2022年留萌本線乗車記1

今回の旅行は、2023(令和5)年3月31日をもって廃止が決まった留萌本線です。

廃止といっても全線ではなく、今回は石狩沼田〜留萌間35.7kmの区間。
残る深川〜石狩沼田間は今後3年間は存続するものの、2026年3月末での廃止がこれも決まっています。

留萌へ行く留萌本線としては来年の3月末までの営業となります。
最後にもう一度くらいは・・・と思っていましたが、札幌から鉄道で留萌までというのはちょっと遠い。

遠いというのは、留萌まで安く行ける切符がないということで、一応深川まで往復特急利用ができる『Sきっぷ』札幌〜留萌間(5,750円)というのがあるけれど、わざわざ混んだ列車に乗るために6千円近くも出す気はしませんね。

北東パス(7日間)や青春18(5日分)ならば1日あたりならば安くなるけど、とてもそんな日数は使い切れない。
普通列車で行くと札幌からだと接続も悪く時間が掛かり過ぎるし。

深川か留萌まで車で行って、留萌線を往復乗車してくるという手もありますが、ここのところ留萌線は連日混雑しているとも聞いており、正直そうまでして乗りたいとも思わないわけで。

しかし見つけてしまいました。安いきっぷ。

クーポンde 北海道乗り放題パス』というもの。
2,000円でJR北海道内の普通列車が1日間乗り放題というきっぷ。
普通列車限定なので留萌までは時間がかかるけど、安く行けるのはありがたい。

ところがこのきっぷを買うには条件があって、ほっかいどう応援クーポンを最低1枚使う必要があるということ。
このクーポンを手に入れるには、『HOKKAIDO LOVE!割』(全国旅行支援)を使ってホテルに泊まる必要があります。

なんだ、駄目じゃん。
と思った瞬間、どこかに泊まればいいんじゃね!とひらめきました。

DSCN0065.JPG
 ほっかいどう応援クーポン専用のクーポンde北海道乗り放題パス。

こうなると行動は早い。さっそくHOKKAIDO LOVE!割プランがある札幌市内のホテルを予約してしまいました。

宿泊代金は40%引きで4,076円に。
さらに、『ほっかいどう応援クーポン』が3,000円分付与されるので、実質宿泊代はと言うと千円ちょっと。

というわけで、出発前日の金曜日に会社からホテルに直行しました。

ホテルは朝食バイキング付きプラン。
これなら週末は毎週ホテル暮らしも悪くないなと思ったくらいでした。

この全国旅行支援は12月28日で一旦終了し、年明けの1月10日から再開することになっていますが、割引額もクーポンの額も減額されるので、こんなオイシイ思いもこれが最後となりそうです。

それはともかく、ほっかいどう応援クーポンをゲットして、翌土曜日にホテル最寄りの桑園駅で『クーポンde 北海道乗り放題パス』を購入してスタートします。


 ◆ 桑園 → 札幌 10:07 → 岩見沢 10:48【155M】

桑園駅で1本早い列車に乗って札幌駅へ。
新しくできた11番線ホームを見てから岩見沢行普通列車に乗ります。

岩見沢までは大体オールロングシートの車両に当たることが多いのですが、嬉しいことに転換クロスシートの721系電車でした。

DSCN0093.JPG
 札幌駅から721系電車でスタート。

札幌の天気は曇り空。
天気予報では雪となっていますが、留萌方面は晴れの模様です。

心配なのは列車の運休。
今週前半は空知方面の大雪で岩見沢〜旭川間の運休が続き、さらに宗谷線と石北線では運転再開の見込みが立たず、運転再開は早くても27日以降になるとしています。

DSCN0097.JPG
 曇り空の札幌駅を発車。

岩見沢では44分の待ち時間。
この次の旭川行2325Mに乗り継ぐには1本あとの159Mでも間に合ったんですが、岩見沢で買い物をしたいので1本前の電車で来たわけです。

一旦改札を出て、駅舎1階の岩見沢市観光協会へ。
ここの物産販売コーナーに置いてある釜めしが目当て。

店内を探すと、冷蔵ケースに並んだ釜めしがありました。
えび、とり、ほたての3種類が3個ずつ。なくなったら売り切れということなのでしょう。
とり釜めし(1,080円)にします。

あと711系コーナーがあって、クハ711塗装破片入りキーホルダー(800円)というのを見つけ、これも買ってしまいました。
別に集めているわけではないんだけど、こういう鉄道小物を見るとつい買ってしまう・・・。

ここで、ほっかいどう応援クーポンの最後の1枚を使いました。


 ◆ 岩見沢 11:32 → 深川 12:28【2325M】

こんどの旭川行普通列車は3番ホームからの発車となります。
この3・4番ホームは上り線ホームとなっていて、下り普通列車はたいてい7番ホームから出るのが多かったのですが、ホームの割り振りが改められたようです。
逆に札幌方面の普通列車の多くは7番ホームからとなっていました。
これも除雪の関係からなのでしょうか。

11時17分に滝川から来た2324Mが到着。折り返し旭川行2325Mとなります。

DSCN0150.JPG
 岩見沢から再び721系電車。

青春18きっぷのシーズンだし、数少ない旭川直通の普通列車なので混んでいるかなと思っていましたが、到着して乗り込んだ時点ではどの車両もガラガラ。
発車時刻が近づくにつれて乗客が増えてきましたが、それでも十分余裕があるくらいの乗車率で岩見沢を発車しました。

DSCN0156.JPG
 肘掛けが赤い721系の初期車。

岩見沢からの721系転換クロスシートの座席でさっそく呑み鉄させていただきます。
今日は土曜日、お休みです。
たまには昼から1杯やってもいいんじゃない。

そう思って、岩見沢駅1階のセブンイレブンでサッポロクラシックのロング缶を仕入れておきました。

DSCN0163.JPG
 サッポロクラシックで呑み鉄。汚れきった窓が残念。

乾燥した車内で飲むビールがまた旨い。
車じゃこうはいかないね。
酒気帯び運転で捕まってしまうからね。

幸いなことに、列車内では酒気帯び乗車で捕まることはないからね。
だけど、近年はこうした車内での飲酒は忌み嫌われる傾向にはあるようです。

ところで、岩見沢〜旭川間の電車は安定の721系運用ですが、この車両も初期のものは製造からすでに30年以上が経過しており、そろそろ置き換えになってもおかしくない頃です。

普通列車が気動車で運行されている室蘭線の電化区間では、2023年5月に新型737系電車に置き換わることになっています。
JR北海道の発表では、737系電車は13編成製造とのこと。
これは室蘭線だけの運用ではちょっと多すぎるので、函館線岩見沢〜旭川間の721系電車を置き換えてワンマン化する可能性が高いです。

いや、きっとそうなるのでしょう。
 ・・・

新型電車はワンマン仕様の2両編成、車内はオールロングシートということです。
クロスシートでのんびりと呑み鉄なんてことも、これが最後となりそうです。

車内は鉄道ファンらしき人も多いですが、地元客の方が多い模様。
峰延、美唄、奈井江と下車する地元客の姿がありました。

途中から乗ってくる人もいて、地域密着の列車といったところです。
このあたりはここ数年続いている特急の減便と、並行する国道12号線の中央バスの減便の影響もあるのでしょうか。

DSCN0185.JPG
 車内は北へ向かうにつれて混んできた。

滝川から予想以上の乗車客があり、座席は多くの列がふさがった状態に。
顔ぶれだけ見ていると、さてはみんな留萌線に乗りに行くのでは?

岩見沢から乗車56分で深川着。
さてどうなることやら。

車内は一斉に席を立つのかと思ったが、そうでもありませんでした。
逆に深川から乗車する客の方が多いくらいでした。

DSCN0194.JPG
 深川駅に到着。

車内の顔ぶれも、深川からの乗客も、意外と学生のような若い人が多い。
女の子は着飾って、旭川へ遊びや買い物にいくのでしょう。

コロナ以降、たまに列車の旅に出ると若い人の利用が多いのに驚かされます。
年寄りが外出を控えるようになったので若い人が目立つだけなのかもしれませんが、乗客の顔ぶれだけ見ていると鉄道もまだまだ捨てたものじゃないと思えます。

深川駅ではちょうど1時間の待ち時間。
駅前の散策でもしたいところですが、昨日からの暖気で雪が溶けて路面はツルツル&ザクザク状態。
駅舎の撮影だけして、また駅にもどります。

DSCN0209.JPG
 昭和、平成、令和そして国鉄からJRへと時代を経てきた深川駅舎。

駅の隣は深川物産館となっていて、深川の名産品や土産物などを販売しています。
そばめしおにぎりが置いてあるので手を伸ばしかけるものの、さっき岩見沢で釜めしを買ったしなあ。

代わりに買ったのはワンカップ入りのお酒(290円)と留萌駅の駅名標のマグネット(440円)。
また小物を買ってしまいました。

DSCN0204.JPG
 深川駅コンコースと改札口。

DSCN0207.JPG
 駅員手書きの留萌線の案内。

深川駅は留萌線の客でごった返しているのかと思いきや、ベンチがほぼふさがったくらいの人が列車を待っている程度。
特急の客の方が多いようです。

改札口横にあるパネルに留萌線の案内があるくらい。
まあ、3月末で廃止になるのは石狩沼田から先で、深川駅からすれば留萌線は石狩沼田までは3年間存続となるわけだから、こちらはまだ廃止ムードには早いようです。


 ◆ 深川 13:28 → 留萌 14:25【4927D】

13時過ぎ、まだ改札中の表示はないが自動改札機を通ってホームへ向かいます。

留萌行の列車は4番ホーム、旭川行特急ライラック15号は向かいの3番ホームから発車。
3・4番ホームは特急の乗客の方が多いくらい。

DSCN0248.JPG
 跨線橋の乗り場案内。

ライラック15号が発車すると3番ホームに2つある乗車口に4〜5人の列ができるくらいの乗客となりました。

発車1時間くらい前からホームに行列ができるくらいを想像していたのでちょっと拍子抜けの光景ですが、さほどの混雑ではないようなのでひとまず安堵します。

この時点で並んでいれば車内のクロスシートをゲットできたのでしょう。
こちらは立ちんぼう覚悟でやってきたので、列には加わらず様子を観察することにしました。

DSCN0256.JPG
 留萌からの4926Dが到着。

13時13分、留萌からの4926Dが4番ホームに到着。
キハ54形気動車1両。
これは日によってはキハ150形になることもあるようです。

着いた列車は、窓ガラスが曇っているので車内の様子はよくわかりませんが、ざっと見で詰めれば全員着席できるほどの乗車率といったところでしょうか。

全員下車すると車内清掃員が1人乗り込んで一旦ドアが閉まります。
ホームの放送でもその旨の案内がありました。

DSCN0257.JPG
 今日の留萌線はキハ54 503がつとめます。

そうしている間に乗客が少しずつ増え始め、ドアの前は10人以上の列ができました。
ドアが開いたのが13時17分。
車内清掃といっても、転換クロスシートの向きを変えるだけなのですぐに終わったようです。

DSCN0261.JPG
 車内清掃が終わるまではドアの前で並ぶことになる。

並んでいた人が全員乗車したあたりのタイミングで車内へ。
クロスシートは全部ふさがっていますが、ロングシート部分はまだ余裕がありました。
デッキで立って行くつもりでしたが、せっかく空いているのでロングシートに座らせてもらいます。

DSCN0270.JPG
 発車10分前の車内。座席は十分余裕がある。

それ以降も1人2人と乗ってきて、発車時刻間際に帰宅の高校生が数人乗ってきて発車。
乗客数はざっと見で30数人といったところ。
高校生は後部デッキを居場所としていました。

秩父別、石狩沼田と高校生と地元客が下車、これで車内はほぼ鉄道ファンと名残り乗車客となった模様です。

DSCN0278.JPG
 学生が下車した石狩沼田駅。

石狩沼田からは来年3月末で廃止になる区間。
しっかりと車窓を眺めておきたいものですが、窮屈なロングシートと小さい窓ではままならず、ちょっとデッキへ移動します。

DSCN0280.JPG
 石狩沼田駅発車時の4927D車内。

高校生が下車して無人になった後部デッキからしばらく車窓を眺めます。
フロントガラスには巻き上げた雪が付着し、ドアの窓は曇って眺めは良くありませんが、ロングシートで窓を背にしているよりはマシですかね。

DSCN0282.JPG
 後部デッキからの後面展望(石狩沼田〜真布間)。

DSCN0284.JPG
 古めかしい真布駅。

この車窓も最後なんだなあということになるのですが実感は沸かず。
ずっと車窓を眺めていても、沿線の撮り鉄さんの姿は意外と見かけませんね。

本当に来年3月で一部廃線になるんかいなというような拍子抜けな留萌線でした。

DSCN0287.JPG
 一面雪原となった水田地帯を行く(真布〜恵比島間)。

明日萌(あしもい)駅、じゃなかった恵比島駅で数人が下車。
『ありがとう留萌本線』の幟が立ち、サンタクロースに扮した人が手を振っているので、何かイベントをやっているようです。

調べたら、12月24日、25日の2日間に『明日萌駅クリスマスフェスタ』が行われているとのこと。
イベントはグッズ販売やクリスマスカードのプレゼントなど。
ちょっと楽しそうですけど、ここで降りてしまうと次の列車まで最低でも3時間近くここで過ごす羽目になるので、それはちょっと・・・

駅以外にどこへも行きようがない場所なので、夏ならばともかく冬はちょっとやめといたほうがよさそう。
このあたり、所詮は車で来る人用のイベントということになりますね。

DSCN0298.JPG
 クリスマスフェスタが行われている明日萌駅こと恵比島駅。

恵比島駅で降りていった人たちは、これからどうすんるんだろうと余計な心配をするも、どうしようもない。
数人が下車しましたが、ここから乗ってくる人も同じくらいいました。
いつまでも荷物に番をさせておくわけにいかないので、自席に戻ります。

車内もだいぶ落ち着いて、前のデッキでかぶりつきの人以外は全員着席といったくらいの乗車率で恵比島を発車。
2つのトンネルをくぐって峠越えをすれば、沼田町から留萌市へとなります。

DSCN0302.JPG
 木造駅舎が原型で残る峠下駅は留萌本線唯一の交換駅。

峠下では完全冬装備の人が下車しました。
この次の列車は暗くなってからしか通らないので撮り鉄さんなわけないか。
地元の人?

次は幌糠駅に停車。乗降ゼロ。

幌糠は留萌市の幌糠コミュニティセンター、郵便局、警察の駐在所などがある小さな市街地となっています。
その市街地にある幌糠駅はそれなりに利用客はいそうですが、JR北海道の統計では1日あたり乗車人員は1名以下。
つまり日常的な利用者はほとんどいないわけです。

時刻表を見ても留萌駅に通勤通学時間帯に着く列車が1本もないのがそれを物語っていて、国道にバスが通っているので、通勤通学を含めて日常の足は古くからバスとなっていることになります。

それでもホームはきちんと雪かきがなされ、貨車駅ながらもきれいに塗装され、出入り口の上には照明が灯っている。
誰かがボランティアでやっているわけではないので、当然誰かが負担しているわけです。

駅はいったい誰のためにある?
幌糠駅を見ると、そんなことを思ってしまいます。

少なくとも、廃止の話が出ると声高々に主張を始める人たちの為にあるのではないと思うんですが。

また余計な話になってしまいましたね・・・。

とにかく、遅れも運休もなく留萌駅に到着しました。

DSCN0323.JPG
 留萌駅1番ホームに到着。

留萌駅に着いていつも思うのは、幅広のホームと駅舎から堂々と張り出した鉄骨を組んだ上屋です。
これぞ1番ホームというような貫禄がありますね。
たった1両の列車が不釣り合いに感じます。

かつて羽幌線があった時代は1番から5番までのホームがありました。
4・5番ホームは羽幌線のホームで、1番ホームから長い跨線橋で結んでいたのを思い出します。

今は駅裏の船場公園となっていますが、たくさんの貨物側線が並んで、その向こうに羽幌線ホームがありましたね。
もう今から35年も昔の話ですが、結構思い出せますよ。
羽幌線がなくなってから留萌駅も一気に寂しくなった気がします。

DSCN0327.JPG
 留萌駅の駅名標。

2016年に留萌〜増毛間が廃止となってから2番ホームは閉鎖されたようです。
それでも除雪車の待機線となっているようで、レールは除雪されて踏面を出していました。

かつての増毛方向はというと、ホームの先からは雪に埋もれ、その先には車止めが見えました。
増毛まで列車が行っていたのがついこの間のような気がしますが、あれからもう6年も経つんですね。

DSCN0330.JPG
 留萌駅停車中の列車と駅構内。

DSCN0430.JPG
 かつての増毛方向。

構内の東側に踏切がありましたが、留萌〜増毛間の廃止後に線路が撤去されると、待ってましたとばかりに国道231号線が整備されました。
いまは4車線の立派な道路が通っています。

国道231号線増毛方向から、羽幌方向へ行く国道232号線へ出る短絡路となる道路なので、車で通るには便利になりましたね。
2020年7月には道の駅るもいがオープンしています。
このあたりは車で通るので、そちら側からよく知っていましたけど。

しかし、鉄道がなくなったおかげで便利になるとは皮肉なものですが、これが現実でもあります。


 ◆ 留萌駅の駅舎

前回留萌駅に来たときは11分の折り返しで駅そばも食べてという慌ただしいものだったのでホームや駅の様子を見る暇はありませんでしたが、今日は1時間52分の折り返し時間があるので、そのあたりじっくり見学しようと思います。

改札を出ると、みどりの窓口に行列ができいました。
これは『ありがとう留萌本線記念入場券』を買い求める行列ですね。

DSCN0332.JPG
 記念入場券を求める列。

私はその手のものは集めてはいないので行列には加わらずに外に出ます。
札幌からずっと曇り空でしたが、留萌は青空が出ていました。

留萌駅の駅舎は鉄筋コンクリート2階建ての、これも堂々たる駅舎です。
2階はかつては駅員の詰め所や現業機関となっていたのでしょうが、現在はFMもえるが入居して、ここから放送しています。

列車が着いたときは客待ちタクシーが数台止まっていましたが、乗客がいないと見るや去ってしまいました。
だんだん人影もなくなって、駅舎は存在こそ大きいけれど、今では市民からは影の薄い存在になってしまったかのようです。

DSCN0440.JPG
 JR留萌駅の表示。

この留萌駅は廃止後はどうなるのかというと、駅舎は解体して跡地には留萌市の複合施設が建設されるようです。

鉄道があった時代の遺産として・・・と言うのは簡単ですが、長年雨風や潮風にさらされた建物は既に建物としての使用は限界と思われます。
これからも使用するのならば耐震工事も必要になるでしょうから。

せいぜい今のうちにしっかり見ておく、しっかり撮っておくしかありませんね。

DSCN0396.JPG
 東側から見た駅舎。

DSCN0401.JPG
 構内に残る跨線橋。

駅舎の東側にある使われなくなった跨線橋は、今は2番ホームのところで切られているが、かつては羽幌線のあった4・5番ホームまで延びていたものです。

その延長は97mありました。
昔の留萌駅といえばこの長い跨線橋が一番印象に残っています。

DSCN0351.JPG
 留萌駅待合室に展示の特別展示『留萌駅構内』より。

上画像は留萌駅待合室にある特別展示の写真を撮影したものです。
説明書きに『昭和30年代』とありますが、おそらく昭和60年代の誤り。

構内に1両停車している、キハ24と思しき車両の側面にJRマークらしき物が見えますので、少なくともJR化以降の撮影と思われます。

留萌駅は1987(昭和62)年3月にに羽幌線が廃止されてから旅客駅としては、1989(平成元)年3月に赤平と芦別からあった石炭列車の発着がなくなってからは、実質鉄道としての役割は終えていたと言えましょう。

外からの駅舎はこのくらいにして、こんどは駅の中を見てみましょうか。

〜2へつづく   


posted by pupupukaya at 22/12/25 | Comment(0) | 道北の旅行記
この記事へのコメント
コメント
ニックネーム: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
Powered by さくらのブログ
最近のコメント(ありがとう)