鶴沼の吊橋から国道238号を網走に向かって走る。ツーリングのバイクが多い。
道の駅愛ランド湧別があったので休憩する。遊園地に併設された道の駅だが、休園日のようでひっそりとしていた。
このままサロマ湖に沿って網走まで行き、最後は美幌峠で車中泊するつもりだったが気が変わった。
雲一つない快晴なので、峠からの眺めは良いに違いない。明日の天気なんてどうなるかわからないし、そんなわけで今日の明るいうちに峠に着きたくなった。
サロマ湖に別れを告げ、道道計呂地若佐線〜国道333号端野峠経由で美幌へ向かった。
美幌の町に着いたのは3時ごろ。美幌のスタンドで給油して、とりあえず美幌駅までやってきた。
買い物してこのまま美幌峠に向かってもいいのだが、ここからだと30分もかからないだろう。ちょっと早く着きすぎる気もする。
明日時間があれば行こうかと思っていた津別峠を通って行こうと思った。津別峠は美幌峠の南側にあり、津別町と屈斜路湖を結ぶ道道屈斜路津別線にある峠である。
美幌観光物産協会・ぽっぽ屋が同居する美幌駅。
広い草むらの構内に2両編成の列車が入ってきた。
美幌から津別までは国道240号を、津別の町からは山間部の農村といった感じの道道を延々と走る。
だいぶ奥まで来たところで「弟子屈」「津別峠」の表示がある青標識が見えてきたので左折する。ここから登りの峠道になる。
1車線の道なので所どころに待避所があるが、コンパクトカー同士ならすれ違えそうだ。
それでも対向車がきたらいやだなと思っていたが、峠まで1台ともすれ違わなかった。
津別峠からさらに山道を行ったところに津別峠の展望台があった。美幌からここまで延々1時間かかった。
美幌峠の展望台。
津別峠の展望台から。
屈斜路湖を一望。少し雲がかかっているが、斜里岳や知床連山も望む。
時刻は4時を回っていた。展望台は昔のファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」に出てくるような形をしていて、すっかり傾いた西日に照らされている。
絵を並べて商売しているおじさんがいたが、もう店じまいなのか車に商品を積み込んで片づけていた。
屈斜路湖の中島と山々の向こうにはうっすらとオホーツク海も見える。
石台のパノラマ図。
展望台はほかに誰もいなくて、先のおじさんが去ったあとは自分一人になった。
天気は最高で、屈斜路湖全体のほか、360度遠くまでずーっと見渡せる。
この山も湖も空もぜーんぶ独り占めだった。
ここで車中泊したくなったが、美幌で買い物をしていなかったので食料も水も無いのであきらめる。
車を降りるときウインドブレーカーを羽織ってきたが、展望台にいるうちに冷えてきた。柱にあった温度計を見ると16度を指していた。
訪れる人も少なく貸切状態だった。
津別峠の展望台から屈斜路湖へ向かって峠道を下る。
日没も近く、だんだん薄暗くなる曲がりくねった峠道は熊でも飛び出てきそうで怖く、国道243号まで下ってきたらほっとした。
さて、このまま美幌峠へ行きたいところだが、今夜の夕食を買いたい。屈斜路湖畔にセイコーマートくらいあるだろうと峠とは反対方向に走るが、全然見当たらない。
結局弟子屈まできてしまった。
弟子屈ではフクハラというスーパーがあったので、ここで買い物する。
惣菜とビール、朝食のカップめん。ビールはエビスと並んで最高級クラスのプレモルがなぜかほかのビールより安かったので普段はあまり飲まない銘柄だがカゴに入れた。
弟子屈まで来たしまったので、美幌峠までは来た道をまた戻ることになる。
弟子屈から美幌峠までは約30kmも距離があって、弟子屈にも道の駅があるので今から向かうのもどうかと思ったが、結局予定通り美幌峠を宿泊地にすることに。
さっき通った国道を戻る。峠道に差し掛かったころにはすっかり日も暮れて暗くなっていた。
すっかり暗くなった美幌峠から見た屈斜路湖。
すっかり日が沈み夕闇がつつむ。遠くに美幌町の夜景が見えてきた。
美幌峠には道の駅があって広い駐車場もある。道の駅は既に閉店しているが、トイレは24時間開いている。
広い駐車場には同じ車中泊と思われる車がポツンポツンと停まっていた。
あまり広くて空いていると逆にどこに停めるか迷ってしまう。
駐車場を2周くらいして、ずっと端のほうに夜景が見える場所があったので、ここに駐車を決めた。
美幌峠で車中泊する。広い駐車場に車はまばら。
カーテンを吸盤で窓に取り付けて目隠しをして、プレモルの栓を開けて晩酌を始める。
ずっと運転してきて、1日が終わって飲むビールはおいしい。
肴はスーパーで買ったイカのから揚げと海鮮サラダ。
2缶目を開ける。狭くて暗い車の中だが、このあたりからだんだん楽しくなってくる。
弟子屈のスーパーで買ってきた惣菜で車中晩酌。
テレビ無くも話し相手もいない車中の夜はさぞ退屈だと思われるだろうが、昼間撮影したデジカメの画像を見たり、地図を見て明日の予定を考えたり、夜景を見ながら物思いにふけっていると時間はあっという間に過ぎる。
ここは旅の空という日常から隔離された非日常な空間なのだ。
外は一面の星空だった。今までどこで見た星空よりも見事だった。目が慣れてくるとぼんやりと光る天の川が見えた。
この見事な星空を画像に残せないかと、車から三脚を取ってきて撮影を試みた。
コンパクトデジカメでは夜空の撮影は難しい。それでも以下の画像はよく撮れたんじゃないかと思った。
満天の星空(画像加工しています)。天の川もくっきり見えた。
北斗七星と北極星。画像下の光は美幌の町明かり。
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