2022年秋のニセコと山線普通列車3

 ◆ ワン・ニセコ・リゾート・タワーズの朝

おはようございます。
朝5時半、まだ日の出前だけど目が覚めてしまいました。

カーテンを開けると、空はどんよりと雲が覆っていいました。
スマホで天気予報を見たら、なんと今日は昼から雨予報。
昨日の晴れ予報はどうなっちゃったんでしょう。
何とか心と秋の空ってやつですか。

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 ホテルの部屋からの眺め。

朝食会場は7時半からとなっていますが、昨日チェックイン時に今日は団体が入っているので混んでいると言われ、8時に予約していました。

私は早起き族なので、こうしたホテルの朝食は朝イチで行きますが、今日は仕方がありません。
腹が減るけど、朝風呂に行ったりコーヒーを飲みながらテレビを見たりして過ごします。

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 朝食会場のレストランTura。

8時になったので朝食会場へ。
混んでいるかと思ったら、意外とそうでもありませんでした。
窓側の4人がけテーブルでゆったり過ごせました。

朝食はバイキング。
ウインナーと卵料理がメインのオーソドックスな品揃え。

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 朝食会場のバイキング。

チキンライスがあるのが珍しかったので、2杯目のご飯はチキンライスにして上にスクランブルエッグを載せてオムライス風にしてみました。

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 朝食バイキングの一例。

せっかくだからデザートも頂きます。
ロールケーキやパンケーキもありますが、プリンを取ってきました。
たまにはこんなゆったりとした朝食もいいですね。

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 デザートのプリンとコーヒー。

30分ほど過ごして部屋に戻る途中、廊下の窓からツアーのバスが出発するのが見えました。
8時半出発のようで、ツアーはどこも朝早いですな。
こちらは9時半にチェックアウトしてホテルを出発します。


 ◆ ニセコ駅へ

部屋の窓から見ていたら雲の隙間から青空も見えていたので、午前中ならばそこそこの風景は見られるんじゃないかと道道岩内洞爺線を山の方に向かいます。
ところが、山の天気を甘く見てはいけませんね。
次第に雲が厚くなってきて、ついにはガス(山霧)の中となってしまいました。

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 ガス(山霧)に包まれたニセコパノラマライン。

こりゃあ駄目だと思い、町に引き返すことにしました。
今日無理しなくても、ニセコならば日帰りでまた来られますからね。

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 ニセコパノラマラインからの風景。

というわけでニセコ駅にやってきました。
列車は昨日乗ったので、今日は駅鉄をするだけ。

ニセコ駅は山小屋風の瀟洒な駅舎です。
駅前はオレンジ色のカボチャで彩られていました。
そういえば今月末はハロウィンでしたね。

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 オレンジ色のカボチャがいっぱいのニセコ駅。

駅前にはカボチャのほかにカラフルに塗られた牛の置物が鎮座していました。
はて?こんなものあったかな。
調べたら『ニセコアートカウ』と呼ばれるもので、毎年アートが変わるんだとか。

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 アートが施された牛の置物。

駅舎だけ眺めていれば、ドイツのアルプス山麓にある町にでもいるようですね。
こんなニセコ駅舎は、元々は三角屋根の鉄骨ブロック造りで無骨な駅舎だったのを覚えています。
JR化後に観光駅らしい装いに改装されたのでした。

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 きっぷうりばがある天井が高い待合室。

ニセコ駅に発着する列車は上下合わせて14本。
町の中心部からも少し遠くて乗降客数も決して多くはない駅ですが、きっぷうりばが営業していて、そのとなりは喫茶店が営業中、その反対側にはニセコ観光案内所があるので観光拠点としては頼もしい限りです。

この駅も北海道新幹線札幌開業を待たずして廃止が決定していますが、廃止後も何らかの形で鉄道遺産として残せないものかと思いました。

せっかくきっぷうりばが営業しているので、記念に入場券と乗車券を買ってみます。
別に集めているわけではないんですが、無人駅のきっぷうりばを見るとつい買いたくなるわけで。

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 ニセコ駅発行の入場券と乗車券。

入場券は『北の大地の入場券』、乗車券は隣の比羅夫まで求めると、なんと補充券タイプのもの。
倶知安や札幌といったよく出る券は赤色の常備券となるようですが、あまり出ない駅はこうして判子と手書きの乗車券となるんですね。

裏面の『ご案内』を見る限りでは全国どこの駅まででも発券できるようにも読み取れますけど、どうなんでしょうか。

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 補充券裏側の『ご案内』。

入場券を買ったのでホームに入ってみます。
上屋が堂々と張り出した立派な1番ホーム。

かつて特急『北海』や急行『ニセコ』といった優等列車が停車していた名残です。
いまはローカル線に落ちぶれて廃止が決定してしまったけれど、幹線の特急停車駅だった時代もあったわけで。

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 無人駅とは思えないほど立派なニセコ駅ホーム。

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 ニセコ駅をホーム側から見る。

表側は山小屋風の駅舎になっていますが、ホーム側から見るといかにも国鉄駅という感じがします。
石積みのホームも歴史を感じさせるあたり、落ちぶれても幹線の風格が残っています。


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 ニセコ駅の駅名標。

ニセコ駅の駅名標は今はカタカナでニセコですが、昔は『にせこ』と平仮名表記で、カタカナ駅でも駅名標はよそと同じく平仮名表記なんだと感心した覚えがあります。

ニセコ駅の構内にはかつてC62ニセコ号が運転されていたときに使われていた転車台や給水塔が今でも残っていて、長らく草に埋もれていたのがニセコ鉄道遺産群として保存されることになったようです。
キューロク形と呼ばれた蒸気機関車や、ニセコエクスプレスの車両も保存されて、ちょっとした鉄道公園のようになっていました。

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 SLとニセコエクスプレスが保存されているニセコ鉄道遺産群。

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 かつてC62の折り返しに使われた転車台。

ニセコエクスプレスは車庫に仕舞われ、公開期間は9/25までということで残念ながら見ることは出来ませんでしたが、扉の下の隙間からはあの青と白の車体を見ることが出来ました。

私は『ニセコエクスプレス』としては乗ったことはありませんが、同車両で運転していた快速『優駿浪漫号』で乗ったことがあり、そういう意味では懐かしい車両ですね。

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 車庫の扉の下から覗き込むとニセコエクスプレスの車両があった。

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 軟石造りの農業倉庫。

鉄道遺産群の向かいは軟石造りのニセコ農業倉庫が2棟。
昔はここから真狩まで殖民軌道真狩線というレール幅762mmの鉄道があって、ガソリン機関車が真狩からの農作物やでんぷんを運んできて倉庫で保管され、ニセコ駅から貨物列車で全国各地に発送されていました。
昔はもっとたくさん倉庫が並んでいましたが、今はこの2棟が往時を伝えています。

駅前を散策していたら雨粒が落ちてきたり止んだり。
そろそろ札幌に帰ることにします。

その前に昨日乗った倶知安行き1935Dが来る時間なので、ニセコ大橋から列車の撮影をしてみることにしました。
橋の手前にパーキングエリアがあり、そこに車を駐車して橋の上からニセコ駅方向を望みます。

さっきまで雲の中だった羊蹄山が、雲が流れて姿を現してくれました。
これは運のいいことで。

橋の上の金網越しにカメラを構えているとやってきました、H100形1両の列車。

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 ニセコ大橋から見たニセコ駅と羊蹄山。

ノースレインボーエクスプレスの特急『ニセコ』号が運転された日は賑わったのでしょうが、今日はほかに撮り鉄もいなくて静かなもの。
だんだんレールの響きが近づいてきて、ダイヤ通りに列車がやってきました。

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 H100形1両の1935D倶知安行きがニセコ駅に到着。

北海道新幹線札幌開業を待たずして廃止となる運命の函館本線山線ですが、具体的なスケジュールはまだ決定していないようです。
廃止と言ってもまだ数年後の話となるわけですが、昨日乗った倶知安発長万部行きの2940Dなどは結構な混みようでした。
これからますます名残乗車客が増えてくるのでしょう。

あと撮り鉄も。
このニセコ大橋も、三脚を立てた撮り鉄がズラリと並ぶようになるのでしょうか。

新型コロナが収束したら、このニセコ界隈も再びインバウンド観光で賑わうのでしょう。

何もない普段の函館本線山線は、このあたりが見納めなのかも知れません。
また空も暗くなってきたので、今日は札幌に帰ることにします。

 〜最後までお読みくださいましてありがとうございました。


posted by pupupukaya at 22/10/23 | Comment(0) | 道央の旅行記
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