2020年礼文島旅行記 はじめに

今年は世界的な新型コロナウイルス禍のため海外旅行はとうにあきらめていた。
5月下旬までは外出自粛が求められていたので、仕事以外で市外に出ることもなかった。

それとは別に、4月の年度初めに6月最終週の1週間に休みを入れておいた。
6月の半ば頃には、コロナ禍も収束して旅行も解禁になるだろうと読んでのことである。

果せるかな、5月に入ると6月19日から県を跨ぐ移動自粛が解除されるとの話が伝わってきた。毎日コロナの国内感染者数がニュースなどで伝わってきてやきもきしたが、予定通り6月19日から旅行解禁となった次第である。

さて、どこへ行くか。
前から行ってみたかったところがあった。
それは礼文島

rebuntou34.jpg
 礼文島のイメージ。礼文町HPのフリー素材より。

日本最北端の島(有人島および実効支配の及ぶ島としては)であり、別名『花の浮島』と呼ばれるほど高山植物が咲き乱れる美しい島だ。
一番の見ごろは6月下旬〜7月上旬だろう。花が一斉に咲き乱れ、夏至に近く日が一番長い時期でもある。
この時期は北海道の道東や道北地方でも一番良い季節だ。
しかしゴールデンウィークと夏休みのはざまという時期的なことがあるのか、観光客は少なく閑散期となっている。

一方、利尻礼文は別で、この時期は全国から観光客が大挙して押し寄せる。
島の宿泊施設は軒並み満室、ツアー代金も宿泊代もこの時期は夏休みシーズンに劣らぬ高値となる。
ここ数年来はインバウンドの団体客も頓(とみ)に増えた。

私は数年前の6月下旬に仕事で礼文島に行き1泊したことがあるが、数日前に宿を探すとインターネットの予約サイトでは1泊3万円は下らない高級ホテルが1〜2件ヒットするのみ。あちこちの旅館や民宿に電話をかけまくって、ようやく1泊2食付きで1万3千円台の宿を確保した。会社持ちとはいえ、この金額を提出するのは気が引けた。
フェリーターミナルは年寄り中心のツアー客やインバウンドの団体客でごった返していた。

去年一昨年あたりはますます増える一方の中国語があちこちで飛び交っていたことだろう。

DSCN0311.JPG
 乗船客の長蛇の列。2017年6月香深フェリーターミナルにて。

それが今年はコロナウイルス禍の影響で、予約サイトで礼文島の宿を探すとどこも空室だらけ。
そりゃそうだ、宿の手配をしたのは6月半ば。まだ県跨ぎの移動自粛期間中である。見切り発車だが、大事なことはある程度予測して先手を打っておかなければならない。

当初は稚内まで車で行って、車は稚内に置きフェリーで礼文島へ渡り、島で2泊して戻ることを想定していた。
ネットで島の観光情報などを調べていると色々欲が出てくる。3泊してもいいかな。

予約サイトで、船泊に1泊2食で9,600円の宿を見つけた。食事内容だけ見ると手ごろな値段に思えた。ここに2泊することにした。
礼文島北部の岬めぐりをするには良さそうだ。

残り1泊は香深で探すと、素泊まりだが1泊4,500円の宿を発見。宿といってもゲストハウスだが、この値段なら2泊してもいいなと思って2泊予約した。
ちょうど1,000円分のクーポンが2回分あったので、それぞれ1回ずつ使ったので計2千円引きとなった。代金はクレジットの前払い。

合計4泊5日となり、結構長い滞在となった。これだけ滞在すれば、うち2日くらいは晴れに当たればいいかな。雨に当たるのはこの時期ならば仕方がない。

で、肝心の天気

この時期の宗谷地方は一番良い時期なのだが、オホーツク海高気圧の冷たい空気の影響で曇りがちで不安定な天気のことが多い。

DSCN0313.JPG
 この時期特有のガスがかかって小雨も混じる香深の町。2017年6月撮影。

前回仕事で行ったときはガス(霧)に小雨が混じる冴えない天気だった。
今回の旅行中は好天に当たってほしいのだが、天気ばかりはどうにもならず、滞在日数を増やして晴れに当たる確率を上げるしかない。
週間天気予報は10日分発表する所が多いが、宗谷地方や礼文の天気は各社バラバラ。どれを信用したらいいものか。

出発の前々週あたりまでは概ね好天だったのだが、前週あたりから雨マークもぼちぼち付き始めた。
週間天気も時どきチェックするが、これがコロコロと変わる。
週の前半は天気が悪く、後半は晴れそうというのは大まかにわかってきたが、これもチェックするたびに覆される。

以下の画像は出発前日の6月28日夕方週間天気予報。
気象庁、日本気象協会、ウェザーニュース、YAHOOの4社の予報の画像を貼ってみた。
気象庁のは宗谷地方の、あとの3社は礼文町の予報になる。

weekwea20200628.jpg
 2020年6月28日夕方時点の各社週間天気予報。

概ね後半のほうが晴れに当たりそう。月、火は雨マークも見られる。
晴れのマークが目立つ日本気象協会さんに頑張ってほしいところ。

天気ばかりは向こうでなるようになるしかない。
続いては稚内までの移動手段。
これも天気次第ということで考えていた。

単純に稚内までならば車の一択ということで決まりだが、礼文島の滞在が4泊5日ともなると、稚内フェリーターミナルの駐車場代が馬鹿にならなくなる。
駐車料金は1日1,000円と意外と高く、5日間で5千円にもなる。離れた場所に無料の駐車場もあるが、日帰りならばともかく5日間も置いておく勇気はない。先日当逃げにあったばかりだしね。

フェリーに車を乗せてということも考えられるが、稚内〜礼文間の往復航送運賃が37,660円では、車が必要なら向こうでレンタカーを借りた方が安上がりだ。
ガソリン代が札幌〜稚内間往復で6〜7千円。
そんなこんなで、車だと稚内まで往復で1万1〜2千円程度かかることになる。

JRならば指定席往復割引きっぷ(Rきっぷ)というのがあり、これだと往復1万3310円。車での経費に若干上乗せする程度。
稚内まで往復できれば何でもいいし、今回は礼文島以外に用事は無い。
それにこんな機会でもなければ特急列車に乗ることもないだろうし。
それより何より、今のJR北海道の状況を見ると、これが宗谷本線の列車に乗るのが最後かもしれない。廃線の噂もチラホラと聞くし。実際宗谷北線では、今年度を持って廃止になる駅がいくつも決まっている。

これも週末までは保留としていた。
月曜が晴れならば車で稚内まで行って車中泊し、朝イチのフェリーで礼文島へ渡る。そうでなければ列車で稚内に行き、午後のフェリーで島へと考えていた。札幌7:30発の特急宗谷で出発すれば、礼文島にはその日の夕方には着く。

出発2日前の土曜日、天気予報は月曜が雨っぽい。逆に金曜が晴れ。

JRでの稚内行に決定。
さっそく桑園のイオンに買い物に行ったついでに桑園駅の指定券券売機で切符を買ってきた。
これで礼文島往復の行程は決まった。

DSCN7657.JPG
 札幌〜稚内間の指定席往復割引きっぷ(13,310円)。

島での行動をどうするかは、これも天気具合を考えて向こうで判断する。
色々調べると、礼文島観光のメインはトレッキングということになった。
島には各種トレッキングコースが設けられている。
観光バスや車で回れる名所もあるが、歩いて回らなければ礼文島の本当の良さはわからないと思った。

DSCN1904.JPG
 無料パンフレット『礼文島navi』の画像。

今回の旅行は車はナシで、とにかく歩こう。

久々に特急宗谷に乗れるということもあって、今回の旅行は海外旅行にでも出発するかのようにワクワクしていた。
前置きが長くなりましたが、次回は本編へ。

1へつづく


posted by pupupukaya at 20/07/05 | Comment(0) | 2020年その他旅行記
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