2012年チェコ鉄道旅行記4 プラハ観光1日目


駅構内にATMがあったのでチェココルナを引き出しておこうと思った。
最初どうやって操作するのかわからなかったが、カードを入れて暗証番号と金種(金額は1000とか2000とかを選択する)を画面上で選択したらすぐに現金が出てきた。日本のATMより操作は簡単だった。

雨は30分ほどで上がったので、ホテルへ行くことにする。
トラムには一応本駅:フラヴニーナードラジー(Hlavní nádraží)停留所もあるが、地図を見ると駅正面から少し歩いたところにあるインドジシュスカー(Jindřišská)停留所の方が近い。

石畳の道をキャリーケースを引いて歩く。道の突き当りがすぐ停留所だった。ホテルへは9番の電車に乗れば良い。

停留所で地図を見ていると、外国人旅行者(自分も外国人だが)に英語でトラムのチケットはどこで買うのか英語で訊かれた。
「トラム・ノー」「レールウェイステーション」と答えた。解ってもらえたようだ。自信はないが、自分も実際駅で買ったのだし嘘ではない。

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本駅に近いインドジシュスカー停留所


程なくやってきた9番の電車に乗る。降りる停留所はわかっているが間違えるといけないので、とにかく4つ目で降りるために停留所に着くたびにいくつ目の停留所かを数えた。

ホテル近くのナードロニー・トジーダ停留所に着くとさっきの雨雲はどこかに去って、青空も見えるようになった。

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ナードロニー トジーダ(Národní třída)停留所


プラハでの2泊は『ウ・メドヴィートクー』(U Medvídků)というホテルで、1階はビアレストラン『ウ・メドヴィートクー』だ。プラハでも人気のあるレストランだということでここのホテルに決めた。半分ビールが目的でプラハに来た自分には最高のホテルだ。ホテルまで戻る心配がいらないので存分にビールが楽しめる。

ホテルは停留所からすぐだった。『U Medvídků』の看板があったので入るとレストランだった。外に出てもう一度よく見ると隣に「HOTEL」と書かれた入口があった。

レセプションのおばちゃんはニコニコして親切そうな人だったので一安心。自分の拙い英語も解ってくれた。

部屋は4階で、エレベーターは無いので階段を上らねばならない。古い建物なので階段は結構急で、重いスーツケースなんか持っていたら上がるのが大変そうだ。

ここは15世紀に建てられたビール醸造所を客室にしたというホテルだけあって、どことなく中世の様式が漂っている。廊下にビール醸造に使われていたと思われる道具が置いてあったりする。

4階のシングルルームは屋根裏部屋で、黒く塗られた垂木が剥き出しなので山小屋のような雰囲気でもある。奥側の壁は外側は屋根になっているので、斜めになっていて天窓がある。
ユニークな内装だ。


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ホテル『ウ・メドヴィートクー』


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隣はレストラン『ウ・メドヴィートクー』


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部屋は4階屋根裏部屋
廊下を歩くとギシギシ音がする


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1人部屋 シャワー、トイレ、TV付き
屋根裏部屋なので天窓になっている


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黒い垂木が剥き出しなのが中世を感じさせる


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シャワー・トイレルームは斜めのデッドスペースのため無駄に広い


すっかり天気も良くなったので、荷物を置いたらすぐにプラハ見物に出る。

ホテルの場所は大変良くて、近くにスーパー『テスコ』があり、旧市街やカレル橋へも歩いて行ける。

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街角のキオスク 地下鉄ムーステク駅近く


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ナ・プシーコピェ通り


しばらく通りを歩いて『ハヴェルスカー・コルナ』という店に入った。ここで少し遅い昼食に。
セルフサービス方式のレストランで、社会主義時代は1コルナで食事できたそうだ。

ドアを開けるとJRの改札口のようなレジがあって、伝票を渡された。前の人を見ると伝票とトレーを持ってカフェテリアで料理を受け取っていた。

前の人に続いて「グリャーシュ」と注文した。て言うか、それしか分からなかった。厨房の人が何か言ったがただ頷くと、皿にポテトを盛ってソースをかけて出てきた。伝票にもそれを書いて渡された。ビールのコーナーもあって、適当な銘柄を指差してジョッキに注いでもらう。

空いているテーブルがあったのでそこに座った。ナイフとフォークを忘れていたのでまた取りに行く。

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ハヴェルスカー・コルナ


まずはビールを1口。これが初チェコビール。かなり濃厚な味。泡がきめ細かい。昨日のミュンヘンのビールより濃い気がする。
グラーシュとは元はハンガリー料理らしいが、チェコでも定番みたいだ。ビーフシチューとカレーの中間のような味で、日本人でも美味しく食べられると思った。

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グラーシュポテト添え
ビール


店内を見ると普通のレストランと違って1人で食事の人が多かった。一人旅に優しい店だ。


店を出るときに入口のレジに伝票を渡して会計をする。グラーシュとビールで118コルナだった。

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ハヴェルスカー・コルナの店内


食事のあとはまた街を歩いて旧市街広場に行った。ここはプラハ観光の中心になるところで、広場を囲むようにして旧市庁舎や教会の歴史的な建物が立ち並んでいる。

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火薬塔


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旧市街広場 ヤン・フス像


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旧市街広場の観光馬車


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旧市庁舎と天文時計


天文時計のある旧市庁舎塔は上まで上がれるのだが、この手の塔は大抵階段で上がるのだが、ここはエレベーターがあるので楽だ。

上からの眺めは、ハァー、美しすぎてもう書けません・・・

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旧市庁舎塔から見下ろす眺め
おとぎ話の中にいるようだ


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天文時計の真下はいつも人だかりがしてる


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旧市街広場とティーン教会


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塔の展望台


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階段途中の窓から


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カレル橋全景


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カレル橋の上
ストリートパフォーマンス、お土産売り、似顔絵描き、物乞いなどが並ぶ賑やかな場所だ


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ヴルタヴァ(モルダウ)川
遊覧船がゆっくりと橋の下をくぐっていった


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橋の欄干の石像とプラハ城


残念なことにカレル橋の上でカメラの電池が切れてしまった。また空が曇ってきて雨が降りだしそうだ。充電のために一旦ホテルに戻ることにした。

→5,プラハ観光1日目 ビアレストランなど


2012年チェコ鉄道旅行記 もくじ






【2012年 チェコ鉄道旅行記の記事一覧】
posted by pupupukaya at 12/08/17 | Comment(0) | 2012年 チェコ鉄道旅行記
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