前回は札幌市民限定の宿泊キャンペーンを使って札幌グランドホテルに格安に泊まってきました。
今まで経験したことのない高級ホテルの体験は思いのほか面白く、遠くに行くばかりが旅ではないなと身をもって感じたものでした。
そんなキャンペーンも11月15日で終了・・・でしたが、終了間近になって12月5日まで延長との知らせが入ってきました。
であれば、またどこかに泊まってみたいなと思い見つけたのが次の宿泊プラン。
ホテル:センチュリーロイヤルホテル
プラン:【新しい旅のスタイル】お部屋時間をビアサーバーと楽しむ・朝食付
客室:禁煙◇スタイリッシュキング◇22u◇加湿空気清浄機完備◇ベッド幅1800mm◇
大人@ 9,200 円 x 1 名
サッポロクラシック樽生 2 リットルのルームサービス付きという夢のようなプラン。
これで今回の宿泊体験はセンチュリーロイヤルホテルに決めました。
予約はホテルの公式HPから。
11月の飛び石連休と重なって値段が高めの日や満室の日が多かったが、平日の木・金の宿泊ならば9,200円で予約することができました。
これは有給休暇を取らせてもらいましょう。
長旅も海外旅行もずっとお預けなので、休暇も溜まっていることだし、こういうところで有効に使わせてもらいます。
というわけで、以下宿泊体験記です ↓ ↓ ↓ ↓
◆ センチュリーロイヤルホテルにチェックイン
チェックイン開始は14時からとなっている。
昼過ぎに自宅を出て、札駅周辺をブラブラする。
今夜の肴は何にしようかとレストラン街やデパ地下を探してみたが、これといったものは見つからなかった。
14時過ぎ、センチュリーロイヤルホテルへ。
札幌駅の西側にそびえ立つ23階建て地上78mの高層ビル。
最上階にある円形状の建物は道内唯一の回転レストラン。景色を360度眺められるように3時間かけて1周している。
オープンは1973(昭和48)年と札幌駅前のシティホテルの中では最古参。当時は度肝を抜かれるような超高層ビルだったんだろうな。
地平駅だった旧駅時代に、SLの煙に燻されたような古臭いホームから見ると、この23階建てのビルは近未来の象徴のように見えたものだった。
今は南口近辺も高層ビルが立ち並んだので目立たなくなった感があるが、それでも南口広場からは上に回転レストランを乗せたホテルがすぐにわかる。
札幌駅南口広場からは今でもひときわ目立つセンチュリーロイヤルホテル。
ではさっそく中へ。
センチュリーロイヤルホテルはJR札幌駅からでも地下鉄さっぽろ駅からでも、地下街アピアと地下道で直結、雨や雪の日でも濡れずにフロントまで行けるのは大変便利な場所にある。
大丸やアピアのレストラン街はすぐ隣という、札幌市内のホテルでも1・2位を争う立地の良さだろう。
地下1階から地上9階までは住友生命札幌ビルというオフィスビルとなっているし、1階はコンビニとネットカフェが入っている。
地下のカレー屋もよく行ったことがあるし、このビル自体は何度も来たことがある。
しかし、ホテルの用で来たのは今回が初めてだった。
ホテルの正面玄関は北5条に面したコンビニの隣に目立たなくあった。
地下直結だから札幌駅に着いた人は地下から行くだろうし、車やタクシーで着くならば裏の車寄せということになる。
札幌駅から正面玄関へ行くには交差点を1つ渡ることになるので、案外目立たない入口であったりもする。
今日はせっかく泊まりに来たのだから正面玄関から入ることにした。
あまり目立たない1階の正面玄関。
自動ドアの玄関を入ると早くもクリスマスツリーが飾ってあった。
正面からでも車寄せからでも入ると一緒になる。エスカレーターで登った2階がロビーとフロントだった。
こんな風になっているとは知らなかった。初めて立ち入る場所。
エスカレーターで2階に登った先にフロントがある。
早くもクリスマスツリーが飾られたロビーとフロント。
エスカレーターを登った正面奥がフロント。
名前を告げて、印刷してきた『WE LOVE 札幌 宿泊キャンペーン』の前売りクーポンを渡す。
ビジネスホテルと違ってシティホテル、ここも代金後払いだった。
ビアサーバーのお届け時間を聞かれる。これは18時とした。
2階のエレベーターホール。
渡されたルームキーは昔ながらのシリンダータイプのもの。
フロントは2階だが、エレベーターは1階から直通なので出入りに便利だが、部外者も出入りできるためセキュリティーは今ひとつな気がした。
◆ スタイリッシュキング(22u)の部屋紹介
部屋は14階。
スタイリッシュキングの部屋はいかに。
鍵を差し込んでガチャッと・・・
なんというアナログなロック。
じゃ〜ん!
部屋のタイプはダブルルームのスタイリッシュキング。
おお〜!広い!
部屋に鎮座するのは幅1800mmのダブルベッド。
奥には足置き台つきの椅子とテーブル。
この椅子とテーブルがあると部屋の居心地が全然違う。
机に椅子だけだと寝るためだけって感じだけど、これがあるとくつろげる部屋になるからね。
ダブルベッドは幅1800mm。2人でもゆったり。
窓側から室内を見る。
2人ならばどうかわからないが、シングルユースならば十分すぎる広さ。
机、椅子、テーブル、ベッドが無駄なくコンパクトにまとまっている。
1つ残念なのは、絨毯や壁のシミが気になる。特に窓回りは結露するのか黒いシミが目立つ。
古い建物なのでこの辺りは仕方がないところだが・・・
机の椅子に座ると正面は鏡なのはここも変わらず。
デスクライトが無いなと思ったが、鏡の下のスイッチを入れると鏡の上の蛍光灯が点灯した。
結構明るくなるので夜でも書き物くらいはできそうだ。
あと部屋にあるものは床置きの空気清浄機、ズボンプレッサー、あと机にコーヒーメーカーも備え付けてあった。
机の引き出しにはグラス、お茶用の湯飲み茶わん、コーヒーカップ。
お茶用の湯飲みとコーヒーのカップが別々なのはさすがだと思った。
またカップはソーサー付き、湯飲み茶わんは茶托付きというのも地味にポイントが高い。
下段は湯沸かしポット、コーヒーメーカー用のカプセル、ミルクとシュガー、それに緑茶のティーバッグ2個。
グラスと茶碗それにコーヒーカップ。下段はコーヒーとお茶、電気ポット。
サービスのミネラルウォーターは冷蔵庫の中で冷えていた。
缶ビールのロング缶6缶パックを入れてもまだ余裕がありそう。
冷蔵庫には無料のミネラルウォーターが2本。
クロゼットは少々狭いかなという気もしたが1人ならば十分。ハンガーだけはこれでもかってほどあった。
スリッパは今主流の使い捨てタイプのものと、今どきボロホテルくらいでしか見なくなったビニールスリッパが2セットずつ。
まあ両方あるので、潔癖な人は使い捨ての方を使えばいいだけの話。
私は国内外問わず、ホテルの部屋の中では裸足で過ごしているので気にならないアイテムではある。
スリッパは使い捨てと今どき見なくなったビニールスリッパを選べる。
次はバスルームを見てみよう。
残念ながらここは完全なユニットバス。
今はビジネスでも新しいところはセパレートが主流になりつつあるので、このあたり古さは隠せないところ。
それでも広々として使い勝手は良さそう。
バスタブも大きくて、足を伸ばしてお湯に浸かれそうだ。
部屋の中の紹介はこのくらいにして、こんどは窓からの眺めを見てみよう。
いくら立派な部屋でも眺めが悪ければがっかりだし、逆に眺めが良ければ部屋は多少悪くてもまあいいやになる。
カーテンをシャーッとあければ、嬉しいことに北側に面した部屋だった。
ご覧ください、14階から北側の景色。
部屋から北側を眺める。中央は札幌駅西構内。
下に見える線路は函館本線。右は札幌駅。
ちょっと障害物で隠れてしまっているが、札幌駅に出入りする列車は全部見える。
トレインビューというほどではないものの、鉄道ファンには嬉しい部屋。
鉄道ファンでなくとも嬉しいのは、北側の方が圧倒的に眺めがいいこと。
南側は同じような高さのビルが多いので、オフィスビルと向かい合わせになってしまう。
こちらは近くに同じ高さのビルが無いので眺望はいいし、向かいのビルから部屋の中を覗かれる心配はなし。
1つだけ気になるのは、列車が通るたびにポイントの通過音や汽笛が部屋の中に入って来ること。
これをうるさいと感じるか、私のように楽しいと感じるかは人によって分かれるだろうな。
同じ窓から北西側。こちらは眺望が良い。手稲山は雪雲の中。
西の方には手稲山。
3本建つ高層ビルは琴似駅前のタワーマンション。
どちらの方向もビルだらけ。こうしてみると、いつの間にか札幌もビルだらけになったんだなあと思う。
地平線には石狩湾の海岸に並ぶ風力発電の風車がいくつも立っている。
ここから15km先にあるものだが、意外と近くに見えるものだ。
その向こうには石狩湾からの雪雲がモクモクと立ちこめている。昨日から道北の方で記録的なドカ雪を降らせている雲だろう。
地平線に石狩湾新港風力発電所の風車が見える。
部屋の中も一通り見たことだし、14階からの景色と札幌駅に出入りする列車を見ながらカフェタイムといきますか。
デスクのコーヒーメーカーで、いつでも淹れたてのコーヒーが飲める。
私は普段コーヒーなどあまり飲まないが、たまにはこういうのもいいね。
横にはコーヒーメーカーの使い方の説明書きが置いてあるのでその通り操作する。
部屋に備え付けのコーヒーメーカー。
椅子に座って窓の外を眺めながらのコーヒー。
落ち着くなあ・・・
椅子の形といい、上下寸法が狭い窓といい、トワイライトエクスプレスのロイヤルを思い出したり・・・
どことなく個室寝台車のような気分にもなれる。
特急ライラックが接近!
札幌駅に入線する特急ライラック27号と快速エアポート160号。
札幌駅の西側は普通と快速ばかりで、たまに回送の特急が通り過ぎるくらい。
トレインビューならば特急列車あり、千歳線と函館線の並走ありの東側の方が面白そうだ。
それでも部屋に着いてからの2時間近く、ずっと窓から列車の出入りを見ていた。
午後4時を過ぎるとだんだん暗くなってきた。
◆ 夕方、夕食の買い出しへ
11月も下旬、夕方4時を回るとだんだん夕暮れとなる。
そろそろ夕食の買い出しに行こうか。
コートを羽織って部屋を出てエレベーターホールへ。
おや、来た時には気づかなかったが、ホールに電子レンジが置いてある。
ご自由にお使いくださいと張り紙があった。
これはいい。焼き鳥でも買ってきて、ここでチンしてビールの肴にしよう。
ビジネスホテルでも電子レンジを置いているところが多いが、フロントのある階に1つだけというのが多い。
自販機よりも製氷機よりも、電子レンジこそ各階に1つ欲しいもの。
部屋や設備の古さは否めないが、その分こうしたソフト面でカバーしているあたり、いいホテルという印象を持った。
もっとも、シティホテルにこんな安っぽいもの置くなと言う人もいそうだけど。
買い物は東急デパートの地下で美唄焼き鳥を買った。
焼き鳥だけじゃ物足りないので、もう1品買おうと大丸の地下をウロウロ。
パック入りの厚切りローストビーフが20%OFFシールが貼られていたのでこれを買おう。値札の997円からの割引になるはずだった。
店員にこれをくれと渡すと量りに乗せた。200g。表示された値段は2千円台!
げっ・・
20%引きで1603円です。
値札と違うぞと言う間もなくよくわからんまま支払う。
受け取ってから値札をよく見たら『100g 997円』と書いてあった。
もういいや、今日は贅沢しよう。
慣れないデパ地下での買い物を終えてホテルに戻る。
東急で買った美唄焼鳥と大丸で買った1603円也のローストビーフ。
焼き鳥はビールが来てから食べる前に電子レンジでチンすることに。
今夜は肉ばっかりになってしまった。
いいじゃないか、今夜は肉バルでいこう。
その前にひとっ風呂浴びることにしよう。
タオルはセンチュリーロイヤルホテルの刺繍入り。
湯船にお湯を張って、洗面台のアメニティの中に入浴剤というかバスソルトが2袋あったので入れてみる。
1袋余してもしょうがないので2袋入れた。
便座の横ではあまり気分のいいものではないが、湯船はゆったりとしていてラクチンだった。
バスルームに備え付けのバスソルト。
2袋のバスソルトが効いたのかわからないが、テレビを見ながらしばらくお湯に浸かっていたら、のぼせる一歩手前くらいまで体が火照ってしまった。
これでビールが一段と美味くなるのだ。
◆ 2Lビアサーバー到着
6時少し前、部屋のピンポンが鳴った。
出るとビアサーバーをワゴンに乗せたスタッフがいた。
部屋のドアで受け取ったが、でかいなあ。
抱えるようにして部屋のテーブルへ。
あとグラス2つと紙ナプキンも受け取る。
6時になって届いた2L入りビアサーバー。でかいなオイ。
とりあえずテーブルの上にデンと鎮座したビアサーバー。
これじゃさっき買った総菜も置けないしどうしたものか。
ベッドの脇のナイトテーブルが動かせる。これをテーブル脇に持ってきてそこへビアサーバーを置いた。
これだ、いい具合になった。
エレベーターホールの電子レンジで焼き鳥を温めてきて、持ってきた紙皿に乗せてみる。
さっそく1人酒宴のスタート。
んぐんぐんぐ・・・
プハ〜うめえ〜〜 (^^♪
さっきバスソルトが効いて汗かきまくりだったのでビールが美味い。
塩コショウの 美唄焼き鳥もうめえ!
美唄焼鳥(塩)とビールの組み合わせが最高。
もっちりとした厚切りの ローストビーフもうめえ!
肉だ肉!
むしゃぶりついて、またビール。
柿安特製厚切りローストビーフも旨い。
ビアサーバーの中には氷が入っていて、ビールはキンキンに冷えている。
ただ、密閉容器ではないので、だんだん気が抜けてくるのには困った。
お早めにお飲みくださいと言ったところ。
私はビールガバガバ飲む人だが、2Lはさすがに飲みごたえがある。
それでも8時前にはカラになった。
部屋からの夜景。
う〜んまだ飲み足りないな。
それにまだ宵の口だよ。
そういう時には1階にファミリーマートがある。
客室フロアのエレベーターは1階までは直接行くことができる。そこからファミマの店内へは直接出入りができるんですねえ。
なんて便利なんだろう。
1階のファミリーマートへは中から直接出入りできる。
ファミマで焼酎カップを2本買ってきた。
あとは夜景を見ながら、眠くなるまでこいつをお湯割りでチビチビと飲(や)っていよう。
夜景と列車を眺めながら焼酎のお湯割り。カップは持参のマグカップ。
夜になって気づいたのが窓の結露。
空気清浄機を加湿にしていると窓がだんだん曇ってくる。サッシは大粒の水滴がびっしりだった。
やはり建物の古さを感じる。
何時まで飲んでいたのか覚えていないが、翌朝目が覚めたらちゃんとベッドで寝ていたので、座ったまま寝落ちはしなかった模様。
【体験記の記事一覧】
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