2008年北海道フリーパスと特急まりも旅行記3

 ◆ 網走 9:30発【オホーツク4号】13:11着 旭川

今日の「オホーツク4号」は2両増結の6両編成。自由席は一番先頭1号車と増結1号車。指定席はどの車両もがら空き。2両の自由席は半分くらいの列がふさがっているが、まだ余裕がある。

思えば始発の網走駅から昼間のオホーツクに乗るのは初めてかもしれない。

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 網走始発、特急『オホーツク4号』。

見送りの人も無く、9:30になると無人のホームから発車する。

さっそく缶ビールを開け駅弁を食べる。網走駅のかにめしは味付けご飯の上にほぐしたカニの身を載せている。カニの風味は網走のかにめしが一番ではないだろうか。
車内で駅弁とともに飲むビールがうまい。“大人の休日”だねぇ。

網走を出てしばらくすると網走湖が見えてくる。まだ結氷して一面真っ白である。駅弁を食べ終わると一眠りする。

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 網走駅『かにめし』(840円)とサッポロクラシック『青函トンネル開業20周年記念缶』。

気づくと北見はとうに過ぎていて、もうすぐ遠軽というところだった。
遠軽駅は立派な木造駅舎が健在で、正面側もホーム側も風格を感じる。列車の進行方向が変わるので2分間停車する。ここでは座席の方向転換をしなければならないので面倒だ。

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 木造の遠軽駅に到着。ここで列車の向きが変わる。

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 遠軽はオホーツク北部の玄関口。結構乗客も多い。

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 それなりの乗車率にはなったオホーツク車内。

山間部にさしかかるとだんだん雪深くなってくる。石北トンネルを抜けると山も木も雪で覆われて真っ白。再び冬景色に戻ってしまった。

上白滝・上川間は34kmあって、駅間距離が日本で2番目に長い区間になっている(1番は石勝線新夕張・占冠間34.3km)。
この間には奥白滝・中越・天幕と3つの駅があったが、次々に廃止となった。昔は林業が盛んでこれらの駅から木材の積み出しが多かったのだろうが、いまは無人地帯になっている。
長い石北トンネルを抜けると下り坂。寄り添う川は石狩川の支流、留辺志部川である。このあたりの車窓はいかにも大自然という感じがする。

そんな山の中でも真新しいコンクリートの高架橋が現われたりする。建設中の旭川・紋別自動車道だ。
現在は上川までだが、これが開通すると特急オホーツクの脅威となるだろう。
『おおぞら』や『宗谷』系統は高速道路の開通に先んじて高速化がなされたが、『オホーツク』系統は今のところ高速化の話は聞かない。
ていうか、すでに札幌〜北見間の所要時間で高速バスに負けているのが現状だ。

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 冬山の急勾配をエンジンを震わせながら石北トンネルに向かう。

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 留辺志部川沿いを行く。

上川駅を出るとだんだん雪が少なくなってきた。ここからは上川盆地となる。

宮脇俊三氏は“時刻表2万キロ”で、

“ここから旭川までは北海道の車窓でもっともつまらない区間だと思う。土地が肥沃なため水田ばかりでサイロもない。区画の広いことのほかは内地と変わりはない” 
 
と書いている。

車窓の見所は特にないが、『オホーツク』は石北線内ではこの区間が最も快調に走る。
上川盆地は道内の米どころ。かつては上川百万石などと呼ばれたが、水田は減反政策や市街地化で最盛期の半分くらいにまで減ったという。
平地まで来ると雪はすっかり姿を消した。

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 峠を下りて旭川付近は雪が無くなった。

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 旭川駅に到着。

新旭川で宗谷本線と合流して高架線になる。石北線や宗谷線から駅前に林立するビルを見ながら旭川に着くと、毎回都会にやってきたという感じがする。

13:11に旭川到着。網走から所要3時間41分、何度乗ってもオホーツクは乗りごたえがある。旭川で降りるのは、新型789系の特急『スーパーカムイ』に乗るためだ。

4へつづく


posted by pupupukaya at 20/04/19 | Comment(0) | 道東の旅行記
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