2021年新幹線で行く京都旅行記3

おはようございます。10月16日土曜日。
朝6時半、窓の外は雲1つ無い快晴。

見たか、晴れ男の実力!

しかし、天気予報は晴れのち雨。
窓の外は朝焼けの朝日に照らされて赤く染まっている。
やはり天気は下り坂のようだ。

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 赤く染まった京都の街。

朝食は7時から。
昨夜はつまみしか食べてないので激しく腹が減ったぞ。

7時過ぎに2階にあるオクターヴァの朝食ブッフェへ。
土曜日のせいか、まだ空いていた。

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 2階レストラン、オクターヴァの朝食ブッフェ。

検温と手指の消毒して、使い捨てビニール手袋をしてからブッフェコーナーに。

基本和食で品数も多いのはうれしい。
ローストビーフもある。
今回使用したこのホテルの宿泊プランの名前が、
土曜日も同額でローストビーフも食べられる朝食付き!』というくらいだから、ローストビーフはおすすめのようだ。

ローストビーフは柔らかくてジューシー。
もう1皿持ってきて2皿平らげてしまった。

湯豆腐も、これで一杯やりたくなるほど美味しい。
にしんそばやカレーもあったけど、それも食べたら朝から腹12分目くらいになりそうなのでまた今度。

最後にコーヒーを飲んで、は〜食った食った。腹10分目。
多分、今日は昼食はいらないな。

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 和食は品数豊富だった。めしは大盛 (^^;


 ◆ 清水寺へ

京都に来た一番目的は京都鉄道博物館だが、開館が10時なので、先に清水(きよみず)寺に行こうと8時20分過ぎに部屋を出る。
清水寺は京都駅からバス1本で行ける。それに朝早いうちなら空いているだろうと先にしたのだった。

京都駅から清水寺へ行くバスは100番と206番があって、206番のバス乗り場はまさかの長蛇の列。。
バスが着いて、行列の人がバスに乗り込むが、あと10人ほどというところで満員になり発車して行った。

隣の100番の乗り場は『全日運休』と張り紙がしてある。
どうやら206番のバスを待つしかないようだ。

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 清水寺方面へ行く206番系統のバス乗り場。

バスはこの時間は12分間隔。積み残されると結構待つことになる。
みんな考えることは同じなんだなと思って並んで待っていると次のバスが着いた。

乗ったバスは座れたが、1本前の便と同じように全員乗り切れないまま発車となる。
観光客ばかりでなく、地元の人の利用も多く、それらしい人が途中の停留所で降りる。

清水寺へは清水道で降りればいいと調べてきていた。
ところが車内放送では清水寺へは1つ手前の五条坂で・・・と言っていた。

どっちで降りればいいんだろう。
バスの乗客の多くは五条坂で降りて行った。
私は次の清水道まで乗ることにした。

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 風情のある清水坂。

バスを降りてから坂道を歩く。
日向を歩いていると暑くなってきた。天気予報だと今日は28℃まで上がるんだとか。
途中からは石畳の風情ある参道になった。

10分ほど歩くと清水寺の正門になる赤い仁王門の前に着いた。
9時過ぎだが、結構人が多い。
修学旅行一団が目立つ。これも緊急事態で延期になっていたのが一斉に再開したためだろう。

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 清水寺の正門、仁王門。

拝観券(400円)を買って中に入る。
まずは本堂へ。

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 まさにここが清水の舞台。

清水寺のシンボルといえば、巨大な欅(けやき)の柱を使って、釘を1本も使わずに組み上げたという木造の舞台。

京都に来たらここでしょ

ここから京都の街並みがよく見える。
しかし、下を覗き込むと高所恐怖症の私には足がすくむ。地上からの高さは12m、4階建てビルの屋上と同じ高さだ。

 〜清水の舞台から飛び降りる

とはまさにここ。

江戸時代は実際に飛び降りる人が多かったらしい。
観音様に命を預けて飛び降りて助かれば願いが叶うという迷信があったからという。

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 舞台から下を見る。真ん中は音羽の滝。

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 横から見た清水の舞台。

清水の舞台も見たし、京都鉄道博物館開館までの時間つぶしで来ているので長居は無用。
なんとも罰当たりな拝観客だが、そんな人には本堂から音羽(おとわ)の滝にショートカットする階段がある。

降りたところがこれも有名な音羽の滝。
3本の樋から水が流れ落ちていて、この水ごとにご利益(りやく)があると言われていて、飲むと向かって左から学業、恋愛、長寿の願いが叶う水とされている。

紫外線滅菌装置に入った水飲み用の長い柄杓があったので、ひとつ飲んでみることにしよう。
水流が3本あるうちどれにしようか。

じゃあ、ここ1番!
 恋愛で ハート(トランプ)

・・・・おわっと!

柄杓を差し出したら意外な水圧でよろけてしまった。
いい年こいて何やってんだか・・・

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 3つの滝は飲むとご利益があるとか。左から学業、恋愛、長寿のご利益。

また清水坂の参道を下ってバス停へと向かう。
坂を登ってくる人が来た時よりも増えていた。昼頃にはここも結構な賑わいになるのだろうか。

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 修学旅行生が目立った清水坂。

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 八坂の塔がそびえる八坂通り。


 ◆ 京都鉄道博物館へ

今度乗るバスは86番の京都鉄道博物館前行。
清水寺から直行できる便利なバスだ。

バス停で待っていると206番のほか、京都駅方面へのバスが次から次へとやって来るが、辛抱強く待っていると86番のバスが来た。

乗ったらがら空き。
1時間に2本で、しかも日中のみの運行では仕方ないところ。

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 清水道から86番バスに乗る。

バスは京都鉄道博物館の正面が終点になる。

10時15分、入口を見て驚いたのはエントランスから伸びるつづら折りの大行列
列の後ろにはプラカードを持った係員が立っていた。

見ただけで、また今度にしようかと引き返すような大行列。
しかしねえ、このために札幌からはるばる京都まで来たのだし・・・
そうだ 京都、行こう』というわけにはいかないからね・・・

仕方ない、1時間か2時間か並ぶのかわからないが、せっかく来たんだからと列の後ろに並んだ。

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 京都鉄道博物館のエントランスと長蛇の列。

ところが、行列の流れは意外と早くて、10分ほどしたら行列の半分くらいまでの所まで進んだ。
つづら折りの2列離れた人たちから「もう30分くらい並んでる」という声が聞こえてきたので、この大行列の理由がわかった。

どうやら、みんな10時の開館前からやってきて並んでいたようで、それで入口のチケット売り場で詰まっているようだ。
後ろを見ると、行列もだんだん短くなっていた。

結局並んだのは20分ほどで、中に入れば大混雑というわけでもなかった。
この頃には行列もほとんど解消されていた。

 〜早く来たっていいことは無いんだよ。
 〜ただ無駄に待たされるだけなんだよ。

ええ、先週のワクチン集団接種会場で思ったことを、また同じように思いましたよ。

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 館内は小さい子供を連れた家族連ればかりだった。

入口から本館までのプロムナードは古い車両が展示されている。

保存のため、一部の車両を覗いて車内に入って見学することはできないのは残念だが、車内を開放するとだんだん痛んでくるので致し方ないところ。

本館の2階に上がると、鉄道ジオラマ室ではちょうどジオラマショーの上演が始まるところだったので入ってみた。

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 館内の鉄道ジオラマ。

上演プログラムは夜明けから始まって朝、昼、夜と活躍する列車の模型が走るというもの。
列車が目の前を通るたびに流し撮りをしてみた。
一番上手く撮れたのが下の1枚。

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 ジオラマショーで走行する『トワイライトエクスプレス瑞風』。

夢中になってあれこれ撮影していたら、あとで数えたら館内だけで200枚以上も撮影していた。
ネタバレになってもいけないので、館内で撮影した画像を3枚だけ上げます(筆者厳選)。

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 本館の吹き抜けから。

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 3階のスカイテラスからは東寺の五重塔をバックに走る新幹線が撮影できる。

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 旧梅小路蒸気機関館からの機関庫と転車台の『きかんしゃトーマス』。

10時35分に入場してから、館内をあちこち回って、ミュージアムショップになっている旧二条駅駅舎から出るまで2時間ほど経過していた。
じっくり腰を据えて見物すれば、丸1日いても飽きないかもしれない。

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 ミュージアムショップになっている旧二条駅舎は日本最古の木造駅舎。

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 入館時に貰った5周年記念硬券。あと入館券など。

京都鉄道博物館を見終えたら、ぜひ立ち寄りたいのが京都市電ひろば
4台の旧京都市電車両が屋根の下に保存されている。

4台のうち2台はカフェと売店に改造されているが、残り2台は市電当時のまま無料休憩所となっている。

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 梅小路公園の市電ひろばにある旧京都市電の車両。

無料休憩所となっている市電車内のシートに腰かけていると、釣り掛けの「ゴォ〜〜〜」という音が聞こえてきそうだ。

京都市電が全廃されたのは1978年。
大都市としては遅くまで残ったほうだ。

最後まで残った路線も、清水寺、八坂神社、平安神宮、金閣寺といった主要観光地をカバーしていた。
市電が今でも残っていたらなあ、混んでて不便なバスに乗らなくても済んだのになあ。
今では無料休憩所の車内に腰かけて往時を想像するしかない。

市電に乗ってみたかった・・・

って、札幌に帰ればバリバリ現役の市電に乗れるんだけどね。

京都なんか目じゃないぞ!

この点だけは札幌を誇らしく思った

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 電車の車内は現役当時のまま無料休憩所となっている。

梅小路公園を抜けて、風情のある小路を10分ほど歩いたら京都駅前に戻ってきた。
さてこれからどうするか。


 ◆ 京都タワーへ

目に付いたのが、駅前にそびえ立つ京都タワー
あれに登ってみようと京都タワーへ向かった。

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 京都タワーは京都駅前のランドマーク。

エレベーターで最上階の11階へ。
降りたところに入場券売場があった。

入場券(800円)を買って、専用エレベーターで展望室へ。

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 展望台エレベーターの階数表示。

地上100mにある展望室からの眺めは格別だった。
周りに高層ビルが無いので、まるで飛行機からの眺めのよう。

各方向には無料の望遠鏡が置かれている。

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 地上100mにある展望室からの眺め。こちらは烏丸通りと東本願寺方向。

無料望遠鏡を覗いてみると、おお〜見える見える。

ありゃりゃりゃ・・・マンションの部屋の窓まで丸見え( ^ω^)

京都市民は京都タワーから毎日覗き見されているとは知らなかった・・・

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 京都タワーから見た新幹線。

20分ほど上からの眺めを堪能して、また下に降りる。
地下街に抜けようとエレベーターでB1階に降りると、フードコートの中に出た。

出るところを間違えたかなとフードコートの中を歩くと、地下街に抜ける階段があった。

セルフサービスのフードコートは一人旅でも気楽に利用できそうだ。
夕食はここに決めた。

さて、次は伏見へと向かいます。

京都伏見といえば昔から酒造りが盛んなところ。
黄桜、月桂冠といった有名メーカーが酒蔵を構えるところ。

京都駅から伏見へは近鉄京都線で桃山御陵前まで向かいます。

向かいます・・・

近鉄乗り場はどこだろう。
京都駅構内をウロウロ歩き回ったが、案内表示には近鉄の『き』の字も見当たらない。

JR京都駅の近鉄乗り場の不案内は何なのだろう。
もしかして奈良へ行くのに、JR西日本の奈良線ではなく近鉄で行かれては困るため?

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 近鉄京都駅を探して駅構内をウロウロ。

駅構内の案内図を見たら八条口のいちばん西側にあるとわかった。
何とか近鉄乗り場まで行くことができた。

〜4へつづく


posted by pupupukaya at 21/10/30 | Comment(0) | 西日本の旅行記
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