より大きな地図で 2013年道北・宗谷岬へ3 を表示
せっかく音威子府まで来たからには名物の黒いソバを食べたかったが、まだ朝8時前ではどこの店もやっていない。
音威子府から国道は二手に分かれ、1つは天塩川沿いを行く40号ともう一つはオホーツク海側へ抜ける275号があるのだが、もう20年近く行ってなかったオホーツク海側のほうへ行くことにした。
このルートは1989年に廃止になった旧天北線のルートでもある。所どころ廃線跡を巡りながら進む。
いま走っている国道は275号なのだが、昨日札幌から新十津川まで走ってきた国道も275号だった。
いったいどこまで行く国道なのだろうと思って調べたら、起点は札幌で終点は浜頓別となっていた。ずいぶんと長い路線だ。てっきり終点は美深あたりだと思っていた。
起点から終点まで走り通す人はたぶんいないだろうな。
道の駅ピンネシリ。旧天北線敏音知駅があったところ。線内唯一の急行「天北」は通過していた。
旧天北線「敏音知駅」の看板が掲げられているのが駅の名残り。
中頓別駅跡はバスターミナルになっている。
青く塗装された1台の気動車と腕木式信号機が保存されている。
バスターミナル正面は駅前の面影がよく残っている。
中頓別駅の跡に寄る途中「中頓別鍾乳洞」と書かれた看板を見つけてちょっと気になった。
「中頓別鍾乳洞」の看板を見つけたので寄ってみる。
看板の通り山道に入っていくとログハウス風の建物があった。入口の張り紙があったのでここに車を止めた。
鍾乳洞公園の管理棟。展示品などがある。
鍾乳洞のほうへ行こうとすると管理人に呼び止められて、今は第1洞しか行けない、照明が故障しているので入口に懐中電灯が置いてあるのでそれを持って入るように言われた。
脇の机にはクマよけの鈴がいくつも置いてあるのが物々しい。
クマよけの鈴がおいてあった。
形が軍艦そっくりの「軍艦岩」。石灰岩が浸食を受けて段差がつき、こんな形になったという。
現在唯一公開されている「第1洞」の入口。
第1洞の案内板。
ライトアップされた洞窟。一人だとちょっと不気味で怖い。
言われた通りの第1洞まで来たらなるほど懐中電灯が何本か置いてあった。
懐中電灯が唯一の明かりで奥へ進む。中は寒い。
洞窟は意外と奥まで入り組んでいて日の光は全く入らない。身をかがめて一人がやっと通れるくらい狭いところがあったり、何せ手にしている懐中電灯の明かり以外全くないのでまるで暗闇のダンジョンだ。
水曜スペシャル探検隊 中頓別地底大洞窟に暗闇を見た!!
「隊長!地底人発見!」
懐中電灯を消すと、地底に閉じ込められたような暗闇と静寂である。洞窟探検みたいなテンションで進んできたが、明かりを消して耳を澄ますと時々洞窟内にこだまする水滴の落ちる音を聞こえる。
一番奥らしいところは少し広くなっていた。といっても真っ暗闇でよくわからないが。
音は全くしない。もっとも変な音がしたらそれは不気味だが。
ちょっと貴重な体験をした。
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