2月10日、旭川にある男山酒造り資料館で行われた、第41回酒蔵開放に行ってまいりました。
旭川ならば車で行くところだが、お酒のイベントとあっては車で行くわけにはいかない。
久々にJRの特急で行くことにした。
札幌7:49発の特急ライラック3号に乗車。
復活したライラック号に乗るのは初めてだ。
といってもこの車両、ここに来るまでは津軽海峡線で特急スーパー白鳥として走っていた789系電車。
最後に乗ったのは、廃止前のの寝台特急あけぼの号に乗りに行ったときだから、5年ぶりの再会ということになる。
雪まつり期間中だからか、6両編成でも意外と混んでいた。
それでも席には余裕があったが。
やはり外国人旅行客が多いようだった。
購入したきっぷはSきっぷ。
往復5080円は、普通運賃と100円しか違わない。
これだけ安いのは高速バスやマイカーとの熾烈な競争下にあるから。
いずれにせよ、利用者にはありがたいことだ。
このきっぷがなければバスで行きましたよ・・・
パウダースノーの雪煙を豪快に上げて走る。
美唄駅の手前で、先行列車のドアに氷塊が挟まって閉まらないので発車できないので駅に入れませんとの車内放送。
先行列車とは美唄駅を8:13に発車するはずの普通列車だろう。
こちらは8:25分発で、滝川まではずっとこちらの先行となる列車である。
美唄でこちらを足止めさせるくらいだから、相当手こずっているのか。
それでもようやくドアが閉まって発車できたようで、8:30分に美唄駅着。約5分遅れ。
先行列車は次の茶志内で追い抜いた。真っ白な石狩平野を快調に走る。
こんどは砂川でこの列車のドアに氷塊が挟まってドアが閉まらなくなったと放送。
車掌、走る。
無事ドアが閉まったようで、発車。
砂川発は11分遅れの8:47となった。
外は粉雪が降っていて、強くはないが、高速で走る列車の雪煙で、窓の外がときどき真っ白になる。
ここから遅れを回復するのは難しいだろうな。
旭川着は10分遅れの9:24だった。向かいの4番ホームから接続待ちをしていた上川行き普通列車がすぐに発車して行った。
旭川駅前の、元丸井今井で今はフィールの前にある18番のりばからバスに乗る。
9:40発70番当麻行きの道北バス。
本当は1本前のバスに乗る予定だったが、列車が遅れたので乗りそびれた。
バスの窓からビルに掲げられた気温計を見ると、9:44現在の気温は氷点下11度。
こちらでは寒いはマイナス2〜3度まで、5度以下はシバレル、10度以下は超シバレルといったところ。
10時過ぎ、男山酒造り資料館に到着。
開場からそれほど時間は経っていないが、すごい人だった。
見物人の中から有志を募って鏡開き。
朝からめでたい、めでたい。
一番名物の樽酒試飲コーナー。
氷点下10度の中で、キンキンに冷えた酒を飲む。
直立不動で飲むと、喉にスーッと通って行き、ふんわりと鼻に杉の香りが・・・
冷えているせいか、酒とは思えないほど口当たりが良い。
凛としてしばれが通る男山
う〜ん、この寒さではアルコール分が揮発しないのか、酒とは思えない。
薄口のジュースのように喉にスッと入ってゆく。
飲みすぎ注意だね。
屋内の有料試飲コーナー。
ここでは純米大吟醸などが試飲できる。
今朝の酒コーナー。
生酒、今朝酒樽から絞った一番酒を飲ませてくれる。
これもキンキンに冷えていて、スイスイと飲める。
アルコール度数は20度近くあるのだが。
こちらの試飲は数量限定で、昼にはおしまいになった。
かめ酒コーナー。
こちらはどぶろくの酒。発酵したてで、炭酸がピリッとする。
平安時代はこんなお酒だったのだとか。
樽酒コーナー。
半合サイズの紙コップに柄杓で注いでくれる。
一応試飲だが、大サービスと言わんばかりに結構なみなみと注いでくれる。
前回来たときはマイぐい飲み持参でと宣伝していたが、今回は使い捨ての紙コップのみだった。
紙コップの2回使用も断っていた。衛生上の理由だろうか。
満卓で大賑わいのイートインコーナー。
みんなすっかり出来上がっている?
今日は青空が広がる冬晴れ。
しかし気温は氷点下10度。
最初はちょっとだけ飲んで帰ろうかと思ってやってきたが、顔が痛くなってくる程しばれる空気の中で、これも氷点に近いほど冷えた酒を飲んでいると全然酔わない。
何杯飲んでも水のようにスーっと喉を通ってゆく。
青空に吸われるようにしばれ酒
もう何杯飲んだかわからなくなった。
帰りのバスの時間になったので、そろそろ帰ることにする。
男山近くのバス停からバスで旭川駅へ。
ごみんなさい。
このあとどうやって札幌へ、家まで帰ったのか記憶がありません (^^;
しかし、翌朝ちゃんとベッドで寝ていたので、何事もなく無事に帰ってきたようだ。
上は酒蔵開放で買ってきたお酒と大吟醸酒まん。
酒まんは、ふんわりとお酒の香りがして、上品な味わいだった。
〜おわり
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