今年は3年ぶりに北の酒まつりが開催されると聞いて行ってきました。
2020年の新型コロナ禍以来こうしたイベントはずっと中止となっていましたが、あちこちで再開の動きが出てきたのは結構なことであります。
自粛も大切なことですが、何でもかんでも自粛ばかりでは世の中全体が沈んでしまいますからね。
当日券もあるようですが、チケットは事前に仕入れておきました。
北の利き酒まつりの利き酒券と北広島までの乗車券。
自宅近くの停留所から市電で行こうかと思いましたが、無料デーで混んでいたので地下鉄にしました。
久しぶりに乗る地下鉄で札幌駅へ向かいます。
南北線さっぽろ駅ホームも東側に新ホームを増設する工事が行われるんだとか。
古びた島式ホームもそろそろ見納めかもしれませんね。
南北線さっぽろ駅のホーム。
そういえばパセオも新幹線建設工事のために9月30日で閉館ですね。
在りし日のパセオの姿をということで入口なんかを撮影させてもらいます。
札幌駅は私の生活圏内に無いもので、こんなことでもなければ来る機会がないものですから、ちょっと寄り道ということで。
東コンコースから見たパセオEAST。
パセオへの地下入口階段。
ここも閉鎖となる南側の東西連絡通路。
2030年度開業を目指して北海道新幹線の工事が、この札幌駅でも本格化します。
ホームの方も、覆いが外されて新しい11番線ホームが姿を現しています。
各ホームは、東側の先端部分が閉鎖されて新幹線駅と結ばれる跨線橋の工事が始まっています。
この札幌駅も新幹線開業までに大きく姿を変えることになるのでしょう。
まだ8年も先かよ〜と思われるでしょうが、8年なんてあっという間ですから・・・
私からすれば、8年前のことなどついこの間のことのように思えるもの。
何気ないコンコースの風景。
いや駅だけではなく、都心部は再開発ラッシュ。
既存のビルもあちこちで建て替え工事が行われています。
新幹線を待たずして都心の風景もがらりと変わることでしょう。
札幌駅でずいぶんウロウロしてしまいましたが、北広島へ向かいます。
北広島までなら快速『エアポート』の一択でしょうが、今日はあえて各駅停車を選択。
エアポートは連休なので混んでいるだろうし、高確率でロングシート車に当たるだろうから。
10:48発苫小牧行普通列車は嬉しいことに721系電車。
オール転換クロスシートの車両など、もう製造されることはないのでしょうか。
今はオールロングシートの電車が主流になって、札幌駅ではこの電車も少数派になってきました。
データイムの利用者からは歓迎されますが、デッキ付きステップ付きではラッシュ時は乗り降りが大変そうですね。
苫小牧行721系電車。
千歳線の各駅停車といえばがら空きの印象でしたがこの電車は意外と混んでました。
エアポートは混んでるからと、皆同じことを考えていたのでしょうかね。
北広島が近づくと右側に北海道ボールパークとエスコン フィールドと名付けられた巨大な野球場が姿を現します。
周辺の道路もだいぶ出来上がっていました。
来年(2023年)3月のオープンだから、来シーズンからのプロ野球は新球場で行われているわけですから、早いものですな。
私はスポーツ全般は興味が薄いという残念な人間なので、新野球場に対して格別の思いというものは特にありませんが、開業したら一度行ってみたいものです。
北広島駅の縦型駅名標。
札幌から22分で北広島に到着。
この各駅停車はここで8分間停車して後続の北斗10号とエアポート110号の2本の列車に抜かれることに。
来年のボールパーク開業に合わせて北広島駅も改装中。
自動改札機が増設されたけど、コンコースが随分と狭くなった印象。
西口の正面はというと、ここも再開発ビルの工事中でした。
こちらはホテルや商業施設が入居し、2024年秋開業予定だとか。
団地の中にある駅で、近年は寂れかけていたイメージの西口も様変わりするようです。
再開発ビルが建設中の北広島駅西口。
肝心のボールパークアクセスはというと、駅からシャトルバスが運行される予定だとか。
ボールパークの横を千歳線が通っており、北海道ボールパーク駅が建設される予定はありますが、そちらの方は早くても2027年度末だということらしいです。
北海道新幹線工事の真っ最中ですし、篠路駅の高架化も控えている中ですんなりと工事が進むのでしょうか。
肝心なところは後手後手になるあたり、今のJR北海道の事情が伺い知れます。
どうも話がずれてばかりいるので、本題の北の酒まつり会場へ。
やってきましたよ、黄色いアーチのエントランス。
場所は北広島駅西口の北広公園に設けられた特設会場になります。
黄色いアーチの北の酒まつり会場入り口。
入口ではスタッフによる検温と手のアルコール消毒。
こんなことどこでも標準になってしまいましたね。
チケットと引き換えに利き酒用のお猪口を受け取る。
このお猪口をテーブルに並んだ酒瓶の前に置けばスタッフが注いでくれるという仕組み。
全国から集まった113種類のお酒が並んだ利き酒広場。
1番から113番までぐるりと並んだお酒を見たら、どれから飲んだらいいものか迷ってしまいますね。
ぐるり2周してから、やはりここは1番からということにしました。
1番から順番にという手もありますが、最後の113番に行き着く前に倒れてしまいそう。
1番は箱館醸造『郷宝 特別純米 彗星』。
次は最後の113番、沖縄県の泰石酒造『黎明 純米酒』。
沖縄にも酒蔵があったんですね。
飲んでみると、ああ沖縄だなあという味。
何が沖縄なのかは説明できませんが、沖縄料理にはピッタリ合いそうだ。
あとはランダムにお酒を楽しみました。
ずらり並んだ全国各地の酒。
北の酒まつり会場での注意事項。
主催者と来賓者一同での鏡開き。
昼頃にはだいぶ混んできた。
あちこちのお酒を飲んで、もう何杯飲んだかもわかりません。
テントの下のテーブルコーナーでは数々のグループが宴会モード。
賑やかだねえ、平和だねえ。
当方は誰とも口を利かず、ただひたすら粛々と立ち飲み。
男は黙ってサッポロビール・・・じゃなかった日本酒ね。
そういえば生ビールを販売しているブースもあって、こちらは有料。
ビール飲んでいる人も見ましたけど、こう日本酒ばかりじゃ飽きちゃったんでしょうかね。
つまみもなしでひたすら酒ばかり。
何杯飲んだんでしょうかね。
下の画像があったので、14:14発快速エアポート139号で札幌に戻ってきたようです。
北広島駅のコンコース。
きたようです・・・というのは、この先の記憶が無いから。
でも、目が覚めたら自室のベッドの中でしたから、ちゃんと帰っては来たようです。
酒飲みは本当に困ったものですね・・・
だけど今日はこれに免じて許してくださいませ。
北の酒まつりのTシャツ。
北の酒まつりに限らず、ずっとコロナ自粛で中止続きだったイベントも、今年あたりから再開するものが増えてきました。
旅行者の数も目に見えて増えてきましたね。
世界中を騒がせた新型コロナウイルスって一体何だったのでしょうかね。
私など新型コロナのおかげで高級ホテルに格安に泊まれたり、旅行代が安く上がったり観光地が空いていたりと恩恵の方が多かった気がします。
もうそんなことも終わりでしょうか。
安くなったホテル宿泊代も徐々に元に戻りつつありますしね。
第8回北の酒まつりのお猪口。
中国の武漢から始まって世界中を恐怖に陥れた新型コロナウイルスですが、もう収束というより共存することをもって収束とするしかなさそうです。
来年あたりは海外旅行もできるようになっているといいですね。
ていうか、うっかり風邪も引けないような風潮はもう終わりにしてほしい。
以上、最後までお読みくださいましてありがとうございました。
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