無人駅なのがもったいないが、逆にJR直営の有人駅だったらリニューアルされて外装も内装も一新されたかもしれない。これはこれで良いのかもしれない。

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ホーム側はさらに凝った作りになっている。木彫りの熊が列車を出迎える。

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駅舎に面した1番ホームの屋根は、オンコの木を組んだ堂々としたもの。

川湯温泉の宿は「お宿欣喜湯」。楽天トラベルの予約で1泊朝食付き4200円だった。
荷物は車の中でバラバラの状態だったので、必要なものだけリュックに詰め込んだ。

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古びたホテルの部屋だが値段を考えれば分相応だ。

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ホテルの窓からの景色。

チェックインして部屋に荷物を置いたらさっそく風呂へ。
川湯温泉はお湯は少し白濁して硫黄臭がするいかにも温泉という感じがする。
飲泉用の湧き出し口があったので一口飲んでみると酸っぱい。ここのお湯は強酸性明ばん泉と言うそうだ。

その後、歩いてセイコーマートへ行く。ホットシェフは無くパック入りの食品しかないが、お腹も空かないので軽いものとお酒だけで十分だ。

ホテルからセイコーマートまでは川湯温泉街のメインストリートになっていてお土産屋が数軒並んでいる。
日も傾いてお客もなく、今日はもう店じまいのようだった。

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川湯温泉は昔ながらのこじんまりした温泉街の雰囲気。

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お土産屋の店先に並んだ民芸品。


posted by pupupukaya at 13/09/29 | Comment(0) | 道東の旅行記
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