2022年秋のニセコと山線普通列車2

 ◆ 半月湖へ

蘭越駅で列車を降りたら午後1時過ぎ。
まだホテルに向かうには早すぎるのでひと観光してきます。

ニセコは観光地なので行きたいところはたくさんありますが、3時過ぎにはチェックインしたいので山の方は明日行くことにします。
天気予報では明日も晴れのようなので欲張る必要はなし。

で、観光スポットを1つに絞ったのが羊蹄山麓にある半月湖。

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 半月湖の場所(地理院地図より筆者作成)

地図で見つけたのが羊蹄山麓にある窪地のカルデラ湖。
初めて知ったところだし、ここなら人も少ないんじゃなかろうと行ってみることにしました。

国道5号線を倶知安に向かって走り、途中に羊蹄山登山口とある看板が立つ道に入ります。
ずっと奥まで進むと駐車場と山小屋風のトイレがありました。

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 半月湖自然公園の駐車場とトイレ。

車で行けるのは駐車場まで。
ここからは歩きになります。

トイレ脇にある階段を登って登山道を行きます。
途中分かれ道がいくつかあって、『半月湖』の表示がある方へ進んで行きます。

この半月湖は、約1万年前に羊蹄山の火山活動で生じた爆裂火口に水が溜まって出来たもので、火口内の片側に溶岩円頂が形成されたために半月型になったもの。
カルデラのミニチュア版といった感じで、ちょっとめずらしい地形です。

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 半月湖案内図。

外輪山の頂点らしき所まで登ったら今度は下り道。
途中に崖っぷちのような場所もあって、意外と険しい道。
それにしても、下った分は帰りに登らなきゃならないわけで、帰りは登るのかと考えると少々うんざりします。

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 湖畔へ下る道。

外輪山からカルデラを見下ろす風景を期待していましたが、木が茂ってそういう風景は見えないのは残念。
しかし、湖畔まで下ると神秘的な風景がそこにありました。

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 半月湖の湖畔に到着。

鏡面のようになった湖面に紅葉の山々が映る光景は、う〜ん神秘的。
湖面まで下りてきた場所にベンチが置いてあり、人工物はそれだけ。
木道が整備された観光スポットもいいけど、こういうなにもない所で絶景を見られたら、それだけで来た甲斐があったというもの。

道はそこで終わりではなく、続いているのでさらに先まで歩いてみます。
踏み分け道はあるものの、だんだん藪こぎみたいになってきました。
そこで振り返ると羊蹄山が姿を見せていました。

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 羊蹄山(蝦夷富士)と湖面に映る逆さ富士。

湖面に羊蹄山が映って、これぞまさしく逆さ蝦夷富士。
しばらく神秘的な風景を眺めていました。

そんな水面も風が吹いてきてさざ波が出てきました。
神秘的な光景も短い時間だけだったようです。

さっき下った道を今度は登って戻ります。


 ◆ ワン・ニセコ・リゾート・タワーズへ

今度はホテルに向かいますが、途中道の駅ニセコビュープラザに寄ってお酒を買います。
少々奮発して、羊蹄山麓ビール2本と、赤ワイン1本。計3,000円。

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 道の駅ニセコビュープラザから見える羊蹄山。

お酒を買ってからホテルへ向かいます。
ホテルは、ワン・ニセコ・リゾート・タワーズ。

1泊2日朝食付きで13,616円のところ、全国旅行支援で5,000円オフの8,616円になったものです。
しかもクーポンが3千円分当たるので実質8千円引きということになります。
旅行ってのはこういうときに行かなくてはなりませんね。

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 ワン・ニセコ・リゾート・タワーズ。

道道岩内洞爺線を山の方に向かって走り、途中から脇道に入るとだんだん道がショボくなってきて、道を間違えたかなと思いかけたところにホテルがありました。

フロントに行くと先客は2組。
チェックインの説明に時間をかけているので、少々待たされました。

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 1階のロビーとカフェ。

ようやく自分の番が来てチェックイン。
ワクチン3回接種証明書を見せる必要があります。
これ持ってくるの忘れると正規の料金となるので、財布と鍵の次に忘れちゃいけないものですね。

チェックイン時に3千円分のクーポン券も渡されます。
クーポン券は、どうみん割と同じ『ほっかいどう応援クーポン』が3枚。

有効期間は宿泊期間中、道内の加盟店ならばどこでも使えるというものです。
ここのホテル内だとリフレクソロジー・マッサージしか使えないということでした。

さっき道の駅でお酒を3千円分買いましたが、先にクーポン券分を使ったような格好です。
クーポン自体は、明日に札幌市内のスーパーで普通の買物に使いました。

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 ほっかいどう応援クーポン3,000円分。

さて、部屋に入ります。
お邪魔しますよ・・・

ドアを開けると玄関があって靴を脱いで部屋に入る。
ホテルというよりマンションのお宅にお邪魔するような感じがします。

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 スタジオスイート・Tatami、広さ49〜52平方メートルの部屋。

おお〜、広〜い。
ベッドが2台、和室に布団が2枚敷け、ソファーが簡易ベッドになるので、5人まで泊まることができるようです。

大の大人5人だとさすがに窮屈そうですが、子供連れ4人家族ならば全然余裕。

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 Tatamiとは4畳半の和室。

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 和室からの眺め。

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 テレビとソファー。

これ1人で使っていいの?
と思うほど広い。

都心のシティホテルならばスイートルーム並みですよ。
1人じゃちょっと寂しいね。

和室は荷物置き場に使っただけでした・・・

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 コーヒーメーカーと電気ポット。

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 洗面所とバスルーム。

チェックイン時にフロントでカメムシとテントウムシが大発生していると聞いていました。
なるほど、バルコニーや窓にはカメムシがたくさん。
中には部屋の中に侵入してくる奴も居て、カメムシ用の殺虫剤も置いてありました。
この時期は仕方がありませんね。

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 カメムシ用の殺虫剤はご愛嬌。

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 7階からの眺め。

リゾートホテルに来たので、ゆっくり寛いで・・・となるところですが、早速夕食の支度にかかります。
食材はニセコに来る途中、スーパーで仕入れておいたものです。

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 4時半前には山の稜線に日が沈む。

いつの間にか日が沈んでいました。
ある程度下ごしらえが出来たところで大浴場へ。

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 3階にある大浴場入口。

ここのお湯はプラスチックが焼けたような匂いがする温泉でした。
ニセコには温泉がいくつもありますが、火山帯のためかどこも個性的なお湯が多いです。

部屋に戻る前にフロント横にある売店を覗いてみました。
ドリンク類はたくさんありますが、あとはお菓子やインスタント麺くらいなもの。
油や醤油などを置いているあたりは、キッチン付き滞在型リゾートホテルらしいところです。

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 1階フロント横にある売店。

部屋に戻ってステーキを焼けば今夜の夕食が完成です。
このあたりの詳しい話はサブブログの方をどうぞ。

 * 羊蹄山麓ビールとシャリアピンステーキ

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 本日のディナーはシャリアピンステーキコース。

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 部屋からの夜景。

夜は部屋から見る星空を期待していましたが、曇ってきたのか星は見えませんでした。
ワインボトル1本空けたら猛烈に眠くなってきたので、今日はもう寝ることにします。

3へつづく


posted by pupupukaya at 22/10/23 | Comment(0) | 道央の旅行記
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