2021年 北東パスで道東旅行2

おはようございます。
7月20日火曜日。

今日も雲一つない快晴。
暑くなるのはいやだけど、旅行中は天気が良いに越したことはない。

今日は10時24分発の釧網本線普通列車で出発して根室まで行く予定。

昨日が朝早かったから、2日目はゆっくり寝ていられるなと思っていたが、5時前には目が覚めてしまった。
しょうがないので網走川沿いに散歩に出た。

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 鏡面のような網走川。

ホテルに戻って、もう一度寝たり朝湯に入ったりして過ごす。
せっかくの旅行なのに時間の無駄遣いだと思うが、暑い中歩くのも面倒だし、観光だったら今度車で来た時にすればいいという思いの方が先に来る。


 ◆ 網走 9:24 → 東釧路 10:24【しれとこ摩周】

部屋でぼ〜っと過ごして、9時半にチェックアウト。
中心部に近いホテルから網走駅へは歩いて7〜8分。

網走駅ってのは昔から街からそっぽを向かれたような場所にある。
駅前は全国チェーンのビジネスホテルとこれまた全国チェーンの飲食店ばかりが進出している。

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 網走駅は石北本線の終点、釧網本線の起点。

せっかく網走駅から列車に乗るのだから、ぜひ調達しておきたい駅弁があった。
それは、かにめし。
道内の駅弁にかにめしは多くあるけれど、私はこの網走駅のかにめしを1番に推したい

まだ10時前だし、特急は12時までない。
やってるかなと思っていたけれど、ちゃんと店は開いていた。

出張販売に特化して駅売りを忘れた駅弁屋が多い中で、ここのモリヤ商店だけは頑固に駅売りを守っている。

誰もいないので、
「すいませ〜ん」と声をかけると奥から
「ちょっとまってね〜今行くから」

相変わらずの頑固そうな親父(おやじ)が出てきた。
「かにめしください」と言うと「990円」
あ、あとお茶も貰おうと隣の冷蔵ケースを開けようとしたが開かない。

「お茶?あ〜カギ空けてあげる」
「え〜とお茶とで1150円」

財布を見ると千円札は1枚、小銭は150円分も無かった。
仕方なく万券を出す。

親父の目つきが曇って、
「ちょっとまって」と言って奥に行ってしまった。
しばらくして戻ってきてお釣りの千円札を1枚ずつ数えだした。

いいね、駅弁屋の頑固親父 (^^)/

何だか昭和時代から時が止まったような親父だった。

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 網走駅で頑張るモリヤ商店の売店。

3番ホームに見えた釧路行快速『しれとこ摩周』号は1両だけ。
待合室やコンコースにいる人たちは旅行者風の人ばかり。

きっとしれとこ摩周号の客だなと改札口の前で並んでいたが、10時過ぎに遠軽行きと同時に改札が始まると、意外や意外乗客はほぼ二手にわかれた。

改札が始まった時点でのこちらの乗車率は2人掛けシートが半分ほど埋まったくらいだった。
すいているのはありがたいが、観光路線ということを考えればちょっと寂しい。

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 1両の快速しれとこ摩周号。

そのあとに地元客が何人か乗ってきたが、まだまだ余裕の車内だった。

発車まであと2〜3分となったところで、小学校低学年くらいの団体さんが改札口から跨線橋へ駆けて行く姿が見えた。
付き添いの大人も含め、その数ざっと20人。
当然ながらその全員が乗ってくる。

相席にこそならなかったが、車内はそこそこの乗車率となった。

やれやれ、車内も騒がしくなった。
まだこの先乗って来るかもわからないので、昼食にはだいぶ早いがさっき買ったかにめしを食べてしまおう。

さっき網走駅のかにめしが1番と書いたけど、このかにめしが一番カニの味がすると思う。
カニの煮汁と醤油で炊いたご飯と薄味だけどカニの風味が生きているカニフレーク。

モリヤ商店のHPを見たら、網走駅のかにめしは昭和14年から発売とある。

かにめしの代名詞と言えるほど有名な長万部のかにめしは昭和25年から発売とあったから、かにめしに関しては長万部よりも老舗(しにせ)ということになる。

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 モリヤ商店のかにめし。

この列車は快速列車を名乗るが、1つ1つ各駅に停車する。

通過する駅は細岡の1駅だけという、

どこが快速やねん (# ゚Д゚)
とツッコミたくなる列車。

1つだけ快速らしいところは、網走〜釧路間の所要時間が3時間12分と下り列車の中では最速というところ。

まあこれも、普通列車の削減で時間帯の近い各駅停車と統合されたことや、通過駅だったいくつかの駅が廃止されてしまったという経緯があってのこと。

各駅に停車するが乗り降りは無し。
ようやく原生花園駅のホームに何人かの姿が見えた。
また増えるのかと思ったが、到着すると子供の団体さんが一斉に席を立った。

ホームにいた人たちのほとんどはこの列車の乗客ではなかった。
写真を撮ってたりするので、車できた人たちだ。

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 原生花園駅で子供の団体さんは下車して行った。

団体さんがいなくなると、また余裕の車内となった。
だんだん気温も上がってきて、天井の扇風機がブンブンと回る。

特急のお下がりのリクライニングシートと『JNR』マークが付いた扇風機の対照が際立つ。

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 リクライニングシートが集団見合い型で並ぶ車内。

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 天井でブンブン回る扇風機。

ごみ箱に弁当がらを捨てにデッキへ行くと、車両後部は貫通路部分まで立ち入れるようになっていた。

昔はロープなど張られておらず、自由に立入りし放題・・・ていうかデッキの一部分となっていた場所だが、今はうるさくなって、ロープを張って立入禁止としていることが多い。

貫通路の窓はちょっとした展望窓だ。
これはいいと、景色の良い所に差し掛かったら、ここの展望窓に来て景色を眺めることにした。

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 車両後部の貫通ドアからの展望が素晴らしい。

止別〜斜里間はオホーツク海が続く区間。
2月か3月で運が良ければここから真っ白い流氷が見ることができる区間。

今時期は・・・ただの海岸だな。
曇っていて知床連山も見えないし。

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 オホーツク海を望む止別〜斜里間。

知床斜里で3分停車。地元客らしい人が何人か入れ替わった。

上りしれとこ摩周号と交換待ち。
窓からカメラを構えていると、しばらくして入ってきた。

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 知床斜里駅で上りしれとこ摩周号と交換。

知床斜里から札弦までは斜里平野の畑作地帯が車窓。
時おり果てしなく続くジャガイモの花の広がりが現れる。

停まる駅ごとに地元客が降りて、だいぶ空席が目立つようになった。

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 じゃがいもの花が満開。中斜里〜清里町間。

緑〜川湯温泉間の14.5kmは峠越えとなる。
所要時間は18分。
並行する道路もなく、ひたすら深い森ばかり続く区間。

自席から景色を眺めても面白い区間ではないので、後ろの展望窓からずっと峠越えを見ていた。
25パーミルの上り勾配では50km/hで走行する。

強力型のキハ54らしくない走り。
昔ここを通った時は70km/hで登っていた記憶があるから、ずいぶんスピードダウンしたものだ。

釧北トンネルを抜けると今度は下り坂をブレーキをかけて駆け降りる。

時どき、ピーピーピーと汽笛が鳴ってブレーキがかかる。
シカかと前を覗くが、それらしき姿は見えない。

運転士にとってはこの辺りは野生動物には神経を尖らすことだろう。
撥ねたとて過失に問われるものではないにしろ、撥ねたら後処理もしなければならないし、ダイヤも乱れる。

幸い何事もなく川湯温泉駅に着いた。

ここからは温泉帰りらしい人が何人か増えた。

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 山小屋ふうの川湯温泉駅(昭和11年建築)は一度降りてみたい。

峠越えのあたりは冷たい風が入ってきたが、山を下るごとに気温が上がってくるのがわかる。
オホーツク側では曇り空だったが、釧路側は青空の方が多くなってきた。

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 開けた窓から吹き込む風が涼しい。

摩周駅が近づくとホームに10人ほどの乗客の姿があった。
ここは摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖といった道東の名だたる観光地の拠点となる所になる。

観光の拠点と言ってもそれは車の場合で、各観光地を行き来すると必ず弟子屈を通るからだ。

摩周湖にあやかって摩周駅と名乗るようになったが、どうも摩周駅と聞いてもピンとこない。
昔は弟子屈駅といった。町名は今でも弟子屈町だ。

JRとしては一大観光地のアクセスとしてPRしたいところだろうけど、列車を摩周で降りても各観光地へのアクセスは良くない。
定期観光バスも釧路発着だし、レンタカーだって釧路か網走で借りるだろうし。

それでも駅員配置駅で、鉄道としてはそれなりの拠点駅となっている模様。

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 摩周駅は観光の拠点駅。

摩周からは再び観光列車らしい車内となった。
と言っても1両だけなので、全部で20人程度でしかない。

標茶からは釧路湿原の風景を楽しみたい。
地図を見ると、標茶から東釧路までずっと釧路湿原に沿って走るように思えてしまうが、実際は湿原の平原を見られる区間は限られている。

釧路湿原を眺められる区間で1番おすすめなのが茅沼〜塘路間
ここが列車の左右両方に大平原を眺めることができる。

しかし定期列車の悲しさ、ここを列車は全速で駆け抜けてしまうのだった。

ノロッコ号ならばゆっくり走ってくれるんだろうけど、ノロッコ号は塘路で折り返してしまうので、ここを通らない。

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 緑一面の大平原、釧路湿原の中を行く。茅沼〜塘路間。

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 塘路川の鉄橋を渡る。左に見えるはエオルト沼。

2番目におすすめな区間は塘路〜細岡間
ノロッコ号でもいちばんの見どころとされている区間。

ここは茶色く濁って蛇行する釧路川が見どころ。
川に浮かぶカヌーに手を振ったりして。

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 釧路川とカヌーの人たち。塘路〜細岡間。

それ以外の区間はハンノキが茂って、林ばかりという風景となる。
このハンノキは湿原の乾燥を促進する、釧路湿原保全にとっては厄介な存在となっているらしい。

釧路湿原〜遠矢間も湿原が見えるが、釧路の市街地も近いせいか人工物も目に入るようになる。

遠矢からは釧路の市街地となる。
国道が並行し、車と並走する。網走から乗っていると久々の都会に来たという感じになる。

終点の釧路までは行かず、1つ手前の東釧路で降りる。

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 花咲線と合流して東釧路駅に近づく。

東釧路で降りたのは、ここから根室行に乗り換えるためで、今まで乗ってきたしれとこ摩周号と根室行普通列車がこの駅で交換するからだ。
東釧路で釧網本線と花咲線が合流するが、ここから釧路までの区間は単線となっている。

運転士に北東パスを見せてホームに出ると、しばらくしてから根室行きが入ってきた。


 ◆ 東釧路 11:16 → 根室 15:57【5631D】

入ってきた列車は同じキハ54形ながらホワイトとスカイブルーの見慣れない車両。

しれとこ摩周号からの乗り換え客3人ほどと共に車内へ入る。
予想に反して車内はすいていた。
総勢12〜3人といったところ。

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 東釧路駅で花咲線に乗り換え。

座ると、足元の壁面に流氷のイラストが描かれている。
これは『流氷物語』号の車両ではないか。

流氷シーズンになると、網走〜斜里間に流氷ノロッコ号が運転されていたが、機関車の老朽化のために2016年の運行を最後に取りやめになり、代わりにこの車両を使用して流氷物語号として運転されるようになったもの。

夏の間は出番がないので、こうして他の車両と区別されることなく運用されているのだった。

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 根室行5631Dは流氷物語号の車両だった。

花咲線では南側の方が景色が良い。根室行きならば進行右側となる。
ずっと無人の山の中を走ってきて、右手に厚岸湾と厚岸の町が見えてくる。

厚岸でけっこう降りるのかと思っていたが、そうでもなかった。
地元の人が何人か降りて、それと同じくらいの人がまた乗ってきた。

車内が観光客や鉄ちゃんばかりというのも嫌だけど、ほとんどがら空きというのも将来が暗くなる。
こうして地味ながら区間利用があるのは心強い。

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 厚岸駅を発車。

厚岸を発車してから、荷物を持って席を後部のロングシートに移した。
花咲線の絶景区間はここから始まる。

クロスシートから片側だけ眺めていたらつまらない。
窓を開けて左右両方、最後部の展望窓からの風景を楽しもうというわけだ。
ロングシート部分は誰もいないし。

厚岸を発車しての見どころは窓のすぐ下から広がる厚岸湖。
だんだん干潟が多くなって鉄橋を渡ると別寒辺牛(べかんべうし)湿原の中を通る。

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 厚岸湖のほとりを行く。(厚岸〜糸魚沢間)

別寒辺牛湿原はラムサール条約にも登録されている立派な湿原。

釧路湿原の雄大さには欠けるれど、眺めをさえぎるハンノキがなく、川がいく筋も入り込んだ独特の風景はどこかメルヘンチックでもある。

そんな風景が糸魚沢まで続く。

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 別寒辺牛(べかんべうし)湿原の中を行く。

次の茶内では
「上り列車待ち合わせのため4分停車します」のアナウンス。

花咲線も数年前に列車本数が削減されて、今は釧路〜根室間の全列車が茶内で交換するダイヤになっている。

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 茶内駅で釧路行5630Dと交換。

厚床はかつて標津線が分岐していた。
標津線があった頃は1番から3番ホームまであり、2番が標津線用ホームだった。
あの頃は木造駅舎で、待合室にキヨスクがあって駅弁も置いてあったのを思い出す。

それなりに主要な駅だったし、標津線廃止後も厚床始発の列車があったりしてそれなりの面目を保っていたが、これも列車削減のあおりで交換設備の使用が停止されて棒線駅となった。

またいつか復活することも見込んでいるのか、ポイントや線路はそのまま残っているし、信号機も点灯していた。

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 棒線駅になった厚床駅を発車。

厚床駅の前後は牧場があって開けているが、また森の中を走る。

別当賀を出てしばらくすると森が開けて草原に出る。
後方からの眺めをみていると、太平洋に面した海岸段丘の上の、馬の背のようなところを線路は通っているのがわかる。

進行右側に見えるはずの落石の町や落石岬は、この時期特有のガス(海霧)に煙っていた。

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 落石湾を見下ろす崖上を行く。別当賀〜落石間。

落石からも展望窓からずっと後面展望を眺めていると、落石の町を覆っていたガスがもうもうと湧いて、この列車を追いかけてくる。
後ろから眺めていると、まるで迫りくるガスから逃げるように走っているようだ。

貨車駅とホームを通過する。
これが花咲駅跡かと思ったが、これは西和田駅だった。
この列車は西和田駅だけ通過する。

廃止された花咲駅の跡は目を凝らして見ていたがわからなかった。

終点1つ手前の東根室は日本最東端の駅。

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 日本最東端の駅、東根室駅を発車。

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 終点根室駅に到着。

花咲線の旅は長い。
釧路から2時間31分(東釧路からは2時間26分)かかって終着の根室駅に到着。

根室駅が札幌から一番遠い終着駅だ。
札幌から483.9kmという距離もあるが、札幌から直通列車が無くて、必ず釧路で乗り換えなければ着くことができないのも距離以上に遠く感じる。

こう言っても過言ではない。

根室駅は日本一遠い終着駅!

根室駅のホーム端から130mほど線路は続いていて、その終端が花咲線・・・正式には根室本線の終点となる。

稚内駅の終端は日本最北端の線路を名乗るが、根室のここのは最東端の線路ですとはならない。

なぜなら、この線路の終端は西側を向いているから。

犬が西向きゃ尾は東。

わかったようだが何だかよくわからないのが根室本線の終点なのだった。

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 根室駅の線路終端にある『根室本線終点』の看板。

今日の宿は根室市内のホテルを予約してあった。

イースト・ハーバーホテル
値段だけ見ると根室市内でも1・2位というホテルのようだ。

根室はホテル代の高いところで、網走にあったようなチェーンホテルや廉価なビジネスホテルが無い。
あとは旅館か民宿ということになる。

1泊1万円以上出して2食付きにしてもいいかなとも考えたが、煩わしくないホテルがいいと、ここにしたわけだった。

1泊7810円

チェックインして渡されたキーの部屋は2階の一番奥。
端っこの部屋になるほど混んでるのかと思って部屋に入ると、机の上に灰皿が置いてあった。

そうだ、すっかり忘れてた。

予約したときに喫煙部屋しかなかったのでそれで予約していた。
仕方ないので、チェックインのときに禁煙室に変えてもらおうと思っていたのだ。

んもー!ヤニ臭い!

こんな部屋で1晩過ごすと思ったらうんざりしてきた。

もう部屋に入っちゃったから変えてはくれまい。
そもそも自分のミスなので仕方がない。

この世からタバコなんてなくなってしまえ!

心底からそう思った。

部屋に空気清浄機が置いてあったので、これを最大にしてつけてみる。
壁や床にしみ込んだ臭いが消えるわけではないが、気休めにはなる。

今夜の夕食は根室のスーパー、マルシェ・デ・キッチンで買ってきた。
花咲ガニから根室のお土産まで揃う便利な店。

花咲ガニのむき身があったので、海鮮ちらしと合わせて花咲ガニ海鮮ちらしにしてみた。
お酒は根室の地酒北の勝。

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 本日のディナー。北の勝と海鮮ちらしに花咲ガニ。

窓の下は駐車場になっていて、いつの間にか満車になっている。
結構道外ナンバーやレンタカーが目立つ。

緊急事態宣言が解かれてから道外から観光客が来るようになったんだね。
いいのか悪いのかはわからんけど。

3へつづく


posted by pupupukaya at 21/08/07 | Comment(0) | 道東の旅行記
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