最近はコロナワクチンを打ってきた人が多くなってきて、そろそろワクチンまだの方が肩身が狭い思いをするようになってきた。
かかりつけ医のある人はそちらでということになっているが、こちとらパーフェクトな健康体。そんなものあるはずもなく、集団接種会場での接種ということになる。
これは札幌市コロナワクチン接種予約サイトで予約したもの。
あいにく日曜日しか空いていなかったが、ひとまず取れたのはありがたい。

札幌市新型コロナワクチン接種の集団接種会場予約情報から。
そんなわけで予約当日、東札幌の札幌コンベンションセンターへワクチン打ちに行ってまいりました。
持ち物は札幌市から郵送されてきたクーポン券、あらかじめ記入した予診票、それに本人確認書類(免許証など)。
予約時間は10:00から10:30分までとなっている。

予約確認サイトにある当日の注意事項。
注意事項に『早くお越しになっても、待合スペースの用意はありません』とある通り、早く着いてもダメなようだ。
自宅からコンベンションセンターへは車で行くことにした。
有料だが駐車場があるのは知っているし、案内に公共交通機関をご利用くださいとも書いてなかった。
中央区の自宅を9:50頃に出たら10:05にはコンベンションセンターに着いた。
駐車場入口には警備員が何人か立っていて、誘導に従って進む。
路上に並んで待つのかと思っていたが、意外とすんなりと駐車できた。
料金は2時間まで200円。
有料駐車場だが、往復の地下鉄料金を考えれば安いもんだ。
ここの会場は札幌駅から無料シャトルバスも運行しているので、車で来る人は意外と少数なのかも。
警備員が誘導するコンベンションセンター駐車場の入口。
やってきました札幌コンベンションセンター。
集団接種会場の看板。
けっこう並んで待たされるのかと思いきや、前にいるのは3人程度。
番が来るとスタッフが〇番の窓口へどうぞと誘導する。
ワクチンチケットと書いてきた予診票を渡すと確認してから、「本人確認できるものをお持ちですか」と聞かれる。
渡した免許証を確認すると、書類をクリップボードに挟んで渡される。
「これはワクチン接種が終了するまで持っていてください」と言われる。
ワクチンとか医療とか言うよりは、期日前投票所にでも来たような雰囲気だ。
集団接種会場の受付。
次は9:30と10:00からの予約の方は進んでくださいと通される。
10:30と11:00からの人は椅子が並べられた待合所のような所に通されていた。
やっぱり早く行っても無駄なようだ。
早く来たらしい人たちが椅子に座って所在無げにしている姿が見えた。
こちらは10:00組なので、どんどん奥へ通される。
ホールの入口に『ワクチン接種会場入口』とあったので、いよいよワクチンかあ・・・とちょっと身構える。
この先がいよいよワクチン接種会場・・・と思いきや。
この入口の前は10人くらいの列となっていたが、すぐに順番はやってきた。
入口から入ったところで、おでこに温度計を当てられて体温測定。
ここから先は撮影・録音禁止と書いてあったので画像ナシ。
ホールは机がたくさん並べられていて、白衣のスタッフがその机ごとに座って待機している。
ここで打つのかと思ったが違った。
誘導スタッフがここに座ってくださいという風に合図をするので、その机に座ってクリップボードを渡す。
白衣のスタッフは予診票を見てから、「〇〇さんで間違いないですね」と聞いた。
「現在治療中の病気や投与してる薬はありますか」
「アレルギーはありますか」
「以前に予防接種で副作用が出たことはありますか」
どれも無いことを伝えると、クリップボードを返されてまた次のコーナーへ誘導される。
今度はここへ座ってくださいと、椅子が並べられた待合コーナーのようなところへ合図される。
前には『予診室』と書かれた入口がいくつもあって、カーテンで仕切られている。
この奥がワクチンなのだろう。
注射は大嫌いだが、ここまでくれば腹は座っている。
しばらくすると「〇番に入ってください」と中に入るように指示される。
中に入るとビニールシートで仕切られた机の向こう側に、また白衣のスタッフが座っていた。
「現在治療中の病気や投与してる薬はありますか」
から始まって、さっきとまた同じことを聞かれる。
同じことを何回も聞くなよと言いたくなるが、万全を期してということなのだろう。
例えば大学病院で手術なんかする日にゃ、朝から夕方までいろんな人がやってきて何回も同じことを聞かれるもんだ。
さっきと違うのは、「家に解熱剤はありますか?」
と聞かれた。
置いていないというと、
「37度台後半くらいの熱が出ることがあるので、買っておいた方がいいですよ」とのこと。
2回目の接種のときの方が熱が出ることが多いらしい。
「このくらいの年代では10人に1人の確率で発熱します」
「ロシアンルーレットみたいなものですけどね」
ワクチン接種の問題はないということで、予診票の『医師記入欄』の可能にチェックを入れて署名欄にサインした。
この人はお医者様だったのか。
さらにカーテンで仕切られた奥の部屋があって、そこへ通される。
注射器や薬ビンがあったので、ようやくワクチン部屋に着いたようだ。
注射をするには二の腕を出す必要がある。
服装は半袖で、これからの季節は簡単に脱げる上着を羽織って行くのがベストだ。
注射自体はチクッとして数秒で終わり。
あっという間。

こんなのを腕にプスッと刺すようだ(イメージ)。
クリップボードの書類に、注射から15分後の時刻が書き込まれ、
「この時間になるまで向こうの部屋で待機してください」と言われる。
「その間に気分が悪くなったりした場合はすぐにスタッフに知らせてください」
カーテンを開けて注射部屋を出ると、椅子が並べられた広間に出た。
また誘導スタッフが、ここに座ってくださいと合図する。
前に大きな時計があって、この時計がさっき書き込まれた時刻になるまでここに座っていることになる。
椅子はたくさん並んでいるが、埋まっているのは1/3くらいか。
座っているうちに15分経った人が次々と席を立って空席だらけになった。
ようやく時間になって席を立ってクリップボードをスタッフに見せる。
スタッフは書かれた時刻を確認して、〇番の窓口へと指示する。
ここが最後の窓口で、クーポン券にワクチン接種済みのシールを貼って『札幌コンベンションセンター』のスタンプを押した。
接種後の注意事項の紙を渡されて説明を受ける。
最後に2回目でも使うことになるクーポン券を返してもらって、「おつかれさまでした」と終了になった。
1回目接種済証が貼られたクーポン券。
ここで時刻は10時40分。
最初にコンベンションセンターに入ってからここまで30分と少し。
午前中いっぱいくらいかかるのかと思っていたが、結構早かった。
接種後の待機を別にすれば、待ち時間はほとんどなく流れ作業のようにスムーズだった。
スタッフの誘導や合図も感心するほどテキパキしていた。
逆に集団接種会場予約開始の時は、サイトが込み合って全然繋がらなかったのは何だったんだと思うほどだ。
モデルナ社ワクチン接種後の注意事項。
今のところ痛みも痺れも無い。
終わってみればあっけらかんだが、接種後の症状が現れるのはこれからということになる。
よく聞くのは腕が上がらなくなるとかだるさとか筋肉痛とか。
熱が出ると結構苦しくなるとも聞くしね。
さて、どうなるんだか。
以上、集団接種会場でのコロナワクチン接種レポートでした。
◆ 9/16筆者追記 〜副反応など
9/13(月)
翌日朝は接種した腕に軽い痛みを感じるくらい。発熱は無し。
楽勝じゃんと思っていたら昼頃から腕にズキズキと打撲したような痛みが走り、夜まで続く。
9/14(火)
痛みは引いたが、筋肉痛のような痛みは引かず、腕上げ下げ難儀。発熱は無し。
9/15(水)
前日同様。
9/16(木)
ようやく日常で痛みが気にならないまでに快復。
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