2025年、最後になる留萌本線へ1

9月最後の土曜日、今日は早起きして札幌駅まで歩きます。
地下鉄は始発前。まだ薄暗い。

途中通ったススキノはまだ前の日の続きのように人が歩いていました。
元気だなあ。若いなあ。
私だって昔は朝方まで飲んで遊んで始発電車で帰宅するなんてこともありましたが、もうさすがに出来ない芸当であります。

歩いているうちに夜が明けて、5時30分札幌駅に着きました。

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 改札が始まる前の札幌駅西コンコース。

札幌駅のコンコースは朝5時15分から開いていますが、改札が始まるのは5時40分から。
改札口前は人だかりが出来ています。
スーツケースを持った人が目立ちますが、こちらは『北斗2号』か『エアポート10号』の客、そうでないのは始発電車で朝帰りの人たちでしょうか。

5時40分になり、札幌駅お馴染みのチャイムが鳴り、
「ただいまから改札を始めます」
の自動放送が流れると人だかりは一斉に改札口へと向かいます。

ところで、6時前の札幌駅で唯一営業している売店は、改札内コンコースにある駅弁屋だけ。
こちらは改札開始と同じ5時40分からの営業。
偉いぞ、札幌駅立売商会。
さすが創業100年以上にもなる老舗です。

駅弁でも1個買いたいところですが、これからずっと普通列車の車内なので持て余しそう。
残念ですが、やめておくことにしました。


 ◆ 札幌 6:00 → 8:16 深川【921D】

5時47分、苗穂方向から2両編成の列車が入線します。
これが旭川行き921Dとなります。

かつてはキハ40形で運転していた列車でしたが、2024年3月のダイヤ改正でH100形気動車に置き換わっています。
ドアが開き車内へ。
せっかくなので数少ないボックスシートに座ります。

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 デクモことH100形2両編成の921D。

まだ発車まで10分以上ありますが、車内はほぼ満席になってしまいました。
乗客の多くが朝帰りと思しきお兄さんとかお嬢さんたち。
あとは大き目のカバンを持った遠くまで行きそうな人など。

隣は一足先の5時50分発新千歳空港行『エアポート10号』。
こちらも良い乗車率で発車して行きました。

   ◆

さて、今日は朝早い921Dに乗る理由はと言いますと、来年(2026年)3月31日を最後に廃止が決定している留萌本線に乗ることです。

留萌本線は2016年12月に第一段階として留萌〜増毛間が廃止となりました。
2023年3月に石狩沼田〜留萌間が第二段階の廃止廃止となり、今の深川〜石狩沼田間の路線となりました。
本来は2023年に全線廃止となるはずでしたが、深川〜石狩沼田間は通学生の利用があることから、廃止は3年間延長するということになり現在に至っています。

来年(2026年)はその延長期限の3年後に当たります。
JR北海道はすでに留萌本線の鉄道事業廃止届を国土交通大臣宛に提出しており、廃止は決定事項となっています。

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 滝川まで使用する一日散歩きっぷ。

この最後に残った留萌本線は、去年(2024年)も乗っており、さすがにもういいかなとも思っていました。
ですがもう一度乗っておけばよかったと後悔するのも何なので、出かけることに決めました。

今回使用するきっぷは『一日散歩きっぷ』。

相次ぐローカル線の廃線で使用範囲が狭くなったのに加えて、値上がりして現在は2,730円。
随分と高くなったなあと思うものの、これが例えば札幌から滝川まで往復したら乗車券だけで4千円以上にもなるので、かなりお得なきっぷということになります。

なお、滝川から先は有効区間外となるため、乗車券を別途購入する必要があります。
それでもこのきっぷを使用するのが一番安いということになりました。

この一日散歩きっぷは現在は冬季の発売はしておらず、2025年は11月9日発売分で終了となっています。
これがあるうちに、最後の留萌本線に乗っておこうと今回の日帰り旅行としました。

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 函館行『北斗2号』と並走する。

ほぼ満席と立ち客を乗せて札幌駅を発車します。
右側はすぐに同時刻に発車した『北斗2号』が寄り添ってきて並走します。
札幌〜白石間が方向別複々線だからできる芸当なんですね。
これを見ることが出来るのはJRでは首都圏と京阪神とここ札幌のみ(どや顔)。

こちらは本線上に出ると一気に加速、隣の特急は亘り線をいくつも通過する速度制限を受けるので、出足の速いこちらが追い越して勝利。
と思いきや、苗穂駅手前で減速すると、出遅れた特急が一気に追い越して行きました。
このあたりはキハ40時代から変わっていない様子。

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 石狩平野を北上。

H100形のボックスシートはシートピッチが広くなっていて、そこそこゆったりとはなっています。
だけど相席はやはり窮屈ですね。
向かいの2人連れは英語で話をしている外国人。手ぶらなのでそう遠くへは行くまいと思いましたがどうなんでしょう。

苗穂、白石、厚別と各駅に停車しますが、意外なのは降りる人が少ないこと。
むしろ各駅から乗ってくる人の方が多いようです。
江別市内となる大麻あたりから降りる人が目立ち始めました。
終電をのがした朝帰りの乗客は、札幌市外の人が多い感じです。

岩見沢を出ると車内は余裕が出てきましたが、相変わらず混んでいる印象。
1両当り20人程度で、普通の3ドア車ならば余裕の乗車率なのですが、座席数の少ないH100形の弱点でしょう。

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 滝川駅停車中のTHE ROYAL EXPRESS(ザ・ロイヤルエクスプレス)。

今日は深川まで行くのですが、一旦滝川で降りることにしています。
ここから石狩沼田までの乗車券を買う必要があるからです。

ホームに出ると向こう側の4番ホームに、なんとなんと『ザ・ロイヤルエクスプレス』が停車中でした。
元はJR東日本と伊豆急行が運行しているクルーズトレインですが、夏場は北海道でも運行しています。

真っ黄色になったDE15が重連で客車を連ねています。
いや、正確には客車ではなく電車なのですが、非電化区間も走ることからディーゼル機関車で牽引し、車内の電源は一番後ろに連結した電源車から供給するというものです。

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 重連のDE15形機関車が牽引している。

ところがこの列車、まだ8時前とはいえ、車内に人の気配がありません。
まるで回送列車のよう。

あとで調べたらこの列車は、昨日札幌を出発した3泊4日の行程で、昨日は札幌を出発して旭川で乗客を降ろして、乗客は専用バスで移動し上川町のホテルで宿泊。
今日の午前中にその乗客を和寒駅で拾うことになっています。

しかし、昨日旭川駅で乗客を降ろし、今日は和寒駅へ向かうはずの列車がなぜ滝川駅にいるんでしょうかね。
しかも編成は札幌方向を向いているしね。
旭川に居場所がないので、滝川まで移動して夜明かししたとか。
私ではこれ以上のことはわかりません。

滝川では10分間の停車時間なので、この間に駅で石狩沼田までの乗車券を買わなければなりません。
この列車にいつまでも見とれている暇はないので階段を下りて改札口へ向かいます。

改札を出て乗車券を買おうとすると、券売機は数人の行列。
仕方なく持っていたKitacaで自動改札を通ります。
深川まではICカード乗車券が使えるので、深川に着いたら改めて石狩沼田までの乗車券を買うことにします。

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 網走行『オホーツク』が10分遅れで到着。

ホームの案内放送はしきりに特急『オホーツク1号』が遅れていることを伝えます。
この921Dは滝川でこの特急に抜かれるダイヤになっているので、こちらも遅れている特急の接続待ちとなります。

放送では遅れは7〜8分と言ってますが、スマホで列車走行位置を見たらすでに10分は遅れている模様。
そのため、この921Dも10分遅れで滝川を発車することになります。
こちらは深川で1時間近くもの乗り継ぎ時間があるので、少し遅れるのはむしろありがたいんですけどね。

やがて10分遅れの『オホーツク1号』が到着。
基本3両ですが、今日は4両編成。
自由席も指定席も満席に近い乗車率なのは立派。

特急が発車すると、こちらも後を追うようにすぐに発車となります。
さっき席を立ったときに座っていた席は取られてしまったので、今度は最後部に立って後面展望を眺めながら行くことにしました。

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 札幌から2時間16分、深川に到着。

深川着は9分遅れの8時25分となりました。
ここで車内の何人かが席を立ちます。
札幌からの人もチラホラ。
こちらは留萌本線乗換え組の人たちでしょうか。

深川駅では乗る人の方が多く、20人くらいの乗客がこの列車に乗り込みました。
ここまで来ると旭川圏だということを感じます。


 ◆ 深川 9:13 → 9:28 石狩沼田【4923D】

さっきの遅れにより、深川駅での待ち時間は48分となりました。

私は滝川駅でKitacaで入場しているので、深川駅で一旦出場します。
運賃は580円。

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 深川駅に掲示のきっぷ運賃表。

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 深川駅の券売機で買った乗車券。

今度は券売機で深川→石狩沼田の乗車券を買いました。
360円。
さっき改札口で駅員に話せば滝川→石狩沼田の通し乗車券を買えたのでしょうが、深川で買いなおしても40円しか違わないので。
それに通しで買うと、深川で途中下車できなくなるということもあります。

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 2階建ての駅舎が主要駅であることを思わせる深川駅。

一旦改札を出る格好となったので、外に出て駅前を歩いてくることにします。
と言っても何かあるわけでなく、駅前の通りを次の交差点まで歩いてまた戻って来ました。

いい天気なのはいいけど、日なたを歩いていると汗ばむほどの陽気。
上着の下は、今日は半袖でも良かったかな。

再び深川駅まで戻ってくると、ちょうど4番ホームに石狩沼田行きが入線するところでした。
まだ発車20分以上も前ですが、ホームへ向かいます。

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 深川駅跨線橋内の発車案内。

真っすぐ列車には向かわずに、深川駅の留萌本線ならではのものをあれこれ撮影させてもらいます。
まずは跨線橋にある発車案内から。

電照式の表示機は『石狩沼田方面』『4』と表示しています。
この『石狩沼田方面』とある部分は、かつては『留萌方面』でした。
石狩沼田〜留萌間廃止後に今の表示に改められたのですが、石狩沼田の後ろにうっすらと留萌の字が見えているのがご愛敬。

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 留萌本線廃止後は閉鎖されるであろう6番ホーム。

4番ホームへ下りる階段を通り越して、6番ホームへ行ってみます。

現在このホームを使用する列車は、18時16分発石狩沼田行き1本のみとなっています。
18時00分から18時10分までの10分間は、旭川行き普通2369Mが特急退避のために4番ホームに入るので、留萌本線の列車は6番ホームを使用します。

このホームも留萌本線の列車がなくなると不要になり廃止後は閉鎖され、いずれ撤去されることでしょう。

そんなはみ出しホームの割には上屋もあって立派な造りなのは、かつて深名線もあったから。
さらに古くは、6番ホームの反対側も使われていて島式ホームとなっていました。
当時は駅舎側から1、2、3、4、5とホームの番号が割り振られ、4番は留萌本線、5番は深名線の列車が使っていました。

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 6番ホームと留萌本線ゼロキロポスト。

この6番ホームにあるのが0(ゼロ)キロポスト。
ここが留萌本線の正真正銘の起点となる場所です。
過去には深名線の0キロポストでもありました。
留萌本線廃止後は、用済みとなるこの0キロポストも撤去されることでしょう。

考えたら、JR発足後に線名ごと消滅する廃線は深名線以来じゃないかな。
江差線もそうだって?
あれは道南いさりび鉄道として今も存続しているので別だと思います。

とにかく、この0キロポストを見るだけでも、北海道の鉄道は寂しいことになったと実感させられます。

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 4番ホームで発車を待つ石狩沼田行4923D。

だいぶ前置きが長くなりましたが、いよいよ留萌本線石狩沼田行きに乗車します。
深川駅から留萌本線の列車に乗るのは、このブログで記事にしているものだけでも5回目(多分)。

見慣れた風景にもなってしまった感がありますが、でもこれが最後になるでしょうね。
そのつもりで札幌からやって来ましたよ。

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 転換クロスシートが6列並ぶキハ54車内。

まだ発車10分以上前ですが、クロスシート部分は全部埋まってロングシート部分はまだ空いているくらい。
20人はいない、17〜18人といったところ。
石狩沼田〜留萌間廃止の時は、廃止1年くらい前から立ち客が出るほど乗っていたのを見たものですが、今日の乗車率はちょっと寂しい感じもします。

廃止までまだ半年ありますから、冬休みあたりから増えてくるのでしょうか。

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 どこか旅情を感じさせる窓。

私はロングシートの窓がある部分に陣取ります。
陣取ると言っても、終点の石狩沼田まで距離にして14.4km、片道わずか15分の乗車なのでどこでもいいのですが。

車両はキハ54形。
国鉄が民営化前に最後に送り出した車両。

ステンレス製の近代的な外装に似合わず、内装は1段上昇二重窓と天井から下がるJNRマークの扇風機。冷房なし。
どことなくチグハグさが隠せない車両ですが、私はこの車両好きですね。
JRになってから中央部のボックスシートは、特急や快速海峡から発生した中古のクロスシートに交換されています。

いまはキハ40形のH100形気動車への置き換えが終了し、道内の一般形気動車の増備は一段落した状態です。
ですが、製造が1986年で、車齢が今年で39年になるこの車両。
そう遠くない将来に、このキハ54形の淘汰も始まることでしょう。

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 旭川行『ライラック5号』が到着。

9時06分、札幌発旭川行き『ライラック5号』が到着します。
ドアが開くと何人かがパラパラと降りましたが、この列車に乗り継いだのは1人か2人だったと思います。

9時13分、深川を定刻通りに発車となりました。

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 函館本線と別れる。

深川駅を発車するとしばらく並行していた函館本線と別れます。
複線電化の立派な幹線からローカル線へと分け入ってという感じがとても良い。

これは根室本線とか日高本線も似ていますが、あちらは別れるとすぐにお互い見えなくなってしまうのでね。
道内で幹線とこんな別れ方をするローカル線も、留萌本線が最後のような気がします。

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 木造駅舎の北一已駅。

市街地を抜けると、すぐに水田が広がる田園風景となります。
函館本線も同じく田園風景の中を走りますが、あちらは一段高いところを走っているような感じに見えます。
こちらはいかにもローカル線で、地面までの距離がやっぱり違うのよ。

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 広々とした田園風景が続く。

のんびりとした景色とは反対に、この列車は結構飛ばします。
直線区間は線内最高速度の85km/hで走行するのだから、窓を開けているとスピード感は相当なもの。

それもそのはずで、留萌本線と言えば昔は空知の各炭鉱から留萌港へ向かうD51牽引の石炭列車がバンバン走っていた路線ですから、線路規格は上級線クラス。
さすが腐っても鯛と言いたくなる走りっぷりです。

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 秩父別駅は秩父別町の中心。

途中の秩父別は立派な木造駅舎が出迎え。
しかし無人駅で、以前に車で来たときは駅の中はポロボロだったのを覚えています。

よく言えば昔ながらの木造駅舎が原形で残っている、悪く言えば町の玄関口なのに忘れ去られて放置されていたことにもなります。
特に飾りつけもなく、この駅はまだ廃止に向けた取り組みはなさそうですね。

廃止後はこの駅舎はどうなるのでしょうか。
解体されてしまうのか、個人が買い取って使用するのか。
この駅の位置関係から、どこかの町のようにさっさと取り壊して道路や公園とか団地にしてしまうなんてことはないと思いますが。

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 石狩沼田駅が近づく。

乗車15分はさすがにあっという間です。
前方の窓から見ていると、草ぼうぼうの線路の向こうに石狩沼田駅が見えてきました。
線路は1本だけ、棒線駅の終着駅です。
ホームにかかる上屋のやたらと立派なのが、かつての鉄道と駅の地位を象徴しているようです。

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 石狩沼田駅に到着。

石狩沼田駅では、せっかくの石狩沼田の文字入りの乗車券を運転士に渡して下車します。
本来ならば無効印を押してもらって記念に持ち帰りたいところですが、ワンマン列車ではこの取り扱いをしていない旨の張り紙が車内にあったので致し方ありません。
まあ、私は使用済みきっぷを集めているわけではないので別にいいのですが。

折り返し時間は15分。
『鉄道グッズ』と書いた幟が見えたので、駅舎内に販売コーナーでもあるかに見えましたが、窓口も閉じられ無人でした。
平日は簡易委託駅となり、窓口で乗車券の販売をしているのですが、今日は土曜日なのでそれも無し。
廃止半年前にしては少々寂しいことで。

折り返しの15分間は撮影タイムとします。
ほかに行くところもすることも無いということもありますが。

もうすこしゆったりと風景を眺めたり、情景を感じたりすればいいじゃないかって?
ええ、私も過去にそう思っていたことがありました。
撮影もほとんどせずに、カメラすら持ち歩かなかった時期もありました。

ですがねえ、後になって今になって、ああ・・あの時もっと写しておけばよかったと激しく後悔しております。
だから今日は、せっせと撮影しておきます。

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 かつて使われていた2・3番ホームが残る。

ホームの立派な上屋だけでなく、反対側に残る2・3番ホームの跡からも昔は主要な駅の1つだったんだなあと思わせます。
札幌や旭川とを結ぶ急行列車が1日4往復も走って停車していた時代もありました。

このホームが使われなくなったのは1994年にそれまでのタブレット閉塞から自動化されたとき。
それまではここ石狩沼田でも列車交換が行われていましたが、以降は列車交換は峠下駅に集約され石狩沼田駅は棒線駅となりました。

1本だけになった線路ですが、ホーム端から赤さびた線路はさらに続いていて、300mほど先に車止めが設置されて終わりになっています。

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 線路はホーム終端から300mほど先で途切れている。

もうこの先留萌まで行くことはできません。
車でもなければ、行くことはできません。

深川〜留萌間は路線バスの留萌旭川線が1日5往復運行していますが、あちらは国道233号線経由で沼田町内は通りません。
現在は石狩沼田と留萌は直接行き来することが出来なくなりました。

今では根室へ行けない根室本線や日高に行けない日高本線なんて路線もありますが、どちらも終点から代替バスや既存のバス路線に乗り継げば線名の地まで行くことはできます。
ところがこちら留萌本線だけは、終点から線名の地へたどり着くことができない路線となってしまいました。

かつては鉄道が廃止されると代替路線が必ず設けられました。
しかし今の時代は、鉄道が通っていたからという理由だけでバス路線を用意できるほど甘くはない。
無情にも、本当の行き止まりとなってしまった石狩沼田駅。

そんな現実を嫌でも思い知らされます。

〜2へつづく      


posted by pupupukaya at 25/09/28 | Comment(0) | 道北の旅行記
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