ペーパードライバー克服への道 1日目

いよいよ自動車学校でペーパー教習を行うことになる。
土曜日11時からなので自宅から40分ほどかけて歩いて行った。
歩きながら覚悟というか心の準備をしていた。
それほど大げさなことでは無いのだが、なんせ14年という歳月は車の運転操作方法を記憶から消え去ってしまっていた。正直、実際運転してみるまで、どれくらい覚えているのかが見当もつかないのだ。

イオンの屋上が教習コースとなっている所で(場所バレバレ)エレベーターで5階に上がると受付がある。
昨日の電話で、氏名、生年月日、住所は伝えていた。料金は1回4,830円をその都度受付で払い、何回受けても、いつやめても良いと言われていた。

受付でペーパー教習で来たと名前を告げると、教習原簿と配車券の入ったクリアファイルが渡された。11時になったら4階に下りて、書いてある番号の車に乗っているように言われる。
すごく簡単な受付だった。

時間までロビーの椅子から、コースを見下ろしていると、ほうやっているなーと思った。
コース内は結構混んでいて、20台くらいの教習車がぐるぐる走り回っていた。昔、教習所に通っていた頃を思い出した。

今はどうかわからないが、どうも私の年代では自動車教習所と言うとあまり良いイメージが湧かない。
教官に怒られながら、嫌味の一つも言われながら毎日冷や汗をかきながら通っていたと言う人も多いだろう。

11時近くになり、走っていた教習車が次々と戻ってきた。次は自分の番だ。
教習から戻ってくる人は大学生くらいの若い人が多い。皆明るい表情をしている。


指定された番号の車の助手席に座って待っていると、先生がやってきた。わりかし年配の人で、良く言えばベテランそうな、悪く言えばとっつきにくそうな印象だった。
やってくると先生は「おはようございます、今日から教習をします○○です」と言った。随分と礼儀正しくてちょっと驚いた。

14年間運転していないのと、どれくらい忘れているか実際運転してみないとわからないと伝えた。

「とりあえず動かしてみましょうか」
「え?・・・」

まずエンジンのかけ方から教えてもらい、アクセルを踏んでおそるおそるコースに出る。10km/h位のスピードだが、何とか周回コースに乗った。
コーナーでハンドルを切るがなかなか思うようにはいかず、ハンドルを戻しすぎたり、手バッテンになったりとそのたびに混乱しそうになる。横に先生がいるのでそのたびに修正してくれ、ハンドルの持ち方を教えてくれる。
それでも3周したら何とか普通に走れるようになった。

14年経っても体が操作方法を覚えていたのは意外だった。こんなことならもっと早く始めていれば良かった。
周回ができるようになると今度は交差点の右左折。ウインカーの出し方とか、うわー覚えているよ。けっこうまだふらついたりっするけど。

上手くできると先生は「そうです、その調子です」「すばらしい」とか褒めてくれるので嬉しい。
最初はハンドルの切り方とか頭で考えながらやっていたが、だんだん感覚で操作できるようになってきて、楽しいと思えるくらいに余裕がでてきた。

50分の教習時間が終わり、次回はいつにしますかと聞かれ、基本昼間しかやっていないので土日しか来れないというと、来週の土曜にということになった。

次回は実際に路上を走りましょうと言われた。
1日コースを回っただけで次は路上とは少し怖いが仕方ない、やるしかない。

こうして1回目の教習は終わった。

つづく

posted by pupupukaya at 12/10/13 | Comment(0) | 体験記
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