現在GW真っ只中ですが、買い物以外の外出自粛中のため毎日過去の画像を引っ張り出してきて過去の旅行記を作成しております。
14年前の2006年5月5日、臨時列車『優駿浪漫』号で日高方面へ出かけていました。
優駿浪漫号は毎年桜の時期に札幌から様似まで運転されていた臨時快速列車で、この頃にはニセコエクスプレスの車両が使われるようになりました。
一日散歩きっぷを使えばかなり安くリゾート列車に乗ることができるというわけで、ヒマだからいっちょリゾート列車に乗って画こようかと思いっ立って出かけたのでしょう。
画像に文章を付けながら、当時の優駿浪漫号と日高本線を振り返ってみたいと思います。
2006年5月5日(金)
ホームの発車案内に表示された快速優駿浪漫様似行き。
札幌は曇り空、日高方面は雨の予報。そのせいか、ホームの乗車口で待つ人もまばらだった。
そもそもは静内への花見客を当て込んで運転される列車なのだが、この天気で出控えたか、臨時列車ゆえの周知不足なのかはわからないが、ちょっと拍子抜けだった。
使用したきっぷは一日散歩きっぷ。札幌から様似まで普通乗車券だけでも4,200円なので、片道だけでも元が取れるありがたいきっぷ。快速列車に限り指定券を買えば指定席も利用できる。
快速列車だが特別にニセコエクスプレス車両が使われる。
3両編成のうち1両が指定席だったが、今日は必要なさそうだった。むしろ自由席の方が空いているくらいだった。
快速優駿浪漫の乗車案内札。
リゾート車両だけあって座り心地の良いシート。
暗い空の下、札幌を発車。
車内も空席が目立ったままだった。
10:20苫小牧着。ここで方向が変わるため、座席を回転させる必要がある。
考えたら昔札幌から直通する急行があった線って札幌とは逆方向に分岐する線ばかりだった。
日高線、留萌線、名寄線、岩内線・・・
ここでは9分停車し、日高線内は各駅停車となり定期の普通列車のダイヤで運行する。
今までは先頭だったが、今度は後ろになる1号車。
まだ新緑になる前の勇払原野が広がる。
無人駅では前1両のドアだけが開き、車掌が集札する。(浜厚真駅)
別にドア開閉の車掌も乗務しており、車掌は2人乗務と往年の急行列車のような豪華さだ。
雨模様の厚賀駅。
苫小牧からは定期列車の役割もあるため、地元客の利用もある。いつもとは違う列車に、子供ははしゃいでいる様子だった。
晴れていれば風光明媚なのだろうが、今日は雨の中暗い太平洋沿いを行く。
貨車駅の節婦駅。
12:04、静内に到着。ここで11分停車する。
静内は日高地方最大の町で、有名な二十間道路の桜並木もあるのでここで下車する人が多い。
といっても車内の乗客の1/3くらい。お花見シーズンもこの天気じゃ・・・といった感じ。
車内に残った乗客は、臨時列車目当てで乗りに来たような人ばかりのようだ。
待合室に駅そばやがあって覗いてみたら、いかめしがあったのでいなり寿司と一緒に買った。
駅の中には観光案内所の売店もあり、静内駅停車中に買い物ができる。
アナログな改札案内があった静内駅改札口。
静内駅は構内踏切で2番ホームと結んでいる。
いなり寿司(220円)と日高名物北海いかめし(250円)。
いかめしはずいぶんと安いなと思ったら1個しか入っていなかった。駅弁というより、そばと一緒に食するもののようだ。
東静内からは景色は一転して、山へと分け入るようになる。
ここから浦河までは海岸沿いを行かず、山の方に迂回しながら進むルートを取るためだ。
太平洋とはしばしお別れ、ここからは山や牧場が車窓の友になる。
日高三石駅は旧三石町の中心。線路はまた海岸沿いに戻ってくる。山側に敷かれた線路だが、さすがに三石を無視するわけにもいかなかったのだろう。
東静内からは昔ながらの白い碍子を付けた電柱が目立つ。独特の形状からハエタタキと呼ばれていた。
静内から先は列車本数もそうだが、車窓もローカル色が濃くなる。
牧場に放たれた馬の姿を見ると、いかにも日高路という感じになる。
本桐で上り列車と交換する。花見シーズンのためか増結されて2両編成だった。
これも貨車駅の荻伏駅。
優駿浪漫号は様似まで行くが、私は数人の客とともに浦河で下車する。
浦河駅を発車して去る優駿浪漫号を見送って。
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