去年の秋に『We Love 札幌 宿泊キャンペーン』という宿泊前売キャンペーンをやっていて、このプランを使って普段は泊まることはないホテルでの宿泊体験をしてきました。
その2つの宿泊記はこちら。
じつは、もう1枚宿泊前売り券を買っていて、それが今回の宿泊記になります。
年明けくらいに行こうかなと考えていたのですが、正月明けは道内鉄道旅行をしてきたこともあって棚上げになっておりました。
その頃からコロナウイルスが再び猛威を振るうようになって、北海道も1月27日から『まん延防止等重点措置』となり、どうみん割やその他の宿泊キャンペーンも軒並み中断に。
仕方がない、前売り券もフイにしたって2千円。あきらめるしかないのかと思っていたら、ホテルの公式HPを見たらWe Love 札幌だけはすでに前売り券を買ってある分は継続して利用できるとありました。
専用プランも継続してあり、2月11日は建国記念の日の3連休。
雪まつりも中止だし、ホテルも空いているんじゃないかと思って、2月11日からの1泊を予約しました。

JRタワーホテル公式HPにある「お得を先取り!宿泊前売」専用プラン。
モデレートシングル、1泊2日朝食付きで16,080円のところ前売り券5千円分が引かれて当日支払額は11,080円となるプラン。
前売りで2千円払っているので、実質支払額は13,080円。
さすがJRタワー日航ホテル。なかなか強気価格ですな。
それだけ人気のホテルということなのだろう。
まあ、たまには贅沢して眺めのいい部屋でゆっくり過ごすのも悪くないんでないかい。
◆ JRタワーホテル日航札幌にチェックイン
宿泊当日、地下鉄で札幌駅へ。
駐車場無料のプランなので車で行っても良かったのだが、うちから札駅までだと車で行くメリットもそれほど無いし、車だと深酒できないので地下鉄にした。
先週日曜の大雪の混乱がまだ収まらぬJR札幌駅。
JRは今日からようやく全方向が運転再開となった。とはいえ間引き運転での再開で、全面再開は月曜日になる模様。
38階建てのJRタワー。市内各所からもその存在は目立つ。
久しぶりに札駅まで来たら、地下街もデパートも人、人、人。
コロナウイルスも雪害も何するものぞとばかりに人が多かった。
ホテルに持っていくお酒を探してしばらくウロウロ。
結局、札幌駅の四季彩館でクラフトビールを買った。
ここで買ったわけは、WeLove札幌のクーポン券が使えたから。
前回センチュリーロイヤルホテルでのチェックイン時に貰ったクーポン券2千円分がまだ残っていた。
クラフトビール4本で2,068円。前回のクーポン2枚をきれいに使い切った格好。
あとコンビニにも寄って缶ビールも買った。
ホテルのチェックイン開始時刻の15時になったので、そろそろホテルへ向かう。
はて、JRタワーホテルの入口ってどこだっけ?
同じJRタワーでも、オフィスプラザの方だったら仕事で何回か行ったことがあるけど、そっちとは違うようだ。
駅構内にある案内看板に従って歩いたら、東コンコース南口から出た横にホテルの入口があった。
入口と言っても、JRタワーの西と東を結ぶ通路。
そこを東側に抜けたところがホテルの正面玄関だった。
東コンコース南口の脇にあるホテルへの通路入口。
西2丁目通に面したところが正面玄関だった。
あまりパッとしない場所だが、北海道新幹線が開業するとこちらが新幹線駅の正面ということになる。
そんな先を見据えてこちら側を正面にしたわけではなく、車寄せをこちら側に設けた関係でこうなったのだろう。
西2丁目通り側にある正面玄関。
南口からの通路の途中からも直接ホテルの1階に入るドアがあるけど、せっかくだから正面玄関から入ることにした。
広いエントランスホールにはベルマンが立っているのがシティホテルらしい。
チェックインしようとフロントに向かうと、ベルマン(女性)が「チェックインですか」と声掛けしてくる。
名前を聞かれ、「ただいま混んでいますので少々お待ちいただきます」
行列となるほどではないが、しばし待つと空いたカウンターに案内される。
ベルマンがフロント係に○○様ですと伝える。
最初から行き届いたサービスに感心する。
フロントはスタッフがフルで対応。
ホテルの公式HPに登録して、そこから予約しているので、住所と名前が印刷された紙にサインするだけでOK。
最近、字を書くのが煩わしくて、しかも人様にお見せしたい字が書けるわけでもなく、宿帳に名前と住所を書くのが面倒に思うのだが、ここはサインだけで済むのはありがたい。
グランドホテルやセンチュリーは宿泊代後払いだったが、ここはビジネスホテルと同じく前払いだった。
ここも2千円分のクーポン券が発行される。
「宿泊代に充てますか?」と聞かれたのでそうしてもらった。
支払額はクーポン分の2千円引きで、9,080円となった。
実質支払額は前払い分と合わせて11,080円。
「シングルでのご予約を承っておりましたが、本日はダブルの部屋をご用意しております」
まじかよ〜!まさかのグレードアップ!
いろいろ説明を受けて、カードキーと朝食券を渡されて、またベルマンに案内されてエレベーターホールへ。
「現在はエレベーターまでのご案内とさせていただいております」
ベルマンとしばしエレベーターを待つ。
「今日はJRでお越しになったんですか?」
「いや、地下鉄で・・・」
「札幌の方でしたか」
「WeLove札幌ってあるでしょ、あれで・・・エヘヘ」
エレベーターは部屋のカードキーを読み取り部分にタッチすると自動的に階数ボタンが選択される仕組み。
部外者が客室部分に立ち入れないようにするためのシステム。
エレベーターは高速運転。
軽く耳がツーンとなるほど。
部屋のカードキーをかざすと自動で階数ボタンが選択される。
25階に到着。客室へ向かいますよ。
廊下は回廊のようになっていて、外側に客室が並んでいる。内側向きの部屋はないようだ。
ダークブラウン基調の廊下。
◆ 25階モデレートダブルの部屋から
ドアノブの下の読み取り機にカードをかざすと青ランプが光って開錠。
さ〜てダブルの部屋は・・・
ガチャッ、お邪魔しま〜す。
モデレートダブル。入口側から。
おお〜広い!
ホテルの公式HPによると、モデレートダブルは広さ24u、ベッドサイズは幅160cm長さ203cm。
シングルユースならば申し分ない広さ。
モデレートダブル。窓側から。
まさかまさかのグレードアップに喜んで、部屋に入ってからしばらくあれこれ撮影しまくる。
普通だったら1泊2万円以上するお部屋ですよ。

(左上)幅160cmのダブルベッド、(右上)なぜか窓側にあるクローゼット
(左下)上下一体型の部屋着、(右下)ふかふかのスリッパ
お茶とコーヒー、カップ、電気ポット、アイスペール。
部屋には印刷物の案内は置いてなくて、かわりにテレビで客室サービスや館内の案内を見ることができる。
フードデリバリーサービスのメニューもあって、何か頼んでみるのも悪くないかなと思ったら値段を見てたまげた。
ホテルのルームサービスなんてどこもこんなものだろうけど。
テレビに表示されるフードメニュー(ルームサービス)。
来る途中に買ってきたビールは部屋の冷蔵庫で冷やしておきます。
こんなに飲むんかい、とお思いでしょうが、足りなくなって夜に買いに行くのも面倒なので多めに用意しておきました。
コンパクトながらたくさん入る冷蔵庫。
朝食付きプランなので朝食券も付いている。
朝食は和洋ブッフェと和定食が選べる。
フロントではブッフェの方は混んでいるということだったが、3連休だし7時前に行けばすいてるんじゃないかな。
22階のにあるスカイリゾートスパは有料で、宿泊者料金1,800円。
部屋からは専用エレベータで利用できるが、ダブルルームは洗い場付きの風呂もあるし、また今度の機会に。
朝食券と各種案内。
今回はノートPCを持ってきた。
デスク周りはごちゃごちゃしたものが置いていないのでスッキリとして広く使える。
これはビジネスにもうってつけ。
こんなところでテレワークしたら仕事が捗りそう。
私など仕事よりもお酒のほうが捗りそうですが (^^;
仕事がはかどりそうな(?)デスクとチェア。
部屋の廊下側にある引き戸はバスルーム。
ホテルで引き戸ってのも珍しいけど、広くないスペースを有効に使うためだろう。思わぬところにジャパニーズスタイルが使われている。
各種アメニティーが豊富な洗面所。
洗面所とトイレは同じスペースにあり、その隣が浴室というヨーロピアンスタイル。
浴室とはガラスのドアで仕切られて、奥は洗い場付きバスルームとなる。
これはダブルルーム以上の場合で、シングルルームだと3点一緒になったユニットバスになるようだ。
ガラス戸で仕切られた奥は洗い場付きの風呂。
カーテンを開けてみましょう。
目の前は地上25階からの札幌の街が広がる。
客室は34階まであるので、それに比べれば低い方だが、それでも抜群の眺め。
ここからの夜景は、日本新三大夜景にも選ばれたとか。
25階南側からの眺め。
西側か東側の部屋ならば線路を見下ろすトレインビューだったのだが、鉄道好きにとっては南側だと線路が見えないのが残念。
だけど部屋がグレードアップしたので、上等上等。
25階からの眺めが一晩独り占めに出来ると思えば気分がいい。
25階から見る駅前通りと北5条の交差点。
南側の部屋だと直射日光が入って来る。
眺めも逆光だし、写真うつり的にはイマイチ。
でも、札幌の街を眺めたければ南側がベスト。
札幌の街を見下ろしてくつろぐのは気分がいい。
部屋の中や窓からの風景をあれこれ撮影したりしていたらあっという間に時間が経つ。
今日の札幌の日の入りは17:00。
この天気ならば夕日と夕焼けが見れそうだ。
16時35分、まだ高度がある太陽は、標高1,038mの百松沢山の頂上に着地するとそのまま山の向こうに沈んでしまった。
この日の入り時刻というのは地平線に沈む時刻なのであって、西側に1,000m級の山々が連なる札幌は、実際の日没は30分ほど早くなる。
西日に照らされて黄金色に染まった街は、次第に黄昏の様相になった。
百松沢山の頂上に夕日が沈む。
◆ 夕食はエスタ食品街で
日が沈んだし、コートを羽織って外出。
今度は夕食・・・と言うか、酒の肴を買ってくる。
エレベーターホールに向かう途中に自販機コーナーを見つけた。
各階にあるようだ。
自販機はビールやチューハイもあって、値段もそこらの自販機と同じという良心的価格なのは意外だった。
あとは製氷機とビデオカードの販売機。
前回と前々回に泊まったホテルは昭和時代からの伝統というかプライドを感じたが、こちらはずいぶん合理的な感じがする。
2003年開業のこちらは平成っ子。伝統やプライドよりも利便性重視なのだろう。
ついでながら言わせてもらえば、電子レンジがあると完璧なんですが・・・
平成っ子らしく各階に自販機コーナーもある。
エレベーターホール。
1階のロビー。
出るときにベルマンに「行ってらっしゃいませ」と頭を下げられて外に出る。
ここは札幌駅南口、デパートも地下街もあるし何でも揃う。
何を買うか迷ってあっちこっちウロウロしたら、それだけで大変な距離を歩くことになるので、エスタの食品街1つに絞ることにした。
買い物はホテル隣にあるエスタ大食品街が便利。
5時過ぎだが、一部の店はもう値引きが始まっている。
まずは生鮮市場でしめ鯖を買った。
それから・・・焼き鳥にするかと思いかけたが前回は焼き鳥だったしな。
どういうわけかこういう場面になると迷って決められなくなる。
とある総菜屋でタイムセールをやっていて、3パック1000円と張り紙があった。
ここでいいやと惣菜を3パック選んでカウンターに差し出すと、これは2つで500円になりますとかなんとか言われて、結局890円と言われた。
何だかよくわからないままに安くなっていた。
逆に前回大丸の地下で1パック997円と思って買ったら実は量り売りで2千円ですと言われて驚いたこともあったっけ。
デパ地下というのはよくわからんでござるよ・・・
札幌駅南口の夜景。
さて、買い物も済んで部屋に戻って、あとは風呂に入ってビールを1杯だ。
バスタブにお湯を張って、洗面台に備え付けの入浴剤も入れる。
やっぱり洗い場付きの風呂はいいねえ。
熱いお湯に浸って汗を流して。
22階にあるスカイリゾートスパもいいけど、こっちだって悪くないよ。
バスタブにお湯を貯めて入浴剤も入れてみた。
あ〜温まった汗もかいた。
ビールだビール。
さっき買ってきた惣菜と瓶ビールをテーブルに並べる。
・・・栓抜き忘れてきた orz
フロントに言えば、いや内線電話すれば栓抜きを貸してくれるんだろうけど、面倒だな。
しょうがねえ、ちょっと買ってくるか。エスタの地下2階に百均があるし。
というわけで、ドライヤーで髪の毛を乾かして、着替えてまた外に出る。
◆ 部屋飲みのクラフトビールと夜景
栓抜き買ってきたよ。
いいんだよ。どうせ旅行に持っていく用の栓抜きが欲しかったところだ。
また部屋着に着替えて、今度こそビールだ。
少々トラブりましたが、ひと働きしたらビールもまた旨くなると思えば儲けものだ。
1杯目は網走ビール ホップの煌めき。しめ鯖に竜田揚げ。
1杯目はホップの煌めき、これは網走ビールの限定醸造。
ホップの苦みが効いて、竜田揚げに合うね。
2杯目は白い恋人。
あの『白い恋人』がビールになったって話題になりましたね。あのビール。
色はちょっと白濁。香りはビールそのものだが、飲んでみるとチョコを感じる。ほんのり甘め。
こっちはしめ鯖に合うかな。
2杯目は羊蹄山麓ビール 白い恋人。
これは正確にはビールではなく発泡酒という扱い。
まあ話のタネかなあ、好んで飲みたいとは思わない。
しかし330ml入りで748円は高いな。
3杯目はサッポロクラシックにした。
クラフトビールも旨いけど、いっぺんにたくさん飲むものではないね。
ビールの炭酸で食欲を増すのか、全部食べれるのかと思った総菜は全部食べてしまった。
3杯目は札幌クラシック。チキンとポテトのバジル焼きも加わる。
テーブルを片付けて、電気ポットでお湯を沸かす。
今度は持ってきた焼酎をお湯割りにして飲むことにした。
焼酎は前回センチュリーホテルの余り。
夜景を見ながら眠くなるまでこいつをチビチビやろう。
焼酎をお湯割りにして、夜景を見ながら飲(や)るひととき。
で、肝心の夜景はというと少々期待外れだった。
じつは札幌駅南口周辺ってビジネス街なんだよね。
札駅は今は大通に引けを取らない商業地区になったが、それは駅に隣接するエリアだけ。
あとはオフィスビルばっかり。祝日の夜とあってはどのビルも明かりがほとんどない。
遠くの夜景は瞬いて見えるが、近くは暗闇が多いという、百万ドルから百万円くらいに安くなったような夜景だった。
露出時間8秒で撮影。
ホテルの周りは暗いビルばかりだった。
百万ドルの夜景を見たければ、平日の夜に泊まるしかなさそうだ。
焼酎のお湯割りを飲みながら、三脚に立てたカメラをあれこれいじって夜景の撮影をしていた
最後の画像の撮影時刻が9時半過ぎだったので、10時前には寝たようだ。
【体験記の記事一覧】
- 2022年JRタワーホテル日航札幌宿泊記2
- 2021年センチュリーロイヤルホテル宿泊記2
- 2021年センチュリーロイヤルホテル宿泊記1
- 2021年 札幌グランドホテル宿泊記
- コロナワクチン2回目接種してきました
- 札幌コンベンションセンターでコロナワクチン接種してきました
- 2018年北海道胆振東部地震の停電記
- 親知らず抜歯の記5 退院まで
- 親知らず抜歯の記4 入院・手術
- 親知らず抜歯の記3 入院まで
- 親知らず抜歯の記2 通院で抜歯
- 親知らず抜歯の記1 経緯など
- ペーパードライバー克服への道 3日目
- ペーパードライバー克服への道 2日目
- ペーパードライバー克服への道 1日目
- ペーパードライバー克服への道