北海道の駅_勇払駅

日高本線 勇払駅

【開業】大正2年10月1日
【所在地】苫小牧市字勇払142番地26
【駅名の起源】アイヌ語の「イ・プッ」(それの口)のがなまったもの。古くからアイヌとの交易場所である「勇払会所」があった。

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広場にポツンと建つ2階建ての駅舎。
昭和37年に苫小牧港建設に伴い、従来海岸沿いにあった線路を現在の掘り込み港を大きく迂回する現在線に付け替えられた。現在の駅はそのとき移転・新築されたものである。

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ブロック造りの駅舎は最近リニューアルされた。といっても使用していない事務所部分の窓に打ち付けた板が新しい鉄板になっただけだが。

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駅前は日本製紙の社宅、工場の煙突が離れたところに見えるが何もない。海外のどこかの駅だと言われればそんな気もしてくる。

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広い待合室。壁際に木製のベンチが並ぶ。

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駅旧事務室側の壁。

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昔は製紙工場への貨物列車の扱いがあったが、現在は無人駅で苫小牧市中心部への通勤通学駅である。
「防犯カメラ設置」の張り紙があちこちにある。待合室の壁が一部焦げていたりイタズラが多いようだ。

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日本が高度成長へ向かっていた当時、苫小牧港開発による貨物需要増大をあてこんでか構内はやたらと広く、駅舎とホームの間に側線が3〜4本くらい並べられそうだ。

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ホーム側からの駅舎。まるで廃墟のよう。

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窓をふさぐ鉄板だけが妙に新しい。

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もともとは駅舎とホームは長い跨線橋で結ばれていた。今は撤去されている。

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3両編成対応の立派なホーム。急行「えりも」3往復が停車していたこともある。

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勇払の駅名標。

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ホーム端。側線は保守車両によるバラストの積み降ろしに使っているのだろうか。


駅だけ見ると廃墟のような駅舎やひと気のない駅前で秘境駅のような佇まいだが、苫小牧市勇払地区は日本製紙勇払工場があって普通の住宅地になっており、駅の利用者もしっかりといるのである。

市中心部まで路線バスならば小1時間かかるが列車ならば苫小牧駅まで1駅わずか11分である。住民にとっては貴重な足だ。

しかし、苫小牧市中心部も大型店舗の相次ぐ撤退により求心力が大きく低下しており、それにつれて町はずれにあるこの無人駅の存在も町の人から遠い存在になりつつあるそんな気がする。

(2013年6月30日)
posted by pupupukaya at 13/06/30 | Comment(0) | 北海道の駅
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