2012年チェコ鉄道旅行記20 レールジェットでミュンヘンまで

リンツHbf 15:51 −RJ64− 18:33 ミュンヘンHbf

トラムでリンツ中央駅へ戻ってきた。
たまたま寄ってみただけのリンツは意外と楽しかった。
しかし、街中でも駅でも観光客らしい人はいなかった。

観光地やミーハー嫌いな人には好まれる街かもしれない。

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リンツ中央駅正面


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コンコースは地下1階にあって中央部分は吹き抜けになっている


リンツからは「レールジェット」で一気にミュンヘンへと戻る。

レールジェットとは、ウイーンと各地を結ぶ2008年から運転を開始した新型特急列車で、最高速度は230km/hの高速列車だ。
といってもICEのように専用高速区間を持たず在来線のみ運行の為、劇的な時間短縮にはならなかったようだ。

リンツからミュンヘンまでの直通列車はこのレールジェットだけで、278kmを最速2時間39分で結ぶ。
それ以外はザルツブルクで乗り換えが必要になる。

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電光掲示板


ミュンヘンまでの列車チケットは日本で買っておいた。ミュンヘンからプラハまでのバスチケットと同じくDBのHPでオンラインで予約していた。
予約と同時にクレジット決済になるので便利な時代になったものだ。

値段は『ヨーロッパスペシャル』で42ユーロ。普通に買ったらたしか59ユーロだから結構な割引だ。


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ホーム
リンツ駅構内はどこも綺麗だ


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レールジェットが到着


15:48入線のはずだが2分くらい早着だった。ホームの掲示板を見ていたらいつの間にか入ってきたので残念ながら入線時の写真は撮れなかった。

車内に入るとすごく混んでいてびっくり。ほぼ満席ではないか。
指定された席は空いていてよかった。誰か座っていたらどいてもらわねばならない。

座席は4人向い合せになっている部分の後ろ向き窓側。
通路側でなくて良かったが、今までがら空きの列車ばかり乗っていたので窮屈だ。

さすがにオーストリアご自慢の国際特急列車だけあって大人気ですな。

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時おり天井のモニターに現在の時速が表示される
160km/h


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ザルツブルクに停車


ザルツブルクでかなりの乗客が下車したが同じくらい乗ってきた。
このボックスの人もここでいなくなってやれやれと思ったらまたふさがった。

観光や旅行者風の乗客は減って、ビジネス客がさらに増えた。
ザルツブルクからミュンヘンまでは快速列車が約2時間で結び本数も多い。こちらは1時間30分だが、時は金なりのビジネスマンは高くてもこちらを選択するようだ。

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車内はほぼ満席


ザルツブルクを出るとミュンヘンまでノンストップのはずだが、なぜかローゼンハイムに停車してここからも乗客が乗ってきた。

ここで乗ってきたおっさんが自分の隣に座ったのだが、車掌が検札に来たらおっさんと車掌との激しい言い争いが始まった。女性の車掌もすごい勢いでまくしたてる。おっさんの向かいのビジネス客が口をはさむとおっさんも少し大人しくなるが、そんなのがしばらく続いた。

ミュンヘン近郊まで来ると線路は複々線になりSバーンの電車が並走する。


終点ミュンヘンが近づくと車掌が接続列車の放送案内を始めた。ドイツに戻ってきたと思った。

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終点ミュンヘン中央駅に到着


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レールジェット正面から


ミュンヘンのホテルは旅行初日と同じところを予約しておいた。
さっきまで雨だったのか地面が濡れていた。
チェックインすると前回とは別の部屋だった。

荷物を置くとさっそく歩いて近くのパークカフェへ行く。
ビアガーデン(好きだねえ)で長旅のしめくくりにしようかと思っていたのだが、雨天のせいか無残にもクローズしていた。

前に行ったことのあるレストランを覗くと満席。

夕食はどうしようかと考えたが、レストランに探すのは面倒だし、かといってホテルの部屋に持ち込んでというのも嫌だし。

歩きながら悩んでいると駅に行けばいいと思い出した。

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構内にテナントがたくさんあるミュンヘン中央駅


ミュンヘン中央駅の構内はテナントが多数あって、飲食店もたくさんある。以前ドイツ旅行した時も何度か利用したことがある。
といってもインビス(軽食を提供する屋台)でソーセージなんかを買って食べただけなのだが。


いままで行ったことがなかったが奥に行くとレストランやバーがあった。

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バーもある


とりあえずバーのカウンターに恐る恐る座ると、マスターがハローとやってきた。
ビアプリーズというと0.5Lのジョッキがトンと置かれた。

マスターも外国人は心得ているようだった。

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ヘレスビール
店の雰囲気は駅構内そのもの


1杯目はすぐに飲んでしまったので2杯目を頼んだ。
店の客は帰宅途中に立ち寄りとか列車待ちでという風な人ばかり。

ビターなチェコビールも良かったが個人的にはこっちのドイツビールの方が好みだ。

前払いでビールを1杯頼んで、飲んですぐに去る客が多い。
30分くらいいたがお客は自分以外入れ替わっていた。

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ヴァイスビール


ビール3杯飲んでお会計は13ユーロだった。

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フードコートもあって


ビールばっかり飲んでいたらお腹も空いてくる。
インビスでソーセージにケチャップとカレー粉をかけたカリーヴュルストと付け合せのフライドポテトを皿に盛ってもらい、立食テーブルで食べた。

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カリーヴュルストと瓶ビール
8.5ユーロ


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列車を見ながら


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9時過ぎだが外はまだ明るい


→21,ミュンヘンはドイツ博物館へ



2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ

【2012年 チェコ鉄道旅行記の記事一覧】
posted by pupupukaya at 13/01/27 | Comment(0) | 2012年 チェコ鉄道旅行記
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