2011年日本海縦貫旅行記 7

大阪→高岡→富山→魚津(泊)/新魚津→電鉄富山/(泊)富山→直江津→新津→新発田→中条(泊)→秋田→新青森→函館→札幌

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中条駅の駅舎


中条(なかじょう)駅は新潟県胎内市は人口約3万人の小さな町の中心地にある。平成の大合併で市になったが以前は中条町だった。

もう少し行った先の村上ならば観光色もあろうが、ここは本当に何もなさそうだ。

それでも節電で消灯された薄暗い待合室には観光案内所が設けられていた。
新発田の時と同じように、ここで泊まるのだが、この時間から歩いて行ける観光できるところは無いか尋ねてみた。

案内所のお姉さんはパンフレットや地図を親切に色々見せてくれるのだが、車があればそれなりにあるようだが、町の中でおすすめする様な所は無いようで、彼女も困ったようだった。

結局「熊野若宮神社」と「奥山荘城館」と言うのを教えてもらった。

仕事で来たんですか?と訊かれ、旅行の途中でここに泊まると言うと彼女はちょっと驚いた。
どこから来たかと訊かれ、札幌から来たと言うと、さらに驚いた。

最後に中条名産らしい米粉の小袋をくれた。ここの名物らしい「べえべえ」の作り方が書いてある。札幌に戻ったら作ってみよう。

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本日の宿


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さっぱりとした和室


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正面は駅


宿は駅と向かい合わせに建つ、昔でいう駅前旅館。旅館なので玄関では靴を脱いでスリッパに履き替える。

建物も部屋もきれいで、なかなか気持ちが良い。
旅館らしく部屋は和室。窓を開けると、駅前広場正面に面した部屋だった。ちょっとしたトレインビューだ。

しばらく休んで、駅で貰った地図を持って町の散策に出た。

中条は江戸時代に宿場町として栄えた町で、経済的に豊かな旦那衆が多かったという。今でも当時から使われていた建物があちこちに残っているので、当時の栄えぶりがうかがえる。

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昔は栄えていた名残か料亭もいくつか見かけた
割烹「丸市」



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これは創業江戸末期という「南都屋」


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熊野若宮神社


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神社境内の水路
江戸時代に防火用水路として利用されていた


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宿場町の面影を残す町並


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羽越本線の踏切
3両編成の気動車が来た


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何やらにぎやかな編成(^^)ノシ


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中条氏の15世紀代の居城だった江上館跡
門をくぐると広場になっていて子供の遊び場になっていた
土手の上に「中条藤資」と書かれたのぼりが並ぶ


観光するような所は無いし、観光客らしい人も全く見かけなかったが、逆に落ち着いて静かな宿場町の面影ある町だ。

逆に変にウロウロしていると不審者と間違われそうだ。そういう目で見る人はいなかったようだが。
すっかりこの町が気に入ってしまった。

線路沿いの道を歩いて宿に戻る途中、ウオロクというスーパーがあったので、立ち寄って新潟の食材などを土産に買った。

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宿の食事
すき焼きがメイン
新鮮なエビのお刺身もつく
ご飯がおいしい


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きれいな食堂


P5020347.jpg7時ごろ駅前に車がぞくぞくと集まってきた
帰宅通学生の送迎の車のようだ


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列車が到着すると駅から出てきた降車客を乗せると車は次々と走り去って行く


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今夜のお供は新発田の市島酒造で買ったお酒



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posted by pupupukaya at 12/03/21 | Comment(2) | 東日本の旅行記
この記事へのコメント
こんにちわ。

初めてコメントしますが、偶然サイトを見つけて前から楽しく拝見させて頂いております。今日もたまたま見ていたのですが、私の故郷、中条がでていてびっくりしました。正直ホントに何もない田舎町なので退屈だったのではと思います(笑)。地元の旅館にはまず泊まることはないので、旅館の中だったり料理だったり見れて新鮮でした。

また、今後もアップデートを楽しみにしています。

らくだ
Posted by らくだ at 2012年03月27日 07:34
宿場町もそうですが 遊廓もありました そのなごりからの中条大祭もご覧ください
Posted by 中条大祭 at 2014年07月08日 06:49
コメント
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