今季最長の寒波が襲来しているとかで、日本海側はドカ雪に見舞われております。
札幌も例にもれずドカ雪。
今日が日曜日だったのが不幸中の幸いだったと言いたいところですが、それは私など週末休みの人の場合。
日曜だろうと世の中は動いています。
特に運送や配送の方々は大変な1日でありました。
札幌駅の南口広場はロードヒーティングなのですが、融雪が追い付かずにぐちゃぐちゃに。
私はスノーシューズを履いてきましたが、そうでなければ足元はずぶ濡れになってしまいそう。
札幌駅西改札口前へ行くと大変な人だかりとなっていました。
JR北海道の列車運行情報によると、今日は朝からダイヤが乱れまくりとなっています。
改札口の発車案内は3本の列車だけ表示している状態。
現在時刻は11:10ですが、まだ8時台9時台の列車がまだ足止めを食らっているのでした。
こんどの手稲行きは、隣の桑園までは運転するが、その先の運転再開は未定と案内していました。
スーツケースを持った人がやたらと多いのは、新千歳空港へ向かう人たちでしょう。
快速エアポートは現在運休中のようです。
快速エアポートが運休になると南口向かい側にある空港連絡バス乗り場に大行列が出来るのですが、今日は誰もいません。
空港連絡バスも高速道路通行止めのために無残にも運休中。
中央バスHPによると、朝の始発便からずっと運休ということでした。
こちらも運行再開の見込みは無し。
快速エアポートもバスも駄目となると、頼みの綱はタクシーしかありません。
タクシープールを取り囲むように行列が出来ています。長さは50mくらい。
やはりスーツケースの人が多いのは新千歳空港へ向かうのでしょう。
まだ数台のタクシーが待機していますが、この行列はさばき切れるのでしょうか。
高速道路が朝から止まっているので、タクシーに乗っても新千歳空港までどのくらいの時間がかかるのかは未知数です。
11:38、こちらは5・6番線ホーム。
改札口やコンコースの発車案内板には表示が出ていませんが、すでに多くの乗客が長い行列を作っていました。
現在の気温はマイナス4.2度。
ホームでいつ来るかわからない列車を待ち続けるのは辛いですね。
11:46、新千歳空港行快速エアポートが発車案内版に表示されました。
ようやく運転再開のようです。
表示されたのは11:00発『快速エアポート64号』。
12:00発じゃないんかいと思いますが、11:00発の便が1時間遅れで運転するのでしょう。
改札開始となり、新千歳空港への乗客が6番ホームへ一斉に向かいます。
とても全員乗り切るのは無理で、積み残しが多数出るでしょう。
ラッシュ並みの混雑で大荷物の人が多いから大変です。
次の新札幌からは乗ることが出来るのでしょうか。
それより、この状態で新千歳空港までの40分近くは大変だ。
でも快速エアポートの運行再開列車はいつもこんなものです。
先発のエアポートが発車待ちの間に、反対側の5番線に次のエアポートが入線しました。
11:55、積み残しの乗客たちは一斉にそちらに乗り込みます。
次発エアポートと入れ替わるように先発エアポートが発車。
次発のエアポートは10:03発『区間快速エアポート54号』。
さっき発車したのが定刻11:00発だったのに、今度は10時発?
混乱しそうですが、すでに無ダイヤ状態。
車両繰りがついた順に列車を送り出している状態です。
発車案内に表示される列車は、もはや車両運用を示しているに過ぎない。
今度発車する列車は、10:03発のエアポートに使われるはずだった車両ということです。
そんな中、10:56発函館行『北斗10号』が吹雪の中発車して行きました。
12:08発だから1時間12分遅れ。
全運休というわけでなく、細々とながら各方面への列車は動いていました。
ですが本当に細々という状態で、今のところ普通列車については全滅のようです。
12:00、『区間快速エアポート54号』は発車時刻未定となりました。
ホームの放送は無残にも『エアポート』は5番線ポイント不転換のために発車見合わせを伝えます。
ポイント不転換が解消されたらすぐに発車となるようですが、駅の外は降雪がさらに激しくなっています。
列車には次から次と乗客が乗ってきて、こちらも朝ラッシュ並みの大混雑となって発車を待ちます。
満員の車内で、いつ発車するかもわからない状態で待つのは大変なストレスでしょう。
5・6番ホームの端から西方向を見れば、猛吹雪になっていました。
線路は完全に雪の中。
激しい雪と風で舞い上がるパウダースノーで、ホワイトアウト状態にもなっています。
小樽方面や学園都市線の運行はちょっと無理そうですね。
コンコースに下りると、各ホームの発車案内は1つの列車の表示もなく真っ黒になっていました。
やはり改札内コンコースもスーツケースを持った外国人が多い。
帰国のために新千歳空港へ向かう人、観光で道内各地に移動する人。
行き場もなく途方に暮れている様子。
改札口上の発車案内もついに真っ黒に。
ポイント不転換で発車待ちの『区間快速エアポート54号』も表示されなくなっていました。
12:50、もう今日は駄目かなと思われましたが、ポイント不転換で発車見合わせになっていた『区間快速エアポート54号』が間もなく発車するとの放送がありました。
発車間際に無理やり乗り込む人もいましたが、ホーム上の大勢の積み残しを横目に発車して行きます。
結局、先発のエアポートから55分後の発車となりました。
再び5・6番線の発車案内は両方とも真っ黒に。
放送は、次の新千歳空港行きの発車時刻は未定と伝えます。
改札口前には『電光掲示板に表示している列車のみ改札中です』の張り紙が。
車両繰りがついて、発車時刻が決まってから発車案内板に表示するということになっているようです。
運行指令あたりは運転順序を把握しているのでしょうが、改札口前で待っている乗客にとっては、次の列車がどこ行きで何番線から発車になるのかはランダムでしかない。
改札口前で発車案内版を見つめているしかないのはどうかとも思います。
せめて運行指令で決定している列車はスマホで知ることが出来ればと思いますが、そうなったらなったで急遽運行計画が変更になった場合にさらに混乱を招く。
なかなか難しいところであります。
さて、また南口のタクシー乗り場。
タクシーは出払っていて、タクシープールには1台のタクシーも無し。
市内にいても空車のタクシーすらなかなか捕まらない状態だろうし、もう絶望的ですね。
一方で、新千歳空港発着の飛行機は一部遅れや欠航があるが、飛んではいる模様。
こうなったら、今日中に空港へたどり着くより、札幌市内でもう1泊するホテルを探した方が賢明のような気がします。
今日札幌から帰る人は、とんだ災難だったとしか言いようがありません。
あとでJR北海道の運行情報を見たら、以降の快速エアポートは少なくとも夕方までは、ほぼ壊滅状態となっていました。
★ ★ ★
未明から断続的に降り続いた雪も、午前中は弱まりました。しかし午後からは再び強い降りに。
市内あちこちで車も交通機関も大混乱となってしまいました。
こんなことも、札幌市民の私からすれば『またか』という感じですが。
ところで、札幌駅のコンコースやホームでは、やたらとスーツケースを持った外国人が目立った気がします。
いや、実際多いはずです。
北海道内の外国人訪問客数は夏よりも冬の方が多く、例えば2024年度の北海道観光入込客数調査報告書を見ると、2025年1月の道内の外国人宿泊者数は約87.6万人と、年間で1番多くなっています。
冬の北海道の人気ぶりがうかがえます。
今後の対策があるとすれば、冬の北海道旅行は雪によって移動ができなくなるリスクがあるということを、観光客に周知させる必要があるでしょう。
ところでなぜ今日の札幌駅は外国人を中心とする観光客ばかりだったのでしょうか。
それは、地元の人はこういう日は出かけることを自粛するから。
地元の人は、余程大事な用でもない限り、雪の状況を見て諦めてしまうんです。
私だって、どこかへ行く予定があっても、この雪じゃキャンセルしますよ。
それに、たまたま再開した列車をつかまえて乗っても、目的地に着く保証も、帰ってこられる保証もありませんから。
もう一方の地上の鉄道は札幌市電。
こちらはダイヤが乱れながらも、何とか運行していました。
15:15、中島公園通に到着した内回り循環。
レールが完全に雪に埋もれていますが、これくらいならば鉄道は普通に走ります。
鉄道が雪に弱いとされるのはポイント。凍結や雪や氷がはさまることによって起こる不転換。
路面電車の場合は交差点で、車の通行による圧雪によってスタックしてしまうことも弱点。
今日は気温が低くサラサラの雪なので、そんなこともなさそう。
市電の電車は、中島公園通の交差点を雪をかき分けながら発車して行きました。
札幌市電の場合は除雪車であるササラ電車が営業運転に混じって走行できることが強みでしょうか。
JRの場合だと低速の除雪車が走行すると、どうしてもダイヤに支障をきたしてしまうので難しい。
それに除雪車のダイヤも別途設定する必要があります。
そんなわけで、札幌市電は平常運転とまではいかないが、利用に支障をきたさない程度には運行できているのでした。
むしろ車の方が大変でした。
波打つザクザク路面を行く車は、荒海を行く小舟のようにも見えます。
あちこちでスタックしている車も見かけました。
最後にうちの車。
ちょっとどうするのコレ。
完全に埋もれてしまった。
とりあえず屋根上に積もった雪は降ろしてみたが、もういやになってきた。
今日はもういいや!
どうせまだまだ降り積もるんだろうし。
★ ★ ★
ニュースによりますと、今日午後5時までの24時間降雪量は、中央区で54cmとなった模様です。
これは1月としては観測開始以来のドカ雪なのだとか。
積雪量も1mを超え、これも1月としては史上初。
もはや災害級の大雪と言えますが、札幌市民にとってはこの程度は日常茶飯事の範疇であることも正直なところ。
それくらい札幌は豪雪都市なので。
だからこそ、冬に北海道旅行を計画されている方にお伝えしたい。
今日のような交通障害リスクがあること、雪によって移動が出来なくなることがあることを想定した上で、余裕のある旅行計画を立てることをおすすめします。
〜最後までお読みくださいましてありがとうございました。
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