2021年 北東パスで北海道新幹線に乗りに1

今年(2021年)は東京オリンピック開催ということで7月22と23日が祝日ということになりました。
それに関連してうちの会社では19,20、21日の3日間が社休日となっていて、また7/16は年間予定で有給休暇にしていたもの。
私は7/16(金)から丸々10日間の休みとなってしまったわけです。

休みを戴けるんならどこかへ行きますよ。
といっても、まだ緊急事態宣言中の地方もあるし、本州方面はちょっとね。しかもまだ梅雨の時期だし。

色々何をどう検討したかは省略しますが、久しぶりに北東パスを買って鉄道旅行に出かけることにしました。

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 北海道&東日本パス(上)と北海道線特急オプション券(下)。

北東パスとは『北海道&東日本パス』の略称。
基本は普通列車のみ連続した7日間が乗り放題となり、一部の第三セクター鉄道でも利用できる。

最初は普通列車だけの乗り継ぎで函館まで行こうとしたが、時刻表で調べると山線経由でも海線経由でも函館に一番早く着くのが19時20分着。

もうちょっと早く着く方法はないのかと調べると、札幌を6:18発の普通列車で出発し、洞爺〜長万部間を特急北斗10号でワープ(注)すると函館着は16:33となった。
ただこれだと、洞爺〜長万部間のワープ代が別途1,600円かかる。

(注)青春18など普通列車限定のきっぷでの移動時に、別途乗車券と特急券を購入し特急や新幹線でショートカットすること。

それならと、北海道特急オプション券が6,110円を買って、札幌〜函館間は片道特急利用とし、ついでに北海道新幹線の新函館北斗〜新青森間も往復して来ようと今回の旅行プランを考えた。

7月16日(金)
札幌→新函館北斗【北斗2号】
新函館北斗→新青森・青森【はやぶさ18号】
青森・新青森→新函館北斗・函館【はやぶさ19号】
 (函館泊)

7月17日(土)
函館→札幌・・・普通列車乗継


 ◆ 札幌 6:00 → 新函館北斗 9:13【北斗2号】

札幌駅を朝6発の列車に乗るために公共交通機関を利用して札幌駅に行ける人はかなり限られる。
私も朝6時までに札幌駅に着くことはできない。
なぜならその時間に着く地下鉄がまだ始発前だからだ。

地下鉄南北線麻生行の始発電車がさっぽろ駅に着くのが6時18分。
ほかの都市の地下鉄ならば、地下鉄の始発電車は5時台というのが普通だが、札幌の地下鉄は朝が遅い。

じゃあどうするかと言えば、タクシーを使うか歩くしかない。
今は朝5時過ぎならば昼間のように明るいし、なにより涼しいし人通りも車も少ないので歩くことにした。

中島公園から駅前通りを歩いて、30分ほどで札幌駅南口に着いた。

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 函館行北斗2号。

札幌駅を6時に出る北斗2号が新設されたのは北海道新幹線開業のダイヤ改正から。
いまから3年前の2018年にも乗ったことがあるが、あのときもガラガラだった。

3年前のときは6時前から1階の駅弁売店が営業していたが、今回は営業開始前だった。
キヨスクもまだ閉まっているので、この列車に乗るときは駅構内では自販機で買えるものしか手に入らない。

何も用意してこなかったので、新函館北斗までの道中は飲まず食わずとなる。

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 すっかり少数派になった281系で運行。

北斗2号は札幌〜函館間所要時間は3時間29分。北斗系統では最速の列車ということになっている。
いちばん速かったときは最高速度130km/h、所要時間2時間59分で結んでいた。

あれこれ事故が相次いだことから速度は120km/hに減速、所要時間も30分以上も延びてしまった。

自由席は予想通りガラガラ。4号車の前半分は無人状態だった。
今はコロナ禍ということもあるが、3年前に乗ったときも同じようにガラガラだった。

これは地下鉄がまだ動いていないので利用者が限定されるためだろう。
私自身もタクシーか歩くしかこの列車に乗る手段はない。

それならば『ご利用の少ない列車・・・』の対象となるべきところだが、新函館北斗から新幹線に乗り継ぐ客が少なからずあるので、そうもできないといったところ。

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 前の方は無人の4号車自由席。

6時に札幌駅を発車。
同じ6時発車の旭川行普通列車と並んだかと思ったら、何と旭川行の方が先に行ってしまった。
再び追いついたのは苗穂の手前。

次の新札幌で何人か乗ってくる。その次の南千歳でも何人か乗ってきた。
それでもガラガラのまま。

札幌〜函館間最速の列車で、はやぶさ18号に乗り継げば盛岡までなら午前中に着いて、という優れた列車なのだが、いかんせん朝早すぎるようだ。

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 同じく6時発の旭川行923Dと同時発車。

苫小牧でもまた何人か乗ってきて、4号車は20人近くにはなる。
しかし次の東室蘭で半分くらいが降りてしまった。

北斗2号の半分の役割は、東室蘭への通勤列車ということになる。

札幌を出発したときは晴れていたが、苫小牧あたりからはずっと曇り空だった。いかにも夏の太平洋岸といった空模様。
八雲を過ぎたあたりでまた青空が見えるようになった。

八雲から森まで左側の車窓に見える噴火湾は穏やかなベタ凪。しかし残念ながら駒ケ岳は見えなかった。

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 ベタ凪だが暗い噴火湾。

森を発車すると新幹線の乗り換え案内放送が始まる。
日本語版と英語版と中国語版と延々と続く。

特に中国語版のそれは脳天にキンキンに響く声なので、この2分近くは早く終わってくれと思った。
あの人たちはうるさいので音量最大でキンキン声にしないと聞いてくれないのだろうか。
でも、もう彼らはいないしね。

登別、洞爺と2大観光駅を通過してきたが、なぜか大沼公園には停車する。
しかし大沼公園で乗り降りは無かったようだ。

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 仁山を過ぎると新函館北斗駅が見えてくる。

どこでどう遅れだしたのか、東室蘭発で3分遅れだったのが5分遅れまで拡大している。
新函館北斗でのはやぶさ18号の乗換え時間は22分あるので十分余裕はある。

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 新函館北斗駅に到着。

9時18分、5分遅れで新函館北斗に着いた。
やはり新幹線接続特急ということなのだろう、ここで半分の人が降りる。

指定席の方が多くの人が降りる。
札幌からは朝早すぎるが、苫小牧や東室蘭から東北へ行くには便利な列車だ。


 ◆ 新函館北斗 9:35 → 新青森 10:37【はやぶさ18号】

在来線2番ホームからは上へ登らなくても直接新幹線11番ホームへ出られる改札口がある。
自動改札機が並ぶが、持っている特急オプション券は自動改札非対応のため隣の改札窓口できっぷを見せて通る。

北斗2号からはやぶさ18号に乗り継いだ客は20〜30人はいたはずだが、10両編成の各車両に分散して乗車したら姿が見えなくなってしまった。

新函館北斗駅から新幹線に乗るのは2度目だが、この駅からだとどうも新幹線に乗る感じがしない。
モノレールか新交通システムの駅に来たような気になる。
発車案内の『東京』の文字を見て、あっ新幹線に乗るんだという感じ。

車内に入る前に、札幌からずっと飲まず食わずなので駅弁を買いたい。
上のコンコースにあるキヨスクに行くと函館駅の駅弁が置いてあった。

ここは定番の鰊みがき弁当にする。
ビールも手にしようと思ったら、『北海道新幹線開業記念酒』というのが目に入り、思わずそれを取ってしまった。

またホームに降りて、何の気なしに、さて自由席は・・・と思いかけるも、はやぶさ号は全車指定席だった。

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 11番ホームに停車中のはやぶさ22号。

この持っている特急オプション券は立席特急券(りっせきとっきゅうけん)という扱いになる。
つまり、グリーン車以外ならばどの車両に乗っても良い。

立席なのだから立ってなきゃいけないわけではなく、空いている席ならば座っても良い。
その代わり、途中から指定席券を持った人が来たら席を変わらなければならない。

新函館北斗発時点で空席ならば、ほぼ確実に新青森まで空席だろう。
木古内や奥津軽いまべつから指定券を持った客が現れる確率ってどんなものだろう。

ホームの人影は少なく、車内も回送列車のようにガラガラ。
はやぶさ号の乗客もほとんどが盛岡や仙台から東京へ向かう人ばかり。
何だかJR北海道が気の毒に思えてきた。

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 車内はガラガラ。

でも周りに人がいないので、平日の午前中だが駅弁で一杯やらせてもらう。
これが仙台〜東京間だったらとてもできませんよ。

身欠きにしんを醤油で炊いたしょっぱい甘露煮、パリパリの数の子。日本酒、昼酒。
日本の旅はこうでなければ。
ビールにはあまり合わない弁当だね。

お酒は金滴。新十津川の造り酒屋。
ゆっくりチビチビといきたいが、新青森までの所要時間は1時間2分。木古内でもしかしたらこの席の持ち主が現れるかもと思うと気が焦ってしまった。

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 鰊みがき弁当と北海道新幹線開業記念酒(金滴本造酒)。

ガラガラのまま新函館北斗を発車。

しばらくは右手車窓に函館山を望みながら・・・と言いたいところだが、ずっと防音壁が続いていて、函館山はその壁が途切れたわずかな箇所でしか見ることができないのは残念だ。

もうちょっと何とかならなかったんだろうか。
これじゃ新幹線に乗っても楽しみ半減だ。

今工事中の新函館〜札幌間の新幹線はさらにトンネル区間ばかりなので、せめて短い明かり区間くらいは景色が眺められるようにしてほしい。

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 新函館北斗発車後は函館山に見送られ北海道を離れる。

次は13分で木古内停車。ホームには数人の乗客の姿があった。
大して大きい町でもないのに意外と乗客が多いのは、木古内駅まで車で来て新幹線に乗る人が多いからだ。
車ならば江差、松前のほか旧上磯町あたりまでが駅勢圏になるだろう。

木古内からは在来線共用区間となるので140km/h運転となる。

発車していくつかのトンネルを過ぎ、またトンネルに入ると

「ただいま青函トンネルに入りました
 所要時間はおよそ22分です」

と車掌がアナウンス。

在来線時代は、独特の轟音が車内に響くので青函トンネルに入ったとわかったが、さすがに新幹線は静かなもんだ。
快速海峡時代は、だんだん迫るようにして大きくなる轟音に恐怖感も覚えたものだが、そんなのも遠い昔(20年以上前)のことなんだなあとしみじみと思った。

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 青函トンネルを抜けるとそこは本州だった。

新青森で下車する人が意外と多い。
北海道組の人たちの多くは新青森までのようだった。

新青森からの乗客と入れ替わったはやぶさ18号は東京へ向かって発車する。

着いたけど、ここは新青森であって青森ではない。
青森駅は1駅5分なのだが、本数も少ないし新幹線の接続が良いとはいえない。

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 新青森に到着。

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 新青森はあちこち『ねぶた』だらけだった。

次の青森行きは11:13発とはやぶさ18号到着から36分も待たなければならない。
この接続の悪さは、奥羽線の列車本数が少ないのと、どうしても東京方面との列車の接続が優先されるので仕方がないのだが。

その間に、改札の外に出て新青森駅を見物することにした。

新幹線駅の高架下はあおもり旬味館となっていて、土産物屋を中心にテナントが並んでいる。
今はコロナ化で客の入りは悪いのだろうが、空き区画もなくてそれなりにやっているようだった。

それに比べて新函館北斗駅横にある交流センター1階の悲惨な状態と言ったら・・・

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 ガラス張りの新青森駅。

新青森駅のコンコースや駅ナカを見て思うことは、新幹線って東京のものなんだなあ・・・
駅の時刻表も掲示物も売店も、全部東京の方を向いている。
東京からお客さんが来て、青森の人が東京へ出て行って、駅の中にいる限りここは東京の続きという感じがする。

駅前広場に立っていた周辺案内図を見ると、新幹線は新青森までで、北海道新幹線部分は破線のままとなっていた。
これはちょっとひどいと思ったが、でも正直なところなのだろう。

新幹線は東京とを結ぶ太いパイプ。
一旦つながってしまえばあとは興味が薄れてしまうのは仕方がない。

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 まだ点線のままの北海道新幹線。


 ◆ 新青森 11:13 → 青森 11:19【つがる1号】

あまり広い構内でもないので30分もあれば駅構内見物は十分できた。
11:13発のつがる1号で青森へと向かう。

特急列車だが、新青森〜青森の1駅間だけは特急券なしで乗車できる。

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 特急つがる1号にひと駅だけ乗車。

青森駅が新しくなったらしい。
今回青森まで来た目的の1つは、新しくなった青森駅を見ること。

着いてみると、新しくなったのは跨線橋と橋上駅部分だけで、旧駅部分は取り壊し工事中だった。

青森駅と言えばまずこの長い跨線橋を思い出すというほど何度も利用してきた旧跨線橋も解体中で無残な姿をさらしている。

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 新しい跨線橋からホームを見る。旧跨線橋は解体中。

2階の改札口を出るとコンコースになっている。
まだ駅部分だけ完成して、旧駅舎取り壊し後に複合施設を建設するんだとか。

階段を下りて仮設の通路を進むとラビナの横に出た。

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 ラビナと解体中の青森駅舎。

さて3年ぶりに青森にやってきた。
青森にやってきたけど、特に行くところはなかった。

今まで数えきれないくらい青森に来たことはあるけれど、それは青森駅で乗り換えのためであった。
駅近くで観光するところと言えば旧八甲田丸くらい?
それも3年前に見学したしなあ。

新町通りを歩いてみたが、これといったものもなく。
また青森駅に戻るも、青森駅は工事中。

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 青森駅前からの新町通り。

復活した旧桟橋跨線橋を渡って、青函連絡船時代を偲んでみる。

この跨線橋は元々はホームと連絡船の桟橋を結んでいた通路だった。
列車で青森駅に着いて青函連絡船に乗り継ぐ人は、駅舎とは反対方向の階段を上って桟橋コンコースへ向かうことになっていた。

1988年に青函トンネルが開通して青函連絡船が廃止されると、この跨線橋も閉鎖される。
ところが、保存するつもりだったのか、ただ放置していたのかは知らないが、この跨線橋はずっと残されていた。

数年前にリニューアルされて、青い海公園連絡橋と名前が付けられて、東西を結ぶ自由通路として開放されることとなった。

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 青い海公園連絡橋は旧青函連絡船の桟橋跨線橋だった。

跨線橋は往時のものではなく、骨組みだけ残して通路だけ新たに取り換えたものだった。
それでも、ホームに下りる階段は残されていてその部分はシャッターが下りている。
イベントか何かで使うことも想定しているのか。

この通路の窓からホームを眺めていると、青森駅から青函連絡船に乗るときはこの長いホームを歩いて、また階段を登ったっけなあ・・・なんて思い出した。

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 青い海公園連絡橋から見たホーム。

ぐるっと回って西口からまた駅に戻ってきた。

暑い。
もうどこにも行きたくない。
はじめは新青森13:59発はやぶさ19号で函館に戻るつもりだったが、もう行くところがないし、外は暑いからどこにも行きたくない。

新青森12:36発はやぶさ13号で戻ることにした。

何しに青森へ来たのかって?
それは新幹線に乗るためです。

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 新しい青森駅のコンコース。

新しい青森駅は随分と素っ気ない駅になってしまった。

まだ一部が開業したばかりだし旧駅と比較してもしょうがないが、以前の土産物屋や食堂、立ち食いそば屋があって賑わっていたころのイメージで来たので、随分と寂しくなったように感じる。

考えれば、青森駅に発着する特急も奥羽線の3本だけ。あとは電車だけの駅だもんなあ。
北海道へも東京へも、全部青森駅から特急に乗るイメージが抜けきらない私からすると、青森駅も過去のものになってしまった。


 ◆ 青森 12:17 → 新青森 12:21【4628M】

はやぶさ17号への接続は、青森12:17発津軽新城行に乗れば、新青森駅で15分間の待ち合わせで接続する。

長いホームには津軽新城行の2両編成の電車がちょこんと停車していた。

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 701系2両ワンマンの津軽新城行き。

青森駅の長いホームは、かつては13両編成の特急が発着した名残り。
連絡船がなくなっても、長編成の寝台特急の発着に使われた。

そんな長編成の列車が発着することもなくなって、長いホームは無用の長物となった。
発車時刻まで時間があったので、ホームのいちばん奥、旧桟橋跨線橋の階段近くまで行ってみた。

5・6番ホームの階段は撤去されていたが、ホームの床面には『連絡船』の文字が残っていた。

急行はまなすも多客期には増結して12両編成になることもあり、その時はこのあたりで自由席の行列に並んだこともあったが、そんなのも昔の話だ。

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 ホーム終端まで行くと『連絡船』の文字が残る。

電車に戻る途中、ホームの屋根から下がるレピーター(発車してよいかを車掌に伝える表示機)の標識は、往年の青森駅がよみがえってくるような表示だった。

東京方、福島方の文字を見ると、夕方になれば『はくつる』や『あけぼの』といった列車が入って来るような気がしてならなかった。

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 時代がかったレピーターの標識。


 ◆ 新青森 12:36 → 新函館北斗 13:33【はやぶさ13号】

再び新青森駅へ。

新幹線コンコースは土産物屋や立ち食いそば屋があって、青森駅の機能はみんなこっち新青森駅へ移ってきたようだ。

コンコースを見渡せば、やはりここは東京の続きなんだなあと感じる。
一応北海道にも通じてるんだけど、その存在感は無い。

10年後の札幌延伸開業となればもう少し存在感は増すのだろうが。

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 新青森駅新幹線コンコース。

新幹線のホームに行ってあることに気づいた。
レピーターの表示が『札幌』『車基』と表記されている。
車基とは車両基地のこと。
もう1つは本線のもの・・・・

この札幌はいくらなんでも気が早いんじゃない?

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 新青森駅のレピーターはえらい気の早いこと。

13番線に到着する新函館北斗行はやぶさ13号を待つ人はまばらにしかいない。

入ってきたはやぶさ13号は、東京〜新函館北斗間を3時間57分で結ぶ最速列車。
しかしコロナ禍の乗客減で、しかもまだ東京が緊急事態宣言中とあってか、降りてきた人は少なかった。

この13号の車内も回送列車のようだった。

DSCN2861.JPG
 13番線にはやぶさ13号が到着。

新青森を発車すると次は終点新函館北斗まで停車しない。
もう途中から乗ってくる人はいないので席は選び放題なのが唯一の幸いだった。

2へつづく


posted by pupupukaya at 21/07/18 | Comment(0) | 道南の旅行記
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