2011年日本海縦貫旅行記 8

大阪→高岡→富山→魚津(泊)/新魚津→電鉄富山/(泊)富山→直江津→新津→新発田→中条(泊)<特急いなほ>秋田<特急つがる>新青森<特急S白鳥>函館<特急S北斗>札幌

4月28日に札幌をトワイライトEXPで出発した旅も最終日になる。
昨日もそうだったが、朝は快晴だ。

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ベーコンエッグと生ハムサラダの朝食

イクラの小鉢もあって朝から豪華
個人的にはイクラよりも納豆を付けてほしかったと思ってみたり・・・


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日本の三大御前の女武者「板額御前の像」が駅前に立つ


今日は特急列車を乗り継いで札幌へ帰る。

中条駅で札幌までの自由席特急券を買う。乗継割引は無いが3回乗り換えするのでその都度購入するのも面倒なのでここでまとめて買っておく。

窓口のおじさんは今日中に札幌に着くんですか?と言った。

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札幌までの特急券を買ったみどりの窓口


中条駅のみどりの窓口で購入した札幌までの特急券
発駅は中条ではなく、なぜか新発田になっている
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特急いなほ1号が入線


今日の第一走者である特急「いなほ1号」は通路まで立客びっしりの大混雑で中条駅に入ってきた。自由席はドアのステップにまで人がいる。

なんとか乗りこんでデッキに立つが、GW後半スタートとはいえこの混みようは異常だ。

2つ目の村上で大分降りたので、デッキも大分空間ができた。
この混雑の中、商品を入れたショルダーバッグを提げて車内販売のお姉さんが来たのでエビスビールを1缶買い、立ちっぱなしで飲んだ。

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車内販売は、立ち客が多くてワゴンが通れないので、ショルダーバッグに商品を入れて担いで車内を回る


あつみ温泉、鶴岡と降りる人が多い。坂田でやっと空席ができて通路側だが座ることができた。

最後の車内販売の放送があって、今度はワゴンでの販売が来たので、本醸造「越後路」という缶入りのお酒を買った。ここで飲むのではなくお土産に持って帰ろうと思った。

終点の秋田まで車内はほぼ満席状態だった。

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秋田に到着
ご乗車お疲れ様だった


秋田駅では約1時間の乗り継ぎ時間がある。つぎの特急「つがる3号」は、自由席の乗車口のところに既に乗客の列ができ始めているので、ホームにいることにした。

ホームのキヨスクに、大館駅花善の「鶏めし」が売っていたので買おうか悩んだが、秋田駅の駅弁の立売もあったので、そこで「あきたこまち弁当」を買った。。

秋田−青森間の特急は「かもしか」という名称だったが、東北新幹線青森延伸により、八戸−弘前間の新幹線連絡特急に使われていた「つがる」に改名された。
どうせまた「いなほ」とおなじようなボロ特急だと思っていたが、「つがる」で使われていた新しい車両だった。

あきたこまち弁当(900円)
おかずはエビフライ、鮭、シュウマイ、煮物といった平凡な品揃えだが、ご飯が旨い。冷めていても旨い。お酒とよく合う
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お酒は先程の「いなほ」の車内販売で買ったものだが、ご飯と冷酒は相性が良いことを知った

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森岳駅のカッパのイラストの看板


途中の弘前でちょうど開催されている「弘前さくらまつり」の観光客が大勢乗ってきた。

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新青森に到着


新青森は東北新幹線青森延伸によって新幹線が乗り入れるようになった
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新青森駅の在来線ホームは1面2線。ホームは売店もないのでちょっと寂しい。新しく出来た新幹線のコンコースや階下の駅ナカ店舗は買い物の観光客でにぎわっている。

震災で部分運休していた東北新幹線も4月29日に暫定ダイヤながらも全線復旧した。ようやく震災前のにぎわいを取り戻しつつあるようだ。

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スーパー白鳥が入線


新青森始発のスーパー白鳥はそこそこの乗車率で発車した。座席は進行方向と逆に並べられている。すぐ次の青森で方向転換するためだ。

函館まで2時間ほどなので無いと思っていた車内販売があった。

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青函トンネル内


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トンネルを抜けると北海道へ帰ってきた
海のむこうに函館山が見えた


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函館に到着


函館の乗り継ぎ時間は40分以上。一旦改札口の外に出ようと乗車券を改札機に入れるとエラーになった。改札の窓口で見せると通してくれた。

特に行くところも無く、土産物屋などをぐるっと見て回ってまたホームに戻る。

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コンコースには「がんばれ」の大きな横断幕が下がる


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函館駅とスーパー北斗


最終ランナーの「スーパー北斗21号」は既にホームに入っていた。行き止まり式のホームは階段がないのが良いが、先頭の自由席までは相当な距離を歩かなければならない。

ホームに駅弁の立売があったので「北の家族」という弁当を買って乗り込んだ。自由席の車内はがら空きだった。

函館駅の駅弁「北の家族」(1,050円)
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お酒のアテにぴったりなおかずが並ぶ、容器が経木なのが良い
ただし日本海側のおいしいお米になれてしまったのか、ご飯はイマイチに思った

列車の走行中、原因はエンジンなのかレールや台車なのわからないが、異常なほど振動が起こる。乗るたびに酷くなっている気がする。高速走行で車両も線路もガタがきているのかもしれない。

外は真っ暗、長旅中に本も全部読んでしまったので退屈だ。車内販売のワゴンが通るたびにお酒を買った。
大分飲んでいるが、着いても駅からタクシーで帰るだけだし、空いていて周りに乗客もいないので良いだろう。

退屈なので車内販売ワゴンが通るたびに買ったお酒
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スーパー北斗21号
自由席は終点札幌までガラガラだった


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終点札幌に到着


22:56、終点札幌に到着した。列車からホームに降りると肌寒かった。
改札口で乗車券を記念に持ち帰れないかと言うと、駅員は「無効」のスタンプを押してあっさいと返してくれた。

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大阪から肌身離さず持ってきた乗車券


−おわり−




posted by pupupukaya at 12/03/24 | 東日本の旅行記
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