2006年沖縄旅行記4

2006年5月14日(日)

今日は最終日。帰りの飛行機の出発時刻は15:20発。14時頃までは街中にいられるだろう。
それまでは那覇市内観光である。

泊まっている旅館は素泊まりなので、朝食もどこかで調達してくる必要がある。
そこで、行ってみたかった沖縄のファーストフード店『A&W』に行くことにした。おもろまち駅近くにその店があるのを発見した。
旅館を出て見栄橋駅で1日券を買ってからモノレールに乗り、おもろまち駅まで行く。
駅から歩いて5分ほど、モノレールの線路がある道路沿いにA&Wがあった。ガソリンスタンドの中に併設されているような店舗だったが、とりあえず中に入る。

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 見栄橋駅からゆいレールに乗る。

A&Wはマクドナルドと並ぶフツーのファーストフード店で、沖縄のあちこちに店がある。A&Wは略して『エンダー』と言うようだ。一時期、東京や大阪にも出店したことがあるらしいが、現在は撤退して沖縄のみで展開しているという。

メニューで一番大きく書いてあるモッツァバーガーをコンポで頼む。ドリンクはもちろんルートビア、ポテトはカーリーフライというのを選んだ。作り置きはしていないようで、トレーにドンと置かれたルートビアのジョッキと番号札を渡されてテーブルにつく。

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 A&Wは沖縄にだけあるファーストフード店。地元の人はエンダーと呼ぶ。

まずはルートビアをひと口。アルコールではなくコーラのような炭酸系の飲み物なのだが、薬くさいのが鼻をつく。
北海道にもガラナという薬くさい炭酸飲料があるが、最初のひと口目はガラナの10倍くらいパンチがある。しかし何かで記憶のある匂いだなと思ったらすぐに思い出した。病院でもらったシップ薬の匂いだった。

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 エンダー名物ルートビア。ビールの中ジョッキ位はある。

しばらくして、モッツァバーガーとカーリーフライが届く。モッツァバーガーはハンバーグのほかに野菜がたくさん挟んである。カーリーフライとは要するにフライドポテトで、カールさせてあるからカーリーフライと呼ぶそうだ。スパイスのよく効いたポテトはルートビアとよく合う。

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 モッツアバーガーとカーリーフライ。ポテトをカールさせたもの。(680円)

店を出て、再びおもろまち駅から見栄橋駅までモノレールで戻る。
ゆいレールができてから市内の移動が大変楽になった。以前ならばバスしかなかったので、ちょっと思いついて郊外の店まで行こうと思っても無理だったが、今はこうしていつでも気軽に行けるようになったわけだ。

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 おもろまち駅の改札口と売店。

旅館に戻り、今日で札幌に帰るので荷物をまとめる。9時過ぎに旅館をチェックアウトした。

見栄橋駅からモノレールで那覇空港まで行き、コインロッカーに大きい荷物を預ける。ロッカー代はなんと200円と破格の安さだった。

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 ゆいレールのおかげで移動がたいへん楽になった。

今度は奥野山公園で降り、豊見城城址公園まで歩く。
この公園にはミニSLが走っているのでそれに乗ろうというわけだったのだが、公園の前まで来れば入口に『休業中のため拝観はできません』と貼紙があり、入口のゲートが閉まっていた。

ここまで来てただ引き返すのもアホらしいので、この先にある海軍壕公園までの坂道を歩いて行った。
ここ高台にある展望台からは那覇市内を一望できる。夜は夜景スポットとして有名なようだ。

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 海軍壕公園にある海軍戦没者慰霊之塔。

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 海軍壕公園展望台からの眺め。

また奥野山公園駅に引き返す途中、『漫湖水鳥・湿地センター』という看板を見つけちょっと寄ってみる。小さいながら展示室があり、野鳥や湿地について色々展示してあった。建物の裏からマングローブの林へ降りることができる。ここにも『ハブ注意』の看板があった。

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 とよみ大橋から見下ろしたマングローブの森。

奥野山公園駅まで戻ってきた。少し昼には早いが次は昼食にする。
今日の昼食は出発前に調べてきていた。その店へ行くためにまたモノレールに乗る。
ゆいレールは、沿線ならばどこでも気軽に移動できるので以前と比べたら夢のようだ。

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 ゆいレールの車内。乗務員室の後ろは展望席になっている。

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 モノレールの走行風景。

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 りゅうぎんロボとドアちゅういの痛そうなカニさん。

終点の首里駅まで行き、そこから少し歩いたところに、あやぐ食堂という店がある。安い食堂として地元ではわりと有名なようだ。

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 首里駅近くにあるあやぐ食堂。

店に入るとまだ11時半だが店内は混んでいた。小上がりのテーブルが1つだけ空いていたのでそのテーブルにつく。
あとから家族連れの客が入ってきて、店の人が「相席お願いしてもいいですか」と言うので、こっちは1人なのでこのテーブルは譲って、他の席に移る。

メニューはこれでもかというほどたくさんあって、沖縄料理はほぼ一通り揃っている。日によって出せないものもあるようだ。何にしようかと迷いはじめると日が暮れそうなので、あまり考えずソバ定食にしておく。

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 あやぐ食堂のソバ定食(570円)

定食にはご飯とマグロの刺身、それにチキンカツがついてこれで570円。味の方は・・・質より量という感じがしたが。まずいわけではない。おいしかった。

店内は地元の人がほとんどで、日曜なので家族連れが多い。首里城見物の観光客らしい人も見られた。

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 首里駅の改札口と売店。

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 首里駅にあった歓迎ポスター。めんそ〜れ。

首里からモノレールに乗り県庁前駅で降りる。
時刻は12時20分、だんだん滞在残り時間も少なくなってきた。 

帰りの飛行機は那覇空港15:20発なので、14時過ぎにモノレールに乗っても十分間に合う。
それまで国際通りあたりをブラブラとして過ごすことにした。

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 国際通り入口にあるシーサー。口を閉じているのがメス。

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 同じく口を開いているのがオス。

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 国際通りのにぎわい。

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 国際通りはどこか異国情緒のある一角もある。

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 むつみ橋のスクランブル交差点。

国際通りも3年前とはかわっているようだ。歩道も整備されてすっかりきれいになった。前はもっと雑然としていたと思ったのだが、モノレールができて人の流れが変わったのか。 

牧志駅から三越のあたりまでが一番にぎやかになっている。国際通りは、ほとんどがみやげ物屋で、道行く人は観光客ばかり。3年前はもっと地元の若い人や買い物客で賑わっていて、地方都市の都心にしてはめずらしく活気があったが、だんだん空洞化、観光地化が進んでいるように感じられる。

県庁側の方は日曜日のせいもあるだろうが、みやげ物屋と観光客ばかりだった。
ダイエーの無くなった沖映通りは人通りもなくなってしまって人通りが少なくなったようだ。

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 往時の名残を留める竜宮通社交街。

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 アーケードの市場本通り。

市場通りのアーケード商店街にジュース屋さんがあって、さとうきびジュースというのを売っている。アルカリ性飲料で健康に良いと書いてある。

めずらしいので1つ買って飲んでみることに。1杯250円。
店の人に頼むとその場でサトウキビを機械で搾り、ジュースにしてくれる。
ひと口飲むと、ああグラニュー糖だなあという味。青臭い砂糖水というところで、とても全部は飲めず、残りは排水溝に流してしまった。(店の人スンマセン)

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 さとうきびジュースはその場でさとうきびを搾ってくれる。

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 アジアンムードな第一牧志公設市場入口。

14時近く、もうそろそろ沖縄とお別をしなくてはならない。もう少し居たかったがモノレールで那覇空港に向かうことにする。

見栄橋からモノレールに乗るが、ちょっと寄りたいところがあるので赤嶺駅で降りる。
ここは名実共に日本最南端の駅。改札口のところに『日本最南端の駅』『最北端稚内駅より二五〇〇キロメートル』と書いた手書きの建て看板がある。駅前広場には『日本最南端の駅 ゆいレール赤嶺駅』と書いた記念碑があった。

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 日本最南端の駅となった赤峰駅。

那覇市内ではめずらしく駅前広場が整備された駅で、駅前には団地とドラッグストア。最南端を感じさせるものは何もなかった。 
一方それまで最南端だった九州の西大山駅の標柱は『本土最南端の駅』と書き換えられたが、「沖縄は本土ではないのか」との意見が出たそうで、現在は『JR日本最南端の駅』と改められている。
ところでこの稚内駅より2500kmとは、あとで調べたらどうやら直線距離のようであった。

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 手書きの看板には最北端稚内駅より2500キロメートルの表示が。

赤嶺駅から1駅で那覇空港駅へ。
コインロッカーから荷物を出してカウンターで搭乗手続きを済ませ、手荷物預かりカウンターへ。酒瓶は係員に「機内持ちをおすすめします」と言われたので機内持ち込み荷物となった。
重い酒ビンを引っさげて空港内のみやげ物屋を覗いて回る。別に買う物は無いが、みやげ物屋を見るのは好きなので、ブラブラと見てまわる。

ほしい物は街中で買ったので、空港で買うものは何もない。15時近くになり、もうそろそろ搭乗ゲートに向かう。

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 日曜日の那覇空港は混んでいた。

出発口のセキュリティゲートは混んでいて、みやげ物をたくさん抱えた人が多く、列はさっぱり進まない。10分くらい並んでようやく自分の番が来る。金属製の物はあらかじめカゴに入れて出す。メンドクサイ、これだから飛行機の旅はいやだ。

出航まであと10分、札幌行の26番ゲートの前は搭乗待ちの人が、まだかまだかと長蛇の列をつくっている。座席はすべて決まっているので並ぶ必要はなく、あわてることはない。
売店で沖縄文庫の『ケービン跡を歩く』という本を見つけ1冊買い、トイレに行って戻ると搭乗が始まっていた。

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 札幌行搭乗ゲート。

帰りの札幌行き飛行機は、ほぼ満席状態だった。
土産袋を持った人が多く、ほとんどが沖縄観光帰りの客のようだ。
行きの飛行機は空席が多く快適だったが、今度は窮屈な3時間となる。

通路側の席でさっき買った本『ケービン跡を歩く』を読む。戦前に沖縄各地に走っていた軽便鉄道の廃線跡を綴った本で、読みながら沖縄に鉄道があればどんなだったか想像する。
機内は旅疲れて眠っている人がほとんどで静か。前方のビデオも消えたままだ。薄暗い機内はけだるい空気が漂っている。

18時25分、飛行機は新千歳空港に定刻に着陸した。18時43分発の円山公園行バスに乗り継ぐ予定でいたのだが、到着口でなかなか自分の荷物が出てこない。結局予定のバスには間に合わず、次の30分後に出るバスの時刻まで時間をつぶすはめになった。

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 沖縄土産に買ったもの。飲み物ばかり、鞄が重たいわけだ。



 ◆ 2020年リメイク版あとがき

こうして記事を作成していますと、画像や文章をいじっているうちに当時の記憶が鮮明に蘇ってくるものですね。
暑かったけど景色が美しかった渡名喜島、あちこち歩き回った那覇市内、牧志公設市場のおばちゃん、暑い中歩き回って喉がカラカラで飲んださんぴん茶。
昨日今日は自宅にいながら、心は沖縄の気分で過ごしておりました。

グーグル・ストリートビューで当時の行動を追いながら作成していましたが、16年も経つと本当にあちこち変わっているものです。
宿泊した旅館は別の経営のドミトリーに、渡名喜島にはレンタカー屋ができてましたね。牧志公設市場は建て替えのため現在移転しているようです。あのごちゃごちゃしたところが沖縄という感じでしたが、これも時代の流れなのでしょうね。

2006年当時は札幌〜那覇間にJALの直行便がありましたが、この翌年には休止となってしまったようです。以来沖縄は金額的にかなり遠い所になってしまいました。

現在はLCCを乗り継いで行けば当時と同じような値段で往復できそうですが、長時間LCCの機内で過ごすことや移動に丸1日かかることを思うと難しいところです。
国際通り界隈も昨今は中国人観光客だらけとも聞きますし・・・
いずれにしても、いつか緊急事態宣言が解け、旅行が解禁になったらまた沖縄を訪れたいところです。

最後に、新型コロナウイルスによる旅行自粛要請が続く中、旅行せずに沖縄旅行気分になっていただければ幸いです。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。


posted by pupupukaya at 20/05/10 | Comment(0) | 2006年の旅行記(リメイク版)
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