2022年名古屋・伊勢参り旅行記2

 ◆ 11月3日(木)文化の日

おはようございます。
11月3日文化の日、祝日です。

今日の予定は、日本人ならば一度は行っておきたい伊勢神宮へ。
名古屋から伊勢神宮最寄りの伊勢市駅まで営業キロで106.5kmあるが、近鉄特急が毎時2本出ており所要時間は片道1時間20分程度。名古屋から伊勢参りだけなら日帰りしてこられる。

JRならば同じ区間を快速『みえ』が所要時間1時間20〜50分で結ぶ。こちらは毎時1本。
近鉄特急に乗ってみたかったのと、そっちほうが早く着くので行きは近鉄とした。

帰りはJRの快速『みえ』に乗って桑名で降り、三岐鉄道北勢線に乗ることにしている。
この鉄道は軌間(ゲージ)762mmの軽便鉄道規格の鉄道となっていて、いつか乗ってみたいと思っていた。

11/3 本日の予定
区間路線名
近鉄名古屋→伊勢市近鉄特急
伊勢神宮参拝 
伊勢市→桑名JR快速みえ
西桑名→阿下喜→西桑名北勢線往復
桑名→名古屋JRまたは近鉄

近鉄の特急は全車指定席で特急料金も必要なので、出発する前に近鉄HPの特急券のインターネット予約・発売サービスで購入しておいた。
JRと違ってこちらは完全にチケットレス。しかも事前購入だと300円引きになる。

8時10分発賢島行き特急の予約・購入をしていたのだが、今朝スマホで近鉄のHPで座席表を見てみたらほぼ満席。
隣席は辛うじて空いていたが、乗車直前の客が乗ってきて相席になるだろう。

1本前の7時50分発宇治山田行きを見たら、こっちはガラガラだった。
スマホから7時50分発の特急に変更してしまった。事前購入割引が適用されなくなって300円余計に取られてしまったが、まあ仕方がない。


 ◆ 近鉄名古屋 → 伊勢市【近鉄特急】

1本早い電車になったので、7時20分に急いでホテルを出発する。
今日分の『いいじゃんクーポン』は今朝フロントで受け取る事になっていたのだが、戻ってからでいいや。
どうせ今日1日は三重県にいるんだし。

地下鉄伏見駅近くのホテルから近鉄名古屋駅まで歩いて20分と見込んでいたが、車の少ない赤信号を失敬させてもらって歩いたら12分で着いた。

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 名駅山車と名鉄百貨店。

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 近鉄パッセの脇にひっそりとある近鉄名古屋駅入口。

近鉄名古屋駅の入口は2つの名鉄百貨店に挟まれた近鉄ビルにある。
そこから階段を下った半地下のような空間がコンコースだった。
改札口の上に『正面改札口』とあるのでここがメインのコンコースのようだが、広さといい雰囲気といい、地方の中小私鉄を思わせる。

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 近鉄名古屋駅の正面改札口コンコース。

意外とこじんまりとした駅に驚くが、コンコースには旅行鞄やスーツケースを持った人も多く、特急の始発駅を思わせる。
チケットレスの特急券は購入済みだが、乗車券は別に買わなければならない。
これはIC乗車券の利用もできるので、私はKitaca(キタカ)で改札口を通る。

改札からホームまでも、これも国鉄駅のようにくすんだ長い地下道を通って階段を下るとホームだった。
地下駅ながら4面5線の立派なターミナル駅。
特急専用の4番ホームには宇治山田行き特急が既に入線していたがドアが閉まっている。
近鉄22000系電車と呼ばれる特急型車両6両編成。

電車の編成を辿って歩いて行くとホームの先に改札口があった。
ホームは頭端式になっていて、JR名古屋駅側の改札がメインの出入り口のようだった。

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 近鉄22000系電車の宇治山田行き特急。

改札口横のファミリーマートには駅弁も並んでいた。
朝食は部屋で食べていたので、残念だが買わなかった。
知っていたら駅弁とビールで呑み鉄で行けたのになあ。
でも、伊勢市に着いたら結構歩くことになるだろうからビールもやめておいた。

やがてドアが開いたので車内に入る。
今朝座席指定をしておいた6号車の席へ。
周りに人のいない席を選択したのだが、通路を挟んだ隣に先客が・・・
相席ではないから別にいいんだけど。

他の乗客も客室の後方に片寄って乗っていて、前の方はほぼ無人。
ほかにいっぱい空いているんだからもっと離れて席を売れよと言いたくなる。

座席指定時に周りに人がいない席を予約したんだけど、乗ってみたらすぐ前とか後ろとか向かいとか、すぐ近くに客がいたは、特急の指定席あるあるですな・・・

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 ゆったりしたリクライニングシートが並ぶ22000系車内。

それはともかく、さすが私鉄有料特急。
リクライニング角も深く、足元はフットレスト付きとJRならばグリーン車並み。
シートピッチはグリーン車ほどではないが、北海道で言えばuシート並みはある。

テーブルは背面にあるが、肘掛けの中にも折りたたみテーブルが内蔵されている。
シートを向かい合わせにしたときは肘掛けのテーブルを使う仕組み。
グループ客のことも考慮した至れり尽くせりのサービスだ。
わずか1時間23分の乗車にはもったいないくらい。

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 深くリクライニングするシート。フットレストや肘掛け内蔵テーブルも装備。

そろそろ発車時刻となった頃、隣の5番ホームにメタリックレッドの車両が入線してきた。
大阪難波行き特急『ひのとり』だ。

次はあれに乗って大阪へ行ってみたい。
名古屋から大阪までは新幹線『のぞみ』ならば50分、近鉄特急ならば2時間と少々。
だけど、名古屋と大阪を掛け持ちで旅行することなんてあるかな・・・・

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 近鉄名古屋駅を発車。

発車すると地上に出る。
うおおおおお〜〜・・まぶしい・・・。

進行左側の座席の窓からは低くなった冬の太陽が容赦なく差し込んでくる。
これは失敗だった。進行右側の席にするべきだったな。

発車してから車掌がやって来るが、車内検札は無し。
全席指定だから省略しているのだろう。

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 近鉄特急のライバルは関西本線を行く快速『みえ』。

走り出すと揺れも少なく車内も静か。
近鉄の線路幅は新幹線と同じ標準軌の1435mm。
近鉄名古屋線の最高速度は120km/hだが最高速度で走っても新幹線のような乗り心地の良さ。

これはやはり標準軌だからだろうか。
狭軌のJRにはかなわない。
日本の鉄道の軌間は狭軌の1067mm(サブロク)と定めた大隈重信を恨みたくもなる。

もし標準軌で建設されていたら日本の鉄道網もぜんぜん違ったものになっていただろう。
それはそれで、のちの新幹線は生まれなかった可能性もあるが・・・

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 東側の席からは低い朝の日差しが容赦なく差し込む。

木曽川や長良川の長い鉄橋を渡ると最初の停車駅は桑名。ここから三重県になる。
桑名から乗ってくる人もいて、この6号車も2人ほど乗客が増えた。

四日市あたりでも乗って来る人もいるが、下車する人も出てきた。
名古屋から55分で三重県の県庁所在地駅の津(つ)。
ここで半分くらいの人が席を立つ。
伊勢へ行く人よりも、この時間帯は通勤特急といった利用者の方が多いようだ。
この6号車も、もう数えるほどしか乗客が残っていない。

名古屋から1時間23分で伊勢市に到着。
この列車は宇治山田行きだが、ほとんどの人は伊勢市で降りたようだ。

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 伊勢市駅に到着。

伊勢市駅は近鉄側にも改札口があるが、「伊勢神宮へおいでの方はJR側改札口をご利用ください」としきりに放送がある。
ホームの案内看板にも、伊勢神宮は階段を上がってJR側へとの表示がある。
案内に従って階段を登ると長くて狭い跨線橋が伸びていた。


 ◆ 伊勢神宮外宮参拝

階段を下るとJR伊勢市駅の1番ホームで、ホームに面した駅舎の改札口から出る格好になる。
自動改札機はJRと近鉄の共用となっている。
近鉄名古屋駅で入場したKitacaをかざすとピッと鳴って、乗車券分1,470円が引かれた。

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 伊勢参りへはJR側の改札口から出る。

JR伊勢市駅に間借りしたような格好の近鉄だが、近鉄の伊勢側のターミナル駅は次の宇治山田駅となる。
だから当初は終点の宇治山田まで乗っていこうと思っていたが、地図で見ると伊勢神宮の外宮へは伊勢市駅の方が近い。
それに、伊勢市駅から参道が伸びていて道路1本で歩いていけるので、伊勢市で下車することにしたのだった。

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 伊勢市駅のJR側駅舎。

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 伊勢市駅から伊勢神宮外宮まで延びる外宮参道。

伊勢市駅の駅前広場には鳥居が立っていて、その先が伊勢神宮の外宮参道へと続いている。
伊勢神宮は2箇所あって、外宮(げくう)と内宮(ないくう)に分かれている。
それぞれは離れているので、バス等で移動する必要がある。

まず先に向かうは外宮。
これは、伊勢参りは最初に外宮にお参りしてから内宮へ向かうのが習わしで、外宮だけとか内宮だけとか片方だけお参りするのは『片参り』と呼ばれて縁起が悪いとされているから。

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 伊勢神宮、外宮と内宮の位置(地理院地図より筆者作成)

今の特急で着いた人たちに続いて参道を外宮へと歩く。
参道らしく茶店や土産物屋が並んでいるが、まだ9時過ぎなので開店前だ。
だけど何だか寂れた感じもする。
日本人のメッカともいえるお伊勢様だけど、その門前町はいかにも地方都市といった感じなのはどうしたことか。

駅前から5分ほど歩くと外宮の入口の前に出た。

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 外宮入口の火除橋。 

朝9時半だけど、結構参拝客が多い。
入口の火除橋から、ぞろぞろと入る参拝客に続いて入る。

黒塗りのセンチュリーで正面に乗り付けて、黒い礼服姿の人たちもいたけど、一体何者?

最初は手水舎で手と口を清める。
コロナ対策で柄杓は撤去されていた。手だけ清めて進む。

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 参道にある巨大な杉。

まず最初に向かうは一番奥にある御正宮(ごしょうぐう)で、外宮の神様である豊受大御神が祀られている。

二拝二拍手一拝。

願い事は無し。
お伊勢様は日々の感謝をお祈りするところ。
願い事を叶えてくれる神様ではないのですよ。

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 御正宮となる豊受大神宮 。

御正宮をお参りしてから多賀宮(たかのみや)、土宮(つちのみや)、風宮(かぜのみや)とお参りしてきた。
だんだん人も多くなってきた。さすが伊勢神宮だなあと感心する。だけどあんまり混んでいるのも嫌だな。

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 御札やお守りの授与は神楽殿で。

9時27分に火除橋から入場して、一通りお参りして再び火除橋に戻って来たのが9時55分だった。
30分弱といったところ。急ぎ足で回ったわけでもなく、特にじっくりお参りしたわけでもなく、買い物もなければ所要時間1周30分といったところか。


 ◆ 外宮前 → 内宮前【三重交通】

外宮の正面向かいにはバスターミナルがあって、次の内宮へ行くにはここからバスが便利。
バスの時刻はこの次は10:04発と下調べしておいたが、バスターミナルには『臨時 直通 内宮前』の行き先を掲げたバスが停車していた。

「内宮行き臨時バスを運行していま〜す、内宮へはこちらのバスに乗車してください」と案内している。
何だかわからないけど、これはありがたいと乗車してしまう。
このバスもIC乗車券が使えるので、入口の読み取り機にKitacaをかざす。

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 外宮から内宮へは外宮前のバスターミナルから。

臨時便は外宮と内宮をピストン輸送しているようで、バス停前の人が乗り終わるとすぐに発車した。

路線バスだと宇治山田駅や五十鈴川駅を経由する便が多いが、このバスは内宮前へ直行し、停車停留所も猿田彦神社、神宮会館、内宮前だけとなっている。
予定外で早く着けるので、内宮の方でゆっくりできるかなと考えていると、途中で渋滞にはまった。
もしかしてこの車全部伊勢神宮に向かうのかと思ったら、道路工事の車線規制での渋滞だった。

だけどやっぱり混雑しているようで、途中の交差点では『内宮駐車場 満車』のプラカードを持った誘導員が立ち、車が内宮の方へ行かないよう誘導していた。

次の猿田彦神社は終点内宮前の1kmほど手前にあるバス停。ここで1人降りる。
ここまでの運賃は310円。
その次の神宮会館までだと350円になり、その隣の内宮前までだと440円に跳ね上がる。
わずか400mで90円も上がるのは、三重交通さんちょっとボッタクリ過ぎでないか・・・

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 内宮前のバスターミナルに到着。

それはともかく、途中渋滞にはまるも約20分で内宮前に着いた。
内宮の入口は五十鈴川(いすずがわ)に架かる宇治橋から。


 ◆ 伊勢神宮内宮参拝

宇治橋手前の鳥居前から見ると、外宮よりも内宮のこちらの方が参拝客が多い。
見た目で外宮の3倍くらいはいるだろうか。

内宮参りだけの人が多いのだろう。
いつでも来られる人はそれでも良いのだろうけど、こちらは遠方の北海道からやって来たので、作法にのっとって外宮からのお参りとした。

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 内宮の入口は宇治橋。

その参拝客に続いてぞろぞろと参道を歩く。
外宮は左側通行だったのに対し、内宮では右側通行となっている。

まず向かうは五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらし)。
ここで川の水で手を清める。

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 五十鈴川の御手洗場。

まず最初に向かうは一番奥にある内宮の御正宮。
ここに祀られる神様は天照大御神(あまてらすおおみかみ)。

二拝二拍手一拝。

皇室の御祖神であり、日本国民の総氏神であらせられる神様。
お願いごとなど恐れ多い。
日頃の感謝と日本の平和と発展を願って神妙にお祈りする。

ていうか、後ろに順番待ちの列が出来ているので、あまり長居するわけにはいかないので・・・

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 内宮の正宮となる皇大神宮。

次に向かったのが荒祭宮(あらまつりのみや)。
ここは御正宮の別宮にあたり、天照大神の荒御魂(あらみたま)を祀る格式高い別宮になっている。

ここも順番待ちの列が出来ていて、後列の客に追われるように二拝二拍手一拝だけで出てきた。
なお、各お宮でのお賽銭はというと、小銭をポケットに入れてそこから数枚投げ込んでいた。

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 内宮の別宮となる荒祭宮。

荒祭宮から帰り道の立て札に従って歩いていると元の参道に戻ってきた。
神楽殿で御札でも買おうかと思うが、行列に並ぶ気もせずそのまま素通りしてしまった。

ここにも礼服姿でお参りの人たちを見た。
今日はなんの日?
文化の日、祝日お休みです。

考えたら文化の日は元々明治節と呼ばれ、明治天皇の誕生日の祝日だった日。
だから参拝客が多いのか。
それとも飛び石連休の初日で、しかも晴天だから多いのか。
どっちにしろ、自分もその中の1人なわけで・・・

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 三重県産清酒奉納の樽酒。

そのまま人の流れについて行くと、宇治橋を渡って外に出てしまった。
宇治橋鳥居から入場して再び宇治橋鳥居に戻ってくるまで所要35分だった。


 ◆ おはらい町、おかげ横丁

伊勢参りはこれで終わり。
宇治橋の鳥居からは内宮の門前町が続いていて、おはらい町と呼ばれている。
10時56分、昼食には早いけど、通りを歩いて伊勢うどんを食べて行こう。あと赤福も。

おはらい町通りは、時代劇を思わせる古い日本建築の店が両側に並ぶ風情ある通りだった。
大抵は近代的な建築やコンビニの看板が混じっていたりするのだが、ここのは徹底していて、このまま時代劇にでも使えそうな景観だ。

しかし、ここも人が多いこと。

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 時代劇のような内宮の参道となるおはらい町通り。

通りはごった返すと言うほどではないが、大変な賑わいだ。
歩く人が皆マスク姿ということを除いてはコロナ前に戻った感がある。

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 伊勢の町並みを再現したおかげ横丁。

風情あるおはらい町通りや伊勢の古い町並みを再現したというおかげ横丁をウロウロしていると、人の多さが嫌になってきた。
門前町を堪能したので、私はもう退散することにします。
おかげ横丁から国道23号線に抜けると神宮会館のバス停があった。


 ◆ 神宮会館 → 伊勢市駅【三重交通】

すぐに『外宮前』の行き先を表示したバスが来たのでそれに乗る。
五十鈴川駅→宇治山田駅→伊勢市駅→外宮前と経由する。
行きの臨時バスと違ってあちこち迂回するので時間はかかりそうだが、伊勢市駅に着いてくれればそれでいい。

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 バスの窓から見た近鉄宇治山田駅。

バスは宇治山田駅に寄る。
宇治山田駅は近鉄のターミナル。いかにも戦前の建築らしい3階建ての駅ビルがそびえる。
1941(昭和6)年建築の昭和モダニズムを伝える鉄筋コンクリート製の駅。
2001(平成13)年には国の登録有形文化財にもなっている。

しかし、ここで下車する人も少なく、駅の出入り口も人影が少なくて寂しい感じがした。
外宮へは伊勢市駅が近いし、内宮前からのバスも宇治山田駅へは寄らず伊勢市駅へ直行する系統もある。
近鉄特急もすべて伊勢市に停車するようになった今となっては、中途半端な場所という感じは否めない。

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 内宮前〜五十鈴川駅〜宇治山田駅〜伊勢市駅〜外宮前を結ぶバス。

11時36分、伊勢市駅まで戻ってきた。
近鉄特急で伊勢市駅に着いてから2時間20分程度しか経っていない。

この次は伊勢市12:21発快速『みえ12号』で桑名へ行き、三岐鉄道北勢線に乗ることにしている。
40分以上待ち時間があるので、その間に食事をしてこよう。

また外宮参道に行ってみるが、こちらはおはらい町と違って閑散としている。
あまり入りたいような店もなかった。


 ◆ 伊勢うどん

駅前にイートインのような小さな店を見つけ、『伊勢うどん』とあったのでそこに入る。

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 『割烹寿司 桂 外宮』のイートインコーナーとなる『おみや桂』。

カウンターでおかみさんに伊勢うどんを注文すると「伊勢うどんお願いしま〜す」と中に入っていった。
隣は割烹寿司とあって高そうな店だが、厨房は同じらしい。

10分ほど待って伊勢うどんが出てきた。
うどんに醤油をかけて食べると知っていたが、実際に食べるのは始めてだ

なるほど、太めのうどんの底に濃い色をしたタレがかかる。
このタレは底に沈んでいるので、かき混ぜてうどんに絡めて食べる。

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 おみや桂の伊勢うどん(500円)。

うどんはモチモチして柔らかく、タレも色の割に辛くはなくむしろ甘め。
老人や胃が弱っている人向けだね、これは。
でもダシも効いて美味しい。
七味をかけるとちょっとピリッとしてまたひとしお。

誰だよ、伊勢うどんはうどんに醤油かけて食う物なんて言った奴は。

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 底に溜まっているタレを絡めて食べる。

品書きを見ると、伊勢うどんは玉子入り600円、あおさ入り700円、松阪牛入り900円とある。
あとは松阪牛しぐれ巻、てこね寿司など。
お酒も出しているようだ。

うどん専門店ではないけれど、そんなに時間もないし伊勢うどんを食べられたことに満足する。
また伊勢市駅に戻ります。

3へつづく  


posted by pupupukaya at 22/11/12 | Comment(0) | 中日本の旅行記
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