毎年コロナ前ならば、冬になると今年の海外旅行はどこへ行こうかと検討する私です。
海外旅行は2019年暮れにフィンランドへ行ったのが最後。
2020年はというと、前年暮れにフィンランドに行って1月1日に帰ってきたばかりなのでまだいいやと思っていたら、皆様ご存じ中国からやってきた新型コロナウイルスのおかげで海外旅行どころではなくなってしまいました。
以降なんども繰り返す緊急事態措置とまん延防止等重点措置という名の行動制限。
それでも私など、その合間を掻い潜るようにGoToトラベルをはじめとした国内旅行支援を利用して、安く国内旅行を楽しんでいたわけです。
しばらくは日本国内の、まだ行ったことがない地方へ出かけるのも悪くないと思っていました。
2020年秋に行った沖縄・波照間島。
世界中を震撼させたコロナウイルス禍もいつかは収束するもので、去年(2022年)10月にはコロナによる日本入国制限が大幅に緩和されました。
これ以降は街中でも外国人旅行者の人々を見かけるようになりましたね。
来年こそは自分も海外旅行だと感じました。
それで、いろいろ行きたいところはあるのですが、足かせとなるのが高い飛行機代。
コロナ禍で渡航客が激減したからそうそう割引もできない事情もあるのでしょうが、もう一つの原因が2022年2月から始まったロシア・ウクライナ戦争。
これによりロシア上空は飛行禁止となり、それまで日本からヨーロッパまではロシアのシベリア上空を通過する直線距離ルートとなっていたものが大きく迂回するルートを採らざるを得なくなり、時間も金額もヨーロッパは遠い世界になってしまったわけです。
それでも米国やオーストラリア方面は戦争による迂回の影響は受けていないので、今度行くならばそちら方面かなと思っていました。
しかし、飛行機代というかサーチャージがバカ高いですな。
安くても30万円台以上。
毎年海外旅行がしたいから爪に火を点すような生活をしているわけですが、往復飛行機代だけにそれだけのお金を払うのも馬鹿らしい。
かといって国内旅行にしても、全国旅行支援はしばらく継続するようですが、割引率も低くなってかつてのような“うまみ”は薄れています。
それに観光地はそれなりに混むようになってきたし、あまり見たくもない海外旅行者も増えてきましたからね。
手始めに東南アジアあたりから始めようかと思っていました。
どこがいいのかな。
台湾には一度行ってみたい、台湾を鉄道で一周してみたいとは思っていましたが、台湾情勢が気にかかるところ。
中韓は興味なし。
タイの旧JR車両にでも会ってこようか。
色々と夢が膨らみますね。
それで、JALやANAのホームページで海外行きの航空券を物色していました。
でも国際線はどれも高いねえ。
今月初めのこと。
ヨーロッパ方面が高いのは当然といえば当然だけど、アメリカもオーストラリアも安くて20万円台。
タイも台湾も10万円台。
もっと安く行く方法もあるのでしょうが、あまり変なところを経由するのも嫌だしね。
ダメもとでヨーロッパ方面も検索してみます。
直行便のあるところで、ロンドン、パリ、ミュンヘン・・・やっぱり30万円台、安い組み合わせでも20万円台後半。
ヘルシンキはどうだ・・・
国際線の航空券って定価はあるのでしょうが、購入する時期や往復日程の組み合わせで値段がだいぶ違うのが面白い。

JALホームページよりスクショ引用。
JALの運賃カレンダーを見ていると、片道でも基本10〜20万円なのですが、所どころにエアポケットのように安い日が存在します。
行きが65,500円、帰りが75,500円、サーチャージや税金が82,530円で合計223,530円。
前回2019年にヘルシンキまで往復した時の運賃が113,290円だったから、コロナ前の倍額。
それでもヨーロッパ方面で直行便となると、これより安い区間はなさそうでした。

JALホームページよりスクショ引用。
ヘルシンキ往復は関空発着、フィンエアー運航のJALコードシェア便。
この日程ならば1週間休みを貰えば行けるなあ・・・。
ポチ・・
買っちまいましたあ!

JALホームページよりスクショ引用。
ちょっと残念なことは往復フィンエアーだったこと。
7年前の北欧旅行で、帰りにヘルシンキから名古屋まで乗ったのがフィンエアーでした。
そのとき、あまりいい印象がなかったもので。
それは、行きがJALだったので、JALが良く出来すぎていたせいでしょうか。
だけど、羽田発着のJAL便を選択すると運賃が倍以上になってしまいうので致し方ないところではありますが。
まあこれも今回利用すれば、また印象も変わるのかも知れません。
それにしても前回のフィンランドに続いてまたフィンランドとは。
前回は極夜のオーロラハンティングだったけど、今度は白夜のフィンランド。
北極圏まで行けば、一晩中太陽が沈まない白夜の世界。
フィンランドでは寝台列車がまだまだ健在。
日本国内では絶滅危惧種に近い寝台列車の旅も楽しそうですね。
往復航空券を確保したので、フィンランド国内での列車やホテルの予約もしなくてはなりません。
パスポートはというと、こんなこともあろうかと去年のお盆休みに取得していました。
あの頃はガラガラのパスポートセンターでしたね。
葛飾北斎の富嶽三十六景が描かれた見開きと赤い10年パスポート。
とにかく、フィンランド行が決定しました。
休みも確保しました。
前回と同じ国へ行くのもつまんない話ですが、コロナ明け一発目なので手堅く行きましょう。
いろいろ勝手はわかっているので、不安はほとんどありません。
旅の行程とか準備とかはまた次回ということで。
【2023年夏フィンランド旅行記の記事一覧】
- 2023年夏フィンランド旅行記11 帰国・おわりに
- 2023年夏フィンランド旅行記10 再びヘルシンキ
- 2023年夏フィンランド旅行記9 古都トゥルクとビジネス特急
- 2023年夏フィンランド旅行記8 白夜急行
- 2023年夏フィンランド旅行記7 バスでロバニエミへ
- 2023年夏フィンランド旅行記6 白夜のケミヤルビ
- 2023年夏フィンランド旅行記5 北極圏への遠い道
- 2023年夏フィンランド旅行記4 IC265列車ケミヤルビ行
- 2023年夏フィンランド旅行記3 トラムに乗って
- 2023年夏フィンランド旅行記2 ヘルシンキ朝
- 2023年夏フィンランド旅行記1 ヘルシンキまで
- 2023年 ことしはフィンランドへ行きます2