2012年チェコ鉄道旅行記14 ブルノ市内を走るトラムその2

ブルノ本駅の裏には昨日買い物したスーパー「テスコ」があって、さらにその隣には「Galerie Vaňkovka」(ガレリエ ヴァンコフカ?)というショッピングモールがある。

そこへ行けば1人で食事できるところはあるだろうとやってきた。
駅正面から地下道が通じていて、テスコとショッピングモールは歩道橋で結ばれている。

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たくさんのテナントが並んだ広い店内の一角にファーストフード店がいくつか並んでいた。「ノルトゼー」があったのでそこに入る。ノルトゼーはドイツが本拠地のレストランで、チェコにも進出したようだ。
レストランと言ってもセルフサービスなので一人でも食事しやすい。

店員のお姉さんに魚のフライを取ってもらって、付け合せも適当に指さしてよそってもらった。ビールもつけてもらった。
既に昼時は過ぎているので空席はいっぱいある。


白身魚フライ、ライス、野菜、ビールで169コルナ。
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うーん…素材とオリーブオイルと塩気を混ぜたらこうなりましたという味であんまりおいしくない。ライスもパサパサして、懐かしい日本の味というわけにはいかない。
しかし、その分なぜかビールがやたらと美味い。
ビールのアクが強いので、あまりゴテゴテした味付けはよくない。そう思うとこの単純な味付けの料理も悪くは無いと思えてきた。

時刻は午後3時近く、表に出るとまだ雨が降っていた。でも、空が明るくなってきたので止みそうだ。


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ブルノ駅前、雨が上がるとまた賑やかになってきた


ブルノ本駅向かいの脇の道から坂道を登って行くと、展望台みたいなところがある。
展望台のすぐ下が「Nové sady(ノヴェー・サディ)」停留所で、こことブルノ駅前のあいだは路面電車なのに複々線になっている。
また、路線が3方向に分岐しているところなので、次々に行き交うトラムを見ていると面白い。
知られざるブルノのトレインビューポイントだね。




高台から眺めた、複々線区間をひっきりなしに行き交うトラム。



何やら砂のアートを作成している。
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旧市庁舎前の青果市場。これは午前中に撮影したもの。
キャベツ市場の地下迷路があるようだが場所を見つけられなかった。
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ホテルに戻る途中、また駅裏の「テスコ」でビールと食品を買った。
それにしてもチェコはビールが安い。ビールと言っても何十種類とある銘柄が並んでいて、それこそピンからキリまであるのだが、安い方のビールは0.5リットル瓶入りで10コルナ以下だ。大体は10〜20コルナの値段だがそれでも安い。

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テスコで買ってきたビール


チェコビールは濃いからなのか泡立ちがすごく良い。
プラハで見たテレビのドラマで、家庭の夕食でオヤジがグラスにビールを注ぐシーンがあって、そこでも泡だらけにして注いでいた。

プラハの「ウ・メドヴィードクー」でも、注ぎたては半分くらい泡だった。


マサリコヴァ通りの夜景
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ブルノ駅前停留所の夜景
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ブルノは天気のせいもあって暗い印象だった。街中で日本人らしい人を見ることは無く、観光客っぽい人も見かけなかった。
プラハのように観光色も無いくすんだ街並みだが、行き交う人々やその中を走るトラムなどが雑然としていて人間らしいブルノ。自分は割と気に入った。

→15,R660列車チェスケー・ブディェヨヴィツェまで


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posted by pupupukaya at 13/01/17 | 2012年 チェコ鉄道旅行記
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