2008年北海道フリーパスと特急まりも旅行記2


2008年4月5日(土)

 ◆ 釧路 5:59発【普通】9:18着 網走

釧路からは釧網本線の普通列車に乗り換える。
地下道を通って3番線に向かう。網走行は3番線、その隣の2番線は根室行快速『はなさき』が発車を待っている。どちらも1両のみだが空(す)いている。
5:55に根室行が先に発車して、こちらは5:59に発車となる。

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 1両だけの網走行普通列車。釧路駅。

道東方面での普通列車の主力は、ステンレス車体に赤帯のキハ54。車内は特急の中古座席が、真ん中のボックス席に向かって集団見合いのような格好でならんでいる。真ん中のボックス席には大きなテーブルがある。

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 特急車両からの中古品、簡易リクライニングシート。

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 車窓は釧路湿原。

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 塘路駅で釧路行普通列車と交換。

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 1羽だけ見つけた丹頂鶴。茅沼駅停車中。

車窓は釧路湿原。行けども行けども不毛の原野が続く。塘路では4分停車するのでホームに降りてみる。小雨が降っていて寒い。札幌あたりではすっかり姿を消した雪はこのあたりではまだまだ残っている。

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 標茶駅に停車中。

標茶では約半分の人が下車して、ここから先へ行くのは数人のみ。標茶は7分停車する。反対側のホームでは釧路行列車を待つ人がちらほら。

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 三角屋根の標茶駅。

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 コンコースの上に丹頂鶴が舞う。

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 反対側のホームに釧路行が到着。

標茶を発車して磯分内、南弟子屈と進むにつれ、本格的に雪になってきた。一面真っ白の冬景色で、このあたりの春はまだまだ遠いようだ。
川湯温泉を過ぎて峠を越えると雪はまたみぞれになっていた。

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 冬景色に逆戻りの南弟子屈駅。

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 いかにも国鉄の駅といった感じの清里町駅。

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 リニューアルされた知床斜里駅。

 知床斜里駅では3分停車。土曜日だが高校生が多く乗ってくる。突然発泡スチロールの箱を持った男性が車内に入ってきた。

知床斜里駅売店の車内販売でございまーす」 
アイスクリームや野菜ジュース、シュークリームなどはいかがでしょうか

と車内をまわる。乗客は学生ばかりなので相手にされてないようだった。
腹が空いているし珍しいので自分の席のところにきたとき呼び止めてみた。弁当や腹の足しになるものは無いようだ。200円のシュークリームを1つ買う。

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 知床斜里駅の車内販売で買ったシュークリーム。

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 車窓に現れたのは季節外れの流氷。

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 浜を覆う4月の流氷。

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 網走に向かうにつれ氷が多くなってきた。

知床斜里からはオホーツク海岸沿いをゆく。海岸には季節はずれの流氷が来ていた。離れていた流氷が、数日前の大荒れの天気でまた接岸したものだろう。
天気はみぞれから雨に変わって、重苦しい海岸の景色が続く。

浜小清水からまた数人乗ってきて車内はほぼ満席状態。もうすっかり通学列車になってしまった。
窓ガラスは曇ってしまった。

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 木造駅舎が残る鱒浦駅。

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 網走港も流氷で埋めつくされていた。

桂台で高校生が全員下車すると車内は数人が残るのみになった。網走の市内を高架で通り抜けて、9:18、網走駅3番線に到着。

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 網走駅に到着。

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 レトロな網走駅の階段。

今度は9:30発の札幌行『オホーツク4号』に乗り換える。
なかなか慌ただしいが、今回は鉄道旅行のため列車に乗ることが第一の目的なのです。




posted by pupupukaya at 20/04/19 | Comment(0) | 道東の旅行記
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