2021年 雪まつりの無い札幌を見る

今日は2月11日建国記念の日(2021年)。
例年ならばさっぽろ雪まつり最終日で多くの観光客でにぎわうのですが、今年は中止。

観光客が戻ってきたGoToトラベルキャンペーンも去年の暮れから中止に。緊急事態宣言も北海道は対象外だが3月7日まで延長、旅行などすっかり自粛ムードになってしまいました。

この時期に人がいない大通公園も珍しいよね、なんて思っていたら雪まつりのやらない大通公園がどんなものか気になって、見てくることにしました。

ちょっとした札幌観光に出かけます。

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自宅から市電で大通へ向かう。
やってきた電車は運よくポラリスだった。

市電は雪まつりとは直接関係ないが、毎年この時期に藻岩山へ行く観光客や外国人が乗っているのを見ると、ああ雪まつりだなと毎年思ったものだ。

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西4丁目で市電を降りて、歩いて大通公園へ。

市電に乗って都心(まち)に来るのは随分と久しぶり。
散歩の延長でブラブラ歩いてくることはあるが、市電に乗ってわざわざ来ることはあまりない。

私は中央区民だが、休日の買い物は車で南区へ行くことが多い。
実は休日は隠れ南区民だったりする (^^;

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大通公園の3丁目。人いなさすぎ。
雪まつり開催中はジャンプ台が設けられる場所だ。

毎年行われる雪まつりの喧騒が嘘のように静寂の世界。

しかし、例年雪まつりが終わった後も春まではこんなもの。
札幌の都心部は地下街が発達しているので、市民は暖かくて歩きやすい地下を歩く。
冬は好んで地上を歩く人は少ない。

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去年の同じ日は大勢の人がここに集ってだんだな〜としみじみ思った。

しかし私は人混みが苦手だったりするので、今年のような静かな大通公園もまた捨てがたいと思うのだった。

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大通公園3丁目からなぜか時計台へ来てしまった。
交差点角にある撮影台はいつもなら次から次へと記念撮影をする観光客がいるもんだが、今日はだれもいない。

この時計台は、日本三大がっかり名所のひとつと言われている。
何ががっかりかというと、周りがビルに囲まれているということ、意外と小さいからということらしい。

そうはいっても、札幌と言えば時計台というくらい札幌市のシンボルだしね。
がっかり扱いは札幌市民としてはちょっとやるせない。

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中に入るつもりはなかったが、入ってみることにした。
入場料は200円。安いものだ。

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時計台のエントランス横の窓口でチケットを買う。

入口は正面だが出口は裏側となる一方通行。
毎年雪まつりシーズンは押すな押すなの大盛況だったのだろうか。

そういえば時計台の中に入るのはこれが初めてだ。
札幌市民でわざわざ入場料払って観光客と一緒になって時計台に入る人もそういないだろう。

かくいう私も、もう40数年来札幌市民をやっているが、入るのはこれが初めて。
このあたり、肝心の札幌市民からは離れた存在になってるということになる。

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屋根裏がむき出しになった2階の演武場。
講堂っぽく椅子が並べられていた。

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時計台の時計板の実物大レプリカ。
後ろの機械は時計台の時計装置と同じ型のものだという。

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一般客は立ち入ることはできないが、この上に時計台の時計がある。

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時計台の窓から。
いわゆる上げ下げ窓が並ぶ。

趣のある眺めだが、奥の現代風のビルとの妙な対照はどうしたものか。

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お金を入れると明かりが点灯するイルミネーション募金箱。
画像は募金して点灯した状態。

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入口側の上には『演武塲』と書かれた額とその下はステージになっていた。

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時計台の座っているクラーク像。
なおプラスチック製とのこと。

このあと1階に降りて展示物を見学する。

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どこも観光客がいなくなって大変だというニュースを毎日見るけれど、札幌の観光客も大変減っているようだ。

どのくらい減っているかというと、こんな飛び石連休の祝日で札幌を代表するような有名観光地時計台で、もうここへ来て20分以上経つけれど、ほかに客が誰もいなかった

このあたりに、いかに観光客が減っているかということをお分かりいただけると思う。

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北3条の道庁旧庁舎は改修工事のため閉館中。
こちらは入場無料だったので何度も中に入ったことがある。

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ヨドバシカメラ所有という旧西武デパート跡の空き地。
ここに複合商業施設が入った高層ビルが建つという計画が進んでいる。
ここからJRタワーやエスタが見えたということも過去のものとなるんだろうか。

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国旗掲出と札幌駅ステラプレイスとJRタワー。建国記念の日のため国旗がはためく。
2月11日は、紀元前660年に初代天皇の神武天皇が即位した1月1日を現在の太陽暦に置き換えた日。

神武天皇説の真偽はともかく、日本という国が有史以来2000年以上も国体を保っていることを、日本人はもっと誇りに思うべきだ。
これは、世界各国を何度も1人で旅行するごとに強く思うようになった。

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札幌駅から地下歩行空間を通ってふたたび大通公園へ。

雪まつり開催中は『道新雪の広場』として飲食コーナーの屋台が並び、その奥は大雪像がそびえる場所。
当然ながら今年は人影もなくひっそりとしている。

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誰が作ったのか雪だるまの雪像が・・・
これこそが雪まつりの原点じゃないだろうか。

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雪まつりをやらないかわりにホワイトイルミネーションが2月28日まで延長されている。
暗くなるときれいに光るのだろう。

こんど会社帰りに寄ってみようか。

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狸小路3丁目。

狸小路はここ数年前から某外国人観光客ばかりになってしまい、それ目当ての店ばかりになってしまった。
二条市場のように市民は行かない観光名所になったのかと思ったが、今年は若い人を中心に市民が戻ってきて、それなりに賑わっている。

それにしても皆どこへ行くんだろう。
私は狸小路の業スーで買い物をしてから市電で帰ります。

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コロナ対策で市電も窓を開けて走るので、車内が寒いこと。

  ★  ★

中国の武漢から始まった新型コロナ禍。
もう1年以上になるが、最近はワクチン接種のスケジュールが報道されるなど、収束へ向けた動きが出てきた。

札幌も夏には東京オリンピックのマラソン会場となり、来年の今日は雪まつり最終日で大通公園も賑わっているだろう。

そうであって欲しい。

もう自粛自粛にマスク生活。

もうカンベンして〜 (T_T)


posted by pupupukaya at 21/02/11 | Comment(0) | 道央の旅行記
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