札沼線の北海道医療大学〜新十津川間の営業は正式には今日(2020年5月6日)までということになります。
実際は4月17日の運行が最後になったのはご存じの通り。以降は運休という扱いでした。
新十津川〜滝川間が近いので、札幌からだとぐるっと回ってこられるルートとあって、暇な時は一日散歩きっぷを持ってよく乗りに行ったものです。一日散歩きっぷ発売以前は普通乗車券で乗りに行ってたものでした。
このブログ記事でも札沼線は色々な形で取り上げています。
札沼線関連記事は『札沼線』のタグをつけましたのでご興味あればどうぞ。
そんなわけで、わりと愛着のある路線だったので、廃止になることは個人的にも残念なことです。もう1度くらい乗りに行きたかったのですが、それが果たせないままラストランとなってしまいました。
線路と駅巡りでもと思うのですが、現在新型コロナウイルスにより外出自粛中とあってはそれもできませんね。せめて過去の画像を引っ張り出してきて葬式鉄とします。
2007年1月、やはり暇だったんでしょうかね、一日散歩きっぷで札幌〜滝川〜新十津川〜札幌のルートで乗りに行ってたようです。今回はその時の記録となります。
2007年1月28日(日)
岩見沢から乗った711系電車。
札幌から721系や731系電車から乗り継ぐとローカルっぽく見えたものだった。
18きっぷシーズンの旭川行などはそれなりに乗っていたが、いつもガラガラで走っていた。当時は特急スーパーカムイが30分間隔で運行していたし、普通列車は特急の停まらない駅の利用者を乗せて細々と運行しているに過ぎなかった。
この時は天井とか座席とか変な物ばかり撮影していた。
日帰りで札沼線乗車は旅行記ネタにはならないと思っていたのだろう。
滝川駅到着。
ここから新十津川までは徒歩かバスかということになる。
徒歩ならば1時間弱、バスならば20分程度。
このときは歩いたのかバスに乗ったのか覚えていない。冬なのでおそらくバスに乗ったのだろう。
滝川駅にあった立ち食いそば屋。
ここで腹ごしらえしてから出発する。
このそば屋は昔はホームにあって、ツユは大きなやかんに入っていてそこから丼に注いでいた記憶がある。倶知安駅ホームのそば屋もそうだったな。
天ぷらそば(300円)と茶わんカレー(200円)の組み合わせはワンコインとリーズナブルだった。
新十津川駅への道。
この先に駅があるとは思えないほど殺風景な場所だった。
倉庫が多いのは、昔は農作物輸送で賑わったこともあるのだろう。
新十津川駅。車が停まっているが、列車の客というわけではなさそうだった。
1986年のダイヤ改正で1日3往復になってから通学生の利用も無くなった。
少なくとも浦臼〜新十津川間は長いこと無いなと思っていたのだが、あれから20年以上も経つのだった。
駅舎を出ると線路の先に何か停まっている。
新十津川駅のホーム終端から200mほど先で線路が終わっているのだが、その一番奥に除雪モーターカーが停まっていた。
始発列車前に除雪をして、最終列車の後にまた戻るのだろうか。石狩月形から新十津川まではずっと単線なのでそうするしかない。乗務員はどうするのだろうと思ったが、何のことはない、車で拠点まで戻っているのだろう。
1列車しか入れない線路に2列車がいるのは珍しい。モーターカーは保線用ということで列車扱いではないのかもしれない。
石狩月形駅の側線に停まっているのはよく見たが、ここに停まっているのは初めて見た。
上り列車で札幌に戻る。車内の客は自分ともう3〜4人くらいだったような気がする。
うち1人は下徳富で降りて行った。地元の人のようだった。
新十津川から浦臼までは水田地帯。今は一面雪原となった風景。
ブルーのボックスシートが並ぶ車内。
走りだすと細かい振動がひどく、窓がやたらとガタガタ音を立てる。
これでも空気バネのキハ40になってから相当マシになっていて、以前のキハ53時代の冬の乗り心地は相当なものだったと記憶している。
トタンの待合小屋がある於札内駅。もとは仮乗降場で全国版時刻表には掲載されず、営業キロももたないためにきっぷは1つ先の駅まで買う必要があった。
隣の鶴沼駅も同じような駅だが、こちらは正式な駅とされたのは何が違うのだろう。
石狩月形駅は列車の行き違いができる駅。駅員も常駐していてきっぷも売っている。
新十津川から列車で来ると、ここで人里まで下りてきた気分になる。
〜おわり
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